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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesでの開発
12c (12.2.1.2.0)
E82734-02
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30 Developer Toolsを使用したJSPの開発

Developer Toolsキットを使用してネイティブのEclipse JSPエディタを使用することにより、WebCenter Sites JSPを開発できます。Eclipseは、現在のWebCenter Sitesインスタンスのタグ・ライブラリおよびJARファイルを使用します。また、WebCenter Sitesスタイルによる構文の強調表示およびデバッグをサポートしています。

トピック:

30.1 Developer Toolsを使用したJSPの開発

ネイティブのEclipse JSPエディタを使用してWebCenter Sites JSPを開発すると、利便性と生産性を体感できます。これは、Eclipse JSPエディタがWebCenter SitesタグとJava API補完、構文の強調表示およびデバッグをサポートしているためです。

次の図に、EclipseエディタでのWebCenter Sites JSPの例を示します。

図30-1 Eclipse JSPエディタ

図30-1の説明が続きます
「図30-1 Eclipse JSPエディタ」の説明

WebCenter Sites JSPには、ページのキャッシング、結果セットのキャッシングおよび関連メタデータ(テンプレート・アセット、CSElementアセットまたはElementCatalogエントリなど)を含めることができます。JSPのメタデータを使用すると、WebCenter SitesでJSPを追跡および管理できます。Developer Toolsは、JSPの基礎となるWebCenter Sitesプロセスを透過的に処理します。このプロセスには、JSPおよび対応するメタデータの追跡も含まれます。WebCenter Siteインスタンスの実行中に、EclipseでJSPを保存する場合、Developer Toolsキットはこれらの変更を自動的に、WebCenter Sitesインスタンスと同期します。JSPに関連付られているメタデータも、WebCenter Sitesと同期されます。これにより、EclipseでJSPを保存すると同時に、WebCenter Sitesで変更を表示できます。

30.2 タグおよびJava APIの補完

Eclipseには、タグおよびJava APIの補完機能があります。Eclipseでは、現在のWebCenter Sitesインスタンスのタグ・ライブラリとJARファイルを使用して、WebCenter Sites関連タグおよびJava APIの適切なコード補完を提供します。

ローカル・ホストの場合、WebCenter Sitesタグ・ライブラリとJARファイルは、Eclipseプロジェクトに自動的にリンクされ、Eclipseプロジェクト・フォルダ(Project Explorerビュー内)に含まれます。リモート・ホストの場合、WebCenter Sitesタグ・ライブラリとJARファイルは、リモート・ホストからEclipseプロジェクトに手動でコピーする必要があります。Developer Toolsの設定を参照してください。

  • タグ・ライブラリは、WEB-INFフォルダの下のfuturetense_csフォルダに含まれています。

  • JARファイルは、WEB-INF/libフォルダに含まれています。

    注意:

    タグおよびJava APIの補完機能を使用する場合は、次の点に注意してください。

    • コードがアプリケーション・サーバーにデプロイできるようにするために、厳密なJSPコーディング標準に従っていることを確認してください。

    • Eclipseコード補完により、WebCenter Sites JAR内に含まれているパブリックJavaメソッドがすべて表示されます。WebCenter Sitesドキュメントで説明されているAPIのみを使用してください。ドキュメントに記載されていない機能の使用は、リスクが高く、サポートされていません。

Eclipseでは、タグおよびJava API補完機能により、WebCenter Sites JSPを管理する際に使用する各タグおよびJavaコードに関する情報が表示されます。たとえば、WebCenter Sites JSPでの作業中に、タグの名前の入力を開始すると、コード補完の提案をリストするウィンドウが表示されます。この場合、各提案に関する情報が含まれる2番目のダイアログが開きます。

図30-2 タグおよびJava APIの補完機能

図30-2の説明が続きます
「図30-2 タグおよびJava APIの補完機能」の説明

コード補完機能以外に、Javadoc、Visitor Services APIおよびタグ・リファレンスがSites開発者リファレンス・ビューでアクセス可能です。Sites開発者リファレンス・ビューを参照してください。

30.3 デバッグ

Developer ToolsでJavaおよびJSPコードをデバッグする場合には、最初に、WebCenter Sitesを実行するJVMプロセスにデバッガをアタッチする必要があります。特にリモート・デバッグを行う予定があるときには、これをお薦めします。

WebCenter Sites JVMをアタッチするには、次のURLに記載されている、Eclipseが提供する手順に従ってください。

http://www.ibm.com/developerworks/library/os-ecbug/

JVMがデバッガにアタッチされると、JSPおよびJavaコード、ビュー変数などでブレークポイントを設定できます。