Oracle® Fusion Middleware Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護のユース・ケース 12c (12.2.1.2) E82679-02 |
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Identity Provided STS (IP-STS)としてOracle STS、Replying Party (RP-STS)としてMicrosoft ADFS 2.0 STSを使用したWebサービス・フェデレーションを構成できます。
次のリストは、Oracle STSをIP-STS、Microsoft ADFS 2.0 STSをRP-STSとして使用するユース・ケースに関して、ユース・ケースの目標、ソリューション、コンポーネントおよびリンクされたドキュメント・リソースをまとめたものです。
IP-STSとしてOracle STS、RP-STSとしてMicrosoft ADFS 2.0 STSを使用したWebサービス・フェデレーションを構成します。
Oracle Web Services Manager (OWSM) WS-TrustポリシーをWebサービスおよびクライアントにアタッチして、Oracle STSおよびMicrosoft ADFS 2.0 STSを構成してセキュリティ・ドメイン間の信頼を確立します。
Oracle WebLogic Server
Oracle Web Services Manager(OWSM)
Oracle STS
Microsoft ADFS 2.0 STS
保護するWebサービスおよびクライアント・アプリケーション
このユース・ケースは、次の操作に必要な手順を示します。
SAML鍵所有者(HOK)認証を使用してメッセージ・レベルの保護を実行するため、適切なOWSMセキュリティ・ポリシーをアタッチします。
特に、次のポリシーをクライアントおよびサービスにそれぞれアタッチします。
oracle/wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_client_policy
およびoracle/sts_trust_config_client_template
に基づくポリシー
oracle/wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_service_policy
IP-STSとしてOracle STS、RP-STSとしてMicrosoft ADFS 2.0 STSを使用して、Webサービス・フェデレーションを構成します。
Oracle STSをIP-STS、Microsoft ADFS 2.0 STSをRP-STSとして使用したWebサービス・フェデレーションを構成するユース・ケースを実装するには、Webサービスの構成、RP-STSとしてのMicrosoft ADFS 2.0 STSの構成、IP-STSとしてのOracle STSの構成、Webサービス・クライアントの構成の各タスクを順に実行します。
Oracle STSをIP-STS、Microsoft ADFS 2.0 STSをRP-STSとして使用したWebサービス・フェデレーションを構成するユース・ケースを実装するには、最初にWebサービスを構成する必要があります。
oracle/wss11_sts_issued_saml_hok_with_message_protection_service_policy
をWebサービスにアタッチします。完全な手順は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のポリシーのアタッチに関する項を参照してください。/issuedtokensymmetricbasic256
エンドポイントの署名証明書をOWSMキーストアにインポートします。Oracle STSをIP-STS、Microsoft ADFS 2.0 STSをRP-STSとして使用したWebサービス・フェデレーションを構成するユース・ケースを実装するには、Webサービスを構成した後で、Microsoft ADFS 2.0 STSをRP-STSとして構成する必要があります。
完全な手順は、http://technet.microsoft.com/en-us/library/adfs2(v=ws.10).aspx
のOracle STSドキュメントを参照してください。
/issuedtokensymmetricbasic256
エンドポイントが有効であることを確認します。Oracle STSをIP-STS、Microsoft ADFS 2.0 STSをRP-STSとして使用したWebサービス・フェデレーションを構成するユース・ケースを実装するには、WebサービスとRP-STSを構成した後で、Oracle STSをIP-STSとして構成する必要があります。
完全な手順は、http://www.oracle.com/technetwork/middleware/id-mgmt/overview/oraclests-166231.html
のOracle STSドキュメントを参照してください。
IP-STSとしてOracle STS、RP-STSとしてMicrosoft ADFS 2.0 STSを使用してWebサービス・フェデレーションを構成するユース・ケースを実装するために使用するテクノロジおよびツールの詳細は、その他のリソースを参照してください。
Oracle Web Services Managerの事前定義済ポリシー
Wss11発行トークン(SAML Holder of Key方式/メッセージ保護付き)クライアント・ポリシー
http://www.oracle.com/technetwork/middleware/id-mgmt/overview/oraclests-166231.html
のOracle STSドキュメント
Microsoft ADFS 2.0 STS: http://technet.microsoft.com/en-us/library/adfs2(v=ws.10).aspx