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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理
12c (12.2.1.2.0)
E82738-01
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41 ポータル間のグローバル属性での作業

この章では、WebCenter Portalの任意のポータルで使用できるグローバル属性をシステム管理者が管理する方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

権限

この章のタスクを実行するには、WebCenter PortalAdministratorロールまたは少なくとも次の権限を付与されているカスタム・ロールが必要です。

  • Portal Server: Manage AllまたはPortal Server: Manage Configuration

権限の詳細は、「アプリケーション・ロールおよび権限について」を参照してください。

41.1 グローバル属性について

どのポータルにも、名前、説明、作成日、アイコンなどの組込み属性があります。これらの組込み属性の他に、ポータル・マネージャは、ポータルおよびその特性に固有のカスタム属性を追加して、追加のポータル情報(メタデータ)を指定できます。カスタム属性はポータル全体に伝播します。特定のポータルに固有の属性を使用する際の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のポータル・ページでの作業に関する項を参照してください。

システム管理者は、ポータル固有の属性の他に、WebCenter Portal管理の属性ページ(図41-1)で、グローバル属性を追加および管理できます。グローバル属性は任意のポータルで使用できます。

図41-1 WebCenter Portal管理: 属性

図41-1の説明が続きます
「図41-1 WebCenter Portal管理: 属性」の説明

カスタム属性は単なる名前と値のペアです(customerId=400orderId=11userName=Smithなど)。カスタム属性名は特定のポータル内で一意です。たとえば、お客様を分析する目的でパラメータcustomerIdを入力として取るいくつかのカスタム・タスク・フロー(お客様の売上履歴、顧客満足度の評価、将来の売上予測、お客様連絡先情報など)とともに、ポータルでグローバル属性を使用できます。適切な値を持つcustomerIdという名前で定義されたカスタム属性を使用すると、customerIdを受け入れることができるすべてのタスク・フローは、そのお客様固有の情報を表示できます。

カスタム属性は、式言語(EL)の式を使用して取得することもできます。たとえば、EL式は、ポータルを表示するURLを介して渡される値(customerid=10など)を読み取ることができます。パラメータ値に基づいてカスタマイズされたコンテンツを配信するポータル・ページ、タスク・フローまたはポートレットの場合は、グローバル・カスタム属性値を受け入れ、そのグローバル・カスタム属性値に次の式言語(EL)構文を使用してアクセスすることで適切にコンテンツを表示できます。

#{WCAppContext.application.applicationConfig.customAttributes[attributeName]}

ELのサポートが必要な場合は、アプリケーション開発者がEL式を指定できます。『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』の式言語式に関する項を参照してください

41.2 グローバル属性の追加

任意のポータルで使用する新しいグローバル属性を追加する手順は次のとおりです。

  1. 「設定」ページ(「WebCenter Portal管理の設定ページへのアクセス」を参照)で、「属性」をクリックします。

    ブラウザに次のURLを入力して直接「属性」ページに移動することも可能です。

    http://host:port/webcenter/portal/admin/attributes

    関連項目:

    『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のWebCenter PortalプリティURLに関する項。

  2. 属性ページで、「属性の追加」(図41-2)をクリックします。

    図41-2 WebCenter Portal管理: 属性の追加

    図41-2の説明が続きます
    「図41-2 WebCenter Portal管理: 属性の追加」の説明

    「属性の追加」ダイアログが開きます(図41-3)。

    図41-3 カスタム属性の名前と値の入力

    図41-3の説明が続きます
    「図41-3 カスタム属性の名前と値の入力」の説明
  3. 属性の一意の名前を入力します。有効な名前は、英字で始まり英数字のみから構成されます。
  4. 必要に応じて、カスタム属性のを入力します。入力した値は文字列値として処理されます。
  5. 「追加」をクリックしてカスタム属性を保存し、これを「属性」ページのリストに表示します。

41.3 グローバル属性の編集

グローバル属性を編集するには:

  1. 「設定」ページ(「WebCenter Portal管理の設定ページへのアクセス」を参照)で、「属性」をクリックします。

    ブラウザに次のURLを入力して直接「属性」ページに移動することも可能です。

    http://host:port/webcenter/portal/admin/attributes

    関連項目:

    『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のWebCenter PortalプリティURLに関する項。

  2. 「属性」ページで、属性の「アクション」アイコンをクリックして、「属性の編集」を選択します。
  3. 「属性の編集」ダイアログで、属性のを変更します。入力した値は文字列値として処理されます。
  4. OK」をクリックして、変更を保存します。

41.4 グローバル属性の削除

グローバル属性を削除するには:

  1. 「設定」ページ(「WebCenter Portal管理の設定ページへのアクセス」を参照)で、「属性」をクリックします。

    ブラウザに次のURLを入力して直接「属性」ページに移動することも可能です。

    http://host:port/webcenter/portal/admin/attributes

    関連項目:

    『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のWebCenter PortalプリティURLに関する項。

  2. 「属性」ページで、属性の「アクション」アイコンをクリックして、「属性の削除」を選択します。
  3. 確認ダイアログで、「削除」をクリックします。