Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Content: Desktopオンライン・ヘルプ 12c (12.2.1.2.0) E82795-01 |
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ドキュメントの終了ダイアログでは、Microsoft Word、Excel、またはPowerPoint内のチェックアウト済ファイルについて、ファイルまたはアプリケーションを閉じる際の処理を決定できます。
このダイアログ・ボックスには、現在のファイルに未保存の変更がないかどうかが表示されます。未保存の変更がある場合は、若干異なるダイアログが開きます(「ドキュメントの終了ダイアログ(未保存の変更)」を参照)。
注意:
「メタデータの編集」設定は、複数のセッション間で記憶されます。つまり、その設定は、管理対象のコンテンツ・アイテムを最後に保存したときに選択した設定になります。
要素 | 説明 |
---|---|
ドキュメントをチェックインしますか。(はい/いいえ) |
ドキュメントを新規リビジョンとしてコンテンツ・サーバーにチェックインする場合は、「はい」を選択します。 ドキュメントをコンテンツ・サーバーにチェックインしない場合は、「いいえ」を選択します。 |
コメント |
必要に応じて、チェックインしたコンテンツ・アイテムに追加するコメントを入力します(xCommentメタデータ・フィールド)。デフォルトのコメントがある場合があります(定義されている場合)。文字の最大数はコンテンツ・サーバー管理者が設定します(DesktopIntegrationSuiteコンポーネントの構成ページ)。 |
メタデータの編集 |
このチェック・ボックスは、現在のファイルがOracle Content Databaseサーバーやその他のWebDAVサーバーではなく、Oracle WebCenter Contentサーバー・インスタンスからチェックアウトされている場合にのみ使用できます。 このチェック・ボックスを選択した場合は、コンテンツ・サーバーにチェックインされる前に、ファイルのメタデータの更新を求めるプロンプトが表示されます。「保存」ダイアログ・ボックスが開き、チェックイン・フォームが表示されます。必要に応じて、ここでファイルのメタデータを更新できます(「コンテンツのチェックイン」ダイアログ・ボックス(メタデータによるチェックイン)を参照)。準備が完了した後、「保存」ダイアログ・ボックスで「OK」をクリックして、ファイルをコンテンツ・サーバーに送信します。 |
チェックインして承認 |
このチェック・ボックスは、チェックイン時にドキュメントを承認する場合に選択します。このオプションを選択しない場合、ドキュメントはチェックインされますが、後で(たとえば、Windowsエクスプローラでドキュメントのコンテキスト・メニューから「承認」を選択するなどして)承認する必要があります。 このオプションは次の条件をすべて満たす場合に使用できます。
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ワークフロー・レビュー用にドキュメントを送信 |
このチェック・ボックスは、チェックイン後、ワークフローの次のステップにドキュメントを進める場合に選択します。このオプションを選択しない場合、ドキュメントはチェックインされますが、現在のワークフロー・ステップにとどまります。 このオプションは次の条件をすべて満たす場合に使用できます。
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チェックアウトを元に戻して変更を破棄 |
変更を保存せず、コンテンツ・サーバーにもチェックインしないでファイルを閉じる場合は、このチェック・ボックスを選択します。さらに、サーバーではファイルのチェックアウト済ステータスは取り消されます。 このチェックボックスは、コンテンツ・アイテムが現在チェックアウトされていて、このダイアログで(「ドキュメントをチェックインしますか。」に対して)「いいえ」オプションが選択されている場合にのみ使用できます。 |
OK |
ダイアログ・ボックスを閉じて、選択した設定に従ってファイルを処理するには、このボタンをクリックします。ファイルは、Microsoft Officeアプリケーションで閉じられます。 |
取消 |
ファイルを操作しないでダイアログ・ボックスを閉じるには、このボタンをクリックします。ファイルは、Microsoft Officeアプリケーションで開いたままです。 |
ヘルプ |
このダイアログ・ボックスの状況依存ヘルプ情報を表示するには、このボタンをクリックします。 |
次の表には、考えられるすべての保存のシナリオを、各シナリオで発生する現象の説明とともに示します。
保存のシナリオ | チェックイン | メタデータの編集 | チェックアウトを元に戻す | アクション |
---|---|---|---|---|
シナリオ1 |
はい |
いいえ |
n/a |
ファイルは自動的に、既存のコンテンツ・アイテムの新規リビジョンとしてコンテンツ・サーバーにチェックインされます。メタデータはすべて以前のリビジョンから継承されます。 ファイルをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Microsoft Officeアプリケーションでそのファイルが閉じられます。 |
シナリオ2 |
はい |
はい |
n/a |
チェックイン前にファイルのメタデータを変更する機会があります。完了すると、ファイルは既存のコンテンツ・アイテムの新規リビジョンとしてコンテンツ・サーバーにチェックインされます。 ファイルをコンテンツ・サーバーにチェックインすると、Microsoft Officeアプリケーションでそのファイルが閉じられます。 |
シナリオ3 |
いいえ |
n/a |
いいえ |
ファイルはコンテンツ・サーバーにチェックインされずに、チェックアウトされたままとなります。つまり、ファイルを再度チェックインするか、またはチェックアウトを取り消すまで、サーバー上のその他のユーザーはファイルをチェックアウトできません。 ファイルはローカル・コンピュータ上の特別なキャッシュに保存されます。「コンテンツの選択」ダイアログ - 「検索」パネルからファイルを再度開くことができます。 ファイルをローカル・キャッシュに保存すると、Microsoft Officeアプリケーションでそのファイルが閉じられます。 ローカル・キャッシュとは別の場所にファイルを保存する場合(つまり、自分のコンピュータに管理対象外のファイルとして保存する場合)は、アプリケーションに組込みの別名保存機能を使用する必要があります。 |
シナリオ4 |
いいえ |
n/a |
はい |
ファイルに対する変更は破棄され、ファイルは閉じられます。コンテンツ・アイテムのチェックアウト・ステータスは、サーバーで取り消されます。つまり、サーバー上の他のユーザーはファイルをチェックアウトできます。 |
関連項目
『Oracle WebCenter Content: Desktopの使用』のワークフローのファイルの承認または却下に関する項
『Oracle WebCenter Content: Desktopの使用』のコンテンツ・ファイルのローカル・キャッシュに関する項