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Oracle® Fusion Middleware Oracle Data Integratorのアップグレード
12c (12.2.1.2)
E82836-01
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9 アップグレードのトラブルシューティング

アップグレード・プロセスが失敗した場合は、アップグレード・アシスタントを閉じて問題を修正し、アップグレード・アシスタントを再起動する必要があります。

アップグレード・プロセスの起動後にアップグレード・プロセスが失敗した場合は、クローニングされたリポジトリを削除して、根本的な問題を修正してから、新たにクローニングしたリポジトリで起動する必要があります。失敗したアップグレード・プロセスを再起動することはできません。

トラブルシューティングの詳細は、Oracle Fusion Middleware Upgrade Assistantによるアップグレードのアップグレードのトラブルシューティングを参照してください。

アップグレード・ログ・エラーのトラブルシューティング

アップグレード・アシスタント・ログ・ファイルに<#>, 11g interfaces are converted with errorsが含まれている場合は、アップグレード・アシスタント・ログでインタフェース名およびIDをチェックし、11gリポジトリでODI Studioを使用して問題を修正してください。インタフェース変換中のエラーは、11gインタフェースの検証の失敗(式のカッコが一致しないなど)により発生することがあります。変換エラーがある場合、結果のマッピングが不完全になることがありますが、他の変換に影響を与えることはありません。

このようなインタフェース・アップグレード・エラーが発生した場合の対処方法は次のとおりです。

  • アップグレード・アシスタント・ログ・ファイルで強調表示されているインタフェースが使用されておらず、無視できる場合は、アップグレード済の12cリポジトリを引き続き使用できます。

  • インタフェースを有効な12cマッピングに変換する場合は、エラーのある各インタフェースを11g環境で修正し、次の2つの方法のいずれかを使用して再変換する必要があります。

    • これらのインタフェースのみエクスポートし、アップグレード済の12cリポジトリにインポートします。インポート・プロセスによって、内部的に11gインタフェースが12cマッピングにアップグレードされます。12cリポジトリへのインタフェースのインポートの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Data Integratorでの統合プロジェクトの開発のオブジェクトのインポートを参照してください。

    • 修正したインタフェースを使用してアップグレード全部を再度実行します。エラーのあるインタフェースが多数ある場合は、この方法をお薦めします。

アップグレードのパフォーマンス・エラーのトラブルシューティング

リポジトリに存在するセッションの数が、アップグレードのパフォーマンスに影響します。アップグレードのパフォーマンス向上を図るには、セッションのログをアーカイブしてパージすることをお薦めします。

DB2データベース・トランザクション・ログ・エラーのトラブルシューティング

DB2データベースを使用する場合、ODIアップグレード時にデータベース・トランザクション・ログがいっぱいになることがあります。

より大きなログ・ファイルを使用できるように、データベース構成パラメータの値を引き上げることができます。ログ・ファイルを大きくすると、より多くのスペースが必要になりますが、アプリケーションで操作をリトライする必要性が減少します。ログ・ファイルのサイズは10000以上、プライマリ・ログ・ファイルの数は50以上に設定する必要があります。次のコマンドを使用します。
db2 'update database config for database_alias using LOGFILSIZ 10000'
db2 'update database config for database_alias using LOGPRIMARY 50'