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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesプロパティ・ファイル・リファレンス
12c (12.2.1.2.0)
E82731-02
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5 Clusterプロパティ

次のトピックでは、wcs_properties.jsonファイルのClusterカテゴリに関連する各プロパティについて説明します。

5.1 Clusterカテゴリのプロパティについて

Clusterの下に分類されたプロパティは、WebCenter Sitesシステムをクラスタにインストールする場合に、クラスタのすべてのサーバーとの通信に使用されます。

5.2 Clusterカテゴリのプロパティ

表5-1では、Clusterカテゴリに関連するJSONファイルの各プロパティについて説明します。

表5-1 Clusterプロパティ

プロパティ 説明

ft.sync

クラスタ化されたサーバーにシンクロナイザ・キーを定義する識別子または値。クラスタ・メンバーがその共有データベースに使用するDSNなど。各クラスタ・メンバーには同じft.syncの値が必要です。

trueまたはyesに設定すると、同期が有効になり、アセットレベルの追加ロックが機能します。このモードは、アセットを頻繁に変更する目的で設計されたアセットロック・メカニズムを使用するため、クラスタ化された編集システム向けです。

trueまたはyes以外の値に設定する場合、同期は有効になりますが、アセットレベルの追加ロックは機能しません。このモードは、アセットを不定期に変更する目的で設計されたアセットロック・メカニズムを有効にするため、クラスタ化された配信システム向けです。

注意: ft.syncに値を指定することをお薦めします。

デフォルト値: mycluster

有効な値: <string> | <blank>

ft.usedisksync

クラスタ間でデータを同期するための共有ファイル・システム・フォルダを指定します。

同期をft.syncプロパティで有効にする場合、このプロパティを有効なフォルダに設定します。たとえば、読取りと書込みのアクセス権を持つディレクトリに設定します。

デフォルト値: <wcsites.shared>/clustersync

xcelerate.lockdir

データベース操作時にWebCenter Sitesがデータに適用されるロックに関する情報を格納するディレクトリに、ディレクトリ・パス(最後のスラッシュを含む)を指定します。このWebCenter Sitesシステムをクラスタにインストールする場合、このディレクトリには、クラスタのすべてのメンバー用の書込み権限が必要であり、そのメンバーからアクセスできる必要があります。

この値はWebCenter Sitesのインストールで設定されます。

デフォルト値: <wcsites.shared>/lock