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Oracle® Fusion Middleware Oracle Real-Time Integration Business Insightの使用
12c (12.2.1.2.0)
E82786-01
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6 データ接続の使用

Oracle Real-Time Integration Business Insightの重要な機能の1つは、実行中の統合のモデルを作成し、これらのモデルのビジネス・アクティビティをリアルタイムでモニターする機能です。これらの統合は、SOA SuiteやService Busなどの様々なミドルウェア・テクノロジでホストされます。

これらのミドルウェア・サービスで実行されているアプリケーションを検出、モデル化およびモニターするために、Insightは、デプロイ済アプリケーションの接続および検出の方法が記述されたメタデータを保守します。このメタデータは、接続と呼ばれる構造で保守されます。接続は、実行中のミドルウェア・サービスのURLやログイン情報などの詳細をカプセル化します。

ロールInsightConnectionCreator/InsightAdminのあるユーザーのみ、接続を作成/テスト/削除できます。

6.1 データ接続の作成

ロールInsightConnectionCreator/InsightAdminのあるユーザーのみ、接続を作成できます。データ接続を作成および構成できるアプリケーション・ロールのリストは、『Oracle Real-Time Integration Business Insightの管理』事前定義済ロールを持つユーザーに関する項を参照してください。

データ接続を作成するには、次の手順を実行します。

  1. 「管理」タブ、または「ホーム」ページ上のナビゲーション・ショートカットをクリックします。
    「データ接続」ページが開きます。
  2. 「接続の作成」をクリックします。
    「接続の作成」ダイアログが開きます。
  3. 次の詳細を入力します:
    1. 名前: 接続の適切な名前
    2. ID: 自動的に生成される、接続の一意の識別子。作成時にこのIDを変更できます。
    3. 説明: 接続の適切な説明を入力します
    4. 「タイプ」: 接続のタイプを選択します(SOAまたはService Bus)
    5. ホスト名: 接続のホスト名

      注意:

      同一ドメイン内または異なるドメイン上で実行されているSOA Suite ServerまたはService Busへの接続を作成できます。Insightデータ接続からSOA Suite/Service Busサーバーに接続するには、それらのサーバーでSOA Suite/Service Bus Insightエージェントが実行されている必要があります。また、このバージョンのInsightでは、Insightの複数のインスタンスを単一のエージェントにマップすることはできないことに注意してください。
    6. ポート番号: 接続の適切なポート番号
    7. 接続でSSLを有効にする場合は、「SSL有効」を選択します。
    8. ログイン: 接続のために使用されるユーザー名
    9. パスワード: 接続のために使用されるパスワード
  4. 「接続のテスト」をクリックして、提供したパラメータを使用してサーバーとの接続が正常に確立するかどうかをテストします。
    接続が正常に確立すると、「構成済」メッセージが表示されます。

    詳細は、データ接続のテストを参照してください。

  5. 「作成」をクリックします。

    図6-1 「接続の作成」ダイアログ

    「接続の作成」ダイアログ
接続を作成した後、接続は3つのうちいずれかの状態となります。
  • 接続がまだテストされていない場合は、「ドラフト」状態

  • 接続がその作成中または編集中のどちらかでテストされ、そのテストに合格している場合は、「構成済」状態

  • 接続がその作成中または編集中のどちらかでテストされ、そのテストに失敗している場合は、「切断済」状態

6.2 データ接続の編集

ロールInsightConnectionCreator/InsightAdminのあるユーザーのみ、接続を編集/更新できます。

接続を編集するには、次のようにします。
  1. 「管理」タブ、または「ホーム」ページ上のナビゲーション・ショートカットをクリックします。
    「データ接続」ページが開きます。
  2. 編集する接続の隣にある「編集」アイコン(鉛筆アイコン)をクリックします。

    図6-2 接続の編集

    接続の編集
    「接続の編集」ダイアログが開きます。

    図6-3 「接続の編集」ダイアログ

    「接続の編集」ダイアログ
  3. 更新する必要があるフィールドを変更します。
  4. 「接続の再テスト」をクリックして、変更を行った内容で接続をテストします。
    テストに合格した場合は接続状態が「構成済」に変わり、テストに失敗した場合は「切断済」に変わります。
  5. 行った変更をコミットするには、「保存」をクリックします。
変更内容でデータ接続が更新されます。

6.3 データ接続のテスト

データ接続をテストすると、入力した資格証明が有効なこと、および接続を新規モデルでの実装マッピングに使用できることが検証されます。ロールInsightConnectionCreator/InsightAdminのあるユーザーのみ、接続をテストできます。
データ接続をテストするには、次の手順を実行します。
  1. 「管理」タブ、または「ホーム」ページ上のナビゲーション・ショートカットをクリックします。
    「データ接続」ページが開きます。
  2. テストする接続に対して「接続のテスト」をクリックします。
    テストに合格すると、接続の状態が「構成済」に変わります。テストに失敗すると、状態が「切断済」に変わります。テストは次のいずれかの理由で失敗することがあります。
    • 提供した資格証明が正しくない

    • 接続で参照されるサーバーが使用不可

    図6-4 テスト済の接続

    テスト済の接続
  3. 一度にすべての接続をテストするには、「データ接続」ページで「すべてテスト」をクリックします。

    注意:

    接続がドラフト状態の場合は、「すべてテスト」ボタンを使用して接続をテストすることはできません。