インストールを始める前に、Oracle HTTP Serverのインストールおよび構成の準備で説明した前提条件の確認とすべての手順が完了していることを確認してください。
インストーラにより、情報を確認または入力する一連の画面が表示されます。
次の表に、インストーラ画面が表示される順序を示します。インストーラ画面に関して詳細な情報が必要な場合は、「ヘルプ」をクリックします。
表3-1 Oracle HTTP Serverインストール画面
画面 | 説明 |
---|---|
インストール・インベントリの設定 |
UNIXオペレーティング・システムでは、このホストにOracle製品を初めてインストールする場合に、この画面が開きます。中央インベントリを作成する場所を指定します。この画面で選択したオペレーティング・システム・グループ名には、中央インベントリの場所への書込み権限があることを確認してください。 中央インベントリの詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Universal InstallerによるソフトウェアのインストールのOracle中央インベントリに関する項を参照してください。 Windowsオペレーティング・システムでは、この画面は表示されません。 |
ようこそ |
この画面では、情報を参照してすべての前提条件が満たされていることを確認して「次」をクリックします。 |
自動更新 |
この画面では、自動更新をスキップする選択をするか、パッチを選択するか、My Oracle Supportアカウントを使用して、重要なセキュリティ更新を含む最新のソフトウェア更新を検索します。 |
インストールの場所 |
この画面を使用して、Oracleホーム・ディレクトリの場所を指定します。 「表示」をクリックして、適切なOracleホームにOracle HTTP Serverをインストールしているかどうかを確認できます。 |
インストール・タイプ |
「スタンドアロンHTTPサーバー(WebLogic Serverとは切り離して管理)」または「同じ場所に配置されたHTTPサーバー(WebLogic Server経由で管理)」を選択します。これらの2つのインストール・タイプの詳細は、Oracle HTTP Serverについてを参照してください。 |
前提条件チェック |
この画面では、ご使用のシステムが最小要件を満たしていることを検証します。 検証済のタスクのリストを表示するには、「正常なタスクの表示」を選択します。ログの詳細を表示するには、「ログの表示」を選択します。前提条件のチェックが失敗すると、エラー・メッセージが画面の下方に表示されます。エラーを修正し、「再実行」をクリックして再試行します。エラー・メッセージや警告メッセージを無視してインストールを続けるには、「スキップ」をクリックします(非推奨)。 |
セキュリティ・アップデートの指定 |
注意: この画面は、インストール・タイプとして「スタンドアロンHTTPサーバー(WebLogic Serverとは切り離して管理)」を選択した場合にのみ表示されます。 Oracle Supportアカウントをすでに所持している場合は、この画面を使用して、セキュリティ・アップデートの受取り方法を指定します。 アカウントを所持していないときに、この手順を省略してもかまわない場合は、チェック・ボックスの選択を解除して、その選択を後続のダイアログ・ボックスで確認します。 |
インストール・サマリー |
この画面では、選択したインストール・オプションを検証します。これらのオプションをレスポンス・ファイルに保存する場合は、「レスポンス・ファイルの保存」をクリックし、レスポンス・ファイルの場所と名前を入力します。レスポンス・ファイルには、入力したすべての情報が収集して格納され、後で(コマンドラインから)サイレント・インストールを実行するために使用できます。 「インストール」をクリックしてインストールを開始します。 |
インストールの進行状況 |
この画面はインストールの進行状況を示します。 進行状況バーが100%完了になったら、「終了」をクリックしてインストーラを閉じるか、「次へ」をクリックしてサマリーを表示します。 |
インストール完了 |
この画面には、「インストールの場所およびインストールされた機能セットが表示されます。情報を確認し、「終了」をクリックしてインストーラを閉じます。 |
インストールの完了後、一連のタスクを実行して、成功したことを確認します。
viewInventory
スクリプトを使用すると、Oracleホームの内容を表示することができます。インストール・ログ・ファイルの内容を確認し、インストーラに何も問題が発生しなかったことを確認します。
デフォルトでは、インストーラはログ・ファイルをOracle_Inventory_Location/logs
(UNIXオペレーティング・システムの場合)またはOracle_Inventory_Location\logs
(Windowsオペレーティング・システムの場合)ディレクトリに書き込みます。
ログ・ファイルとその場所の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Universal Installerによるソフトウェアのインストールのインストール・ログ・ファイルに関する項を参照してください。
インストールの内容は、インストール中に選択したオプションによって異なります。
インストールが正常に完了したことを確認するには、ディレクトリ構造をOracle HTTP Serverのディレクトリ構造に示されているものと比較します。
インストール後のディレクトリ構造の詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle Fusion Middlewareの理解のOracle Fusion Middlewareの主要ディレクトリに関する項を参照してください。