設計モードは、Oracle Site Studio Contributorからアクセス可能な、Oracle Site Studio Designerで使用可能な機能のサブセットです。Oracle Site Studio Designerで、設計モードにアクセスできる1つ以上のロールを設定でき、それらのロールはプレースホルダおよびサイト・アセットの関係をリモートで変更できます。
この項の内容は次のとおりです。
設計モードは、Oracle Site Studio Contributorからアクセス可能な、Oracle Site Studio Designerで使用可能な機能のサブセットです。Designerで、設計モードにアクセスできる1つ以上のロールを設定でき、それらのロールはプレースホルダおよびサイト・アセットの関係をリモートで変更できます。
設計モードでは、サイト・アセット自体の変更は許可されず、コントリビューション・モードの場合と同じ方法でデータファイルを変更することはできません。ただし、セカンダリ・ページでデータファイル、定義または使用されるテンプレートを変更したり、置換可能なリージョンを使用することはできます。
設計モードにアクセスできるユーザー・ロールは、DesignerのWebサイトまたはWebサイトのセクションのプロパティ・ペインで設定されます。
特定のユーザーではなく、ロールが設定されることに注意してください。
設計モード・ロールが設定された場合、これはサイト全体に適用されます。設計モードへのアクセスを特定のセクションに限定することはできません。
設計モードは、Designerを使用する必要があるが、Oracle Site Studio Designerアプリケーションへのアクセス権限を持たないユーザーにとって便利です。典型的な例は、ユーザーがJDeveloper用のOracle Site Studio拡張を使用している場合です。
設計モードを使用している場合、個別のサイト・アセットは編集できないことに注意してください。変更できるのはアセットの関係のみで、たとえば、異なるリージョン・テンプレートまたはプレースホルダ定義を使用したり、関連するサイト・アセットを含め、セクションのプレースホルダ・セクション・プロパティを定義できます。データファイルのコンテンツを編集するには、コントリビューション・モードを使用する必要があります。テンプレートまたは定義自体のプロパティの変更は、Oracle Site Studio Designerで行う必要があります。
この項の内容は次のとおりです。
設計モードを開始するには、コントリビューション・モードの開始後に「設計モード」アイコン(図D-2)をクリックします。
設計モードは、すでにコントリビューション・モードに入っている場合に開始されます。
「設計モード」アイコンは、コントリビューション・モード・ツールバーにあります。これは、ロールがDesignerで指定されている場合にのみ表示されます。
設計モードを開始すると、ツールバーが、3つのアイコンが表示されたツールバーに変わります(図D-3)。
左端のアイコンは「コントリビューション・モード」アイコンで、これを使用してコントリビューション・モードに戻ります。
中央のアイコンは「プレースホルダー・セクション・プロパティの表示」アイコンです。これは、ページのプレースホルダを追加、編集または削除するための「プレースホルダー・セクション・プロパティ」ダイアログを開くために使用されます。「プレースホルダー・セクション・プロパティ」ダイアログの詳細は、第D.4項「「プレースホルダー・セクション・プロパティ」ダイアログの使用方法」を参照してください。
最後のアイコンは、セクションのセカンダリ・ページに移動するためのものです。セクションにセカンダリ・ページがない場合、このアイコンは表示されません。セカンダリ・ページに移動すると、ツールバーがわずかに変わります(図D-4)。
セカンダリ・ページのツールバーには、同じコントリビューション・モードおよび「プレースホルダー・セクション・プロパティ」ダイアログがあります。
アイコンの違いから、プライマリ・ページまたはセカンダリ・ページのどちらが表示されているのかを確認できます。プライマリ・ページのツールバーでは、右端のアイコンに2と示されます。これは、セカンダリ・ページに移動することを表します。セカンダリ・ページのツールバーでは1と示され、プライマリ・ページに移動することを表します。
コントリビューション・モードから初めて設計モードに入ると、ページの最上部にあるバーがコントリビューション・モードから設計モードに変わり、プライマリ・ページ・ツールバーが表示されます。
コントリビューション・グラフィックのメニューはわずかに異なります。レポートの設定に応じて、次に示すオプションのうち最大4つが表示されます。
コンテンツの切替え
リージョン・テンプレートの切替え
すべてのセクションへの適用
Webサイト使用状況レポートの表示
「コンテンツの切替え」、「リージョン・テンプレートの切替え」および「Webサイト使用状況レポートの表示」(使用可能になっている場合)メニュー・オプションは、コントリビューション・モードの場合と同じです。
「すべてのセクションへの適用」メニュー・オプションは、現在のセクションのプレースホルダ・セクション・プロパティの設定を、ページ・テンプレートを使用するその他すべてのセクションに適用するために使用されます。
設計モードを使用すると、コントリビューション・モードでは明示的なリンクを使用しないと表示できないセカンダリ・ページを表示できます。
セカンダリ・ページの置換可能リージョンには、置換可能であることを示すコントリビューション・グラフィックがあります(図D-5)。
コンテンツの切替え
リージョン・テンプレートの切替え
置換可能に設定
置換可能のクリア
Webサイト使用状況レポートの表示
「コンテンツの切替え」、「リージョン・テンプレートの切替え」および「Webサイト使用状況レポートの表示」(使用可能になっている場合)メニュー・オプションは、コントリビューション・モードの場合と同じです。
「置換可能に設定」メニュー・オプションは、選択したプレースホルダを置換可能リージョンに設定するために使用します。同様に、「置換可能のクリア」メニュー・オプションはプレースホルダの置換可能リージョン設定をクリアするために使用します。
「プレースホルダー・セクション・プロパティ」ダイアログは、主にプレースホルダの名前を編集するため、またはプレースホルダで使用されるリージョン・テンプレート、サブテンプレート、データファイルまたはプレースホルダ定義を変更するために使用されます。
このダイアログではプレースホルダ・セクション・プロパティの変更のみが行われるため、新しいプレースホルダに名前を付けたり、リージョン・テンプレート、プレースホルダ定義および関連付けられているデータファイルを指定することはできますが、この情報はプレースホルダ・セクション・プロパティにのみ保存されます。実際にページ・テンプレートを変更して、新しいプレースホルダを作成するわけではありません。
必要に応じて、このダイアログを使用してプレースホルダ・セクション・プロパティを削除することもできます。
プレースホルダ・セクション・プロパティを変更するには、次の手順に従います。
プライマリ・ページまたはセカンダリ・ページのいずれかで、「プレースホルダー・セクション・プロパティの表示」アイコンをクリックします。これはツールバーの中央にあります。
「プレースホルダー・セクション・プロパティ」ダイアログが開きます。
プレースホルダ・セクション・プロパティを削除する場合は、削除するプレースホルダの行を選択し、「行の削除」アイコンをクリックします。(図D-6)
プレースホルダ・セクション・プロパティを追加する場合は、「行の追加」アイコンをクリックします。(図D-7)
プレースホルダ・セクション・プロパティを変更する場合は、プロパティを選択して「行の編集」アイコン(図D-8)をクリックするか、プロパティをダブルクリックします。
編集する場合は、「プレースホルダー・セクションのマッピング」ダイアログが開きます。
「プレースホルダー・セクションのマッピング」ダイアログでは、任意の値を編集できます。「選択」を押してコンテンツ・サーバー検索の結果を表示するウィンドウを開くか、単に必要な値を入力します。
「OK」をクリックして「プレースホルダー・セクションのマッピング」ダイアログの値を保存し、ダイアログを閉じます。
「OK」をクリックして「プレースホルダー・セクション・プロパティ」ダイアログの値を保存し、ダイアログを閉じます。