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Oracle® Fusion Middleware Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementのインストールと構成
12c (12.2.1.2)
E82805-01
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3 Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementソフトウェアのインストール

この項の手順に従って、Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementソフトウェアをインストールしてください。

インストールを開始する前に、前提条件を確認したこと、およびOracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementのインストールと構成の準備で説明されているすべての手順を完了したことを確認してください。

3.1 インストール・チェックリストの確認

インストール・プロセスでは、特定の情報が必要になります。

表3-1に、Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementのインストール前に知っておく必要のある重要な項目、またはインストール中に決定する必要のある重要な項目を示します。

表3-1 インストール・チェックリスト

情報 値の例 説明

JAVA_HOME

/home/Oracle/Java/jdk1.8.0_101

Java JDK ホーム・ディレクトリを指す環境変数。

データベース・ホスト

examplehost.exampledomain

データベースを実行しているホストの名前とドメイン。

データベース・ポート

1521

データベースがリスニングしているポート番号。デフォルトのOracleデータベースのリスニング・ポートは1521です。

データベース・サービス名

orcl

Oracleデータベースには一意のサービス名が必要です。デフォルトのサービス名は、orclです。

DBAユーザー名

SYS

データベース管理権限を持つユーザーの名前。OracleデータベースのデフォルトのDBAユーザーは、SYSです。

DBAパスワード

myDBApw957

データベース管理権限を持つユーザーのパスワード。

ORACLE_HOME

/home/Oracle/product/ORACLE_HOME

ソフトウェアをインストールするディレクトリ。

このディレクトリには、必要に応じてOracle Fusion Middleware InfrastructureOracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementが含められます。

WebLogic Serverのホスト名

examplehost.exampledomain.com

Oracle WebLogic ServerOracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementのコンソールのホスト名。

コンソール・ポート

7001

Oracle WebLogic ServerOracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementのコンソールのポート。

DOMAIN_HOME

/home/Oracle/config/domains/soa_domain

ドメイン・データの格納場所。

APPLICATION_HOME

/home/Oracle/config/applications/soa_domain

アプリケーション・データの格納場所。

WebLogicドメインの管理者のユーザー名

weblogic

Oracle WebLogic Serverの管理権限を持つユーザーの名前。デフォルトの管理者ユーザーは、weblogicです。

管理者ユーザーのパスワード

myADMpw902

Oracle WebLogic Serverの管理権限を持つユーザーのパスワード。

FTPポート

7021

埋込みFTPサーバーのポート。

RCU

ORACLE_HOME/oracle_common/bin

リポジトリ作成ユーティリティ(RCU)へのパス。

RCUスキーマの接頭辞

soaまたはbpm

Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementで使用するデータベース・スキーマの名前の接頭辞。

RCUスキーマのパスワード

myRCUpw674

Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementで使用するデータベース・スキーマのパスワード。

構成ユーティリティ

ORACLE_HOME/oracle_common/common/bin

ドメインの作成と構成のための構成ウィザードへのパス。

$FTP_ROOT

$DOMAIN_HOME/product/ftp_root

埋込みFTPサーバーのルート・ディレクトリ。

3.2 インストール・プログラムの起動

インストール・プログラムを実行する前に、JDKおよび前提条件のソフトウェアがインストールされていることを確認する必要があります。

インストール・プログラムを起動する手順は次のとおりです。

  1. ホスト・システムにログインします。
  2. また行っていない場合は、コマンド行にjava -versionと入力して、動作保証されたJDKがすでにシステムにインストールされていることを確認します。12c (12.2.1.2)では、動作保証されたJDKは1.8.0_101以降です。
  3. Oracle Fusion Middleware Infrastructureなど、前提条件のすべてのソフトウェアがインストールされていることを確認します。
  4. インストール・プログラムがダウンロードされたディレクトリに移動します。
  5. JDKディレクトリからjava実行可能ファイルを実行し、インストール・プログラムを起動します。次に例を示します。
    • (UNIX) /home/Oracle/Java/jdk1.8.0_101/bin/java —jar fmw_12.2.1.2.0_soa_generic.jar

    • (Windows) C:\home\Oracle\Java\jdk1.8.0_101\bin\java -jar fmw_12.2.1.2.0_soa_generic.jar

注意:

インストーラ画面を起動せずに、保存済の応答ファイルを使用してインストーラをサイレント・モードで起動することもできます。サイレント・インストールまたはコマンドライン・インストールの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールのサイレント・モードでのOracle Universal Installerの使用を参照してください。

インストール・プログラムが表示されると、インストールを開始する準備ができています。

3.3 インストール画面への移動

インストーラには、情報を確認または入力する一連の画面が表示されます。

次の表に、インストーラ画面が表示される順序を示します。インストーラ画面に関して詳細な情報が必要な場合は、「ヘルプ」をクリックします。

表3-2 Oracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementのインストール画面

画面 説明

インストール・インベントリの設定

UNIXオペレーティング・システムでは、このホストにOracle製品を初めてインストールする場合に、この画面が表示されます。中央インベントリを作成する場所を指定します。この画面で選択したオペレーティング・システム・グループ名には、中央インベントリの場所への書込み権限があることを確認してください。

中央インベントリの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Universal InstallerによるソフトウェアのインストールのOracle中央インベントリについてを参照してください。

Windowsオペレーティング・システムでは、この画面は表示されません。

ようこそ

この画面では、情報を参照してすべての前提条件が満たされていることを確認して「次」をクリックします。

自動更新

この画面では、自動更新をスキップする選択をするか、パッチを選択するか、My Oracle Supportアカウントを使用して、重要なセキュリティ更新を含む最新のソフトウェア更新を検索します。

インストールの場所

この画面を使用して、Oracleホーム・ディレクトリの場所を指定します。

このOracleホームには、Oracle Fusion Middleware Infrastructureおよびインストールされた他の12c (12.2.1.2)の製品がすでに含まれている必要があります。

「表示」をクリックすると、適切なOracleホームにOracle SOA SuiteおよびOracle Business Process Managementをインストールしていることを確認できます。

インストール・タイプ

Oracle SOA Suiteの標準トポロジを作成する場合は、「SOAスイート」を選択します。Oracle Business Process Managementの標準トポロジを作成する場合は、「BPM」を選択します。インストール・タイプとしてBPMを選択すると、Oracle SOA Suiteも自動的にインストールされることに注意してください。SOA Suiteのみをインストールしていて、インストール・セットにBPMを含める場合は、インストーラを再実行して「BPM」を選択します。

前提条件のチェック

この画面では、ご使用のシステムが最小要件を満たしていることを検証します。

確認済のタスクのリストを表示するには、「正常なタスクの表示」を選択します。ログの詳細を表示するには、「ログを表示」を選択します。前提条件のチェックが失敗すると、エラー・メッセージが画面の下方に表示されます。エラーを修正し、「再実行」をクリックして再試行します。エラー・メッセージや警告メッセージを無視してインストールを続けるには、「スキップ」をクリックします(非推奨)。

インストール・サマリー

この画面を使用して、選択したインストール・オプションを確認します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合は、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの場所と名前を入力します。レスポンス・ファイルには、入力したすべての情報が収集して格納され、後で(コマンドラインから)サイレント・インストールを実行するために使用できます。

「インストール」をクリックしてインストールを開始します。

インストールの進行状況

この画面はインストールの進行状況を示します。

進行状況バーが100%完了になったら、「終了」をクリックしてインストーラを閉じるか、「次へ」をクリックしてサマリーを表示します。

インストール完了

この画面には、「インストールの場所およびインストールされた機能セットが表示されます。情報を確認し、「終了」をクリックしてインストーラを閉じます。

3.4 インストールの確認

インストールの完了後、一連のタスクを完了することで成功したかどうかを検証します。

3.4.1 インストール・ログ・ファイルの確認

インストール・ログ・ファイルの内容を確認し、インストーラで何も問題が発生していないことを確認します。

デフォルトでは、インストーラによって、Oracle_Inventory_Location/logsディレクトリ(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはOracle_Inventory_Location\logsディレクトリ(Windowsオペレーティング・システムの場合)にログ・ファイルが書き込まれます。

ログ・ファイルとその場所の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールのインストール・ログ・ファイルを参照してください。

3.4.2 ディレクトリ構造のチェック

インストールの内容は、インストール中に選択したオプションによって異なります。

インストール後のディレクトリ構造の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの理解のOracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリを参照してください。

3.4.3 Oracleホームの内容の表示

viewInventoryスクリプトを使用すると、Oracleホームの内容を表示できます。

詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Universal InstallerによるソフトウェアのインストールのOracleホームの内容の表示を参照してください。