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Oracle® Fusion Middleware Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理
12c (12.2.1.2)
E82680-02
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18 Oracle Web Services Managerの事前定義済アサーション・テンプレート

このトピックでは、現在のリリース用に定義されている事前定義済アサーション・テンプレートについて説明します。事前定義済アサーション・テンプレートは、独自のポリシーの作成または新規ポリシー作成のためのクローニングに使用します。

注意:

現行リリースとともに配布される事前定義済のポリシーおよびアサーション・テンプレートは、読取り専用です。これらのポリシーまたはアサーション・テンプレートを変更するには、前もってそれらをコピーする必要があります。アサーション内の属性をポリシーに追加してから構成することもできます。アサーション・テンプレートの管理およびポリシーへの追加の詳細は、「ポリシー・アサーション・テンプレートの管理」を参照してください。

各表内の構成設定の詳細な説明については、Oracle Web Servicesのアサーション・テンプレートの設定を参照してください。

表に一覧されている構成プロパティの詳細は、Oracle Web Servicesのアサーション・テンプレートの構成プロパティを参照してください。構成プロパティの編集方法の詳細は、アサーション・テンプレートの構成プロパティの編集を参照してください。ポリシーのオーバーライドの詳細は、「ポリシー構成のオーバーライドの概要」を参照してください。

18.1 認証のみのアサーション・テンプレート

この表には、認証のみを実行するアサーション・テンプレートがまとめられ、トークンがトランスポート・レイヤーまたはSOAPヘッダーに組み込まれるかどうかが示されています。


表18-1 認証のみのアサーション・テンプレート

クライアント・テンプレート サービス・テンプレート 認証(トランスポート) 認証(SOAP) 認証(REST) メッセージ保護(トランスポート) メッセージ保護(SOAP)

該当なし

oracle/http_oam_token_service_template。

なし

なし

あり

なし

なし

oracle/http_saml20_token_bearer_client_template

oracle/http_saml20_token_bearer_service_template

なし

なし

あり

あり

なし

oracle/http_spnego_token_client_template

oracle/http_spnego_token_service_template。

なし

なし

あり

あり

なし

oracle/wss_http_token_client_template

oracle/wss_http_token_service_template。

あり

なし

なし

なし

なし

oracle/wss_username_token_client_template

oracle/wss_username_token_service_template。

なし

あり

なし

なし

なし

oracle/wss10_saml_token_client_template

oracle/wss10_saml_token_service_template

なし

あり

なし

なし

なし

oracle/wss10_saml20_token_client_template

oracle/wss10_saml20_token_service_template

なし

あり

なし

なし

なし

oracle/wss11_kerberos_token_client_template

oracle/wss11_kerberos_token_service_template

なし

あり

なし

なし

なし

oracle/http_oauth2_token_client_template

なし

あり

なし

なし

なし

oracle/http_oauth2_token_over_ssl_client_template

-

なし

あり

なし

なし

なし

oracle/oauth2_config_client_template

-

なし

あり

なし

なし

なし

oracle/http_jwt_token_client_template

oracle/http_jwt_token_service_template。

なし

あり

なし

なし

なし

oracle/http_jwt_token_over_ssl_client_template

oracle/http_jwt_token_over_ssl_service_template。

なし

あり

なし

なし

なし


18.2 メッセージ保護のみのアサーション・テンプレート

表18-2は、メッセージ保護のみを実行するアサーション・テンプレートの概要、およびトークンがトランスポート・レイヤーまたはSOAPヘッダーに組み込まれるかどうかを示しています。


表18-2 メッセージ保護のみのアサーション・テンプレート

クライアント・テンプレート サービス・テンプレート 認証(トランスポート) 認証(SOAP) メッセージ保護(トランスポート) メッセージ保護(SOAP)

oracle/wss10_message_protection_client_template

oracle/wss10_message_protection_service_template

なし

なし

なし

あり

oracle/wss11_message_protection_client_template

oracle/wss11_message_protection_service_template

なし

なし

なし

あり


18.3 メッセージ保護および認証のアサーション・テンプレート

表18-3は、メッセージ保護および認証の両方を実行するアサーション・テンプレートの概要、およびトークンがトランスポート・レイヤーまたはSOAPヘッダーに組み込まれるかどうかを示しています。


表18-3 メッセージ保護および認証のアサーション・テンプレート

クライアント・テンプレート サービス・テンプレート 認証(トランスポート) 認証(SOAP) メッセージ保護(トランスポート) メッセージ保護(SOAP)

oracle/wss_http_token_over_ssl_client_template

oracle/wss_http_token_over_ssl_service_template。

あり

なし

あり

なし

oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_template

oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_template。

なし

あり

あり

なし

oracle/wss_saml20_token_bearer_over_ssl_client_template

oracle/wss_saml20_token_bearer_over_ssl_service_template

なし

あり

あり

なし

oracle/wss_saml_token_over_ssl_client_template

oracle/wss_saml_token_over_ssl_service_template。

なし

あり

あり

なし

oracle/wss_saml20_token_over_ssl_client_template

oracle/wss_saml20_token_over_ssl_service_template

なし

あり

あり

なし

oracle/wss_username_token_over_ssl_client_template

oracle/wss_username_token_over_ssl_service_template。

なし

あり

あり

なし

oracle/wss10_saml_hok_token_with_message_protection_client_template

oracle/wss10_saml_hok_token_with_message_protection_service_template

なし

あり

なし

あり

oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_template

oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_service_template

なし

あり

なし

あり

oracle/wss10_saml20_token_with_message_protection_client_template

oracle/wss10_saml20_token_with_message_protection_service_template

なし

あり

なし

あり

oracle/wss10_username_token_with_message_protection_client_template

oracle/wss10_username_token_with_message_protection_service_template

なし

あり

なし

あり

oracle/wss10_x509_token_with_message_protection_client_template

oracle/wss10_x509_token_with_message_protection_service_template

なし

あり

なし

あり

oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_template

oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_template

なし

あり

なし

あり

oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_template

oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_service_template。

なし

あり

なし

あり

oracle/wss11_saml20_token_with_message_protection_client_template

oracle/wss11_saml20_token_with_message_protection_service_template

なし

あり

なし

あり

oracle/wss11_username_token_with_message_protection_client_template

oracle/wss11_username_token_with_message_protection_service_template。

なし

あり

なし

あり

oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_client_template

oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_service_template

なし

あり

なし

あり


18.4 Oracle Entitlements Server (OES)統合用のテンプレート

このトピックは、OES統合に使用されるアサーション・テンプレートの概要を示しています。

次のトピックが含まれています:

18.5 PIIアサーション・テンプレート

この項は、PIIセキュリティに使用されるアサーション・テンプレートの概要を示しています。

oracle/pii_security_templateは、SOAPバインディング・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単なロール・ベースの認可を行います。

18.6 WS-Trustアサーション・テンプレート

この項には、WS-Trustアサーション・テンプレートがまとめられています。

注意:

このリリースでは、Fusion Middleware Controlを使用してアサーション・テンプレートのテキストを直接編集できますが、「設定」ページおよび「構成」ページは使用できません。

18.7 認可アサーション・テンプレート

このトピックに、認可に使用されるアサーション・テンプレートをまとめます。それぞれの認可アサーション・テンプレートは、認証アサーション・テンプレートの後に続ける必要があります。

  • oracle/binding_authorization_templateは、SOAPバインディング・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単なロール・ベースの認可を行います。

  • oracle/binding_permission_authorization_templateは、SOAPバインディング・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単な権限ベースの認可を行います。

  • oracle/component_authorization_templateは、SOAコンポーネント・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単なロールベースの認可を行います。

  • oracle/component_permission_authorization_templateは、SOAコンポーネント・レベルの認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単な権限ベースの認可を行います。

18.8 管理アサーション・テンプレート

このトピックには、管理アサーション・テンプレートがまとめられています。

oracle/security_log_templateは、すべてのバインディングまたはコンポーネントに添付可能な、ロギング・アサーション・テンプレートを提供します。

18.9 oracle/http_oam_token_service_template。

このトピックでは、http_oam_token_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: HTTP OAMサービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-oam-security

説明

http_oam_token_service_templateアサーション・テンプレートによって、OAMエージェントがユーザーを認証し、アイデンティティを確立したことが検証されます。このポリシーは、HTTPベースのすべてのエンドポイントに適用できます。

設定

表18-4は、http_oam_token_service_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-4 http_oam_token_service_templateの設定

名前 デフォルト値

認証ヘッダー

認証ヘッダー - メカニズム

oam

認証ヘッダー - ヘッダー名

なし


構成

表18-5は、http_oam_token_service_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-5 http_oam_token_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

reference.priority

なし

オプション


18.10 oracle/http_saml20_token_bearer_client_template

このトピックでは、http_saml20_token_bearer_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: HTTP Saml Bearer V2.0トークン・クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-saml20-bearer-security

説明

http_saml20_token_bearer_client_templateアサーション・テンプレートによって、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにSAML 2.0トークンが組み込まれます。確認方法がBearerのSAMLトークンが自動的に作成されます。

設定

表18-6は、http_saml20_token_bearer_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-6 http_saml20_token_bearer_client_templateの設定

名前 デフォルト値

認証ヘッダー

認証ヘッダー - メカニズム

saml20-bearer

認証ヘッダー - ヘッダー名

なし


構成

表18-7は、http_saml20_token_bearer_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-7 http_saml20_token_bearer_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

user.attributes

なし

オプション

saml.issuer.name

www.oracle.com

オプション

user.roles.include

false

オプション

csf-key

basic.credentials

オプション

subject.precedence

true

オプション

saml.audience.uri

なし

オプション

keystore.sig.csf.key

なし

オプション

saml.envelope.signature.required

true

オプション

reference.priority

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション


18.11 oracle/http_saml20_token_bearer_service_template

このトピックでは、http_saml20_token_bearer_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: HTTP Saml Bearer V2.0トークン・サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-saml20-bearer-security

説明

http_saml20_token_bearer_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security SOAPヘッダー内の、確認方式がBearerとなっているSAMLトークンに指定されている資格証明を使用して、ユーザーが認証されます。

設定

http_saml20_token_bearer_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定の詳細は、表18-6を参照してください。

構成

表18-56は、http_saml20_token_bearer_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-8 http_saml20_token_bearer_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

saml.trusted.issuers

なし

オプション

saml.envelope.signature.required

true

オプション

reference.priority

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション


18.12 oracle/http_spnego_token_client_template

このトピックでは、http_spnego_token_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: SPNEGOトークン・クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-spnego-security

説明

http_spnego_token_client_templateアサーション・テンプレートは、KerberosトークンとSimple and Protected GSSAPI Negotiation Mechanism (SPNEGO)プロトコルを使用した認証を提供します。

設定

表18-9は、http_spnego_token_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-9 http_spnego_token_client_templateの設定

名前 デフォルト値

認証ヘッダー

認証ヘッダー - メカニズム

spnego

認証ヘッダー - ヘッダー名

なし


構成

表18-10は、http_spnego_token_client_templateアサーション・テンプレートの設定の構成プロパティおよびデフォルト設定を示しています。


表18-10 http_spnego_token_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

service.principal.name

HOST/localhost@EXAMPLE.COM

必須

keytab.location

なし

オプション

caller.principal.name

なし

オプション

credential.delegation

false

必須

role

ultimateReceiver

定数

reference.priority

なし

オプション


18.13 oracle/http_spnego_token_service_template。

このトピックでは、http_spnego_token_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: SPNEGOトークン・サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-spnego-security

説明

http_spnego_token_service_templateアサーション・テンプレートは、KerberosトークンとSPNEGOプロトコルを使用した認証を提供します。

設定

http_spnego_token_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定の詳細は、表18-9を参照してください。

構成

表18-11は、http_spnego_token_service_templateアサーション・テンプレートの設定の構成プロパティおよびデフォルト設定を示しています。


表18-11 http_spnego_token_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

credential.delegation

false

必須

reference.priority

なし

オプション


18.14 oracle/wss_http_token_client_template

このトピックでは、wss_http_token_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss HTTPトークン・クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-security

説明

wss_http_token_client_templateアサーション・テンプレートでは、HTTPヘッダー内にユーザー名およびパスワード資格証明が組み込まれます。一方向認証または双方向認証が必要かどうかを制御できます。

設定

表18-12は、wss_http_token_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-12 wss_http_token_client_templateの設定

名前 デフォルト値

認証ヘッダー

認証ヘッダー - メカニズム

basic

認証ヘッダー - ヘッダー名

なし

Transport Layer Security

Transport Layer Security

無効

Transport Layer Security - 相互認証が必要

無効

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める

無効


構成

表18-13は、wss_http_token_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-13 wss_http_token_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

csf-key

basic.credentials

必須

role

ultimateReceiver

定数

reference.priority

なし

オプション


18.15 oracle/wss_http_token_service_template。

このトピックでは、wss_http_token_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss HTTPトークン・サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-security

説明

wss_http_token_service_templateアサーション・テンプレートでは、HTTPヘッダーの資格証明を使用して、Oracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対してユーザーが認証されます。一方向認証または双方向認証が必要かどうかを制御できます。

設定

wss_http_token_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定の詳細は、表18-12を参照してください。

構成

表18-14は、wss_http_token_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-14 wss_http_token_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

realm

owsm

定数

role

ultimateReceiver

定数

reference.priority

なし

オプション


18.16 oracle/wss_username_token_client_template

このトピックでは、wss_username_token_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wssユーザー名トークン・クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-username-token

説明

wss_username_token_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security UsernameTokenヘッダー内にユーザー名およびパスワード資格証明を使用した認証が組み込まれます。アサーションでは、3つのタイプのパスワード資格証明(プレーン・テキスト、ダイジェストおよびパスワードなし)がサポートされています。

注意:

ダイジェスト・パスワードを使用しないと、このテンプレートを使用して作成されたポリシーはセキュアではなくなります。このアサーションは、セキュリティが低くても問題にならない場合にのみプレーン・テキストでまたはパスワードなしで、または他のメカニズムでトランスポートが保護されていることがはっきりしている場合に使用してください。または、このアサーションのSSLバージョンであるoracle/wss_username_token_over_ssl_client_templateの使用を検討します。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。

設定

表18-15は、wss_username_token_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-15 wss_username_token_client_templateの設定

名前 デフォルト値

ユーザー名トークン

パスワード・タイプ

plaintext

必要な作成時間

無効

必要なNonce

無効


構成

表18-16は、wss_username_token_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-16 wss_username_token_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

csf-key

basic.credentials

必須

role

ultimateReceiver

定数

csf.map

なし

オプション

user.tenant.name

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.17 oracle/wss_username_token_service_template。

このトピックでは、wss_username_token_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wssユーザー名トークン・サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-username-token

説明

wss_username_token_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security UsernameToken SOAPヘッダー内のユーザー名およびパスワード資格証明を使用した認証が実行されます。アサーションでは、3つのタイプのパスワード資格証明(プレーン・テキスト、ダイジェストおよびパスワードなし)がサポートされています。

注意:

ダイジェスト・パスワードを使用しないと、このテンプレートを使用して作成されたポリシーはセキュアではなくなります。このアサーションは、セキュリティが低くても問題にならない場合にのみプレーン・テキストでまたはパスワードなしで、または他のメカニズムでトランスポートが保護されていることがはっきりしている場合に使用してください。または、このアサーションのSSLバージョンであるoracle/wss_username_token_over_ssl_service_templateの使用を検討します。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。

設定

wss_username_token_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定の詳細は、表18-15を参照してください。

構成

表18-17は、wss_username_token_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-17 wss_username_token_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

reference.priority

なし

オプション


18.18 oracle/wss10_saml_token_client_template

このトピックでは、wss10_saml_token_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss10 SAMLトークン・クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-token

説明

wss10_saml_token_client_templateアサーション・テンプレートでは、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにSAMLトークンが組み込まれます。SAMLトークンは自動的に作成されます。

設定

表18-18は、wss10_saml_token_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-18 wss10_saml_token_client_templateの設定

名前 デフォルト値

SAMLトークン・タイプ

バージョン

1.1

確認タイプ

sender-vouches

名前識別子フォーマット

未指定


構成

表18-19は、wss10_saml_token_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-19 wss10_saml_token_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

user.attributes

なし

オプション

user.roles.include

false

オプション

saml.issuer.name

www.oracle.com

オプション

csf-key

basic.credentials

オプション

subject.precedence

true

オプション

saml.audience.uri

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.19 oracle/wss10_saml_token_service_template

このトピックでは、wss10_saml_token_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss10 SAMLトークン・サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-token

説明

wss10_saml_token_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security SOAPヘッダー内のSAMLトークンに指定されている資格証明を使用してユーザーが認証されます。

設定

wss10_saml_token_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーションの設定と同じです。設定の詳細は、表18-18を参照してください。

構成

表18-20は、wss10_saml_token_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-20 wss10_saml_token_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

saml.trusted.issuers

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.20 oracle/wss10_saml20_token_client_template

このトピックでは、wss10_saml20_token_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss10 SAML V2.0トークン・クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-token

説明

wss10_saml20_token_client_templateアサーション・テンプレートでは、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにSAMLトークンが組み込まれます。SAMLトークンは自動的に作成されます。

設定

表18-21は、wss10_saml20_token_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-21 wss10_saml20_token_client_templateの設定

名前 デフォルト値

SAMLトークン・タイプ

バージョン

2.0

確認タイプ

sender-vouches

名前識別子フォーマット

未指定


構成

表18-22は、wss10_saml20_token_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。構成プロパティの設定の詳細は、「アサーション・テンプレートの構成プロパティの編集」を参照してください。

ポリシーのオーバーライドの詳細は、「ポリシー構成のオーバーライドの概要」を参照してください。


表18-22 wss10_saml20_token_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

user.attributes

なし

オプション

user.roles.include

false

オプション

saml.issuer.name

www.oracle.com

オプション

csf-key

basic.credentials

オプション

subject.precedence

true

オプション

saml.audience.uri

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.21 oracle/wss10_saml20_token_service_template

このトピックでは、wss10_saml20_token_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss10 SAML V2.0トークン・サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-token

説明

wss10_saml20_token_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security SOAPヘッダー内のSAMLトークンに指定されている資格証明を使用してユーザーが認証されます。

設定

wss10_saml20_token_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同様です。設定の詳細は、表18-21を参照してください。

構成

表18-23は、wss10_saml20_token_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。構成プロパティの設定の詳細は、「アサーション・テンプレートの構成プロパティの編集」を参照してください。

ポリシーのオーバーライドの詳細は、「ポリシー構成のオーバーライドの概要」を参照してください。


表18-23 wss10_saml20_token_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

saml.trusted.issuers

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.22 oracle/wss11_kerberos_token_client_template

このトピックでは、wss11_kerberos_token_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss11 Kerberosトークン・クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: kerberos-security

説明

wss11_kerberos_token_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security Kerberos Token Profile v1.1標準に従って、WS-SecurityヘッダーにKerberosトークンが組み込まれます。

設定

表18-24は、wss11_kerberos_token_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-24 wss11_kerberos_token_client_templateの設定

名前 デフォルト値

Kerberosトークン・タイプ

Kerberosトークン・タイプ

gss-apreq-v5

導出キー

無効


構成

表18-25は、wss11_kerberos_token_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-25 wss11_kerberos_token_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

service.principal.name

HOST/localhost@EXAMPLE.COM

必須

keytab.location

なし

オプション

caller.principal.name

なし

オプション

credential.delegation

false

必須

reference.priority

なし

オプション


18.23 oracle/wss11_kerberos_token_service_template

このトピックでは、wss11_kerberos_token_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss11 Kerberosトークン・サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: kerberos-security

説明

wss11_kerberos_token_service_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security Kerberos Token Profile v1.1標準に従って実行されます。このテンプレートは、SOAPヘッダーからKerberosトークンを抽出し、ユーザーを認証します。コンテナには、Oracle Platform Security Servicesを介して構成されたKerberosインフラストラクチャが含まれている必要があります。

設定

wss11_keberos_token_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定の詳細は、表18-24を参照してください。

構成

表18-26は、wss11_kerberos_token_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-26 wss11_kerberos_token_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

credential.delegation

false

必須

role

ultimateReceiver

定数

reference.priority

なし

オプション


18.24 oracle/http_oauth2_token_client_template

http_oauth2_token_client_templateアサーション・テンプレートは、OAuth2トークンの認証のためのHTTPバインディング・レベル・テンプレートです。

設定

表18-27は、http_oauth2_token_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-27 http_oauth2_token_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

認証ヘッダー - メカニズム

認証のメカニズム。

有効な値は次のとおりです。

  • basic: ユーザー名およびパスワードを送信することで、クライアントが自身を認証します。

    注意: Basic認証を使用する場合はSSLを構成することをお薦めします。

  • cert: このリリースではサポートされていません。証明書を送信することで、クライアントが自身を認証します。

  • custom: このリリースではサポートされていません。カスタムの認証メカニズム。

  • digest: このリリースではサポートされていません。暗号化されたパスワードをMD5ダイジェストを使用して送信することで、クライアントが自身を認証します。

  • jwt: クライアントはJWTトークンを使用して自身を認証します。

  • oam: クライアントはOAMエージェントを使用して自身を認証します。

  • oauth2: クライアントはOAuth2フレームワークを使用して認証します。

  • saml20-bearer: クライアントはSAML 2.0 Bearerトークンを使用して自身を認証します。

  • spnego: クライアントはKerberos SPNEGOを使用して自身を認証します。

<orasp:auth-header 
  orasp:mechanism="oauth2"/>

認証ヘッダー - ヘッダー名

認証ヘッダーの名前。

なし

認証ヘッダー - 署名済

トークンに署名するかどうかを指定するフラグ。

<orasp:auth-header
orasp:is-signed="false"/>

認証ヘッダー - 暗号化済

トークンを暗号化するかどうかを指定するフラグ。

<orasp:auth-header
orasp:is-encrypted="false"/>

構成

表18-28は、http_oauth2_token_client_templateアサーション・テンプレートのデフォルト構成プロパティを示しています。


表18-28 http_oauth2_token_client_templateの構成プロパティ

名前 説明

audience.uri

オーディエンス制限。次の条件がサポートされています。

  • このプロパティを設定しない場合、サービスURLがオーディエンスURIとして使用されます。

  • このプロパティをNONE (大/小文字の区別なし)に設定した場合、オーディエンスURIはnullに設定されます。

  • このプロパティをNONE以外の値に設定した場合、オーディエンスURIはこの値に設定されます。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="audience.uri" 
orawsp:type="string">
<orawsp:Value/>
<orawsp:DefaultValue>NONE</orawsp:DefaultValue>

authz.code

3-legged OAuth2ユースケースの認可コードを渡すためのオプションのプロパティ。(このリリースではサポートされていません。)

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="authz.code" 
orawsp:type="string">
<orawsp:Value/>

csf-key

Oracle Platform Security Services(OPSS)アイデンティティ・ストアのユーザー名およびパスワードにマップする資格証明ストア・キー。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:type="string"
 orawsp:contentType="optional" orawsp:name="csf-key">
<orawsp:Value/>

csf.map

CSF別名を含む資格証明ストア内のOracle WSMマップ。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="csf.map" orawsp:type="string"/>

このプロパティのValueにアプリケーション・レベルのマップ名を指定すると、デフォルトのドメイン・レベルのOracle WSMマップをオーバーライドできます。次に例を示します。

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
   orawsp:name="csf.map" orawsp:type="string"/>
   <orawsp:Value>app-level-mapname.map</orawsp:Value>
</orawsp:Property>

アプリケーション・レベルのマップへのアクセスでは、wsm-agent-core.jarへの資格証明アクセス権限およびアイデンティティ権限も付与する必要があります。

federated.client.token

オプションのプロパティです。デフォルトでは、oauth2.client.csf.keyおよびkeystore.sig.csf.keyプロパティを使用してクライアントのJWTトークンが生成されます。

falseに設定すると、oauth2.client.csf.keyを使用してOAuthサーバーへのクライアント・リクエストで送信する認可ヘッダーが生成されます。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="federated.client.token" 
orawsp:type="boolean">
<orawsp:Value/>
<orawsp:DefaultValue>true</orawsp:DefaultValue>

include.certificate

trueの場合、署名証明書と信頼できる証明書チェーン(CAにより発行された証明書の場合)をJWTトークン要求に含めます。JWTトークンのサイズが大きくなりますが、サービス側キーストアに証明書および証明書チェーンをインポートする必要はありません。

falseの場合、証明書の拇印および別名のみをJWTトークンに含めます。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="include.certificate"
orawsp:type="string">
<orawsp:Value/>
<orawsp:DefaultValue>false</orawsp:DefaultValue>
</orawsp:Property>

issuer.name

ローカルに生成されるJWTトークン(iss:claim)で使用される発行者名を指定するオプションのプロパティ。デフォルトは、www.oracle.comです。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="issuer.name" 
orawsp:type="string">
<orawsp:Value/>
<orawsp:DefaultValue>www.oracle.com</orawsp:DefaultValue>

keystore.sig.csf.key

ローカルに作成されるJWTトークンの署名のためのOracle WSMキーストアからのテナント・キーを指定するオプションのプロパティ。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="keystore.sig.csf.key" 
orawsp:type="string">
<orawsp:Value/>

oauth2.client.csf.key

クライアントのユーザー名とパスワードを取得するために使用するキーを指定する必須プロパティ。

oauth2.client.csf.keyの値は、クライアント・プロファイルで必要とされるクライアントIDおよびシークレットと一致する必要があります(『Oracle Access Manager with Oracle Security Token Service管理者ガイド』OAuthクライアント・プロファイル構成の理解に関する項を参照)。

federated.client.tokenをfalseに設定した場合は、oauth2.client.csf.keyを使用してOAuthサーバーへのクライアント・リクエストで送信される認可ヘッダーが生成されます。

oauth2.client.csf.keyをオーバーライドした場合は、その値が使用されます。そうでない場合は、oauth2_config_client_policyのoauth2.client.csf.keyの値が使用されます。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:type="string"
orawsp:contentType="required"
orawsp:name="oauth2.client.csf.key">
<orawsp:Value/>
<orawsp:DefaultValue>NONE</orawsp:DefaultValue>
</orawsp:Property>

oracle.oauth2.service

トークン発行者のデフォルト動作およびスコープの決定方法を指定するオプションのプロパティ。trueの場合は、クライアントIDがOAuth2サーバーのユーザーおよびクライアントJWTトークンの発行者として使用されます。この場合、issuer.nameの値は無視されます。

falseの場合、発行者はwww.oracle.comのデフォルト値を持つissuer.nameによって決定します。

propagate.identity.context

アイデンティティ・コンテキスト情報をJWTトークンで要求として伝播するかどうかを指定するオプションのプロパティ。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="propagate.identity.context" 
orawsp:type="string">
<orawsp:Value/>

redirect.uri

アクセス権が付与または拒否された後、ユーザー・エージェントをクライアントにリダイレクトするためにOAuthサーバーが使用するリダイレクトURIを指定するオプションのプロパティ。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="redirect.uri" 
orawsp:type="string">
<orawsp:Value/>

reference.priority

ポリシー添付の優先順位を指定するオプションのプロパティ。添付ポリシーに対して指定されると、有効なポリシー・セット・アルゴリズムでは、最高の整数値の優先順位を持つポリシーを、そのスコープにかかわらず、競合するポリシー添付より優先します。

reference.priorityには、(-231)から(231 - 1)の範囲の任意の値を指定できます。値が高いほど、有効なポリシー計算で割り当てられる優先順位が高くなります。値を持たないポリシーまたは数値以外の値を持つポリシーは、値0を持つものとして扱われます。値にyes、true、onのいずれかの単語が設定されている場合、値は1に設定されます。

詳細は、「ポリシー・アタッチメントの優先度の指定」を参照してください。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional" 
  orawsp:name="reference.priority" 
  orawsp:type="string"/>

scope

OAuth2リクエストのスコープ(現状のまま)を指定するオプションのプロパティ。存在する場合、OAuth2トークン・リクエストにスコープと値を含めます。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="scope" orawsp:type="string">
<orawsp:Value/>

スコープは、oracle.oauth2.serviceプロパティの値に依存します。

  • oracle.oauth2.serviceがfalse (デフォルト)の場合は、scopeプロパティによってスコープが決まります。

  • oracle.oauth2.serviceがtrueで、scopeの値がない場合(デフォルト)、プロトコル、ホストおよびポート(使用可能な場合)をサービスURLから取得して使用します。

subject.precedence

JWTトークンの作成に使用されるサブジェクトを取得する場所を指定するプロパティ。

表10-2で説明されているように:

  • subject.precedencetrueに設定した場合、JWTトークンを作成するためのユーザー名は認証済サブジェクトから取得されます。

  • subject.precedencefalseに設定した場合、JWTトークンを作成するためのユーザー名はcsf-keyプロパティからのみ取得されます。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional" 
  orawsp:name="subject.precedence" orawsp:type="string">
  <orawsp:Value>true</orawsp:Value>
</orawsp:Property>

time.in.millis

標準のNumericDate (JWTトークン内のexp (Expiry)クレームおよびiat (Issued AT)クレームの値に対する単位としての秒/Epoch後)をサポートします。

trueの場合は、ミリ秒/Epoch後が使用されます。それ以外の場合は、秒/Epoch後が使用されます。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:type="boolean"
 orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="time.in.millis">
<orawsp:Value/>
<orawsp:DefaultValue>true</orawsp:DefaultValue>
</orawsp:Property>

user.attributes

ユーザー属性を要求としてJWTトークンに挿入するかどうかを指定するオプションのプロパティ。

含まれる属性をカンマ区切りのリストで指定します。たとえば、attrib1,attrib2と指定します。指定する属性名は、構成済アイデンティティ・ストア内の有効な属性に正確に一致する必要があります。Oracle WSMランタイムは、構成済のアイデンティティ・ストアからこれらの属性の値を読み取り、属性とその値をJWTトークンに含めます。

サブジェクトが有効であり、subject.precedenceがtrueに設定されている必要があります。

クライアント・ポリシーは、user.attributesを使用して指定された属性の値を、構成済のアイデンティティ・ストアから読み取ります。JWTクレームの作成には、有効な属性の名前および値がすべて使用されます。

user.attributesプロパティは1つのアイデンティティ・ストアに対してサポートされるものであり、リスト内の先頭のアイデンティティ・ストアのみが使用されます。そのため、ユーザーは、構成済WebLogic Serverの認証プロバイダで使用されるアイデンティティ・ストアに存在し、有効になっている必要があります。認証プロバイダは、認証プロバイダの構成で説明されています。

必要なアイデンティティ・ストアが先頭のアイデンティティ・ストアでない場合、検索する追加のアイデンティティ・ストアを指定できます。詳細は、「アサーションへのユーザー属性の組込み」を参照してください。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="user.attributes" 
orawsp:type="string">
<orawsp:Value/>

user.roles.include

サブジェクトからのユーザー・ロールを要求としてJWTトークンに含めるかどうかを指定するオプションのプロパティ。trueに設定した場合、認証済ユーザー・ロールがプライベート・クレームとしてJWTトークンに含められます。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="user.roles.include" 
orawsp:type="boolean">
<orawsp:Value/>
<orawsp:DefaultValue>false</orawsp:DefaultValue>

user.tenant.name

内部使用に予約されています。


18.25 oracle/http_jwt_token_service_template。

oracle/http_jwt_token_service_templateは、HTTPヘッダー内のJWTトークンに指定されている資格証明を使用してユーザーを認証します。

設定

http_jwt_token_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定の詳細は、表18-34を参照してください。

構成

表18-29は、http_jwt_token_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-29 http_jwt_token_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値

trusted.issuers

ドメイン・レベルで定義された信頼できる発行者をオーバーライドする、アプリケーションの信頼できる発行者のカンマ区切りリスト。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"  
  orawsp:name="saml.trusted.issuers" orawsp:type="string">
  <orawsp:Value/>
</orawsp:Property>

csf.map

CSF別名を含む資格証明ストア内のOracle WSMマップ。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="csf.map" orawsp:type="string"/>

keystore.sig.csf.key

署名キー・パスワードをキーストアに格納するために使用する別名とパスワード。指定した場合、このcsf-keyに対応するキーがキーストアからフェッチされ、署名に使用されます。このプロパティにより、ドメイン・レベルのかわりに添付レベルで署名キーを指定できます。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional" 
  orawsp:name="keystore.sig.csf.key" orawsp:type="string"/>

reference.priority

ポリシー添付の優先順位を指定するオプションのプロパティ。添付ポリシーに対して指定されると、有効なポリシー・セット・アルゴリズムでは、最高の整数値の優先順位を持つポリシーを、そのスコープにかかわらず、競合するポリシー添付より優先します。

reference.priorityには、(-231)から(231 - 1)の範囲の任意の値を指定できます。値が高いほど、有効なポリシー計算で割り当てられる優先順位が高くなります。値を持たないポリシーまたは数値以外の値を持つポリシーは、値0を持つものとして扱われます。値にyes、true、onのいずれかの単語が設定されている場合、値は1に設定されます。

詳細は、「ポリシー・アタッチメントの優先度の指定」を参照してください。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional" 
  orawsp:name="reference.priority" orawsp:type="string"/>

propagate.identity.context

アイデンティティ・コンテキストをWebサービス・クライアントからWebサービスへ伝搬し、他のコンポーネントが認証および認可の目的でこれを使用できるようにします(発行します)。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="propagate.identity.context" orawsp:type="string"><orawsp:Value/>

18.26 oracle/http_oauth2_token_over_ssl_client_template

http_oauth2_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートは、OAuth2トークンの認証のためのHTTPバインディング・レベル・テンプレートです。このテンプレートは、ATが一方向SSLでリソースに伝播される以外は、http_oauth2_token_client_templateと同じです。

設定

表18-30は、http_oauth2_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-30 http_oauth2_token_over_ssl_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

認証ヘッダー - メカニズム

認証のメカニズム。

有効な値は次のとおりです。

  • basic: ユーザー名およびパスワードを送信することで、クライアントが自身を認証します。

    注意: Basic認証を使用する場合はSSLを構成することをお薦めします。

  • cert: このリリースではサポートされていません。証明書を送信することで、クライアントが自身を認証します。

  • custom: このリリースではサポートされていません。カスタムの認証メカニズム。

  • digest: このリリースではサポートされていません。暗号化されたパスワードをMD5ダイジェストを使用して送信することで、クライアントが自身を認証します。

  • jwt: クライアントはJWTトークンを使用して自身を認証します。

  • oam: クライアントはOAMエージェントを使用して自身を認証します。

  • oauth2: クライアントはOAuth2フレームワークを使用して認証します。

  • saml20-bearer: クライアントはSAML 2.0 Bearerトークンを使用して自身を認証します。

  • spnego: クライアントはKerberos SPNEGOを使用して自身を認証します。

<orasp:auth-header 
  orasp:mechanism="oauth2"/>

認証ヘッダー - ヘッダー名

認証ヘッダーの名前。

なし

認証ヘッダー - 署名済

トークンに署名するかどうかを指定するフラグ。

<orasp:auth-header
orasp:is-signed="false"/>

認証ヘッダー - 暗号化済

トークンを暗号化するかどうかを指定するフラグ。

<orasp:auth-header
orasp:is-encrypted="false"/>

トランスポート・セキュリティ

SSLを有効にするかどうかを指定するフラグ。

<orasp:auth-header
 orasp:require-tls/>

トランスポート・セキュリティ - 相互認証が必要

双方向認証が必要かどうかを指定するフラグ。

有効な値は次のとおりです。

  • Enabled: サービスをクライアントに対して認証し、クライアントをサービスに対して認証する必要があります。

  • Disabled: 一方向認証が必要です。サービスをクライアントに対して認証する必要がありますが、クライアントをサービスに対して認証する必要はありません。

<orasp:auth-header
  orasp:mutual-auth="false"/>

トランスポート・セキュリティ - タイムスタンプを含める

タイムスタンプを含めるかどうかを指定するフラグ。タイムスタンプを使用して、メッセージが無効になる有効期限を識別することで、リプレイ攻撃を防止できます。

<orasp:auth-header
orasp:include-timestamp="false"/>

構成

http_oauth2_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定は、アサーション・テンプレートの非SSLバージョンと同じです。設定の詳細は、表18-27を参照してください。

18.27 oracle/http_jwt_token_over_ssl_service_template。

oracle/http_jwt_token_over_ssl_service_templateは、HTTPヘッダー内のJWTトークンに指定されているユーザー名を使用してユーザーを認証します。

設定

http_jwt_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定の詳細は、表18-36を参照してください。

構成

表18-31は、http_jwt_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-31 http_jwt_token_over_ssl_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値

csf.map

CSF別名を含む資格証明ストア内のOracle WSMマップ。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="csf.map" orawsp:type="string"/>

keystore.sig.csf.key

署名キー・パスワードをキーストアに格納するために使用する別名とパスワード。指定した場合、このcsf-keyに対応するキーがキーストアからフェッチされ、署名に使用されます。このプロパティにより、ドメイン・レベルのかわりに添付レベルで署名キーを指定できます。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional" 
  orawsp:name="keystore.sig.csf.key" orawsp:type="string"/>

propagate.identity.context

アイデンティティ・コンテキストをWebサービス・クライアントからWebサービスへ伝搬し、他のコンポーネントが認証および認可の目的でこれを使用できるようにします(発行します)。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="propagate.identity.context" orawsp:type="string"><orawsp:Value/>

reference.priority

ポリシー添付の優先順位を指定するオプションのプロパティ。添付ポリシーに対して指定されると、有効なポリシー・セット・アルゴリズムでは、最高の整数値の優先順位を持つポリシーを、そのスコープにかかわらず、競合するポリシー添付より優先します。

reference.priorityには、(-231)から(231 - 1)の範囲の任意の値を指定できます。値が高いほど、有効なポリシー計算で割り当てられる優先順位が高くなります。値を持たないポリシーまたは数値以外の値を持つポリシーは、値0を持つものとして扱われます。値にyes、true、onのいずれかの単語が設定されている場合、値は1に設定されます。

詳細は、「ポリシー・アタッチメントの優先度の指定」を参照してください。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional" 
  orawsp:name="reference.priority" orawsp:type="string"/>

trusted.issuers

ドメイン・レベルで定義された信頼できる発行者をオーバーライドする、アプリケーションの信頼できる発行者のカンマ区切りリスト。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"  
  orawsp:name="saml.trusted.issuers" orawsp:type="string">
  <orawsp:Value/>
</orawsp:Property>

18.28 oracle/oauth2_config_client_template

oauth2_config_client_templateアサーション・テンプレートは、アクセス・トークンを取得するためにOAuth2サーバーを呼び出すときに使用するOAuth2情報を提供します。

設定

表18-32は、oauth2_config_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-32 oauth2_config_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

token-uri

OAuth2サーバーのトークン・エンドポイントを指定する必須プロパティ。

orasp:token-uri="http://host:port/tokens" 

構成

表18-33は、oauth2_config_client_templateアサーション・テンプレートのデフォルトの構成プロパティを示しています。


表18-33 oauth2_config_client_templateの構成プロパティ

名前 説明

oauth2.client.csf.key

クライアントのユーザー名とパスワードを取得するために使用するキーを指定する必須プロパティ。

oauth2.client.csf.keyの値は、クライアント・プロファイルで必要とされるクライアントIDおよびシークレットと一致する必要があります(『Oracle Access Manager with Oracle Security Token Service管理者ガイド』OAuthクライアント・プロファイル構成の理解に関する項を参照)。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:type="string"
orawsp:contentType="required"\
orawsp:name="oauth2.client.csf.key">
<orawsp:Value/>
<orawsp:DefaultValue>basic.client.credentials</orawsp:DefaultValue>
</orawsp:Property>

role

SOAPロール。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="constant" 
  orawsp:name="role" orawsp:type="string">
  <orawsp:DefaultValue>
    ultimateReceiver
  </orawsp:DefaultValue>
</orawsp:Property>

reference.priority

ポリシー添付の優先順位を指定するオプションのプロパティ。添付ポリシーに対して指定されると、有効なポリシー・セット・アルゴリズムでは、最高の整数値の優先順位を持つポリシーを、そのスコープにかかわらず、競合するポリシー添付より優先します。

reference.priorityには、(-231)から(231 - 1)の範囲の任意の値を指定できます。値が高いほど、有効なポリシー計算で割り当てられる優先順位が高くなります。値を持たないポリシーまたは数値以外の値を持つポリシーは、値0を持つものとして扱われます。値にyes、true、onのいずれかの単語が設定されている場合、値は1に設定されます。

詳細は、「ポリシー・アタッチメントの優先度の指定」を参照してください。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional" 
 orawsp:name="reference.priority" orawsp:type="string"/>

token.uri

トークンURIの値をオーバーライドするオプションのプロパティ。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional" orawsp:name="token.uri" orawsp:type="string"><orawsp:Value/><orawsp:DefaultValue>http://host:port/tokens
</orawsp:DefaultValue></orawsp:Property>

18.29 oracle/http_jwt_token_client_template

http_jwt_token_client_templateアサーション・テンプレートは、HTTPヘッダーにJWTトークンを含めます。JWTトークンは自動的に作成されます。発行者名とサブジェクト名は、プログラムによって、またはポリシーを介して宣言的に提供されます。このテンプレートを使用して作成したポリシーは、任意のHTTPベース・クライアントに添付できます。構成オーバーライド・プロパティを使用して、オーディエンス制限条件を指定できます。

設定

表18-34は、http_jwt_token_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-34 http_jwt_token_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

認証ヘッダー - メカニズム

認証のメカニズム。

有効な値は次のとおりです。

  • basic: ユーザー名およびパスワードを送信することで、クライアントが自身を認証します。

    注意: Basic認証を使用する場合はSSLを構成することをお薦めします。

  • cert: このリリースではサポートされていません。証明書を送信することで、クライアントが自身を認証します。

  • custom: このリリースではサポートされていません。カスタムの認証メカニズム。

  • digest: このリリースではサポートされていません。暗号化されたパスワードをMD5ダイジェストを使用して送信することで、クライアントが自身を認証します。

  • jwt: クライアントはJWTトークンを使用して自身を認証します。

  • oam: クライアントはOAMエージェントを使用して自身を認証します。

  • saml20-bearer: クライアントはSAML 2.0 Bearerトークンを使用して自身を認証します。

  • spnego: クライアントはKerberos SPNEGOを使用して自身を認証します。

<orasp:auth-header 
  orasp:mechanism="jwt"/>

認証ヘッダー - ヘッダー名

認証ヘッダーの名前。

なし

認証ヘッダー - アルゴリズム・スイート

JWTトークンの署名に使用されるアルゴリズム・スイート。

<orasp:auth-header
orasp:algorithm-suite="Basic256Sha256"/"

認証ヘッダー - 署名済

JWTトークンを署名するかどうかを指定するフラグ。JWTポリシーの場合、有効な値はtrueのみです。

<orasp:auth-header
orasp:is-signed="true"/>

認証ヘッダー - 暗号化済

JWTトークンを暗号化するかどうかを指定するフラグ。

<orasp:auth-header
orasp:is-encrypted="false"/>

構成

表18-35は、http_jwt_token_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-35 http_jwt_token_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値

audience.uri

オーディエンス制限。次の条件がサポートされています。

  • このプロパティを設定しない場合、サービスURLがオーディエンスURIとして使用されます。

  • このプロパティをNONE (大/小文字の区別なし)に設定した場合、オーディエンスURIはnullに設定されます。

  • このプロパティをNONE以外の値に設定した場合、オーディエンスURIはこの値に設定されます。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional" 
  orawsp:name="audience.uri" orawsp:type="string">
  <orawsp:Value/>
</orawsp:Property>

csf-key

Oracle Platform Security Services(OPSS)アイデンティティ・ストアのユーザー名およびパスワードにマップする資格証明ストア・キー。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
   orawsp:name="csf-key" orawsp:type="string">
   <orawsp:Value>basic.credentials</orawsp:Value>
</orawsp:Property>

csf.map

CSF別名を含む資格証明ストア内のOracle WSMマップ。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="csf.map" orawsp:type="string"/>

issuer.name

JWT発行者の名前。デフォルト値はwww.oracle.comです。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional" 
  orawsp:name="issuer.name" orawsp:type="string">
  <orawsp:Value>www.oracle.com</orawsp:Value>
</orawsp:Property>

keystore.sig.csf.key

署名キー・パスワードをキーストアに格納するために使用する別名とパスワード。指定した場合、このcsf-keyに対応するキーがキーストアからフェッチされ、署名に使用されます。このプロパティにより、ドメイン・レベルのかわりに添付レベルで署名キーを指定できます。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional" 
  orawsp:name="keystore.sig.csf.key" orawsp:type="string"/>

propagate.identity.context

アイデンティティ・コンテキストをWebサービス・クライアントからWebサービスへ伝搬し、他のコンポーネントが認証および認可の目的でこれを使用できるようにします(発行します)。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="propagate.identity.context" orawsp:type="string"><orawsp:Value/>

reference.priority

ポリシー添付の優先順位を指定するオプションのプロパティ。添付ポリシーに対して指定されると、有効なポリシー・セット・アルゴリズムでは、最高の整数値の優先順位を持つポリシーを、そのスコープにかかわらず、競合するポリシー添付より優先します。

reference.priorityには、(-231)から(231 - 1)の範囲の任意の値を指定できます。値が高いほど、有効なポリシー計算で割り当てられる優先順位が高くなります。値を持たないポリシーまたは数値以外の値を持つポリシーは、値0を持つものとして扱われます。値にyes、true、onのいずれかの単語が設定されている場合、値は1に設定されます。

詳細は、「ポリシー・アタッチメントの優先度の指定」を参照してください。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional" 
  orawsp:name="reference.priority" orawsp:type="string"/>

subject.precedence

JWTトークンの作成に使用されるサブジェクトを取得する場所を指定するプロパティ。

subject.precedencetrueに設定した場合、JWTトークンを作成するためのユーザー名は認証済サブジェクトから取得されます。subject.precedencefalseに設定した場合、JWTトークンを作成するためのユーザー名はcsf-keyユーザー名プロパティからのみ取得されます。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional" 
  orawsp:name="subject.precedence" orawsp:type="string">
  <orawsp:Value>true</orawsp:Value>
</orawsp:Property>

user.attributes

JWTトークンに含める認証済ユーザーのユーザー属性のリスト。

含まれる属性をカンマ区切りのリストで指定します。たとえば、attrib1,attrib2と指定します。指定する属性名は、構成済アイデンティティ・ストア内の有効な属性に正確に一致する必要があります。Oracle WSMランタイムは、構成済のアイデンティティ・ストアからこれらの属性の値を読み取り、属性とその値をJWTトークンに含めます。

サブジェクトが有効であり、subject.precedenceがtrueに設定されている必要があります。

クライアント・ポリシーは、user.attributesを使用して指定された属性の値を、構成済のアイデンティティ・ストアから読み取ります。JWTクレームの作成には、有効な属性の名前および値がすべて使用されます。

user.attributesプロパティは1つのアイデンティティ・ストアに対してサポートされるものであり、リスト内の先頭のアイデンティティ・ストアのみが使用されます。そのため、ユーザーは、構成済WebLogic Serverの認証プロバイダで使用されるアイデンティティ・ストアに存在し、有効になっている必要があります。認証プロバイダは、認証プロバイダの構成で説明されています。

必要なアイデンティティ・ストアが先頭のアイデンティティ・ストアでない場合、検索する追加のアイデンティティ・ストアを指定できます。詳細は、「アサーションへのユーザー属性の組込み」を参照してください。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="user.attributes" orawsp:type="string"/>

user.roles.include

JWTトークンに含めるユーザー・ロール。trueに設定した場合、認証済ユーザー・ロールがプライベート・クレームとしてJWTトークンに含められます。デフォルトは、falseです。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"   
  orawsp:name="user.roles.include" orawsp:type="string">
  <orawsp:Value>false</orawsp:Value>
</orawsp:Property>

user.tenant.name

内部使用に予約されています。


18.30 oracle/http_jwt_token_over_ssl_client_template

http_jwt_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートは、HTTPヘッダーにJWTトークンを含めます。JWTトークンは自動的に作成されます。発行者名とサブジェクト名は、プログラムによって、またはポリシーを介して宣言的に提供されます。

このテンプレートを使用して作成したポリシーは、任意のHTTPベース・クライアントに添付できます。構成オーバーライド・プロパティを使用して、オーディエンス制限条件を指定できます。

設定

表18-36は、http_jwt_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-36 http_jwt_token_over_ssl_client_templateの設定

名前 説明 デフォルト値

認証ヘッダー - メカニズム

認証のメカニズム。

有効な値は次のとおりです。

  • basic: ユーザー名およびパスワードを送信することで、クライアントが自身を認証します。

    注意: Basic認証を使用する場合はSSLを構成することをお薦めします。

  • cert: このリリースではサポートされていません。証明書を送信することで、クライアントが自身を認証します。

  • custom: このリリースではサポートされていません。カスタムの認証メカニズム。

  • digest: このリリースではサポートされていません。暗号化されたパスワードをMD5ダイジェストを使用して送信することで、クライアントが自身を認証します。

  • jwt: クライアントはJWTトークンを使用して自身を認証します。

  • oam: クライアントはOAMエージェントを使用して自身を認証します。

  • saml20-bearer: クライアントはSAML 2.0 Bearerトークンを使用して自身を認証します。

  • spnego: クライアントはKerberos SPNEGOを使用して自身を認証します。

<orasp:auth-header 
  orasp:mechanism="jwt"/>

認証ヘッダー - ヘッダー名

認証ヘッダーの名前。

なし

認証ヘッダー - アルゴリズム・スイート

JWTトークンの署名に使用されるアルゴリズム・スイートを指定するフラグ。

<orasp:auth-header
orasp:algorithm-suite="Basic256Sha256"/"

認証ヘッダー - 署名済

JWTトークンを署名するかどうかを指定するフラグ。JWTポリシーの場合、有効な値はtrueのみです。

<orasp:auth-header
orasp:is-signed="true"/>

認証ヘッダー - 暗号化済

JWTトークンを暗号化するかどうかを指定するフラグ。

<orasp:auth-header
orasp:is-encrypted="false"/>

トランスポート・セキュリティ

SSLを有効にするかどうかを指定するフラグ。

<orasp:auth-header
 orasp:require-tls/>

トランスポート・セキュリティ - 相互認証が必要

双方向認証が必要かどうかを指定するフラグ。

有効な値は次のとおりです。

  • Enabled: サービスをクライアントに対して認証し、クライアントをサービスに対して認証する必要があります。

  • Disabled: 一方向認証が必要です。サービスをクライアントに対して認証する必要がありますが、クライアントをサービスに対して認証する必要はありません。

<orasp:auth-header
  orasp:mutual-auth="false"/>

トランスポート・セキュリティ - タイムスタンプを含める

タイムスタンプを含めるかどうかを指定するフラグ。タイムスタンプを使用して、メッセージが無効になる有効期限を識別することで、リプレイ攻撃を防止できます。

<orasp:auth-header
orasp:include-timestamp="false"/>

構成

表18-37は、http_jwt_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-37 http_jwt_token_over_ssl_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値

audience.uri

オーディエンス制限。次の条件がサポートされています。

  • このプロパティを設定しない場合、サービスURLがオーディエンスURIとして使用されます。

  • このプロパティをNONE (大/小文字の区別なし)に設定した場合、オーディエンスURIはnullに設定されます。

  • このプロパティをNONE以外の値に設定した場合、オーディエンスURIはこの値に設定されます。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional" 
  orawsp:name="audience.uri" orawsp:type="string">
  <orawsp:Value/>
</orawsp:Property>

csf.map

CSF別名を含む資格証明ストア内のOracle WSMマップ。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="csf.map" orawsp:type="string"/>

csf-key

Oracle Platform Security Services(OPSS)アイデンティティ・ストアのユーザー名およびパスワードにマップする資格証明ストア・キー。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
   orawsp:name="csf-key" orawsp:type="string">
   <orawsp:Value>basic.credentials</orawsp:Value>
</orawsp:Property>

issuer.name

JWT発行者の名前。デフォルト値はwww.oracle.comです。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional" 
  orawsp:name="issuer.name" orawsp:type="string">
  <orawsp:Value>www.oracle.com</orawsp:Value>
</orawsp:Property>

keystore.sig.csf.key

署名キー・パスワードをキーストアに格納するために使用する別名とパスワード。指定した場合、このcsf-keyに対応するキーがキーストアからフェッチされ、署名に使用されます。このプロパティにより、ドメイン・レベルのかわりに添付レベルで署名キーを指定できます。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional" 
  orawsp:name="keystore.sig.csf.key" orawsp:type="string"/>

propagate.identity.context

アイデンティティ・コンテキストをWebサービス・クライアントからWebサービスへ伝搬し、他のコンポーネントが認証および認可の目的でこれを使用できるようにします(発行します)。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="propagate.identity.context" orawsp:type="string"><orawsp:Value/>

reference.priority

ポリシー添付の優先順位を指定するオプションのプロパティ。添付ポリシーに対して指定されると、有効なポリシー・セット・アルゴリズムでは、最高の整数値の優先順位を持つポリシーを、そのスコープにかかわらず、競合するポリシー添付より優先します。

reference.priorityには、(-231)から(231 - 1)の範囲の任意の値を指定できます。値が高いほど、有効なポリシー計算で割り当てられる優先順位が高くなります。値を持たないポリシーまたは数値以外の値を持つポリシーは、値0を持つものとして扱われます。値にyes、true、onのいずれかの単語が設定されている場合、値は1に設定されます。

詳細は、「ポリシー・アタッチメントの優先度の指定」を参照してください。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional" 
  orawsp:name="reference.priority" orawsp:type="string"/>

subject.precedence

JWTトークンの作成に使用されるサブジェクトを取得する場所を指定するプロパティ。

subject.precedencetrueに設定した場合、JWTトークンを作成するためのユーザー名は認証済サブジェクトから取得されます。subject.precedencefalseに設定した場合、JWTトークンを作成するためのユーザー名はcsf-keyユーザー名プロパティからのみ取得されます。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional" 
  orawsp:name="subject.precedence" orawsp:type="string">
  <orawsp:Value>true</orawsp:Value>
</orawsp:Property>

user.attributes

JWTトークンに含める認証済ユーザーのユーザー属性のリスト。

含まれる属性をカンマ区切りのリストで指定します。たとえば、attrib1,attrib2と指定します。指定する属性名は、構成済アイデンティティ・ストア内の有効な属性に正確に一致する必要があります。Oracle WSMランタイムは、構成済のアイデンティティ・ストアからこれらの属性の値を読み取り、属性とその値をJWTトークンに含めます。

サブジェクトが有効であり、subject.precedenceがtrueに設定されている必要があります。

クライアント・ポリシーは、user.attributesを使用して指定された属性の値を、構成済のアイデンティティ・ストアから読み取ります。JWTクレームの作成には、有効な属性の名前および値がすべて使用されます。

user.attributesプロパティは1つのアイデンティティ・ストアに対してサポートされるものであり、リスト内の先頭のアイデンティティ・ストアのみが使用されます。そのため、ユーザーは、構成済WebLogic Serverの認証プロバイダで使用されるアイデンティティ・ストアに存在し、有効になっている必要があります。認証プロバイダは、認証プロバイダの構成で説明されています。

必要なアイデンティティ・ストアが先頭のアイデンティティ・ストアでない場合、検索する追加のアイデンティティ・ストアを指定できます。詳細は、「アサーションへのユーザー属性の組込み」を参照してください。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"
 orawsp:name="user.attributes" orawsp:type="string"/>

user.roles.include

JWTトークンに含めるユーザー・ロール。trueに設定した場合、認証済ユーザー・ロールがプライベート・クレームとしてJWTトークンに含められます。デフォルトは、falseです。

デフォルト設定:

<orawsp:Property orawsp:contentType="optional"   
  orawsp:name="user.roles.include" orawsp:type="string">
  <orawsp:Value>false</orawsp:Value>
</orawsp:Property>

user.tenant.name

内部で使用するために予約されています。


18.31 oracle/wss10_message_protection_client_template

このトピックでは、wss10_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss10メッセージ保護クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-anonymous-with-certificates

説明

wss10_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性および機密保護)が実行されます。

設定

表18-38は、wss10_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-38 wss10_message_protection_client_templateの設定

名前 デフォルト値

X509トークン

署名鍵参照メカニズム

direct

暗号化鍵参照メカニズム

direct

受信者署名鍵参照メカニズム

direct

受信者暗号化鍵参照メカニズム

direct

署名済

無効

PKIパスの使用

無効

セキュア通信

有効

無効

バージョン

1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証

無効

クライアント・エントロピ

有効

導出キー

有効

サーバー・エントロピ

有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ

アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ

アルゴリズム・スイート

BASIC_128

タイムスタンプを含める

有効

署名の暗号化

無効

「リクエスト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「レスポンス・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「フォルト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください


構成

表18-39は、wss10_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-39 wss10_message_protection_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

keystore.recipient.alias

orakey

必須

role

ultimateReceiver

定数

keystore.sig.csf.key

なし

オプション

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

ignore.timestamp.in.response

false

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.32 oracle/wss10_message_protection_service_template

このトピックでは、wss10_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss10メッセージ保護サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-anonymous-with-certificates

説明

wss10_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、インバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性および機密保護)が実行されます。

設定

wss10_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定の詳細は、表18-38を参照してください。

構成

表18-40は、wss10_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-40 wss10_message_protection_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

keystore.sig.csf.key

なし

オプション

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.33 oracle/wss11_message_protection_client_template

このトピックでは、wss11_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss11メッセージ保護クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-anonymous-with-certificates

説明

wss11_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.1標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性および機密保護)が実行されます。

設定

表18-41は、wss11_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-41 wss11_message_protection_client_templateの設定

名前 デフォルト値

X509トークン

暗号化鍵参照メカニズム

thumbprint

署名済

有効

PKIパスの使用

無効

導出キー

無効

セキュア通信

有効

無効

バージョン

1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証

無効

クライアント・エントロピ

有効

導出キー

有効

サーバー・エントロピ

有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ

アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ

アルゴリズム・スイート

BASIC_128

タイムスタンプを含める

有効

署名の確認

有効

署名の暗号化

無効

「リクエスト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「レスポンス・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「フォルト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください


構成

表18-42は、wss11_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-42 wss11_message_protection_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

keystore.recipient.alias

orakey

必須

role

ultimateReceiver

定数

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

ignore.timestamp.in.response

false

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.34 oracle/wss11_message_protection_service_template

このトピックでは、wss11_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss11メッセージ保護サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-anonymous-with-certificates

説明

wss11_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.1標準に従って、インバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性および機密保護)が実行されます。

設定

wss11_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定の詳細は、表18-41を参照してください。

構成

表18-43は、wss11_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-43 wss11_message_protection_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.35 oracle/wss_http_token_over_ssl_client_template

このトピックでは、wss_http_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss HTTP Token Over SSLクライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-security

説明

wss_http_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートでは、アウトバウンド・クライアント・リクエストのHTTPヘッダーに資格証明が組み込まれ、Oracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対してユーザーが認証されます。このポリシーは、トランスポート・プロトコルがHTTPSであることを検証します。HTTPS以外のトランスポート・プロトコルを介するリクエストは拒否されます。このポリシーは、HTTPベースのあらゆるクライアントに適用できます。

設定

表18-44は、wss_http_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-44 wss_http_token_over_ssl_client_templateの設定

名前 デフォルト値

認証ヘッダー

認証ヘッダー - メカニズム

basic

認証ヘッダー - ヘッダー名

なし

Transport Layer Security

Transport Layer Security

有効

Transport Layer Security - 相互認証が必要

無効

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める

無効

アルゴリズム・スイート

BASIC_128


構成

表18-45は、wss_http_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-45 wss_http_token_over_ssl_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

csf-key

basic.credentials

必須

role

ultimateReceiver

定数

reference.priority

なし

オプション


18.36 oracle/wss_http_token_over_ssl_service_template。

表示名: Wss HTTP Token Over SSLサービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: http-security

説明

wss_http_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートでは、HTTPヘッダーの資格証明が抽出され、Oracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対してユーザーが認証されます。

設定

wss_http_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定の詳細は、表18-44を参照してください。

構成

表18-46は、wss_http_token_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-46 wss_http_token_over_ssl_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

realm

owsm

定数

role

ultimateReceiver

定数

reference.priority

なし

オプション


18.37 oracle/wss_saml_token_bearer_client_template

このトピックでは、wss_saml_token_bearer_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss SAML Bearerトークン・クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-saml-token

説明

wss_saml_token_bearer_client_templateアサーション・テンプレートでは、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにSAMLトークンが組み込まれます。確認方法がBearerのSAMLトークンが自動的に作成されます。

設定

表18-47は、wss_saml_token_bearer_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-47 wss_saml_token_bearer_client_templateの設定

名前 デフォルト値

SAMLトークン・タイプ

バージョン

1.1

確認タイプ

bearer

名前識別子フォーマット

未指定


構成

表18-48は、wss_saml_token_bearer_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-48 wss_saml_token_bearer_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

user.attributes

なし

オプション

user.roles.include

false

オプション

saml.issuer.name

www.oracle.com

オプション

csf-key

basic.credentials

オプション

csf.map

なし

オプション

subject.precedence

true

オプション

saml.audience.uri

なし

オプション

keystore.sig.csf.key

なし

オプション

saml.envelope.signature.required

true

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

user.tenant.name

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.38 oracle/wss_saml_token_bearer_service_template

このトピックでは、wss_saml_token_bearer_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss SAML Bearerトークン・サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-saml-token

説明

wss_saml_token_bearer_service_templateアサーション・テンプレートでは、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにSAMLトークンが組み込まれます。確認方法がBearerのSAMLトークンが自動的に作成されます。

設定

表18-47は、wss_saml_token_bearer_service_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-49 wss_saml_token_bearer_service_templateの設定

名前 デフォルト値

SAMLトークン・タイプ

バージョン

1.1

確認タイプ

bearer

名前識別子フォーマット

未指定


構成

表18-52は、wss_saml_token_bearer_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-50 wss_saml_token_bearer_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

saml.trusted.issuers

なし

オプション

saml.envelope.signature.required

true

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.39 oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_template

このトピックでは、wss_saml_token_bearer_over_ssl_clientアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss SAML Token Over SSL (Bearer確認方式)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-saml-token-bearer-over-ssl

説明

wss_saml_token_bearer_over_ssl_clientアサーション・テンプレートでは、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにSAMLトークンが組み込まれます。確認方法がBearerのSAMLトークンが自動的に作成されます。

設定

表18-51は、wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-51 wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_templateの設定

名前 デフォルト値

SAMLトークン・タイプ

バージョン

1.1

確認タイプ

bearer

署名済

無効

暗号化済

無効

名前識別子フォーマット

未指定

Transport Layer Security

Transport Layer Security

有効

Transport Layer Security - 相互認証が必要

無効

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める

有効

アルゴリズム・スイート

なし

アルゴリズム・スイート

BASIC_128

セキュア通信

有効

無効

バージョン

1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証

無効

クライアント・エントロピ

有効

導出キー

無効

サーバー・エントロピ

有効


構成

表18-52は、wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-52 wss_saml_token_bearer_over_ssl_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

user.attributes

なし

オプション

user.roles.include

false

オプション

saml.issuer.name

www.oracle.com

オプション

csf-key

basic.credentials

オプション

subject.precedence

true

オプション

saml.audience.uri

なし

オプション

keystore.sig.csf.key

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

user.tenant.name

なし

オプション

ignore.timestamp.in.response

false

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.40 oracle/wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_template。

このトピックでは、wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss SAML Token Over SSL (Bearer確認方式)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-saml-token-bearer-over-ssl

説明

wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security SOAPヘッダー内の、確認方式がBearerとなっているSAMLトークンに指定されている資格証明を使用して、ユーザーが認証されます。

設定

wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定の詳細は、表18-51を参照してください。

構成

表18-53は、wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-53 wss_saml_token_bearer_over_ssl_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

saml.trusted.issuers

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.41 oracle/wss_saml20_token_bearer_over_ssl_client_template

このトピックでは、wss_saml20_token_bearer_over_ssl_clientアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss SAML V2.0 Token Over SSL (Bearer確認方式)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-saml-token-bearer-over-ssl

説明

wss_saml20_token_bearer_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートでは、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージにSAMLトークンが組み込まれます。確認方法がBearerのSAMLトークンが自動的に作成されます。

設定

表18-54は、wss_saml20_token_bearer_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-54 wss_saml20_token_bearer_over_ssl_client_templateの設定

名前 デフォルト値

SAMLトークン・タイプ

バージョン

2.0

確認タイプ

bearer

署名済

無効

暗号化済

無効

名前識別子フォーマット

未指定

Transport Layer Security

Transport Layer Security

有効

Transport Layer Security - 相互認証が必要

無効

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める

有効

アルゴリズム・スイート

なし

アルゴリズム・スイート

BASIC_128

セキュア通信

有効

無効

バージョン

1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証

無効

クライアント・エントロピ

有効

導出キー

無効

サーバー・エントロピ

有効


構成

表18-55は、wss_saml20_token_bearer_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-55 wss_saml20_token_bearer_over_ssl_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

user.attributes

なし

オプション

user.roles.include

false

オプション

saml.issuer.name

www.oracle.com

オプション

csf-key

basic.credentials

オプション

subject.precedence

true

オプション

saml.audience.uri

なし

オプション

keystore.sig.csf.key

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

ignore.timestamp.in.response

false

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.42 oracle/wss_saml20_token_bearer_over_ssl_service_template

表示名: Wss SAML V2.0 Token Over SSL (Bearer確認方式)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-saml-token-bearer-over-ssl

説明

wss_saml20_token_bearer_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security SOAPヘッダー内の、確認方式がBearerとなっているSAMLトークンに指定された資格証明を使用して、ユーザーが認証されます。

設定

wss_saml20_token_bearer_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定の詳細は、表18-54を参照してください。

構成

表18-56は、wss_saml20_token_bearer_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-56 wss_saml20_token_bearer_over_ssl_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

saml.trusted.issuers

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.43 oracle/wss_saml_token_over_ssl_client_template

このトピックでは、wss_saml_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss SAML Token Over SSLクライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-saml-token-over-ssl

説明

wss_saml_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートは、sender-vouches確認タイプを使用した、WS-Security SOAPヘッダー内のSAMLトークンに指定されている資格証明の認証を可能にします。

設定

表18-57は、wss_saml_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-57 wss_saml_token_over_ssl_client_templateの設定

名前 デフォルト値

SAMLトークン・タイプ

バージョン

1.1

確認タイプ

sender-vouches

署名済

有効

暗号化済

無効

名前識別子フォーマット

unspecified

Transport Layer Security

Transport Layer Security

有効

Transport Layer Security - 相互認証が必要

有効

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める

有効

アルゴリズム・スイート

なし

アルゴリズム・スイート

BASIC_128

セキュア通信

有効

無効

バージョン

1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証

無効

クライアント・エントロピ

有効

導出キー

無効

サーバー・エントロピ

有効


構成

表18-58は、wss_saml_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-58 wss_saml_token_over_ssl_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

user.attributes

なし

オプション

user.roles.include

false

オプション

saml.issuer.name

www.oracle.com

オプション

csf-key

basic.credentials

オプション

subject.precedence

true

オプション

saml.audience.uri

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

ignore.timestamp.in.response

false

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.44 oracle/wss_saml_token_over_ssl_service_template。

このトピックでは、wss_saml_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss SAML Token Over SSLサービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-saml-token-over-ssl

説明

wss_saml_token_over_ssl_service_templateでは、sender-vouches確認タイプを使用して、WS-Security SOAPヘッダー内のSAMLトークンに指定されている資格証明の認証が実行されます。

設定

wss_saml_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定の詳細は、表18-57を参照してください。

構成

表18-59は、wss_saml_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-59 wss_saml_token_over_ssl_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

saml.trusted.issuers

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.45 oracle/wss_saml20_token_over_ssl_client_template

このトピックでは、wss_saml20_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss SAML V2.0 Token Over SSLクライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-saml-token-over-ssl

説明

wss_saml20_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートは、sender-vouches確認タイプを使用した、WS-Security SOAPヘッダー内のSAMLトークンに指定されている資格証明の認証を可能にします。

設定

表18-60は、wss_saml20_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-60 wss_saml20_token_over_ssl_client_templateの設定

名前 デフォルト値

SAMLトークン・タイプ

バージョン

2.0

確認タイプ

sender-vouches

署名済

有効

暗号化済

無効

名前識別子フォーマット

未指定

Transport Layer Security

Transport Layer Security

有効

Transport Layer Security - 相互認証が必要

有効

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める

有効

アルゴリズム・スイート

なし

アルゴリズム・スイート

BASIC_128

セキュア通信

有効

無効

バージョン

1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証

無効

クライアント・エントロピ

有効

導出キー

無効

サーバー・エントロピ

有効


構成

表18-61は、wss_saml20_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-61 wss_saml20_token_over_ssl_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

user.attributes

なし

オプション

user.roles.include

false

オプション

saml.issuer.name

www.oracle.com

オプション

csf-key

basic.credentials

オプション

subject.precedence

true

オプション

saml.audience.uri

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

ignore.timestamp.in.response

false

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.46 oracle/wss_saml20_token_over_ssl_service_template

このトピックでは、wss_saml20_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss SAML V2.0 Token Over SSLサービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-saml-token-over-ssl

説明

wss_saml20_token_over_ssl_service_templateでは、sender-vouches確認タイプを使用して、WS-Security SOAPヘッダー内のSAMLトークンに指定されている資格証明の認証が実行されます。

設定

wss_saml20_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定の詳細は、表18-60を参照してください。

構成

表18-62は、wss_saml20_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-62 wss_saml20_token_over_ssl_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

saml.trusted.issuers

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.47 oracle/wss_username_token_over_ssl_client_template

このトピックでは、wss_username_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss Username Token Over SSLクライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-username-token-over-ssl

説明

wss_username_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートでは、アウトバウンドSOAPリクエスト・メッセージのWS-Security UsernameTokenヘッダーに資格証明が組み込まれます。アサーションでは、3つのタイプのパスワード資格証明(プレーン・テキスト、ダイジェストおよびパスワードなし)がサポートされています。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。

設定

表18-63は、wss_username_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-63 wss_username_token_over_ssl_client_templateの設定

名前 デフォルト値

ユーザー名トークン

パスワード・タイプ

plaintext

必要な作成時間

無効

必要なNonce

無効

Transport Layer Security

Transport Layer Security

有効

Transport Layer Security - 相互認証が必要

無効

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める

有効

アルゴリズム・スイート

なし

アルゴリズム・スイート

BASIC_128

セキュア通信

有効

無効

バージョン

1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証

無効

クライアント・エントロピ

有効

導出キー

無効

サーバー・エントロピ

有効


構成

表18-64は、wss_username_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-64 wss_username_token_over_ssl_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

csf-key

basic.credentials

必須

csf.map

なし

オプション

user.tenant.name

なし

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション

ignore.timestamp.in.response

false

オプション


18.48 oracle/wss_username_token_over_ssl_service_template。

このトピックでは、wss_username_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss Username Token Over SSLサービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-username-token-over-ssl

説明

wss_username_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートでは、UsernameToken WS-Security SOAPヘッダーの資格証明を使用して、Oracle Platform Security Servicesの構成済のアイデンティティ・ストアに対してユーザーが認証されます。アサーションでは、3つのタイプのパスワード資格証明(プレーン・テキスト、ダイジェストおよびパスワードなし)がサポートされています。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。

設定

wss_username_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定の詳細は、表18-63を参照してください。

構成

表18-65は、wss_username_token_over_ssl­_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-65 wss_username_token_over_ssl_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.49 oracle/wss10_saml_hok_token_with_message_protection_client_template

このトピックでは、wss10_saml_hok_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss10 SAML Holder-Of-Keyトークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-hok-with-certificates

説明

wss10_saml_hok_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPメッセージに対して、メッセージ保護(整合性と機密保護)およびSAML鍵所有者ベースの認証が実行されます。

設定

表18-66は、wss10_saml_hok_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-66 wss10_saml_hok_token_with_message_protection_client_templateの設定

名前 デフォルト値

SAMLトークン・タイプ

バージョン

1.1

確認タイプ

holder-of-key

署名済

有効

暗号化済

無効

名前識別子フォーマット

未指定

X509トークン

署名鍵参照メカニズム

ski

暗号化鍵参照メカニズム

direct

受信者署名鍵参照メカニズム

direct

受信者暗号化鍵参照メカニズム

direct

署名済

無効

PKIパスの使用

無効

メッセージ・セキュリティ

アルゴリズム・スイート

BASIC_128

タイムスタンプを含める

有効

署名の暗号化

無効

「リクエスト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「レスポンス・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「フォルト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください


構成

表18-67は、wss10_saml_hok_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-67 wss10_saml_hok_token_with_message_protection_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

user.attributes

なし

オプション

keystore.recipient.alias

orakey

必須

saml.issuer.name

www.oracle.com

オプション

user.roles.include

false

オプション

saml.assertion.filename

temp

オプション

keystore.sig.csf.key

なし

オプション

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

ignore.timestamp.in.response

false

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.50 oracle/wss10_saml_hok_token_with_message_protection_service_template

このトピックでは、wss10_saml_hok_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss10 SAML Holder-Of-Keyトークン(メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-hok-with-certificates

説明

wss10_saml_hok_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、インバウンドSOAPリクエストに対して、メッセージ保護およびSAML鍵所有者ベースの認証が実行されます。

設定

wss10_saml_hok_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定の詳細は、表18-66を参照してください。

構成

表18-68は、wss10_saml_hok_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-68 wss10_saml_hok_token_with_message_protection_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

keystore.sig.csf.key

なし

オプション

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

saml.trusted.issuers

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.51 oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_client_template

このトピックでは、wss10_saml_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss10 SAMLトークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-with-certificates

説明

wss10_saml_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPメッセージのメッセージ・レベルの保護と、SAMLベースの認証が実行されます。

Webサービス・コンシューマにはSOAPヘッダーのSAMLトークンが含まれ、確認タイプはsender-vouchesです。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、タイム・スタンプ、SAMLトークンの制限、およびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。

設定

表18-69は、wss10_saml_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-69 wss10_saml_token_with_message_protection_client_templateの設定

名前 デフォルト値

SAMLトークン・タイプ

バージョン

1.1

確認タイプ

sender-vouches

署名済

有効

暗号化済

無効

名前識別子フォーマット

未指定

X509トークン

署名鍵参照メカニズム

direct

暗号化鍵参照メカニズム

direct

受信者署名鍵参照メカニズム

direct

受信者暗号化鍵参照メカニズム

direct

署名済

無効

PKIパスの使用

無効

セキュア通信

有効

無効

バージョン

1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証

無効

クライアント・エントロピ

有効

導出キー

有効

サーバー・エントロピ

有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ

アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ

アルゴリズム・スイート

BASIC_128

タイムスタンプを含める

有効

署名の暗号化

無効

「リクエスト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「レスポンス・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「フォルト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください


構成

表18-70は、wss10_saml_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-70 wss10_saml_token_with_message_protection_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

user.attributes

なし

オプション

keystore.recipient.alias

orakey

必須

user.roles.include

false

オプション

saml.issuer.name

www.oracle.com

オプション

keystore.sig.csf.key

なし

オプション

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

csf-key

basic.credentials

オプション

subject.precedence

true

オプション

saml.audience.uri

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

ignore.timestamp.in.response

false

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.52 oracle/wss10_saml_token_with_message_protection_service_template

このトピックでは、wss10_saml_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss10 SAMLトークン(メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-with-certificates

説明

wss10_saml_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、インバウンドSOAPリクエストに対して、メッセージ保護(整合性と機密保護)およびSAMLベースの認証が実行されます。

Webサービス・コンシューマにはSOAPヘッダーのSAMLトークンが含まれ、確認タイプはsender-vouchesです。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、タイム・スタンプ、SAMLトークンの制限、およびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。

設定

wss10_saml_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定の詳細は、表18-69を参照してください。

構成

表18-71は、wss10_saml_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-71 wss10_saml_token_with_message_protection_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

keystore.sig.csf.key

なし

オプション

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

saml.trusted.issuers

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.53 oracle/wss10_saml20_token_with_message_protection_client_template

表示名: Wss10 SAML V2.0トークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-with-certificates

説明

wss10_saml20_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPメッセージに対して、メッセージ・レベルの保護およびSAMLベースの認証が実行されます。

Webサービス・コンシューマにはSOAPヘッダーのSAMLトークンが含まれ、確認タイプはsender-vouchesです。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、タイム・スタンプ、SAMLトークンの制限、およびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。

設定

表18-72は、wss10_saml20_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-72 wss10_saml20_token_with_message_protection_client_templateの設定

名前 デフォルト値

SAMLトークン・タイプ

バージョン

2.0

確認タイプ

sender-vouches

署名済

有効

暗号化済

無効

名前識別子フォーマット

未指定

X509トークン

署名鍵参照メカニズム

direct

暗号化鍵参照メカニズム

direct

受信者署名鍵参照メカニズム

direct

受信者暗号化鍵参照メカニズム

direct

署名済

無効

PKIパスの使用

無効

セキュア通信

有効

無効

バージョン

1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証

無効

クライアント・エントロピ

有効

導出キー

有効

サーバー・エントロピ

有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ

アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ

アルゴリズム・スイート

BASIC_128

タイムスタンプを含める

有効

署名の暗号化

無効

「リクエスト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「レスポンス・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「フォルト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください


構成

表18-73は、wss10_saml20_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-73 wss10_saml20_token_with_message_protection_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

user.attributes

なし

オプション

keystore.recipient.alias

orakey

必須

user.roles.include

false

オプション

keystore.sig.csf.key

なし

オプション

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

saml.issuer.name

www.oracle.com

オプション

csf-key

basic.credentials

オプション

subject.precedence

true

オプション

attesting.mapping.attribute

DN

オプション

saml.audience.uri

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

ignore.timestamp.in.response

false

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.54 oracle/wss10_saml20_token_with_message_protection_service_template

このトピックでは、wss10_saml20_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss10 SAML V2.0トークン(メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-saml-with-certificates

説明

wss10_saml20_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、インバウンドSOAPリクエストに対して、メッセージ保護(整合性と機密保護)およびSAMLベースの認証が実行されます。

Webサービス・コンシューマにはSOAPヘッダーのSAMLトークンが含まれ、確認タイプはsender-vouchesです。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、タイム・スタンプ、SAMLトークンの制限、およびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。

設定

wss10_saml20_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートの設定と同じです。設定の詳細は、表18-72を参照してください。

構成

表18-74は、wss10_saml20_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-74 wss10_saml20_token_with_message_protection_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

keystore.sig.csf.key

なし

オプション

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

saml.trusted.issuers

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.55 oracle/wss10_username_token_with_message_protection_client_template

このトピックでは、wss10_username_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss10ユーザー名トークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-username-with-certificates

説明

wss10_username_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対して、メッセージ保護(整合性と機密保護)および認証が実行されます。資格証明は、アウトバウンドSOAPメッセージのWS-Security UsernameTokenヘッダーに含まれます。

アサーションでは、3つのタイプのパスワード資格証明(プレーン・テキスト、ダイジェストおよびパスワードなし)がサポートされています。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。

設定

表18-75は、wss10_username_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-75 wss10_username_token_with_message_protection_client_templateの設定

名前 デフォルト値

ユーザー名トークン

パスワード・タイプ

plaintext

必要な作成時間

無効

必要なNonce

無効

署名済

有効

暗号化済

有効

X509トークン

署名鍵参照メカニズム

direct

暗号化鍵参照メカニズム

direct

受信者署名鍵参照メカニズム

direct

受信者暗号化鍵参照メカニズム

direct

署名済

無効

PKIパスの使用

無効

セキュア通信

有効

無効

バージョン

1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証

無効

クライアント・エントロピ

有効

導出キー

有効

サーバー・エントロピ

有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ

アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ

アルゴリズム・スイート

BASIC_128

タイムスタンプを含める

有効

署名の暗号化

無効

「リクエスト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「レスポンス・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「フォルト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください


構成

表18-76は、wss10_username_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-76 wss10_username_token_with_message_protection_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

csf-key

basic.credentials

必須

csf.map

なし

オプション

role

ultimateReceiver

定数

keystore.sig.csf.key

なし

オプション

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

keystore.recipient.alias

orakey

必須

ignore.timestamp.in.response

false

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.56 oracle/wss10_username_token_with_message_protection_service_template

表示名: Wss10ユーザー名トークン(メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-username-with-certificates

説明

wss10_username_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、インバウンドSOAPリクエストに対して、メッセージ保護(整合性と機密保護)および認証が実行されます。

アサーションでは、3つのタイプのパスワード資格証明(プレーン・テキスト、ダイジェストおよびパスワードなし)がサポートされています。

リプレイ攻撃から保護するため、アサーションには、ユーザー名トークンにNonceまたは作成時間を必要とするオプションが用意されています。SOAPメッセージは署名されて暗号化されています。Webサービス・プロバイダはメッセージを復号化し、署名の検証と認証を行います。

設定

wss10_username_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定の詳細は、表18-75を参照してください。

構成

表18-77は、wss10_username_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-77 wss10_username_token_with_message_protection_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

csf.map

なし

オプション

keystore.sig.csf.key

なし

オプション

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.57 oracle/wss10_x509_token_with_message_protection_client_template

このトピックでは、wss10_x509_token_with_message_protection_clientアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss10 X509トークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-mutual-auth-with-certificates

説明

wss10_x509_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対して、メッセージ保護(整合性と機密保護)および証明書資格証明の移入が実行されます。

設定

表18-78は、wss10_x509_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-78 wss10_x509_token_with_message_protection_client_templateの設定

名前 デフォルト値

X509トークン

署名鍵参照メカニズム

direct

暗号化鍵参照メカニズム

direct

受信者署名鍵参照メカニズム

direct

受信者暗号化鍵参照メカニズム

direct

署名済

無効

PKIパスの使用

無効

セキュア通信

有効

無効

バージョン

1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証

無効

クライアント・エントロピ

有効

導出キー

有効

サーバー・エントロピ

有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ

アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ

アルゴリズム・スイート

BASIC_128

タイムスタンプを含める

有効

署名の暗号化

無効

「リクエスト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「レスポンス・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「フォルト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください


構成

表18-79は、wss10_x509_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-79 wss10_x509_token_with_message_protection_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

csf.map

なし

オプション

keystore.sig.csf.key

なし

オプション

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

keystore.recipient.alias

orakey

必須

ignore.timestamp.in.response

false

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.58 oracle/wss10_x509_token_with_message_protection_service_template

このトピックでは、wss10_x509_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss10 X509トークン(メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss10-mutual-auth-with-certificates

説明

wss10_x509_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.0標準に従って、インバウンドSOAPリクエストのメッセージ保護(整合性と機密保護)および証明書ベースの認証が実行されます。

設定

wss10_x509_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定の詳細は、表18-78を参照してください。

構成

表18-80は、wss10_x509_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-80 wss10_x509_token_with_message_protection_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

csf.map

なし

オプション

keystore.sig.csf.key

なし

オプション

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.59 oracle/wss11_kerberos_token_over_ssl_client_template

このトピックでは、wss11_kerberos_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss11 Kerberos Token Over SSLクライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-kerberos-over-ssl-security

説明

wss11_kerberos_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security Kerberos Token Profile v1.1標準に従って、WS-Security SOAPヘッダーにKerberosトークンが組み込まれます。Kerberosトークンは、EndorsingSupportingTokenとして通知され、認証およびタイムスタンプの署名にのみ使用されます。メッセージの保護は、SSLによって提供されます。

設定

表18-81は、wss11_kerberos_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-81 wss11_kerberos_token_over_ssl_client_templateの設定

名前 デフォルト値

Kerberosトークン・タイプ

Kerberosトークン・タイプ

gss-apreq-v5

Transport Layer Security

Transport Layer Security

有効

Transport Layer Security - 相互認証が必要

無効

Transport Layer Security - タイムスタンプを含める

有効

アルゴリズム・スイート

BASIC_128


構成

表18-82は、wss11_kerberos_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-82 wss11_kerberos_token_over_ssl_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

service.principal.name

HOST/localhost@EXAMPLE.COM

必須

keytab.location

なし

オプション

caller.principal.name

なし

オプション

credential.delegation

false

必須

reference.priority

なし

オプション


18.60 oracle/wss11_kerberos_token_over_ssl_service_template

このトピックでは、wss11_kerberos_token_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss11 Kerberos Token Over SSLサービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-kerberos-over-ssl-security

説明

wss11_kerberos_token_service_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security Kerberos Token Profile v1.1標準に従って実行されます。このテンプレートは、SOAPヘッダーからKerberosトークンを抽出し、ユーザーを認証します。コンテナには、Oracle Platform Security Servicesを介して構成されたKerberosインフラストラクチャが含まれている必要があります。Kerberosトークンは、EndorsingSupportingTokenとして通知され、認証およびタイムスタンプの署名にのみ使用されます。メッセージの保護は、SSLによって提供されます。

設定

wss11_kerberos_token_over_ssl_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定の詳細は、表18-81を参照してください。

構成

表18-83は、wss11_kerberos_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-83 wss11_kerberos_token_over_ssl_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

credential.delegation

false

必須

reference.priority

なし

オプション


18.61 oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_template

このトピックでは、wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss11 Kerberosトークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: kerberos-security

説明

wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security Kerberos Token Profile v1.1標準に従って、WS-SecurityヘッダーにKerberosトークンが組み込まれます。

設定

表18-84は、wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-84 wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_templateの設定

名前 デフォルト値

Kerberosトークン・タイプ

Kerberosトークン・タイプ

gss-apreq-v5

導出キー

無効

セキュア通信

有効

無効

バージョン

1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証

無効

クライアント・エントロピ

有効

導出キー

有効

サーバー・エントロピ

有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ

アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ

アルゴリズム・スイート

TRIPLE_DES

タイムスタンプを含める

有効

署名の確認

有効

署名の暗号化

無効

「リクエスト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「レスポンス・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「フォルト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください


構成

表18-85は、wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-85 wss11_kerberos_token_with_message_protection_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

service.principal.name

HOST/localhost@EXAMPLE.COM

必須

keytab.location

なし

オプション

caller.principal.name

なし

オプション

credential.delegation

false

必須

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.62 oracle/wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_template

このトピックでは、wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss11 Kerberosトークン・サービス(メッセージ保護付き)アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: kerberos-security

説明

wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security Kerberos Token Profile v1.1標準に従って実行されます。このテンプレートは、SOAPヘッダーからKerberosトークンを抽出し、ユーザーを認証します。コンテナには、Oracle Platform Security Servicesを介して構成されたKerberosインフラストラクチャが含まれている必要があります。

設定

wss11_keberos_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定の詳細は、表18-84を参照してください。

構成

表18-86は、wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-86 wss11_kerberos_token_with_message_protection_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

credential.delegation

false

必須

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.63 oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_client_template

このトピックでは、wss11_saml_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss11 SAMLトークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-saml-with-certificates

説明

wss11_saml_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security 1.1に従った、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージ保護(整合性と機密保護)およびSAMLトークンの移入を可能にします。SOAPメッセージに含まれているSAMLトークンは、送信者保証確認を使用したSAMLベースの認証で使用します。

設定

表18-87は、wss11_saml_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-87 wss11_saml_token_with_message_protection_client_templateの設定

名前 デフォルト値

SAMLトークン・タイプ

バージョン

1.1

確認タイプ

sender-vouches

署名済

有効

暗号化済

無効

名前識別子フォーマット

未指定

X509トークン

署名鍵参照メカニズム

direct

暗号化鍵参照メカニズム

thumbprint

署名済

有効

PKIパスの使用

無効

導出キー

無効

セキュア通信

有効

無効

バージョン

1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証

無効

クライアント・エントロピ

有効

導出キー

有効

サーバー・エントロピ

有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ

アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ

アルゴリズム・スイート

BASIC_128

タイムスタンプを含める

有効

署名の確認

有効

署名の暗号化

無効

「リクエスト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「レスポンス・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「フォルト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください


構成プロパティ

表18-88は、wss11_saml_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-88 wss11_saml_token_with_message_protection_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

user.attributes

なし

オプション

saml.issuer.name

www.oracle.com

オプション

role

ultimateReceiver

定数

keystore.recipient.alias

orakey

必須

keystore.sig.csf.key

なし

オプション

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

csf.map

なし

オプション

csf-key

basic.credentials

オプション

subject.precedence

true

オプション

saml.audience.uri

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

user.tenant.name

なし

オプション

ignore.timestamp.in.response

false

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.64 oracle/wss11_saml_token_with_message_protection_service_template。

このトピックでは、wss11_saml_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss11 SAMLトークン(メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-saml-with-certificates

説明

wss11_saml_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.1標準に従って、インバウンドSOAPリクエストに対して、メッセージ・レベルの整合性の保護およびSAMLベースの認証が実行されます。WS-Securityバイナリ・セキュリティ・トークンからSAMLトークンを抽出し、その資格証明をOracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対するユーザーの検証に使用します。

設定

wss11_saml_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定の詳細は、表18-87を参照してください。

構成

表18-89は、wss11_saml_token__with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-89 wss11_saml_token_with_message_protection_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

saml.trusted.issuers

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.65 oracle/wss11_saml20_token_with_message_protection_client_template

このトピックでは、wss11_saml20_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss11 SAML V2.0トークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-saml-with-certificates

説明

wss11_saml20_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートは、WS-Security 1.1に従った、アウトバウンドSOAPリクエストに対するメッセージ保護(整合性と機密保護)およびSAMLトークンの移入を可能にします。SOAPメッセージに含まれているSAMLトークンは、送信者保証確認を使用したSAMLベースの認証で使用します。

設定

表18-90は、wss11_saml20_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-90 wss11_saml20_token_with_message_protection_client_templateの設定

名前 デフォルト値

SAMLトークン・タイプ

バージョン

2.0

確認タイプ

sender-vouches

署名済

有効

暗号化済

無効

名前識別子フォーマット

未指定

X509トークン

署名鍵参照メカニズム

direct

暗号化鍵参照メカニズム

thumbprint

署名済

有効

PKIパスの使用

無効

導出キー

無効

セキュア通信

有効

無効

バージョン

1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証

無効

クライアント・エントロピ

有効

導出キー

有効

サーバー・エントロピ

有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ

アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ

アルゴリズム・スイート

BASIC_128

タイムスタンプを含める

有効

署名の確認

有効

署名の暗号化

無効

「リクエスト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「レスポンス・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「フォルト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください


構成

表18-91は、wss11_saml20_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-91 wss11_saml20_token_with_message_protection_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

user.attributes

なし

オプション

saml.issuer.name

www.oracle.com

オプション

role

ultimateReceiver

定数

keystore.recipient.alias

orakey

必須

keystore.sig.csf.key

なし

オプション

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

csf-key

basic.credentials

オプション

subject.precedence

true

オプション

attesting.mapping.attribute

なし

オプション

saml.audience.uri

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

ignore.timestamp.in.response

false

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.66 oracle/wss11_saml20_token_with_message_protection_service_template

このトピックでは、wss11_saml20_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss11 SAML V2.0トークン(メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-saml-with-certificates

説明

wss11_saml20_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.1標準に従って、インバウンドSOAPリクエストに対して、メッセージ・レベルの整合性の保護およびSAMLベースの認証が実行されます。WS-Securityバイナリ・セキュリティ・トークンからSAMLトークンを抽出し、その資格証明をOracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対するユーザーの検証に使用します。

設定

wss11_saml_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定の詳細は、表18-90を参照してください。

構成

表18-92は、wss11_saml20_token__with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-92 wss11_saml20_token_with_message_protection_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

saml.trusted.issuers

なし

オプション

propagate.identity.context

なし

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.67 oracle/wss11_username_token_with_message_protection_client_template

このトピックでは、ws11_username_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss11ユーザー名トークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-username-with-certificates

説明

ws11_username_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security v1.1標準に従って、認証およびメッセージ保護が実行されます。

Webサービス・コンシューマは、ユーザー名とパスワード資格証明を挿入し、送信するSOAPメッセージに署名して暗号化します。Webサービス・プロバイダは、メッセージと署名の復号化および検証を行います。

リプレイ攻撃を防止するため、アサーションには、タイムスタンプおよびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。異なる強度の暗号を使用してメッセージを保護できます。

設定

表18-93は、wss11_username_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-93 wss11_username_token_with_message_protection_client_templateの設定

名前 デフォルト値

ユーザー名トークン

パスワード・タイプ

plaintext

必要な作成時間

無効

必要なNonce

無効

暗号化済

有効

署名済

有効

X509トークン

暗号化鍵参照メカニズム

thumbprint

署名済

有効

PKIパスの使用

無効

導出キー

無効

セキュア通信

有効

無効

バージョン

1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証

無効

クライアント・エントロピ

有効

導出キー

有効

サーバー・エントロピ

有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ

アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ

アルゴリズム・スイート

BASIC_128

タイムスタンプを含める

有効

署名の確認

有効

署名の暗号化

無効

「リクエスト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「レスポンス・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「フォルト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください


構成

表18-94は、wss11_username_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-94 wss11_username_token_with_message_protection_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

csf-key

basic.credentials

必須

role

ultimateReceiver

定数

keystore.recipient.alias

orakey

必須

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

user.tenant.name

なし

オプション

ignore.timestamp.in.response

false

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.68 oracle/wss11_username_token_with_message_protection_service_template。

このトピックでは、ws11_username_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss11ユーザー名トークン(メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-username-with-certificates

説明

ws11_username_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security v1.1標準に従って、認証およびメッセージ保護が実行されます。

Webサービス・コンシューマは、ユーザー名とパスワード資格証明を挿入し、送信するSOAPメッセージに署名して暗号化します。Webサービス・プロバイダは、メッセージと署名の復号化および検証を行います。リプレイ攻撃を防止するため、アサーションには、タイムスタンプおよびWebサービス・プロバイダによる検証を含めるオプションが用意されています。異なる強度の暗号を使用してメッセージを保護できます。

設定

wss11_username_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定の詳細は、表18-93を参照してください。

構成

表18-95は、wss11_username_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-95 wss11_username_token_with_message_protection_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.69 oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_client_template

このトピックでは、wss11_x509_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss11 X509トークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-mutual-auth-with-certificates

説明

wss11_x509_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.1標準に従って、アウトバウンドSOAPリクエストに対して、メッセージ保護(整合性と機密保護)および証明書ベースの認証が実行されます。資格証明は、SOAPメッセージのWS-Securityバイナリ・セキュリティ・トークンに組み込まれます。

設定

表18-96は、wss11_x509_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-96 wss11_x509_token_with_message_protection_client_templateの設定

名前 デフォルト値

X509トークン

署名鍵参照メカニズム

direct

暗号化鍵参照メカニズム

thumbprint

署名済

有効

PKIパスの使用

無効

導出キー

無効

セキュア通信

有効

無効

バージョン

1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証

無効

クライアント・エントロピ

有効

導出キー

有効

サーバー・エントロピ

有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ

アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ

アルゴリズム・スイート

BASIC_128

タイムスタンプを含める

有効

署名の確認

有効

署名の暗号化

無効

「リクエスト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「レスポンス・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「フォルト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください


構成

表18-97は、wss11_x509_token_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-97 wss11_x509_token_with_message_protection_client_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

keystore.recipient.alias

orakey

必須

keystore.sig.csf.key

なし

オプション

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

ignore.timestamp.in.response

false

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.70 oracle/wss11_x509_token_with_message_protection_service_template

このトピックでは、wss11_x509_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss11 X509トークン(メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-mutual-auth-with-certificates

説明

wss11_x509_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートでは、WS-Security 1.1標準に従って、インバウンドSOAPリクエストに対して、メッセージ・レベルの保護および証明書ベースの認証が実行されます。証明書は、WS-Securityバイナリ・セキュリティ・トークン・ヘッダーから抽出され、証明書内の資格証明はOracle Platform Security Servicesアイデンティティ・ストアに対して検証されます。

設定

wss11_x509_token_with_message_protection_service_templateの設定は、クライアント・バージョンのアサーション・テンプレートと同じです。設定の詳細は、表18-96を参照してください。

構成

表18-98は、wss11_x509_token_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-98 wss11_x509_token_with_message_protection_service_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.71 oracle/binding_oes_authorization_template

このトピックでは、binding_oes_authorization_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: バインディングOES認可アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: oes-authorization

説明

binding_oes_authorization_templateアサーション・テンプレートは、Oracle Entitlements Server (OES)で定義されたポリシーに基づき、認可を設定します。認可は、属性、現在の認証されたサブジェクト、およびクライアントが起動したWebサービスのアクションに基づいています。このテンプレートは、Webサービスの任意の操作におけるファイングレイン認可に使用されます。このテンプレートに基づいたポリシーは、サブジェクトが確立される認証ポリシーに従う必要があります。このテンプレートに基づくポリシーは、任意のSOAPエンドポイントにアタッチできます。

設定

表18-99は、binding_oes_authorization_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-99 binding_oes_authorization_templateの設定

名前 デフォルト値

OESベースの認可

ガード(「権限」を参照)

アクションの一致

*

制約の一致

なし

リソースの一致

*


構成

表18-100は、binding_oes_authorization_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティおよびデフォルト設定を示しています。


表18-100 binding_oes_authorization_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

application.name

なし

オプション

resource.type

なし

オプション

resource.name

なし

オプション

lookup.action

なし

オプション

execute.action

なし

オプション

use.single.step

falseマスキング・テンプレートには適用されません。

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.72 oracle/binding_oes_masking_template

このトピックでは、binding_oes_masking_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Oracle Entitlements Serverを使用したレスポンスのマスキング。

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: oes-masking

説明

binding_oes_masking_templateアサーション・テンプレートは、OESで定義されているポリシーに基づいてレスポンスのマスキングを実行します。マスキングは、属性、現在の認証されたサブジェクト、およびクライアントが起動したWebサービスのアクションに基づいています。このテンプレートは、Webサービスの任意の操作におけるファイングレイン・マスキングに使用されます。

設定

表18-99は、binding_oes_masking_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

構成

表18-100は、binding_oes_masking_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティおよびデフォルト設定を示しています。

18.73 oracle/component_oes_authorization_template

このトピックでは、component_oes_authorization_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: コンポーネントOES認可アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: oes-authorization

説明

component_oes_authorization_templateアサーション・テンプレートは、Oracle Entitlements Server (OES)で定義されたポリシーに基づき、ユーザー認可を実行します。認可は、属性、現在の認証されたサブジェクト、およびクライアントが起動したWebサービスのアクションに基づいています。このテンプレートは、SCAコンポーネントのファイングレイン認可に使用されます。

設定

表18-99は、component_oes_authorization_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

構成

表18-100は、component_oes_authorization_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティおよびデフォルト設定を示しています。

18.74 oracle/pii_security_template

このトピックでは、pii_security_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: PIIセキュリティ・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: pii-security

説明

pii_security_templateアサーション・テンプレートは、暗号化を使用して個人情報(PII)を保護します。PIIはXPath構成によって識別されます。

注意:

このアサーション・テンプレートは、SOAおよびJCAアダプタのみに適用されます。

設定

表18-101は、pii_security_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-101 pii_security_templateの設定

名前 デフォルト値

PIIセキュリティ

algorithm

PBKDF2。この設定は変更できません。

salt

pii-security

iteration

1000

keysize

128

encryption-algorithm

AES/CBC/PKCS5Padding。この設定は変更できません。


構成

表18-102は、pii_security_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-102 pii_security_templateの構成プロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

リクエストXPath

なし

オプション

リクエスト・ネームスペース

なし

オプション

レスポンスXPath

なし

オプション

レスポンス・ネームスペース

なし

オプション

csf-key

pii-csf-key

必須

reference.priority

0

オプション


18.75 oracle/sts_trust_config_client_template

このトピックでは、oracle/sts_trust_config_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: 信頼構成クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: sts-trust-config

説明

STS構成情報。クライアント側で提供され、トークン交換用のSTSの呼出しに使用されます。

設定

表18-103は、oracle/sts_trust_config_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-103 oracle/sts_trust_config_client_templateの設定

名前 デフォルト値

STS構成

WSDLは存在しますか。

あり

WSDL

http://host:port/sts?wsdl

ポートURI

なし

サービス

なし

ポート

なし

ポート・エンドポイント

target-namespace#wsdl.endpoint(service-name/port-name)

クライアント・ポリシーURI

なし

キーストア受信者の別名

sts-csf-key


構成

表18-104は、oracle/sts_trust_config_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-104 oracle/sts_trust_config_client_templateのプロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

reference.priority

なし

オプション

wsdl.uri

http://host:port/sts?wsdl

オプション

port.uri

http://host:port/sts-service

オプション

port.endpoint

target-namespace#wsdl.endpoint(service-name/port-name)

オプション

policy.reference.uri

oracle/policy-name

オプション

sts.keystore.recipient.alias

sts-csf-key

オプション


18.76 oracle/sts_trust_config_service_template

このトピックでは、oracle/sts_trust_config_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: 信頼構成サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: sts-trust-config

説明

最小のSTS構成情報。サービス側で提供され、その他すべてのSTS情報の取得およびトークン交換用のSTSの呼出しに使用されます。

設定

表18-105は、oracle/sts_trust_config_service_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-105 oracle/sts_trust_config_service_templateの設定

名前 デフォルト値

STS構成

WSDLは存在しますか。

あり

WSDL

http://host:port/sts?wsdl

ポートURI

http://host:port/sts-service


構成

表18-106は、oracle/sts_trust_config_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-106 oracle/sts_trust_config_service_templateのプロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

reference.priority

なし

オプション

wsdl.uri

http://host:port/sts?wsdl

オプション

port.uri

http://host:port/sts-service

オプション


18.77 oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_client_template

このトピックでは、oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss発行SAML Bearerトークン(メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-sts-issued-token-over-ssl

説明

SSLメッセージ保護付き発行トークンSAML認証(Bearer確認方式)のSOAPバインディング・レベル・ポリシー。

設定

表18-107は、oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-107 oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_client_templateの設定

名前 デフォルト値

発行済トークン

トークン・タイプ

SAML11

キー・タイプ

Bearer

アルゴリズム・スイート

なし

導出キー

無効

Transport Layer Security

Transport Layer Security

有効

相互認証が必要

無効

タイムスタンプを含める

有効

アルゴリズム・スイート

なし

アルゴリズム・スイート

BASIC_128

セキュア通信

有効

無効

バージョン

1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証

無効

クライアント・エントロピ

有効

導出キー

無効

サーバー・エントロピ

有効


構成

表18-108は、oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-108 oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_client_templateのプロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

sts.auth.user.csf.key

なし

オプション

sts.auth.x509.csf.key

なし

オプション

on.behalf.of

false

必須

sts.auth.on.behalf.of.csf.key

なし

オプション

sts.auth.on.behalf.of.username.only

true

オプション

sts.keystore.recipient.alias

なし

オプション

sts.auth.service.principal.name

HOST/localhost@EXAMPLE.COM

オプション

sts.auth.keytab.location

なし

オプション

sts.auth.caller.principal.name

なし

オプション

ignore.timestamp.in.response

false

オプション

sts.in.order

なし

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

issued.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.78 oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_service_template

このトピックでは、oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss発行SAML Bearerトークン(メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss-sts-issued-token-over-ssl

説明

SSLメッセージ保護付き発行トークンSAML認証(Bearer確認方式)のSOAPバインディング・レベル・ポリシー。

設定

oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_service_templateの設定は、アサーション・テンプレートのクライアント・バージョンと同じです。設定の詳細は、表18-107を参照してください。

構成

表18-109は、oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-109 oracle/wss_sts_issued_saml_bearer_token_over_ssl_service_templateのプロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

role

ultimateReceiver

定数

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.79 oracle/wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_client_template

このトピックでは、wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss11発行トークン(SAML Holder of Key方式/メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-sts-issued-token-with-certificates

説明

証明書付きWS-Security 1.1発行トークンSAML HOK。Basic128を使用した認証およびメッセージ保護を提供します。

設定

表18-110は、wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-110 oracle/wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_client_templateの設定

名前 デフォルト値

発行済トークン

トークン・タイプ

SAML11

キー・タイプ

Symmetric

アルゴリズム・スイート

Basic128

導出キー

無効

X509トークン

署名鍵参照メカニズム

thumbprint

暗号化鍵参照メカニズム

thumbprint

署名済

有効

PKIパスの使用

無効

導出キー

無効

セキュア通信

有効

無効

バージョン

1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証

無効

クライアント・エントロピ

有効

導出キー

有効

サーバー・エントロピ

有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ

アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ

アルゴリズム・スイート

BASIC_128

タイムスタンプを含める

有効

署名の確認

有効

署名の暗号化

無効

「リクエスト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「レスポンス・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「フォルト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください


構成

表18-111は、wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-111 oracle/wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_client_templateのプロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

sts.auth.user.csf.key

なし

オプション

sts.auth.x509.csf.key

enc-csf-key

オプション

on.behalf.of

false

必須

sts.auth.on.behalf.of.csf.key

なし

オプション

sts.auth.on.behalf.of.username.only

true

オプション

sts.keystore.recipient.alias

なし

オプション

keystore.recipient.alias

orakey

必須

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

sts.auth.service.principal.name

HOST/localhost@EXAMPLE.COM

オプション

sts.auth.keytab.location

なし

オプション

sts.auth.caller.principal.name

なし

オプション

ignore.timestamp.in.response

false

オプション

sts.in.order

なし

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

issued.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.80 oracle/wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_service_template

このトピックでは、wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss11発行トークン(SAML Holder of Key方式/メッセージ保護付き)サービス・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-sts-issued-token-with-certificates

説明

証明書付きWS-Security 1.1発行トークンSAML HOK。Basic128を使用した認証およびメッセージ保護を提供します。

設定

表18-110は、wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。

構成

表18-112は、wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_service_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-112 oracle/wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_service_templateのプロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

role

ultimateReceiver

定数

sc.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.81 oracle/wss11_sts_issued_saml_with_message_protection_client_template

このトピックでは、wss11_sts_issued_saml_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: Wss11発行トークン(SAML送信者保証方式/メッセージ保護付き)クライアント・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: wss11-sts-issued-token-with-certificates

説明

証明書付きWS-Security 1.1発行トークンSAML送信者保証。Basic128を使用した認証およびメッセージ保護を提供します。

設定

表18-113は、wss11_sts_issued_saml_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-113 wss11_sts_issued_saml_with_message_protection_client_templateの設定

名前 デフォルト値

発行済トークン

トークン・タイプ

SAML11

キー・タイプ

なし

アルゴリズム・スイート

Basic128

導出キー

無効

X509トークン

署名鍵参照メカニズム

direct

暗号化鍵参照メカニズム

thumbprint

署名済

有効

PKIパスの使用

無効

導出キー

無効

セキュア通信

有効

無効

バージョン

1.3または1.4。OWSM WS-SCでは、バージョン1.3と1.4の両方のセキュア通信がサポートされます。ポリシーにはバージョン番号1.3が表示されますが、このポリシーを1.4にも使用できます。

再認証

無効

クライアント・エントロピ

有効

導出キー

有効

サーバー・エントロピ

有効

ブートストラップ・メッセージ・セキュリティ

アプリケーション設定から継承

メッセージ・セキュリティ

アルゴリズム・スイート

BASIC_128

タイムスタンプを含める

有効

署名の確認

有効

署名の暗号化

無効

「リクエスト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「レスポンス・メッセージ」設定

表18-125を参照してください

「フォルト・メッセージ」設定

表18-125を参照してください


構成

表18-114は、wss11_sts_issued_saml_with_message_protection_client_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-114 oracle/wss11_sts_issued_saml_with_message_protection_client_templateのプロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

sts.auth.user.csf.key

なし

オプション

sts.auth.x509.csf.key

なし

オプション

on.behalf.of

true

必須

sts.auth.on.behalf.of.csf.key

なし

オプション

sts.auth.on.behalf.of.username.only

true

オプション

sts.keystore.recipient.alias

なし

オプション

keystore.recipient.alias

orakey

オプション

keystore.enc.csf.key

なし

オプション

sts.in.order

なし

オプション

sc.token.lifetime

なし

オプション

ignore.timestamp.in.response

false

オプション

issued.token.lifetime

なし

オプション

reference.priority

なし

オプション


18.82 oracle/binding_authorization_template

このトピックでは、binding_authorization_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: バインディング認可アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: binding-authorization

説明

binding_authorization_templateアサーション・テンプレートでは、SOAPバインディング・レベルで認証されたサブジェクトに基づいて、リクエストに対して簡単なロールベースの認可が実行されます。認証アサーション・テンプレートの後に続ける必要があります。

設定

表18-115は、binding_authorization_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-115 binding_authorization_templateの設定

名前 デフォルト値

認可権限

権限 - アクションの一致

なし

権限 - 制約の一致

なし

認可権限

ガード(「権限」を参照)

アクションの一致

なし

制約の一致

なし

リソースの一致

なし

ロール

未設定


構成

表18-116は、binding_authorization_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-116 binding_authorization_templateのプロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

reference.priority

なし

オプション


18.83 oracle/binding_permission_authorization_template

このトピックでは、binding_permission_authorization_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: バインディング権限ベース認可アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: binding-permission-authorization

説明

binding_permission_authorization_templateアサーションでは、SOAPバインディング・レベルで認証されたサブジェクトに基づいて、リクエストに対して簡単な権限ベースの認可が実行されます。認証アサーションの後に続く必要があります。

設定

表18-117は、binding_permission_authorization_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-117 binding_permission_authorization_templateの設定

名前 デフォルト値

認可権限

ガード(「権限」を参照)

アクションの一致

*

制約の一致

なし

リソースの一致

*

権限の確認

権限クラス

なし


構成

表18-118は、binding_permission_authorization_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-118 binding_permission_authorization_templateのプロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

reference.priority

なし

オプション


18.84 oracle/component_authorization_template

このトピックでは、component_authorization_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: コンポーネント認可アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: sca-component-authorization

説明

component_authorization_templateアサーションでは、SOAコンポーネント・レベルで認証されたサブジェクトに基づいて、リクエストに対して簡単なロールベースの認可が実行されます。認証アサーションの後に続く必要があります。

設定

表18-119は、component_authorization_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-119 component_authorization_templateの設定

名前 デフォルト値

認可権限

ガード(「権限」を参照)

アクションの一致

なし

制約の一致

なし

リソースの一致

なし

ロール

未設定


構成

表18-120は、component_authorization_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-120 component_authorization_templateのプロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

reference.priority

なし

オプション


18.85 サポートされているアルゴリズム・スイート

表18-124は、メッセージ保護でサポートされているアルゴリズム・スイートを示しています。アルゴリズム・スイートを使用すると、メッセージ保護に使用されるアルゴリズムの暗号文字を制御できます。

標準アルゴリズム・スイートのグループは、次のURLから参照できるWS-SecurityPolicy 1.2で定義されています。

http://docs.oasis-open.org/ws-sx/ws-securitypolicy/v1.3/errata01/os/ws-securitypolicy-1.3-errata01-os-complete.html#_Toc325573605

各スイートの対称署名(Sym Sig)および非対称署名(Asym Sig)は、次のようにHmacSha1およびRsaSha1にそれぞれデフォルト設定されます。


プロパティのアルゴリズム

[Sym Sig]

HmacSha1

[Asym Sig]

RsaSha1


OWSMは、次の表に一覧されている拡張アルゴリズム・スイートも提供しています。


プロパティのアルゴリズム

[Sym Sig]

HmacSha256

[Asym Sig]

RsaSha256


XML署名のRSA-SHA256およびHMAC-SHA256は、次のURLから参照できるW3CのXMLセキュリティ・アルゴリズム・クロスリファレンス仕様で定義されています。

http://www.w3.org/TR/xmlsec-algorithms/

注意:

FIPSに準拠したアルゴリズム・スイートにはアスタリスク(*)の印が付いています。FIPSの詳細は、『Oracle WebLogic Serverセキュリティの管理12c (12.2.1)』のFIPSモードの有効化に関する項を参照してください。


表18-121 サポートされているアルゴリズム・スイート

アルゴリズム・スイート ダイジェスト 暗号化 対称鍵のラップ 非対称鍵のラップ 暗号化鍵の導出 署名キーの導出 署名キーの最小長 対称署名 非対称署名

Basic256

Sha1

Aes256

KwAes256

KwRsaOaep

PSha1L256

PSha1L192

256

HmacSha1

RsaSha1

Basic192

Sha1

Aes192

KwAes192

KwRsaOaep

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha1

RsaSha1

Basic128

Sha1

Aes128

KwAes128

KwRsaOaep

PSha1L128

PSha1L128

128

HmacSha1

RsaSha1

TripleDes

Sha1

TripleDes

KwTripleDes

KwRsaOaep

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha1

RsaSha1

Basic256Rsa15

Sha1

Aes256

KwAes256

KwRsa15

PSha1L256

PSha1L192

256

HmacSha1

RsaSha1

Basic192Rsa15

Sha1

Aes192

KwAes192

KwRsa15

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha1

RsaSha1

Basic128Rsa15

Sha1

Aes128

KwAes128

KwRsa15

PSha1L128

PSha1L128

128

HmacSha1

RsaSha1

TripleDesRsa15

Sha1

TripleDes

KwTripleDes

KwRsa15

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha1

RsaSha1

Basic256Sha256

Sha256

Aes256

KwAes256

KwRsaOaep

PSha1L256

PSha1L192

256

HmacSha1

RsaSha1

Basic192Sha256

Sha256

Aes192

KwAes192

KwRsaOaep

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha1

RsaSha1

Basic128Sha256

Sha256

Aes128

KwAes128

KwRsaOaep

PSha1L128

PSha1L128

128

HmacSha1

RsaSha1

TripleDesSha256

Sha256

TripleDes

KwTripleDes

KwRsaOaep

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha1

RsaSha1

Basic256Sha256Rsa15

Sha256

Aes256

KwAes256

KwRsa15

PSha1L256

PSha1L192

256

HmacSha1

RsaSha1

Basic192Sha256Rsa15

Sha256

Aes192

KwAes192

KwRsa15

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha1

RsaSha1

Basic128Sha256Rsa15

Sha256

Aes128

KwAes128

KwRsa15

PSha1L128

PSha1L128

128

HmacSha1

RsaSha1

TripleDesSha256Rsa15

Sha256

TripleDes

KwTripleDes

KwRsa15

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha1

RsaSha1

Basic256Exn256

Sha256

Aes256

KwAes256

KwRsaOaep

PSha1L256

PSha1L192

256

HmacSha256

RsaSha256

Basic192Exn256

Sha256

Aes192

KwAes192

KwRsaOaep

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha256

RsaSha256

Basic128Exn256

Sha256

Aes128

KwAes128

KwRsaOaep

PSha1L128

PSha1L128

128

HmacSha256

RsaSha256

TripleDesExn256

Sha256

TripleDes

KwTripleDes

KwRsaOaep

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha256

RsaSha256

Basic256Exn256Rsa15*

Sha256

Aes256

KwAes256

KwRsa15

PSha1L256

PSha1L192

256

HmacSha256

RsaSha256

Basic192Exn256Rsa15*

Sha256

Aes192

KwAes192

KwRsa15

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha256

RsaSha256

Basic128Exn256Rsa15*

Sha256

Aes128

KwAes128

KwRsa15

PSha1L128

PSha1L128

128

HmacSha256

RsaSha256

TripleDesExn256Rsa15*

Sha256

TripleDes

KwTripleDes

KwRsa15

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha256

RsaSha256


注意:

対称署名HmacSha256および非対称署名RsaSha256に拡張アルゴリズム・スイートを使用するには、アルゴリズム・スイートに拡張アルゴリズム・スイート・タイプを設定したカスタムOWSMポリシーを作成する必要があります。たとえば、アルゴリズム・スイート・タイプがBasic256Exn256の場合は、次のように設定します。

orasp:algorithm-suite="Basic256Exn256

事前定義済ポリシーから新しいポリシーを作成するための手順を実行してから、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用してアルゴリズム・スイートを変更できます。詳細は、次を参照してください。

  • Oracle® Fusion Middleware Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理のカスタム・ポリシーの作成に関する項を参照してください。

  • 『Oracle® Fusion Middleware Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のWebサービス・ポリシーの編集に関する項

18.86 oracle/component_permission_authorization_template

このトピックでは、component_permission_authorization_templateアサーション・テンプレートについて説明します。

表示名: コンポーネント権限ベース認可アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: sca-component-permission-authorization

説明

component_permission_authorization_templateアサーション・テンプレートでは、SOAコンポーネント・レベルで認証されたサブジェクトに基づき、リクエストに対して簡単な権限ベースの認可が実行されます。認証アサーションの後に続く必要があります。

注意:

system-jazn-data.xmlで指定したセキュリティ権限の緩和は、複数のサービス操作の実施に適用されるため、権限ベースのポリシーをEJBで使用する場合は注意が必要です。

設定

表18-122は、component_permission_authorization_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-122 component_permission_authorization_templateの設定

名前 デフォルト値

認可権限

ガード(「権限」を参照)

アクションの一致

*

制約の一致

なし

リソースの一致

なし

権限クラス

なし


構成

表18-123は、component_permission_authorization_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-123 component_permission_authorization_templateのプロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

reference.priority

なし

オプション


18.87 サポートされているアルゴリズム・スイート

表18-124は、メッセージ保護でサポートされているアルゴリズム・スイートを示しています。アルゴリズム・スイートを使用すると、メッセージ保護に使用されるアルゴリズムの暗号文字を制御できます。

標準アルゴリズム・スイートのグループは、次のURLから参照できるWS-SecurityPolicy 1.2で定義されています。

http://docs.oasis-open.org/ws-sx/ws-securitypolicy/v1.3/errata01/os/ws-securitypolicy-1.3-errata01-os-complete.html#_Toc325573605

各スイートの対称署名(Sym Sig)および非対称署名(Asym Sig)は、次のようにHmacSha1およびRsaSha1にそれぞれデフォルト設定されます。


プロパティのアルゴリズム

[Sym Sig]

HmacSha1

[Asym Sig]

RsaSha1


OWSMは、次の表に一覧されている拡張アルゴリズム・スイートも提供しています。


プロパティのアルゴリズム

[Sym Sig]

HmacSha256

[Asym Sig]

RsaSha256


XML署名のRSA-SHA256およびHMAC-SHA256は、次のURLから参照できるW3CのXMLセキュリティ・アルゴリズム・クロスリファレンス仕様で定義されています。

http://www.w3.org/TR/xmlsec-algorithms/

注意:

FIPSに準拠したアルゴリズム・スイートにはアスタリスク(*)の印が付いています。FIPSの詳細は、『Oracle WebLogic Serverセキュリティの管理12c (12.2.1)』のFIPSモードの有効化に関する項を参照してください。


表18-124 サポートされているアルゴリズム・スイート

アルゴリズム・スイート ダイジェスト 暗号化 対称鍵のラップ 非対称鍵のラップ 暗号化鍵の導出 署名キーの導出 署名キーの最小長 対称署名 非対称署名

Basic256

Sha1

Aes256

KwAes256

KwRsaOaep

PSha1L256

PSha1L192

256

HmacSha1

RsaSha1

Basic192

Sha1

Aes192

KwAes192

KwRsaOaep

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha1

RsaSha1

Basic128

Sha1

Aes128

KwAes128

KwRsaOaep

PSha1L128

PSha1L128

128

HmacSha1

RsaSha1

TripleDes

Sha1

TripleDes

KwTripleDes

KwRsaOaep

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha1

RsaSha1

Basic256Rsa15

Sha1

Aes256

KwAes256

KwRsa15

PSha1L256

PSha1L192

256

HmacSha1

RsaSha1

Basic192Rsa15

Sha1

Aes192

KwAes192

KwRsa15

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha1

RsaSha1

Basic128Rsa15

Sha1

Aes128

KwAes128

KwRsa15

PSha1L128

PSha1L128

128

HmacSha1

RsaSha1

TripleDesRsa15

Sha1

TripleDes

KwTripleDes

KwRsa15

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha1

RsaSha1

Basic256Sha256

Sha256

Aes256

KwAes256

KwRsaOaep

PSha1L256

PSha1L192

256

HmacSha1

RsaSha1

Basic192Sha256

Sha256

Aes192

KwAes192

KwRsaOaep

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha1

RsaSha1

Basic128Sha256

Sha256

Aes128

KwAes128

KwRsaOaep

PSha1L128

PSha1L128

128

HmacSha1

RsaSha1

TripleDesSha256

Sha256

TripleDes

KwTripleDes

KwRsaOaep

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha1

RsaSha1

Basic256Sha256Rsa15

Sha256

Aes256

KwAes256

KwRsa15

PSha1L256

PSha1L192

256

HmacSha1

RsaSha1

Basic192Sha256Rsa15

Sha256

Aes192

KwAes192

KwRsa15

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha1

RsaSha1

Basic128Sha256Rsa15

Sha256

Aes128

KwAes128

KwRsa15

PSha1L128

PSha1L128

128

HmacSha1

RsaSha1

TripleDesSha256Rsa15

Sha256

TripleDes

KwTripleDes

KwRsa15

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha1

RsaSha1

Basic256Exn256

Sha256

Aes256

KwAes256

KwRsaOaep

PSha1L256

PSha1L192

256

HmacSha256

RsaSha256

Basic192Exn256

Sha256

Aes192

KwAes192

KwRsaOaep

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha256

RsaSha256

Basic128Exn256

Sha256

Aes128

KwAes128

KwRsaOaep

PSha1L128

PSha1L128

128

HmacSha256

RsaSha256

TripleDesExn256

Sha256

TripleDes

KwTripleDes

KwRsaOaep

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha256

RsaSha256

Basic256Exn256Rsa15*

Sha256

Aes256

KwAes256

KwRsa15

PSha1L256

PSha1L192

256

HmacSha256

RsaSha256

Basic192Exn256Rsa15*

Sha256

Aes192

KwAes192

KwRsa15

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha256

RsaSha256

Basic128Exn256Rsa15*

Sha256

Aes128

KwAes128

KwRsa15

PSha1L128

PSha1L128

128

HmacSha256

RsaSha256

TripleDesExn256Rsa15*

Sha256

TripleDes

KwTripleDes

KwRsa15

PSha1L192

PSha1L192

192

HmacSha256

RsaSha256


注意:

対称署名HmacSha256および非対称署名RsaSha256に拡張アルゴリズム・スイートを使用するには、アルゴリズム・スイートに拡張アルゴリズム・スイート・タイプを設定したカスタムOWSMポリシーを作成する必要があります。たとえば、アルゴリズム・スイート・タイプがBasic256Exn256の場合は、次のように設定します。

orasp:algorithm-suite="Basic256Exn256

事前定義済ポリシーから新しいポリシーを作成するための手順を実行してから、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware Controlを使用してアルゴリズム・スイートを変更できます。詳細は、次を参照してください。

  • Oracle® Fusion Middleware Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理のカスタム・ポリシーの作成に関する項を参照してください。

  • 『Oracle® Fusion Middleware Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のWebサービス・ポリシーの編集に関する項

18.88 リクエスト、レスポンスおよびフォルト・メッセージへの署名と暗号化の設定

表18-125は、リクエスト、レスポンスおよびフォルト・メッセージの設定を示しています。これらの設定は、メッセージの署名および暗号化用に構成します。


表18-125 リクエスト、レスポンスおよびフォルト・メッセージへの署名と暗号化の設定

名前 デフォルト値

本体全体を含める

リクエストおよびレスポンス・メッセージの場合はTrue

フォルト・メッセージの場合はFalse

SwAアタッチメントを含める

False

MIMEヘッダーを含める

False

ヘッダー要素

なし

本体要素

なし


18.89 oracle/security_log_template

表示名: セキュリティ・ログ・アサーション・テンプレート

カテゴリ: セキュリティ

タイプ: Logging

説明

security_log_templateアサーション・テンプレートは、すべてのバインディングまたはコンポーネントにアタッチ可能な、ロギング・アサーション・テンプレートを提供します。

注意:

ロギング・アサーションは、デバッグおよび監査にのみ使用することをお薦めします。

設定

表18-126は、security_log_templateアサーション・テンプレートの設定を示しています。


表18-126 security_log_templateの設定

名前 デフォルト値

ロギング

リクエスト

すべて

レスポンス

soap_body

フォルト

未設定


構成

表18-127は、security_log_templateアサーション・テンプレートの構成プロパティとデフォルト設定を示しています。


表18-127 security_log_templateのプロパティ

名前 デフォルト値 タイプ

reference.priority

なし

オプション