Oracle® Fusion Middleware Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理 12c (12.2.1.2) E82680-02 |
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次の図は、ポリシー・セット・ドキュメントの要素階層を示しています。
この付録の内容は次のとおりです。
ポリシー・セットは、バインディング・タイプまたは実装タイプに適用する具体的なポリシーのセットを定義する際に使用されます。
物理的には、ポリシー・セットは、図D-1に示されている疑似スキーマを使用するXML要素として表されます。
policySet要素の属性
次の項には、Oracle拡張機能を含むポリシー・セット属性がまとめられています。
表D-1 ポリシー・セット要素の属性
属性 | 説明 |
---|---|
名前 |
ポリシー・セットの名前。 |
appliesTo |
ポリシー・セットの適用先である要素を識別する、サポートされている表現。この属性には、有効とみなされる値を指定する必要があります。 |
attachTo |
ポリシー・セットのアタッチ先である要素を識別する、サポートされている表現。この属性には、有効とみなされる値を指定する必要があります。 |
description |
ポリシー・セットの説明。ユーザー・インタフェースにポリシー・セットが表示される場合、この名前が使用されます。 |
status |
ポリシー・セットが使用できるかどうかを示します。enabled (デフォルト)に設定されている場合、ポリシー・セットは正常に処理されます。disabledに設定されている場合、ポリシー・セットは処理の際に無視されます。 ポリシー・セットをリポジトリに書き込んでいるときに検証に失敗すると、この属性は自動的にdisabledに設定されます。 |
constraint |
ポリシー・セットの適用先であるランタイム・コンテキストを識別する、サポートされている表現。この属性が指定されていない場合、ポリシー・セットはすべてのランタイム・コンテキストに適用されます。 |
ポリシー・セットを1つ以上のポリシーに関連付けるには、wsp:policyReference
要素を使用します。
この要素はorawsp:OverrideProperty要素に含まれています。
wsp:policyReference要素の属性
次の表に、<wsp:policyReference>
要素の属性の概要を示します。
表D-2 <wsp:policyReference>要素の属性
属性 | 説明 |
---|---|
URI |
ポリシー・セットに関連付けられるOWSMポリシーURI。 |
category |
ポリシーのカテゴリ。有効な値は、security、mtom、wsrm、addressing、managementです。 |
status |
ポリシー参照のステータス。有効な値は、enabledおよびdisabledです。 |
policySet Elementの例
次の例は、base_domainという名前のドメインで、CRMという文字列で始まる名前を持つアプリケーションの、SCA以外のすべてのWebサービスにユーザー名トークン・ポリシーをアタッチする、サンプルのポリシー・セットを示しています。
<policySet name="non_sca_web_service_policyset" appliesTo="WS_Service()" attachTo="Domain('base_domain') and Application('CRM*')" orawsp:description="Default policy for a non-SCA web service" orawsp:status="enabled" xmlns="http://docs.oasis-open.org/ns/opensca/sca/200903" xmlns:orawsp="http://schemas.oracle.com/ws/2006/01/policy" xmlns:wsp="http://www.w3.org/ns/ws-policy"> <wsp:PolicyReference wsp:URI="oracle/wss_username_token_service_policy" orawsp:category="security" orawsp:status="enabled" /> </policySet>