| Oracle® Fusion Middleware Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護のユース・ケース 12c (12.2.1.2) E82679-02 |
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基本認証を使用してRESTful Webサービスを保護できます。このユース・ケースでは、その実行手順について説明します。
この章の構成は、次のとおりです。
ユース・ケースの目標、ソリューション、コンポーネントおよび必要なドキュメント・リソースへのリンクのサマリーです。
基本認証を使用して、RESTful Webサービスを保護します。
RESTful Webサービスを開発し、Oracle Web Services Manager (OWSM)基本認証ポリシーをアタッチして保護します。
Oracle WebLogic Server
Oracle Web Services Manager(OWSM)
Oracle JDeveloper
このユース・ケースを完了するには、次のドキュメント・リソースを参照してください。
RESTful Webサービスの開発
RESTful Webサービスとクライアントの保護
Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発におけるRESTful Webサービスの開発および保護に関する項
このユース・ケースは、次の操作に必要な手順を示します。
JDeveloperを使用して簡単なHelloWorld RESTful Webサービスを作成します。
javax.ws.rs.core.SecurityContextを使用して、出力メッセージに認証済ユーザーの名前を表示します。
アプリケーション・サブクラスを使用してRESTful Webサービスをパッケージ化して、RESTful Webサービス・アプリケーション・デプロイメントのコンポーネントを定義し、追加のメタデータを提供します。
OWSMグローバル・ポリシーを定義して、デフォルトですべてのRESTful Webサービスを保護します。
WebLogic Server管理コンソールを使用して、WARファイルとしてRESTful WebサービスをWebLogic Serverにデプロイします。
ブラウザを使用して、HelloWorld Webサービスを検証します。
基本認証を使用してセキュアなRESTful Webサービスを実装するには、一連のタスクを実行する必要があります。
基本認証を使用してRESTful Webサービスを実装する前に、製品コンポーネントをダウンロードしてインストールし、WebLogicドメインを構成し、管理サーバーを起動し、Oracle Enterprise Manager Fusion Middleware ControlおよびOracle WebLogic Server管理コンソールへのアクセス権を取得します。
開始する前に、次のタスクが実行されていることを確認してください。
RESTfulリソースをデプロイする前に、最初にグローバル・ポリシーを定義して、デフォルトですべてのRESTfulリソースを保護します。
次の手順では、OWSMグローバル・ポリシー・セットを定義し、すべてのRESTfulリソースに割り当てます。oracle/wss_http_token_service_policyポリシーがすべてのRESTfulリソースの基本認証の構成ポリシーにアタッチされます。
WebサービスのWLSTコマンドの詳細は、『インフラストラクチャ・コンポーネントのためのWLSTコマンド・リファレンス』のWebサービスのWLSTカスタムWLSTコマンドに関する項を参照してください。
デフォルトですべてのRESTfulリソースを保護するには:
注意:
完全な手順は、『Oracle Web Services ManagerによるWebサービスの保護とポリシーの管理』のWLSTを使用したポリシーのグローバルなアタッチに関する項を参照してください。
JDeveloperを使用して、簡単なHelloWorld RESTful Webサービスを作成できます。
手順:
注意:
JDeveloperを使用する場合のヘルプは、[F1]を押すか、「ヘルプ」をクリックします。
完全な手順は、『Oracle JDeveloperによるアプリケーションの開発』のRESTful Webサービスの作成に関する項を参照してください。
javax.ws.rs.core.SecurityContextを使用してユーザーを認証できます。
詳細は、『Oracle WebLogic Server RESTful Webサービスの開発と保護』のSecurityContextを使用したRESTful Webサービスの保護に関する項を参照してください。
SecurityContextを使用した認証済ユーザーを取得するには:
javax.ws.rs.core.Applicationを拡張するクラスを作成して、RESTful Webサービス・アプリケーション・デプロイメントのコンポーネントを定義し、追加のメタデータを提供できます。
詳細は、『Oracle WebLogic Server RESTful Webサービスの開発と保護』のアプリケーション・サブクラスを使用したパッケージ化に関する項を参照してください。
アプリケーション・サブクラスを使用したRESTful Webサービスをパッケージ化するには:
WARファイルとしてRESTful Webサービス・アプリケーションをWebLogic Serverにデプロイします。
RESTful Webサービスをデプロイするには:
Webアプリケーションのデプロイメント・プロファイルを作成します。
「デプロイメント・プロファイルの作成」ウィザードを使用して、プロファイルのタイプおよび名前を定義します。
RESTfulサービス・アプリケーションを右クリックして「デプロイ」→「新規デプロイメント・プロファイル」を選択して、「デプロイメント・プロファイルの作成」ウィザードを起動します。ヘルプは、[F1]を押すか、「ヘルプ」をクリックします。
次の特性を定義します。
- プロファイル・タイプ: WARファイル
- デプロイメント・プロファイル名: helloworld
「WARデプロイメント・プロファイルのプロパティの編集」ウィザードを使用して、Webアプリケーションのコンテキスト・ルートを定義します。
「デプロイメント・プロファイルの作成」ウィザードで「OK」をクリックすると、「WARデプロイメント・プロファイルのプロパティの編集」ウィザードが自動的に起動します。ヘルプは、[F1]を押すか、「ヘルプ」をクリックします。
次の特性を定義します。
- Java EE Webコンテキスト・ルートを指定: restservice
「<application>のデプロイ」ウィザードを使用して、次の特性とともにWebアプリケーションをデプロイします。
RESTfulServiceアプリケーションを右クリックして「デプロイ」→「helloworld」を選択して、「<application>のデプロイ」ウィザードを起動します。ヘルプは、[F1]を押すか、「ヘルプ」をクリックします。
次の特性を定義します。
デプロイメント・アクション: WARにデプロイ
構成されたプロジェクト・ディレクトリのWARファイルを表示します。次に例を示します。
c:\JDeveloper\mywork\RESTfulApplication\RESTfulService\deploy\helloworld.war
WebLogic ServerにWARファイルをデプロイします。詳細は、Oracle WebLogic Server管理コンソール・オンライン・ヘルプのアプリケーションとモジュールのデプロイに関する項を参照してください。
ブラウザから、RESTful Webサービスを検証できます。Fusion Middleware ControlのWeb Servicesテスト・クライアントまたは「Webサービスのテスト」ページを使用して、Webサービスの基本機能および拡張機能をテストできます。
ブラウザでRESTful Webサービスにアクセスするには、ブラウザで次のURLを入力して、RESTful Webサービスをテストします。
http://<host>:<port>/restservice/resources/helloworld
たとえば、http://localhost:7001/restservice/resources/helloworldです。
プロンプトが表示されたら、WebLogic Serverのユーザー名とパスワードを入力します。たとえば、weblogicとwelcome1です。
次のメッセージがブラウザで戻されます。
Hello weblogic!
Fusion Middleware ControlのWeb Servicesテスト・クライアントまたは「Webサービスのテスト」ページを使用して、Webサービスの基本機能および拡張機能をテストできます。詳細は、『Webサービスの管理』のWebサービスのテストに関する説明を参照してください。