| Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalの使用 12c (12.2.1.2.0) E82739-01 |
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この章の内容は次のとおりです。
権限
この章は、ポータルのお知らせの表示、作成および管理を行うWebCenter Portalユーザーを対象にしています。この章で説明するタスクを実行するには、次のポータルレベルの権限が1つ以上必要です。
Create, Edit, and Delete Announcements
Create and Edit Announcements
View Announcements
注意:
この章で説明する各タスクは、お知らせが有効化および公開されていない場合は使用できません。ポータル・マネージャが、お知らせを追加および構成します(『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のポータルへのお知らせの追加に関する項を参照)。
WebCenter Portalは、重要なアクティビティやイベントに関するお知らせをすべての認証済ユーザーに投稿する機能を提供します。たとえば、アプリケーション・スペシャリストは、新しい機能の公開や、メンテナンスのために一時的にポータルをオフラインにする予定についてお知らせすることができ、システム管理者は、メンテナンスのためにWebCenter Portalをシャットダウンする予定についてお知らせるすることができます(図24-1)。
お知らせは、「アクティビティ・ストリーム」、「RSS」、「インスタント・メッセージおよびプレゼンス」など、他の多くの機能に組み込まれています。また、お知らせは、他のアセットにリンクできます。たとえば、会社が新製品についてお知らせする場合、お知らせから直接、ディスカッション・フォーラムにリンクできます。ディスカッション・フォーラムでは、潜在的顧客が他の顧客に製品について質問できます。
お知らせは、それを作成したポータルに限定されます。ホーム・ポータルのお知らせはWebCenter Portal (またはアプリケーション全体)用で、すべてのログイン(認証された)ユーザーが使用できます。
「お知らせ」ページ(またはコンソール)またはページの「お知らせ - クイック・ビュー」およびお知らせビューアに、お知らせが表示されます。
すべてのポータル・メンバーに「お知らせ」ページを公開するには、ポータル・マネージャがポータル・ナビゲーションにページ・リンクを追加する必要があります(『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のポータル・ナビゲーションへの既存のページの追加に関する項を参照)。ポータル・ナビゲーションに表示するページについては、そのページの「可視性」チェック・ボックスも選択する必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のポータル・ナビゲーションでのページの表示または非表示に関する項を参照してください。
「お知らせマネージャ」を使用してお知らせを管理することもできます。お知らせを管理するには、「お知らせマネージャのオープン」アイコン(図24-2)をクリックします。
「お知らせ - クイック・ビュー」には、表示をカスタマイズする多数のパラメータがあります。たとえば、ポータル・マネージャは、「お知らせマネージャ」へのリンクを削除できます。これにより、管理用コントロールが不要なお知らせを表示できます。ユーザーはデフォルトで10個のお知らせを表示できますが、この数を変更して、どこまでお知らせを表示するのかを変更できます。「その他のお知らせ」リンクは、すべてのお知らせの詳細をページ切替え機能付きで表示する個別のウィンドウを開きます。これは、拡張クイック・ビュー(または拡張ミニ・ビュー)と呼ばれます。
ページに対する権限に応じて、この項で説明するタスクのすべてまたは一部を実行できます。
お知らせの表示 - ホーム・ポータルのすべての参加者とポータル・マネージャ。詳細は、「お知らせの表示」を参照してください。
お知らせの作成 - すべての参加者。詳細は、「お知らせの作成」を参照してください。
お知らせの編集 - お知らせの作成者、ホーム・ポータルのディスカッション・サーバーのシステム管理者およびポータル・マネージャ。詳細は、「お知らせの編集」を参照してください。
注意:
参加者にCreate, Edit, and Delete Announcements権限がある場合は、アクセス権限のあるポータルのお知らせを編集できます。Create and Edit Announcements権限を持つ参加者は、自分で作成したお知らせのみを編集できます。
お知らせの削除 - ホーム・ポータル のディスカッション・サーバーのシステム管理者およびポータル・マネージャ。詳細は、「お知らせの削除」を参照してください。
注意:
参加者にCreate, Edit, and Delete Announcements権限がある場合は、アクセス権限のあるポータルのお知らせを削除できます。Create and Edit Announcements権限を持つ参加者は、自分で作成したお知らせのみを削除できます。
この項には次のトピックが含まれます:
お知らせには、お知らせを作成、編集および削除するためのツールだけでなく、お知らせを公開するタイミングおよびお知らせが失効するタイミングを決定するためのコントロールも用意されています。お知らせが失効すると、そのお知らせはリストから削除されます。「表示」リストを使用すると、お知らせの表示をパーソナライズできます。お知らせを作成すると、お知らせを電子メールで送信するか、または他のアセットにリンクするオプションが表示されます。
ページに対する権限およびお知らせがWebCenter Portalまたは個々のポータルで構成されているかどうかに応じて、「お知らせマネージャ」にこれらのオプションの一部しか表示されない可能性があります。たとえば、「削除」アイコンは、Create, Edit, and Delete Announcements権限を持ち、すべてのお知らせを削除できるユーザー、またはCreate and Edit Announcements権限を持ち、自分で作成したお知らせのみを削除できるユーザーにのみ表示されます。
この項では、お知らせの表示、作成および管理について説明します。
この項には次のトピックが含まれます:
お知らせを表示するには、次のいずれかの手順を実行します。
ページのお知らせビューに移動するか、「お知らせ」ページの「お知らせ」コンソールに移動します。
注意
お知らせへのアクセス方法は、ポータルの設計方法によって異なります。ポータル・マネージャが、ページにアクセスするためのプリティURLを提供する場合もあります。
すべてのポータル・メンバーに「お知らせ」ページを公開するには、ポータル・マネージャがポータル・ナビゲーションにページ・リンクを追加する必要があります(『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のポータル・ナビゲーションへの既存のページの追加に関する項を参照)。ポータル・ナビゲーションに表示するページについては、そのページの「可視性」チェック・ボックスも選択する必要があります。詳細は、『Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Portalでのポータルの構築』のポータル・ナビゲーションでのページの表示または非表示に関する項を参照してください。
図24-3は、「お知らせ」ページのお知らせコンソールを示しています。
図24-4は、ページの「お知らせ - クイック・ビュー」ビューアのお知らせを示しています。
お知らせの表示は独自にカスタマイズできます。これにより、他のユーザーの表示が影響を受けることはありません。お知らせを表示できるユーザーはすべて、それをカスタマイズできます。
「表示」リストには、選択した期間内に作成されたお知らせのみを表示するオプションがあります。すべてのお知らせを表示するのか、または今日作成されたお知らせ、昨日から作成されたお知らせなど、最大で過去30日間に作成されたお知らせまでを表示するのかを選択します。たとえば、「表示」メニューで「今日」オプションを選択すると、今日投稿されたお知らせのみが表示されます。
「表示」のもう1つのリストには、現在のお知らせ、将来のお知らせまたは失効したお知らせを表示するオプションがあります。
お知らせの表示を調整するには:
次のいずれかのオプションを選択します。
すべて - 利用可能なすべてのお知らせを表示します。
今日 - 今日のお知らせのみを表示します。
昨日から - 今日および昨日のお知らせを表示します。
過去7日間 - 過去7日間のすべてのお知らせを表示します。
過去30日間 - 過去30日間のすべてのお知らせを表示します。
「お知らせ」の表示がリフレッシュされ、選択したオプションに一致するお知らせが表示されます。表示がリフレッシュされない場合は、「リフレッシュ」アイコンをクリックします。
表24-1に、お知らせを表示する「表示」リストから表示できる、お知らせの組合せを示します。
表24-1 「表示」リストに基づいて表示されるお知らせ
| 期間 | お知らせタイプ | 表示される結果 |
|---|---|---|
すべて |
アクティブ |
今日の時点で存在するすべてのお知らせ |
今日 |
アクティブ |
今日からのすべてのお知らせ |
昨日から |
アクティブ |
昨日からのすべてのお知らせ |
過去7日間 |
アクティブ |
過去7日間のすべてのお知らせ |
過去30日間 |
アクティブ |
過去30日間のすべてのお知らせ |
すべて |
将来 |
将来の日付でスケジュールされているすべてのお知らせ |
今日 |
将来 |
将来の日付でスケジュールされているすべてのお知らせ |
昨日から |
将来 |
将来の日付でスケジュールされているすべてのお知らせ |
過去7日間 |
将来 |
将来の日付でスケジュールされているすべてのお知らせ |
過去30日間 |
将来 |
将来の日付でスケジュールされているすべてのお知らせ |
すべて |
失効 |
失効したすべてのお知らせ |
今日 |
失効 |
該当なし |
昨日から |
失効 |
昨日の時点で失効しているすべてのお知らせ |
過去7日間 |
失効 |
過去7日間の失効しているすべてのお知らせ |
過去30日間 |
失効 |
過去30日間の失効しているすべてのお知らせ |
お知らせを作成して、1回の操作でWebCenter Portalのメンバー全員または単一のポータルのメンバーに情報を配信します。たとえば、メンテナンスのためにWebCenter Portalをシャットダウンする必要がある管理者は、お知らせを作成して、ダウンタイムについてすべてのWebCenter Portalユーザーに通知できます。また、個々のポータルにお知らせを投稿して、そのポータルのメンバーに表示する必要がある場合は、そのポータルのみを対象とするお知らせを作成できます。このお知らせは、それを作成する際に指定した公開日に、お知らせビューと「お知らせ - クイック・ビュー」および「アクティビティ・ストリーム」に表示されます。
Create, Edit, and Delete Announcements権限またはCreate and Edit Announcements権限を持つすべてのポータル・メンバーは、お知らせを作成できます。
新しいお知らせを作成するには:
「お知らせの作成」ダイアログが開きます(図24-8)。
すぐにアクティブにする - お知らせをただちに投稿します(デフォルトのオプション)。
特定の日付にアクティブにする - お知らせを投稿する日付を選択します。
テキスト・フィールドの右にある「日付の選択」アイコンをクリックして、「日付の選択」ピッカーを開きます(図24-9)。日付を選択するか、適切な月および日付に移動して選択します。
将来の日付を選択し、通知のメールを構成すると、サーバーが再起動されないかぎり、通知のメールが将来の日付に配信されます。
日付を選択すると、カレンダは閉じます。
失効なし - お知らせを無期限で投稿します(デフォルトのオプション)。
失効までの日数 - お知らせがアクティブな日数を指定します。
お知らせを表示する日数を入力します。
特定の日付に失効 - お知らせが失効してリストから削除される日付を設定します。
テキスト・フィールドの横にある「日付の選択」アイコンをクリックして、「日付の選択」 ピッカーを開きます(図24-10)。
カレンダでは、アクティブ日より後の日付のみ選択できます。
作成したお知らせは、後で簡単に変更できます。たとえば、お知らせの詳細が変更になった場合、またはお知らせのテキストのフォントまたは色を変更する場合、簡単にそれらを変更できます。お知らせのタイトル、コンテンツおよび失効日を変更できます。ただし、その公開日、すなわちお知らせがアクティブになる日付(「お知らせのアクティブ日」)は変更できません。
注意:
お知らせの公開日を変更するには、お知らせを削除し、正しい公開日でお知らせを再作成する必要があります。お知らせの削除の詳細は、「お知らせの削除」を参照してください。お知らせの作成の詳細は、「お知らせの作成」を参照してください。
お知らせを編集できるのは、その作成者である場合またはそのための必要な権限を持っている場合のみです。Create, Edit, and Delete Announcements権限を持っている場合は、自身がアクセスできるポータル内のすべてのお知らせを編集できます。Create and Edit Announcements権限を持っている場合は、自分で作成したお知らせのみを編集できます。通常は、ポータル・マネージャはお知らせビューのすべてのお知らせを編集する権限を持っています。
お知らせを編集するには:
「お知らせの編集」アイコンは、ログイン・ユーザーが作成したお知らせにのみ表示され、他のユーザーが作成したお知らせには表示されません(ユーザーがCreate, Edit, and Delete Announcements権限を持っていない場合)。
「お知らせの編集」ダイアログが開きます。
お知らせを削除できるのは、その作成者である場合またはそのための必要な権限を持っている場合のみです。Create, Edit, and Delete Announcements権限を持っている場合は、自身がアクセスできるポータル内のすべてのお知らせを削除できます。Create and Edit Announcements権限を持っている場合は、自分で作成したお知らせのみを削除できます。通常は、ポータル・マネージャはお知らせビューのすべてのお知らせを削除する権限を持っています。
お知らせを削除するには:
「お知らせの削除」アイコンは、ログイン・ユーザーが作成したお知らせの横にのみ表示され、他のユーザーが作成したお知らせには表示されません(ユーザーがCreate, Edit, and Delete Announcements権限を持っていない場合)。
「お知らせの削除」確認ダイアログが表示されます。
「お知らせ - クイック・ビュー」は基本的に、現在のお知らせに簡単にアクセスするためのビューアです。お知らせの作成や編集などのアクションのためのより堅牢な機能は、お知らせビューに用意されています(「お知らせの表示」を参照)。
デフォルトでは、「お知らせ - クイック・ビュー」のお知らせは、タイトルがリンクとして表示されます。ただし、ポータル・マネージャは、お知らせのタイトルのみ、タイトルと内容の一部、または内容のみを表示するように構成できます。
注意:
ポータル・マネージャがページにビューを追加していない場合、ポータルで「お知らせ - クイック・ビュー」を使用できない可能性があります。
この項には次のトピックが含まれます:
各お知らせには「メールの送信」アイコンが関連付けられており、「お知らせ - クイック・ビュー」でお知らせを開いた場合、またはお知らせビューからお知らせを表示した場合に、このアイコンが表示されます。
図24-16は、「お知らせ - クイック・ビュー」からお知らせを開いたときに使用できる「メールの送信」アイコンを示しています。
図24-17は、お知らせビューで使用できる「メールの送信」アイコンを示しています。
「メールの送信」アイコンをクリックすると、お知らせのテキスト、場所、作成者および作成日が記載されたメール・メッセージを起動します。この機能により、興味深いお知らせについて他のユーザーに連絡できます。
システム管理者は、「メールの送信」アイコンで使用するメール・クライアントを指定します。ローカル・メール・クライアントを設定した場合は、プレーン・テキスト・メッセージが開きます。WebCenter Portalのメール機能をメール・クライアントとして設定した場合は、HTMLメールの「作成」ダイアログが開きます。どちらのメール・クライアントでも、送信前に、標準の事前に内容が記載されたメッセージを追加または編集できます。
図24-18は、お知らせの「メールの送信」アイコンをクリックすると表示される、「メールの送信」ウィンドウを示しています。
「お知らせ - クイック・ビュー」または「お知らせマネージャ」で開く各お知らせには、それぞれのツールバーに、お知らせと他のアセットをリンクするための「リンク」アイコンが関連付けられています。たとえば、お知らせを新しいディスカッション、ドキュメント、イベント、ノート、メモまたはURLにリンクしたり、既存のお知らせ、ディスカッション、ドキュメントまたはイベントにリンクしたりできます。
ポータルでリンク機能が有効な場合、「リンク」アイコンは、「お知らせ」および「お知らせマネージャ」のビューにアクセスするすべてのユーザーに表示されます。
注意:
リンクの使用の詳細は、「情報のリンク」を参照してください。
図24-19は、「お知らせ - クイック・ビュー」からお知らせを開いたときに使用できる「リンク」アイコンを示しています。
図24-20は、お知らせビューで使用できる「リンク」アイコンを示しています。
ポータルでRSSが有効な場合は、RSSビューアを使用してお知らせをサブスクライブできます。
図24-21は、「RSS」アイコンがある「お知らせ」ページを示しています。
お知らせへのサブスクライブの詳細は、「お知らせニュース・フィードの入手」を参照してください。
