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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築
12c (12.2.1.2.0)
E82737-01
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23 ページレットの使用

この章では、ページレット・プロデューサの概要と、ページレット・プロデューサのリソースをエクスポートおよびインポートする方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

注意:

  • カスタム・ページレットの開発とデプロイの詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』のページレットの概要に関する項を参照してください。

  • ページレット・プロデューサの構成とプロデューサの登録の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』のページレット・プロデューサの管理に関する項を参照してください。

権限

この章のタスクを実行するには、ポータル・マネージャであるか、ポータルManage Security and ConfigurationまたはManage Configurationのいずれかの権限を持つメンバーである必要があります。

ポータルの管理設定にアクセスする、Manage権限を持たないすべてのユーザー(たとえば、Customize Pages権限を持ち、ポータル内のページの編集権限が付与されているユーザー)には、自分のロールと権限で使用できる設定のみが表示されます。

権限の詳細は、「ポータルのロールと権限について」を参照してください。

23.1 ページレット・プロデューサについて

Oracleのページレット・プロデューサは(以前はOracle WebCenter Ensembleと呼ばれていました)、ページレットの動的な開発とデプロイに役立つ有用なツールのセットを提供します。ページレット・プロデューサのプロキシは、内部のアプリケーションや保護されたコンテンツを含む内部リソースへの外部アクセスをユーザーに提供します。ページレット・プロデューサを使用すると、WSRPポートレットとOracle PDK-Javaポートレット、およびOpenSocialガジェットを、Webページやアプリケーションで使用するページレットとして公開できます。

次に示す主要な概念を理解しておくと、ページレット・プロデューサを使用するときに役立ちます。

  • ページレット・プロデューサ・コンソールは、ページレット・プロデューサのデプロイで様々なオブジェクトの作成と管理に使用されるブラウザ・ベース管理ツールです。このコンソールから、Webアプリケーションをリソースとして登録する、ページレットを作成する、プロキシと変換の設定を管理するなどの操作を実行できます。

    ページレット・プロデューサ・コンソールには、次のいずれかの方法でアクセスできます。

    • 「ポータル」メニューから「管理」を選択し、「共有アセット」を選択して「ページレット」を選択します。「ページレット」ページで「作成」をクリックして、ページレット・プロデューサ・コンソールを開きます。WebCenter Portalに戻る準備が整ったら、「取消」をクリックします。

    • ブラウザに次のURLを入力します。

      http://host:port/pagelets/admin

    ページレット・プロデューサ・コンソールには、ホスト・アプリケーション・サーバーでAdminロールを割り当てられたユーザーなら誰でもアクセスできます。アプリケーション・サーバーへの管理アクセス権を持たないユーザーに、ページレット・プロデューサ・コンソールへの管理アクセス権を付与するには、EnsembleAdminロールを使用します。

    ページレット・プロデューサ・コンソールは、次の場所からアクセシビリティ・モードで起動することもできます:

    http://host:port/pagelets/admin/accessible

    コンソールを使用したページレット・プロデューサの構成とオブジェクトの作成の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』のページレット・プロデューサを使用したページレットの作成に関する項を参照してください。コンソールを使用したプロデューサの登録とページレット・データの移行の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』のページレット・プロデューサの管理に関する項を参照してください

  • リソースは、ページレット・プロデューサ内でアプリケーションを登録するために使用される中核的オブジェクトであり、スタンドアロンWebアプリケーション、ポートレット・プロデューサおよびOpenSocialコンテナが含まれます。リソースを作成すると、外部URLへの内部アプリケーションのマッピング、認証の管理およびアプリケーションの変換をプロキシでできます。Webアプリケーションをページレット・プロデューサのリソースとして登録すると、次の操作ができるようになります。

    • 外部アドレスへの内部Webアプリケーションのプロキシ。

    • プロキシ・レベルとリソース・レベル両方での認証の管理。

    • プロキシされたWebアプリケーションの変換(URLのリライトを含む)。

  • ページレットは、ページレット・プロデューサを介してアクセスされるWebページのサブコンポーネントであり、プロキシされたアプリケーションに挿入できます。ページレット・プロデューサのリソースにあるアプリケーションでマークアップを返すものは、ページレットとして登録すると、WebCenter Portalまたは任意のWebアプリケーションで表示できるようになります。

    ページレットは、ポートレットに似た再利用可能なユーザー・インタフェース・コンポーネントです。ポートレットはポータル用に設計されたものですが、ページレットは任意のWebページで実行できるように設計されています。どのようなHTMLフラグメントでもページレットにできます。ページレット開発者は、他のページレットと動的に相互作用し、Asynchronous Javascript and XML (AJAX)を使用してユーザー入力に対応する、パラメータ化され構成可能なページレットを作成できます。

    ページレット開発の詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle JDeveloperによるWebCenter Portalアセットとカスタム・コンポーネントの開発』のページレット・プロデューサを使用したページレットの作成に関する項を参照してください。

    ページレット・プロデューサを使用すると、WSRPポートレットとOracle PDK-Javaポートレット、およびOpenSocialガジェットを、Webページやアプリケーションで使用するページレットとして公開できます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』のページレット・プロデューサの管理に関する項を参照してください。

23.2 ページレット・プロデューサのリソースのエクスポートおよびインポート

ページレット・プロデューサのリソースは、ページレット・プロデューサ・コンソールからエクスポートおよびインポートできます。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの管理』のページレット・プロデューサのリソースのエクスポートおよびインポートに関する項を参照してください。WebCenter Portal「共有アセット」ページから、ページレットを直接エクスポートまたはインポートすることはできません。