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Oracle® Fusion Middleware Oracle Forms and Reportsのインストール
12c (12.2.1.2)
E82818-02
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B トラブルシューティング

この付録では、Oracle Forms and Reportsのインストールにおける一般的な問題の解決方法を説明します。

内容は次のとおりです。

トラブルシューティングの全般的なヒント

インストール中にエラーが発生した場合は、次のように対処します。

  • 構成を正常に完了するためには、Windows DOSシェルの場合は、管理者権限で実行し、Unixシェルの場合は、インストールの実行と同一のユーザー(たとえば、oracle)が所有する必要があります。この手順に従わない場合、構成はサイレントに失敗します。

  • Oracle Fusion Middlewareのリリース・ノートで最新情報を確認します。最新版のリリース・ノートは、Oracle Technology NetworkのOracle Fusion Middlewareのドキュメント・ページから入手できます。

    ご使用の製品リリースに対応したドキュメント・ライブラリを選択して、リリース・ノートを参照します。

  • コンピュータが、Oracle Fusion Middlewareのシステム要件と仕様のドキュメントで指定されている要件を満たしていることを確認します。

    ご使用のリリースに該当するドキュメントを選択します。

  • いずれかのインストール画面で間違った情報を入力した場合は、「戻る」をクリックするか、画面左側のナビゲーション・ペインを使用してその画面まで戻ります。

  • インストーラでファイルのコピーまたはリンクが行われているときにエラーが発生した場合は、次の手順を実行します。

    1. エラーを記録し、インストール・ログ・ファイルを確認します。

    2. 失敗したインストールを削除します。

    3. エラーの原因となった問題を修正します。

    4. インストールを再開します。

インストール・ログ・ファイルと構成ログ・ファイル

この項には、Oracle Forms and Reportsインストーラおよび構成ツールの実行時に作成されるログ・ファイルの情報が含まれます。ログ・ファイルには、インストールまたは構成において発生する問題のトラブルシューティングに役立つ情報が含まれます。

この章の内容は次のとおりです。

インストール・ログ・ファイル

インストーラは、ログ・ファイルをOracle_Inventory_Location/log(UNIXオペレーティング・システム)またはOracle_Inventory_Location\logs(Windowsオペレーティング・システム)ディレクトリに書き込みます。UNIXオペレーティング・システムでは、Oracle Inventoryディレクトリの場所が不明な場合は、次のディレクトリ(デフォルトの場所)に格納されているoraInst.locファイルでその場所を検索できます。

  • Linuxの場合: /etc/oraInst.loc

  • HP-UXおよびSolarisの場合: /var/opt/oracle/oraInst.loc

Windowsオペレーティング・システムの場合、インベントリ・ディレクトリの場所はC:\Program Files\Oracle\Inventory\logsです。

次のインストール・ログ・ファイルがログ・ディレクトリに書き込まれます。

  • installdate-time-stamp.log

    これはメインのログ・ファイルです。

  • installdate-time-stamp.out

    このログ・ファイルには、インストール時の出力ストリームやエラー・ストリームが記載されます。

  • installActionsdate-time-stamp.log

    このファイルはインストーラGUIで内部情報を追跡するために使用されます。

  • installProfiledate-time-stamp.log

    このログ・ファイルには、インストールの完了に要した時間、構成、メモリー、CPUの詳細など、全般的な統計が含まれています。

  • oraInstalldate-time-stamp.log

    このログ・ファイルには、コピー・セッションの出力ストリームが記載されます。

-printtimeパラメータを使用してインストーラを起動すると、同じディレクトリに、timeTakendate-time-stamp.logファイルとtimedate-time-stamp.logファイルが作成されます。

  • timeTakendate-time-stamp.log

    このファイルには、画面間の移動にかかった時間の情報が含まれます(GUIインストールの場合のみ)。

  • timedate-time-stamp.log

    このファイルには、コピー・セッションに関する時間情報が含まれます。

-printmemoryパラメータを使用してインストーラを起動すると、memorydate-time-stamp.logファイルが作成されます。このファイルには、コピー・セッションにおけるメモリー使用率の情報が含まれます。

構成ログ・ファイル

構成セッションのログ・ファイルを作成するには、次に示すように、-logオプションを付けて構成ツールを起動します。

UNIXオペレーティング・システムの場合:

% ./config.sh -log=log_filename

Windowsオペレーティング・システムの場合:

G:\ config.cmd -log=log_filename

log_filename を絶対パスで指定すると、ログ・ファイルはその場所に作成されます。パスを指定しないでファイル名のみを指定した場合、ログ・ファイルはORACLE_HOME/common/binディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはORACLE_HOME\common\binディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)に作成されます。

Oracle Reports用の環境変数の長さの確認(Windowsのみ)

startManagedWebLogic.cmdによって使用される環境変数(PATHCLASSPATHなど)の文字数が規定よりも長い場合、管理対象サーバーを起動するとOracle Reportsでエラーが発生します。

この問題を回避するには、9文字以上のすべてのディレクトリ名を8文字以下のWindows形式に変換してください。たとえば、C:\Oracle11g\Middlewareというパスを使用する環境変数を定義する場合は、このパスをC:\Oracle~1\Middle~1に変換できます。

また、現行の場所より短いディレクトリ・パスの場所にOracle WebLogic Serverを再インストールすることもできます。

Windowsシステムでの環境変数の文字数制限については、MicrosoftサポートWebサイトの記事830473(http://support.microsoft.com/kb/830473)を参照するか、またはオペレーティング・システムのマニュアルを参照してください。

その他の解決策

この付録で問題が解決されない場合は、My Oracle Support (以前のOracleMetaLink)で解決方法を検索してください。

https://support.oracle.com/

問題の解決方法が見つからない場合は、サービス・リクエストをオープンしてください。