内容は次のとおりです。
Mavenを使用したOracle ADF開発プラグインの使用の詳細は、Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発で、Apache Mavenによるビルドおよび実行に関する項を参照してください。
Oracle Fusion Middlewareでは、Oracle ADF用に2つのMavenプラグインと1つの原型が提供されています。
表12-1に、Maven座標を示します。
表12-1 Oracle ADFでのMaven座標
アーティファクト | groupId | artifactId | バージョン |
---|---|---|---|
ADF ojmakeプラグイン |
com.oracle.adf.plugin |
ojmake |
12.2.1-0-0 |
ADF ojdeployプラグイン |
com.oracle.adf.plugin |
ojdeploy |
12.2.1-0-0 |
ADF原型 |
com.oracle.adf.archetype |
oracle-adffaces-ejb |
12.2.1-0-0 |
JDeveloperも、Mavenを幅広くサポートします。このドキュメントでは、JDeveloper以外で使用するMavenについて説明しています。JDeveloperでのMavenの使用については、Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発で、Apache Mavenによるビルドと実行に関する項を参照してください。
Oracle ADFアプリケーションのMaven原型を使用して、新しいOracle ADFアプリケーションを作成できます。
そのためには、次のようなコマンドを発行します。
mvn archetype:generate -DarchetypeGroupId=com.oracle.adf.archetype -DarchetypeArtifactId=oracle-adffaces-ejb -DarchetypeVersion=12.2.1-0-0 -DgroupId=org.mycompany -DartifactId=my-adf-application -Dversion=1.0-SNAPSHOT
このコマンドにより、原型から新規プロジェクトを作成できるようにする、Mavenのarchetype:generate
ゴールが実行されます。表12-2に、パラメータを示します。
表12-2 Oracle ADFプロジェクトのパラメータ
Parameter | 目的 |
---|---|
archetypeGroupId |
新規プロジェクトの作成に使用する原型のgroupId。例に示すように、com.oracle.adf.archetypeにする必要があります。 |
archetypeArtifactId |
新規プロジェクトの作成に使用する原型のartifactId。例に示すように、oracle-adffaces-ejbにする必要があります。 |
archetypeVersion |
新規プロジェクトの作成に使用する原型のバージョン。例に示すように、12.2.1-0-0にする必要があります。 |
groupId |
新規プロジェクト用のgroupId。通常、これは組織のドメイン名を逆にした形式で始まります。 |
artifactId |
新規プロジェクト用のartifactId。通常、これはプロジェクトの識別子です。 |
version |
新規プロジェクト用のversion。新規プロジェクトの場合、これは通常1.0-SNAPSHOTです。 |
また、次の例に示すように、引数なしでコマンドを実行することもできます。この場合、Mavenでは、使用可能な原型のリストが表示され、必要な情報の入力を求められます。
mvn archetype:generate