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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesのインストールと構成
12c (12.2.1.2)
E82811-01
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1 Oracle WebCenter Sitesのインストールについて

このガイドに記載するOracle WebCenter Sitesの標準インストールでは、この製品の開始トポロジのサンプルを表す標準トポロジを作成します。

1.1 開始点としての標準インストール・トポロジの使用方法

標準インストール・トポロジは、本番環境で開始点として使用できる柔軟なトポロジです。

このガイドの情報は、Oracle WebCenter Sitesの標準インストール・トポロジの作成に役立ちます。該当する場合や必要な場合は、後から標準インストール・トポロジを拡張して、セキュアで可用性の高い本番環境を作成できます(「ドメイン構成後の次の手順」を参照)。

標準インストール・トポロジは、この製品のサンプル・トポロジを示します。この製品がサポートする唯一のトポロジではありません。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareのインストールのプランニング』の標準インストール・トポロジに関する項を参照してください。

1.1.1 WebCenter Sitesの標準インストール・トポロジについて

このトポロジは、2台の管理対象サーバーを含む1つのクラスタと管理サーバーが1台の標準的なWebLogic Serverドメインを示しています。

次の図は、WebCenter Sitesの標準インストール・トポロジを示します。

このトポロジの要素については、表1-1の情報を参照してください。

図1-1 WebCenter Sites標準インストール・トポロジ

図1-1の説明が続きます
「図1-1 WebCenter Sites標準インストール・トポロジ」の説明

1.1.2 標準インストール・トポロジ図の要素について

通常、標準インストール・トポロジには、共通の要素が含まれています。

次の表では、トポロジの図の要素をすべて説明しています。

表1-1 標準インストール・トポロジの要素の説明

要素 説明と関連ドキュメントへのリンク
APPHOST Oracleドキュメントでアプリケーション層をホストするマシンを示すために通常使用されている用語。
DBHOST Oracleドキュメントでデータベースをホストするマシンを示すために通常使用されている用語。
WebLogicドメイン Javaコンポーネント(この場合、管理サーバー、管理対象サーバーおよび他の関連ソフトウェア・コンポーネント)の論理的に関連したグループです。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareコンセプトの理解』のOracle WebLogic Serverドメインの概要に関する項を参照してください。

管理サーバー WebLogicドメインの集中管理エンティティ。ドメインの構成オブジェクトを保持し、構成の変更を管理対象サーバーに分散します。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareコンセプトの理解』の管理サーバーの概要に関する項を参照してください。

Enterprise Manager Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlは、ドメインの管理のために使用される主要ツールです。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareコンセプトの理解』のOracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlに関する項を参照してください。

クラスタ 同時に稼働し連携する、複数のWebLogic Serverインスタンスの集合。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareコンセプトの理解』の管理対象サーバーおよび管理対象サーバー・クラスタの概要に関する項を参照してください。

マシン 1つ以上のWebLogic Serverインスタンス(サーバー)をホストするコンピュータの論理表現。マシンは、管理対象サーバーとノード・マネージャ間の論理グルーでもあります。ノード・マネージャを使用して管理対象サーバーを起動または停止するには、管理対象サーバーをマシンと関連付けます。
管理対象サーバー アプリケーション、アプリケーション・コンポーネント、Webサービスおよびそれらの関連リソースのホスト。

詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareコンセプトの理解』の管理対象サーバーおよび管理対象サーバー・クラスタの概要に関する項を参照してください。

インフラストラクチャ 次を含むサービスの集合。
  • メタデータ・リポジトリ(MDS)には、Oracle Application Developer FrameworkなどのOracle Fusion Middlewareコンポーネントのメタデータが含まれます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareコンセプトの理解』のメタデータ・リポジトリに関する項を参照してください。

  • Oracle Application Developer Framework (Oracle ADF)

  • Oracle Web Services Manager(OWSM)

1.1.3 Oracle WebCenter Sites: サイト・キャプチャの標準インストール・トポロジについて

図1-2は、Oracle WebCenter Sites: サイト・キャプチャの標準インストール・トポロジを示しています。

このトポロジの要素については、表1-1の情報を参照してください。

図1-2 Oracle WebCenter Sites: サイト・キャプチャの標準インストール・トポロジ

図1-2の説明が続きます。
「図1-2 Oracle WebCenter Sites: サイト・キャプチャの標準インストール・トポロジ」の説明

1.1.4 Oracle WebCenter Sites: 訪問者サービスの標準インストール・トポロジについて

次の図は、Oracle WebCenter Sites: 訪問者サービスの標準インストール・トポロジを示しています。

このトポロジの要素については、表1-1の情報を参照してください。

図1-3 Oracle WebCenter Sites: 訪問者サービスの標準インストール・トポロジ

図1-3の説明が続きます
「図1-3 Oracle WebCenter Sites: 訪問者サービスの標準インストール・トポロジ」の説明

1.1.5 Oracle WebCenter Sites: Satellite Serverスタンドアロン・トポロジについて

Oracle WebCenter Sitesには、Oracle WebCenter Sites: Satellite Serverが標準装備され、Oracle WebCenter Sitesソフトウェアと同じマシン上に自動的にインストールされ、有効になります。これが、共存Satellite Serverです。これは、開発および管理システムに、アクティブ・サイト(配信システム)で行われるページ配信をシミュレートする機能を提供します。

次の図は、Satellite Serverの共存インストールのトポロジを示しています。Satellite Serverの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesでの開発』のキャッシュによるパフォーマンスの最適化に関する項を参照してください。

図1-4 Oracle WebCenter Sites: Satellite Serverの標準インストール・トポロジ

図1-4の説明が続きます
「図1-4 Oracle WebCenter Sites: Satellite Serverの標準インストール・トポロジ」の説明

1.2 このドキュメントを使用した既存ドメインの拡張

このガイドの手順には、新しいドメインの作成方法が記載されています。システムに他のOracle Fusion Middleware製品がインストールされていないことを想定しています。

システムに他のOracle Fusion Middleware製品がインストールおよび構成されている場合(例: Fusion Middleware Infrastructure、ドメインが稼働)、既存のドメインを拡張するために、同じ手順を使用できます。既存のドメインを拡張する場合は、「同じドメインへの複数の製品のインストール」で詳細情報を参照してください。