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Oracle® Fusion Fusion Middleware Webサービスの管理

E82678-01
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9.2 UDDIへのWebサービスのパブリッシュの概要

登録済のUDDIソースから、およびADF、Java EEの各アプリケーションの「Webサービスのサマリー」ページから、UDDIにWebサービスをパブリッシュできます。登録済UDDIソースは、「登録済ソースとサービス」ページにリストされます。これにはドメインに登録されているすべてのソースとサービスが含まれます。「Webサービスのサマリー」ページには、アプリケーション内のWebサービスがリストされます。

注意:

サービスをUDDIにパブリッシュするには、プロキシを使用する必要があります。これはファイアウォールより外側のURLにアクセスする必要があるためです。必要なプロキシ設定の詳細は、UDDIのプロキシ・サーバーの構成を参照してください。

サービスがすでにOracle Enterprise Repository (OER)に存在する場合、OER交換ユーティリティを使用してそれらのサービスをOracle Service Registryにパブリッシュする必要があります。

次の手順では、WebサービスをUDDIにパブリッシュする方法について説明します。

9.2.1 登録済ソースからUDDIへのWebサービスのパブリッシュ

Webサービスを登録済ソースからUDDIにパブリッシュするには:

  1. 登録済ソースとWebサービスの表示の説明に従って、「登録済ソースとサービス」ページに移動します。
  2. 「ソース」表でソース行を選択してから、「UDDIにパブリッシュ」を選択します。

    図9-5 「UDDIにパブリッシュ」が選択された「登録済ソースとサービス」ページ

    図9-5の説明が続きます
    「図9-5 「UDDIにパブリッシュ」が選択された登録済ソースとサービスページ」の説明
  3. 「サービスをUDDIにパブリッシュ」ウィンドウで、パブリッシュするサービスに関する情報を入力します。
    • 「サービス名」は、UDDIレジストリにパブリッシュされるWebサービスの名前です。このフィールドは必須です。

    • 「サービスの説明」は、選択したWebサービスの説明です。

    • サービス定義の場所は、サービス定義のURLロケーションです。このフィールドは必須です。

    • UDDIソースは、サービスの登録元となるUDDIソースの名前です。このフィールドは読取り専用です。

    • 「ビジネス名」は、UDDIレジストリ内のデータ構造の名前です。ビジネスがすでにUDDIに登録されていることが前提です。リストからビジネス名を選択します。このフィールドは必須です。

      図9-6 サービスをUDDIソースからUDDIウィンドウにパブリッシュ

      図9-6の説明が続きます
      「図9-6 サービスをUDDIソースからUDDIウィンドウにパブリッシュ」の説明
  4. 「サービスをUDDIにパブリッシュ」ウィンドウで「OK」をクリックします。

    システムにより、指定されたサービスが有効なWSDLを持つこと、そしてUDDIレジストリが新しいエントリを受け入れたか既存のエントリを更新したことが検証されます。正常であれば、確認メッセージが表示され、サービスがレジストリにパブリッシュされます。サービスがUDDIにパブリッシュされると、UDDIソースからのWebサービスの登録の説明に従って、そのサービスをソースに登録できるようになります。

    操作中にエラーが発生すると、エラー・メッセージが出力されます。

    ソースに登録できるのは、一意のWSDLを使用しているサービスのみであることに注意してください。

9.2.2 アプリケーションからUDDIへのWebサービスのパブリッシュ

WebサービスをアプリケーションからUDDIにパブリッシュするには:

  1. アプリケーションのWebサービスのサマリー・ページの表示の説明に従って、Webサービスのアプリケーション・サマリー・ページに移動します。
  2. ページの「Webサービスの詳細」セクションで、「Webサービス」タブが選択されていない場合は選択し、パブリッシュするサービスを選択します。
  3. 「アクション」「UDDIにパブリッシュ」を選択します。図9-7を参照してください。

    図9-7 「UDDIにパブリッシュ」が選択された「Webサービスのサマリー」ページ

    図9-7の説明が続きます
    「図9-7 「UDDIにパブリッシュ」が選択された「Webサービスのサマリー」ページ」の説明
  4. 「サービスをUDDIにパブリッシュ」ダイアログ・ボックス(図9-8)で、パブリッシュするサービスに関する情報を入力します。
    • 「サービス名」は、UDDIレジストリにパブリッシュされるWebサービスの名前です。このフィールドは必須です。

    • 「サービスの説明」は、選択したWebサービスの説明です。

    • サービス定義の場所は、サービス定義のURLロケーションにより事前に入力されています(これは読取り専用フィールドです)。

    • UDDIソースは、UDDIレジストリ・ソースの論理名です。リストからUDDIソースを選択します。このフィールドは必須です。

      注意:

      リストには、ドメインに登録済のパブリッシュを有効化されたUDDIソースが含まれます。登録済ソースの詳細は、Webサービスとソースの登録の概要を参照してください。

    • 「ビジネス名」は、UDDIレジストリ内のデータ構造の名前です。ビジネスがすでにUDDIに登録されていることが前提です。リストからビジネス名を選択します。このフィールドは必須です。

    図9-8 「サービスをUDDIにパブリッシュ」ダイアログ・ボックス

    図9-8の説明が続きます
    「図9-8 サービスをUDDIにパブリッシュダイアログ・ボックス」の説明
  5. 「OK」をクリックして外部のUDDIレジストリに接続し、Webサービスを登録します。

    サービスが正常に登録されると、確認メッセージが表示されます。操作中にエラーが発生すると、エラー・メッセージが出力されます。

9.2.3 UDDIのプロキシ・サーバーの構成

サービスをUDDIにパブリッシュするには、ファイアウォールより外側のURLにアクセスするため、プロキシを使用する必要があります。

Oracle WebLogicを起動する前に、表9-1に定義されているJavaシステム・プロパティを設定する必要があります。これらは環境変数として設定するか、Oracle WebLogic起動ファイルの中で設定します。


表9-1 UDDIのプロキシ・サーバーを指定するために使用されるJavaシステム・プロパティ

プロパティ 説明

proxySet=true

WebLogicプロキシ・プロパティを使用するかどうかを指定するフラグ。

http.proxyHost=proxyHost

プロキシ・サーバー が動作しているホスト・コンピュータ名。

http.proxyPort=proxyPort

プロキシ・サーバーがリスニングしているポート。

http.nonProxyHosts=hostname | hostname |...

プロキシをバイパスし、直接アクセスするホストのリスト。各ホスト名を「|」文字で区切ります。


次に例を示します。

set PROXY_SETTINGS="-DproxySet=true -Dhttp.proxyHost=www-proxy.example.com -Dhttp.proxyPort=80 -Dhttp.nonProxyHosts=localhost|${HOST}|*.example.com"