5 アプリケーション・ライフサイクル

この章では、Oracle Stream コンソール出力 Visualizerを使用してOracle Stream コンソール出力アプリケーションをデプロイ、一時停止、更新およびアンインストールする方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

詳細は、次を参照してください。

5.1 アプリケーションのデプロイ

アプリケーションのデプロイとは、アプリケーションが含まれるJARファイルをサーバーにアップロードし、これをインストールすることを示し、これによってクライアントから使用可能になります。

Oracle Stream Analyticsは、アプリケーションを2段階処理として内部でデプロイします。第1段階には、OSGiコンテナ内のアプリケーション・バンドルの起動が含まれます。第2段階には、アプリケーションの起動および初期化が含まれます。第2段階は本来非同期であるため、Oracle Stream Analytics Visualizerは2番目の操作が完了するまで待機しません。アプリケーションが正常に起動されると、Oracle Stream Analytics Visualizerナビゲーション・ツリーは新しいデプロイメントを使用して自動的に更新され、正常に処理されたことを示すメッセージがダッシュボードへ送信されます。ただし、アプリケーションが起動に失敗する場合、Oracle Stream Analytics Visualizerにはメッセージや更新が表示されないため、サーバー側でエラーがないかチェックする必要があります。

アプリケーションをデプロイするとき、Oracle Stream Analyticsサーバーはその新しい構成履歴を開始します。「構成履歴の管理」を参照してください。

注意:

ターゲットOracle Stream Analyticsサーバーがマルチサーバー・ドメインの一部である場合(つまり、クラスタリングが有効な場合)、グループに対してのみデプロイできます。ターゲットOracle Stream Analyticsサーバーがスタンドアロン・サーバー・ドメインの一部である場合(つまり、クラスタリングが無効な場合)、グループに対してデプロイできない場合があります。

この項では次について説明します:

5.1.1 スタンドアロン・サーバー・ドメインにおけるアプリケーションのデプロイ

この項では、アプリケーションをスタンドアロンサーバー・ドメインへデプロイする方法を説明しています。マルチサーバー・ドメインにおけるアプリケーションのデプロイに関する詳細は、「マルチサーバー・ドメインにおけるアプリケーションのデプロイ」を参照してください。

注意:

Firefoxブラウザで実行されているOracle Stream Analytics Visualizerを使用してアプリケーションJARファイルをHTTPSでアップロードすることは、サポートされていません。HTTPSでアップロードする場合は、Internet Explorerを使用してください。

スタンドアロン・サーバー・ドメインにおけるアプリケーションのデプロイ

左ペインで、「デプロイメント」ノードに移動して選択します。
「デプロイ済アプリケーション」の表は、右ペインの「デプロイメント」画面に表示されます。
「インストール」ボタンをクリックします。
「アプリケーションのインストール」画面が表示されます。
「アップロード」タブをクリックします。
...ボタンをクリックし、ファイル参照ウィンドウを開きます。
インストールするアプリケーションのJARファイルを格納しているローカル・ディレクトリを参照し、「オープン」をクリックします。
「アップロード」をクリックします。
「アプリケーションのインストール」タブでは、図5-1で示すように、JARファイルがアップロード済ファイルの表に表示されます。

図5-1 「アプリケーションのインストール」画面: スタンドアロンサーバー・ドメイン

「図5-1 「アプリケーションのインストール」画面: スタンドアロン・サーバー・ドメイン」の説明
デプロイ後にアプリケーションのJARファイルをOracle Stream Analyticsサーバーから削除する場合は、「デプロイ後にファイルを削除」チェック・ボックスを選択します。
この場合、このアプリケーションを再デプロイする場合は、アプリケーションのJARファイルをもう一度アップロードする必要があります。
表中のアプリケーションを選択し、「デプロイ」をクリックします。
図5-2で示すように、「デプロイメント情報の確認」画面が表示されます。

図5-2 「デプロイメント情報の確認」画面: スタンドアロンサーバー・ドメイン

「図5-2 「デプロイメント情報の確認」画面: スタンドアロン・サーバー・ドメイン」の説明
「OK」をクリックします。
アプリケーションがデプロイされ、使用できる準備が整います。

5.1.2 マルチサーバー・ドメインにおけるアプリケーションのデプロイ

この項では、アプリケーションをマルチサーバー・ドメインへデプロイする方法を説明しています。スタンドアロン・サーバー・ドメインにおけるアプリケーションのデプロイに関する詳細は、「スタンドアロン・サーバー・ドメインにおけるアプリケーションのデプロイ」を参照してください。

詳細は、「マルチサーバー・ドメイン」を参照してください。

注意:

マルチサーバー・ドメインにおけるアプリケーションのデプロイ

左ペインで、「デプロイメント」ノードに移動して選択します。
「デプロイ済アプリケーション」の表は、右ペインの「デプロイメント」画面に表示されます。
「インストール」ボタンをクリックします。
「アプリケーションのインストール」画面が表示されます。
「アップロード」タブをクリックします。
...ボタンをクリックし、ファイル参照ウィンドウを開きます。
インストールするアプリケーションのJARファイルを格納しているローカル・ディレクトリを参照し、「オープン」をクリックします。
「アップロード」をクリックします。
「アプリケーションのインストール」タブでは、図5-3で示すように、JARファイルがアップロード済ファイルの表に表示されます。

図5-3 「アプリケーションのインストール」画面: マルチサーバー・ドメイン

「図5-3 「アプリケーションのインストール」画面: マルチサーバー・ドメイン」の説明
「デプロイするターゲット・グループの選択」フィールドを構成します。
グループ名が「デプロイするターゲット・グループの選択」フィールドに表示されます。

この選択を解除するには、「グループのクリア」ボタンをクリックします。
表中のアプリケーションを選択し、「デプロイ」をクリックします。
図5-4で示すように、「デプロイメント情報の確認」画面が表示されます。

図5-4 「デプロイメント情報の確認」画面: マルチサーバー・ドメイン

「図5-4 「デプロイメント情報の確認」画面: マルチサーバー・ドメイン」の説明
「OK」をクリックします。
Oracle Stream Analytics Visualizerは、図5-5で示すように、選択したターゲット・グループ内のすべてのサーバーへアプリケーションをデプロイします。

図5-5 グループtestgroup内のすべてのサーバーへデプロイされたHelloWorldアプリケーション

「図5-5 グループtestgroup内のすべてのサーバーへデプロイされたHelloWorldアプリケーション」の説明