Oracle Site Studioを使用してサイトのバックアップを作成し(単一のzipファイルとして)、そのバックアップをいつでもリストアできます。サイトのバックアップの作成は、サイトを別の場所に転送する際にも(特に、ネットワーク・アクセスがない場合)、大変便利です。
概念
タスク
Oracle Site Studioは、コンテンツ・サーバーのOracle Site Studio管理ページでバックアップおよびリストア機能を提供しており、この機能を使用してサイトのバックアップを作成し(単一のzipファイルとして)、そのバックアップをいつでもリストアできます。サイトのバックアップの作成は、サイトを別の場所に転送する際にも(特に、ネットワーク・アクセスがない場合)、大変便利です。
Oracle Site Studioのバックアップ機能では、Webサイトのコピーを作成して圧縮ファイルに格納し、これをある場所から別の場所にコピーできます。サイトに属するファイルを識別するために、次のアイテムを問い合せて、インポート・アーカイブに追加します。
プロジェクト・ファイル(プロジェクト・ファイルのdDocName)
WebサイトのID (xWebsitesフィールドにサイトのサイトIDが含まれる場合)
Webサイト・セクション(xWebsiteSectionフィールドにサイトのサイトIDが含まれる場合)
フラグメント・ライブラリ(xWebsiteObjectTypeフィールドに値fragmentが含まれる場合)
サイトのコンテンツをバックアップおよびリストアするために、xWebsites、xWebsiteSectionおよびxWebsiteObjectTypのメタデータ値を、サイトで適切に使用する必要があります。
バックアップ機能では、サイトのレプリケーションと同じアーカイブ・プロセスが使用されます(詳細は、第6章「サイト・レプリケーションの管理」を参照)。
Oracle Content ServerのOracle Site Studio管理ページからアクセスできるバックアップとリストア・ページを使用して、サイトをバックアップします。
サイトをバックアップするには、次の手順を実行します。
コンテンツ・サーバーに管理者としてログインします。
「管理」セクションで、Oracle Site Studio管理を選択します。
Oracle Site Studio管理ページが表示されます(「Oracle Site Studio管理」を参照)。「トップ・メニュー」レイアウトでOracle Content Serverを実行した場合、このページは表示されません。かわりに、すべての管理オプションがOracle Site Studio管理メニューのアイテムとして表示されます。
「バックアップとリストア」をクリックします。
バックアップとリストア・ページが表示されます(「バックアップとリストア・ページ」を参照)。
バックアップするWebサイトを選択して、「Webサイト・バックアップの作成」をクリックします。
バックアップの進行状況が表示されます(図7-1)。
バックアップが完了したら(完了率が100%)「戻る」をクリックします。
現在のバックアップに影響を与えることなく、いつでも前のページに戻ることができます。
バックアップとリストア・ページで「Webサイト・バックアップの管理」をクリックします。
Webサイトのバックアップ・アーカイブ・ページが表示されます(「アーカイブの管理ページ」を参照)。
このページには、現在コンテンツ・サーバーにあるすべてのWebサイト・バックアップのリストが表示されます。作成したバックアップをダウンロードするには、隣のアクション・メニュー・アイコン(図7-2)をクリックし、「バックアップ・アーカイブをZIPとしてダウンロード」を選択します。
サイトのサイズによっては、zipファイルが作成されるまでに数分かかる場合があります。
ファイル・ダウンロード・ダイアログの「保存」をクリックしてzipファイルの場所を選択し、「保存」をクリックしてダウンロードを開始します。
注意: Webサイトが、zipファイルの最大ファイル制限の65,535を超える場合、バックアップ・アーカイブ・ファイルは作成されません。かわりに、ファイルシステムから直接バックアップ・アーカイブを開いてダウンロードする必要があります。バックアップ・アーカイブは、コンテンツ・サーバーの[CS-Dir]\data\sitestudio\backuparchivesディレクトリに格納されます。 |
バックアップしたサイトは、アクション・メニューまたはアイコンをクリックし、「バックアップ・アーカイブの削除」を選択して、いつでも削除できます。これは、Webサイトのバックアップ・アーカイブ・ページ(「アーカイブの管理ページ」を参照)およびバックアップ・アーカイブ情報ページ(「バックアップ・アーカイブ情報ページ」を参照)で実行できます。
コンテンツ・サーバーのOracle Site Studio管理ページからアクセスできるバックアップとリストア・ページを使用して、サイトをリストアします。
重要: コンテンツ・サーバー内の既存のコンテンツとのクラッシュを避けるために、クリーンなコンテンツ・サーバーにリストアすることをお薦めします。 |
サイトをリストアするには、次の手順を実行します。
コンテンツ・サーバーに管理者としてログインします。
「管理」セクションで、Oracle Site Studio管理を選択します。
Oracle Site Studio管理ページが表示されます(「Oracle Site Studio管理」を参照)。「トップ・メニュー」レイアウトでOracle Content Serverを実行した場合、このページは表示されません。かわりに、すべての管理オプションがOracle Site Studio管理メニューのアイテムとして表示されます。
「バックアップとリストア」をクリックします。
バックアップとリストア・ページが表示されます(「バックアップとリストア・ページ」を参照)。
「参照」を(「バックアップ・アーカイブのアップロード」領域で)クリックして、バックアップ済サイト(zipファイル)を検索します。
ファイル選択ダイアログが表示されます。
アーカイブzipファイルを選択し、ファイル選択ダイアログを閉じます。
「バックアップ・アーカイブのアップロード」をクリックします。
バックアップ・アーカイブ情報ページ(「バックアップ・アーカイブ情報ページ」を参照)が開き、アーカイブ名、説明、Webサイト、インポート日などバックアップの詳細が表示されます。
コンテンツ・サーバーが未構成で、サイトの元のコンテンツ・サーバー環境と一致しない場合、「アクション」をクリックし、「サーバー構成詳細の表示」を選択します。その後、ページに表示された設定を再作成します(「サーバーの構成詳細の表示」を参照)。
「アクション」メニューで「バックアップ・アーカイブ・コンテンツのリストア」を選択します。
確認メッセージには「OK」をクリックします。
リストア操作の進行状況が表示されます(図7-3)。
サイトのサイズによっては、Webサイトがリストアされ、コンテンツ・サーバーで索引が作成されるまでに数分かかる場合があります。
リストア操作が完了したら(完了率が100%)「戻る」をクリックします。
現在のリストア操作に影響を与えることなく、いつでも前のページに戻ることができます。
これで、サイトをコンテンツ・サーバーで使用できるようになります。
バックアップしたサイトは、アクション・メニューまたはアイコンをクリックし、「バックアップ・アーカイブの削除」を選択して、いつでも削除できます。これは、Webサイトのバックアップ・アーカイブ・ページ(「アーカイブの管理ページ」を参照)およびバックアップ・アーカイブ情報ページ(「バックアップ・アーカイブ情報ページ」を参照)で実行できます。
バックアップしたWebサイトがバックアップ時に存在していたコンテンツ・サーバーの詳細な構成情報を表示できます。この情報には、カスタム・メタデータ・フィールド、コンテンツ・タイプ、セキュリティ・グループ、構成設定および環境設定、インストール済コンポーネント、定義済プロバイダなどが含まれます。この情報は、サイトをリストアし、コンテンツ・サーバーを構成してサイトの元のサーバーと一致させる必要がある場合に、特に便利です。
バックアップされたサイトのサーバーの構成詳細を表示するには、次の手順を実行します。
コンテンツ・サーバーに管理者としてログインします。
「管理」セクションで、Oracle Site Studio管理を選択します。
Oracle Site Studio管理ページが表示されます(「Oracle Site Studio管理」を参照)。「トップ・メニュー」レイアウトでOracle Content Serverを実行した場合、このページは表示されません。かわりに、すべての管理オプションがOracle Site Studio管理メニューのアイテムとして表示されます。
「バックアップとリストア」をクリックします。
バックアップとリストア・ページが表示されます(「バックアップとリストア・ページ」を参照)。
「Webサイト・バックアップの管理」をクリックします。
目的のサイトの隣にあるアクション・メニューアイコン(図7-4)をクリックし、「サーバー構成詳細の表示」を選択します。
サーバー構成詳細ページが表示されます(「サーバー構成詳細ページ」を参照)。ここで、サイトの元のサーバーの詳細を書き留めます。
注意: Oracle Content Serverの構成移行ユーティリティを使用して、コンテンツ・サーバー環境をサーバーからサーバーにレプリケートできます。 |