プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Fusion Middleware Oracle Reports ServicesレポートWeb公開ガイド
12c (12.2.1.2)
E82763-01
  ドキュメント・ライブラリへ移動
ライブラリ
製品リストへ移動
製品
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
 
次
 

21 イベント・ドリブンによる公開の使用

現代のビジネス・プロセスでは、様々なファンクションやプロシージャを背後で実行することによって暗黙的に実環境に自動化を取り入れるという要求が生じはじめています。背後で実行されるタスクには、発注が処理される際に自動的に印刷される請求書などの出力の自動生成、最新データで自動的に更新されるWebサイト、トランザクション完了時の最新レポートの自動メール送信などが挙げられます。

イベントに応じた自動出力は、かつてはかなり複雑な作業でした。特に、Oracle Reports Developerなどの対話型RAD開発ツールにより可能なかぎり同じ結果を実現しようとする場合は非常に困難でした。

自動出力の要件に対応するために、Oracle Reports Servicesにはスケジューリング・メカニズムが用意されています。これによって、定期的にレポートを起動できます。その際、さらなるユーザー操作は不要です。ただし、これでも解決されない要求が1つだけ残されています。それは、レコードの挿入や値の変更といったデータベース内のイベントに応じて、自動的にレポートを実行する機能です。

Oracle Reports ServicesのEvent-Driven Publishing APIにより、データベース内のイベント(レコードの挿入や値の変更など)に応じて自動的にレポートを実行できます。Event-Driven Publishing APIはPL/SQL APIにより、データベースからOracle Reports Servicesへのジョブの自動送信が可能になります。

この章では、Event-Driven Publishing APIの概要とともに、その使用例を示します。内容は次のとおりです。