プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド
12c (12.2.1.2)
E82763-01
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

A.1 コマンドラインの使用

コマンドラインでのOracle Reportsコマンドは、一般的に次の形式をとります。

component_name keyword=value, keyword=value, ...

それぞれのkeyword=valueの組合せはコマンドライン・オプションと呼ばれます。

キーワードは必ず指定する必要がありますが、コンポーネント名の後ろに順不同で使用できます。

A.1.1 全般的な使用上の注意

  • オプションの等号記号の前後に空白を入れることはできません。

  • オプションを区切るには、1つ以上の空白を使用します。コンマで区切ることはできません。

  • 値は一重引用符または二重引用符で囲む場合もあります。一重引用符または二重引用符の効果はオペレーティング・システムによって異なります。

  • どのオプションでも、keyword=部分では大文字と小文字は区別されません。value部分は、使用しているオペレーティング・システムによって大文字と小文字が区別される場合があります。

  • コマンドラインから一重引用符を渡す場合、2つの引用符(1つはエスケープとして、もう1つは実際の引用符として)入力する必要があります。例:

    rwrun REPORT=myrep DESTYPE=file DESNAME=run.out BATCH=yes p_value="Roy''s Batch Report"
    
  • フルパス名は、すべてのファイル参照に対してサポートされています(例: DESNAME=/revenues/q1/nwsales)。フルパス名を指定しないと、Oracle Reportsのファイル検索メソッドが使用されてファイルが検索されます。キーワード値にファイル名を含むパスを指定しないと、Reports ServerではREPORTS_PATH環境変数からファイル検索を試みます。

  • クライアントのコマンドラインで指定されたすべてのファイル名とパスは、サーバー・マシン上のファイルとディレクトリを参照します。ただし、次のコマンドライン・キーワードに対して指定されたファイルはこれらを参照しません。

    • CMDFILE=filename。この場合は、指定されたCMDFILEが読み取られ、元のコマンドライン(CMDFILEが記述されているコマンドライン)に追加されてから、Reports Serverに送信されます。ランタイム・エンジンによって、このコマンド・ファイルが再び読み取られることはありません。

    • DESNAME=filename DESTYPE=LOCALFILE。この場合、DESNAMEはクライアント・マシンにあるファイルを参照します。

A.1.2 ルール

  • ランタイム・パラメータ・フォームに入力された値は、コマンドラインで入力された値よりも優先されます。たとえば、コマンドラインでrwrunCOPIES=1で指定しても、ランタイム・パラメータ・フォームでCOPIES=2と指定した場合は、生成されるレポートの部数は2です。

  • コマンドラインに入力した値は、コマンド・ファイルで指定した値よりも優先されます。たとえば、コマンドラインでrwrunCOPIES=1およびCMDFILE=RUNONE (コマンド・ファイル)で指定すると、コマンド・ファイルRUNONErwrun COPIES=2が含まれていても、生成されるレポートの部数は1のみです。

  • DESTYPEDESNAMEDESFORMATORIENTATIONおよびCOPIESの値は、いくつかの異なる場所で指定できます。次のリストは、これらの値を指定する場所の優先順位を高いほうから順に示しています。

    1. 「ジョブの印刷」ダイアログ・ボックス

    2. ランタイム・パラメータ・フォーム

    3. 「プリファレンス」ダイアログ・ボックスの「ランタイム・パラメータ」タブ/「ランタイム設定」タブ

    4. コマンドラインのキーワード

    5. レポート定義で指定した値

    6. 「プリンタの選択」ダイアログ・ボックス