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Oracle® Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesリリース・ノート
12c (12.2.1.2.0)
E82826-01
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2 一般的な問題および回避策

この章では、このリリースの一般的な問題および回避策について説明します。

2.1 A/Bテスト

  • A/Bテストが実行されるページが変更されて再公開されると、A/BテストでバリアントAに対する正しい新規データが示されます。バリアント・ページの差分が該当しなくなるようなページの変更が行われた場合は、バリアントは期待どおりに正しく表示されません。

  • A/Bテストでは使用されるが、他では使用されないテンプレート・アセットは削除できます。ただし、A/Bテストの差分に使用されているテンプレートを削除すると、A/Bテストで意図していたコンテンツがサイトの訪問者に表示されません。

  • A/Bテストの実行時、ベース・ページを変更し、公開できます。この変更によって、テスト・バリアントが正しく出力されず、テスト結果が警告なしで無効になることがあります。したがって、A/Bテストの対象になっている間はページを変更しないことをお薦めします。

2.2 アクセシビリティ

Contributorインタフェースで、JAWSアクセシビリティ・リーダーはPulldown、UploaderおよびtypeAhead属性エディタを使用するフレックス・アセットのフィールド名を読み上げません。さらに、リーダーは「ワークフロー・ステータス」画面のすべてのフィールド名は読み上げません。最後に、リーダーは日付ピッカー属性エディタを使用する複数値日付フィールドのフィールド名を読み上げません。

2.3 管理インタフェース

  • システム・ツールからダウンロードしたログ・ファイルには、cas.logの情報が含まれません。

  • 「リフレッシュ」を右クリックしても、「スレッド情報」、サイト情報および「DB情報」のページはリフレッシュされません。

  • ログ・ビューアでログを表示しようとすると、メッセージ「エラーが発生しました。」が表示されますが、ログは空です。

  • 「DB情報」の表情報を表示する権限が不十分な場合、アクセスは許可されていませんというメッセージが複数回表示されます。

  • 実行するテストのタイプを変更しないと、ファイル・システムのテストを複数回実行できません。

  • システム・ツールのファイル・システムのテスト情報は、Internet Explorerではグラフ形式で表示されません。このグラフを表示するには、Firefoxを使用します。

  • WebCenter Sitesが階層LDAPを使用するように構成されているときに、ユーザーが管理サイトへのアクセス権のみを持っていて、管理インタフェースにログインすると、ツリー・タブには複数のタブがロードされて表示されますが、それらのタブはすべて空になります。

2.4 API

  • ics.CommitBatchedCommands()が正しいステータスを返さないか、すべての状況においてerrno変数を適切に設定しません。

  • JSP処理で空白が追加されます。

  • ページまたはコレクションではないアセットでasset:export / asset.exportタグを使用すると、出力されるXMLに無名のアソシエーションに関する情報が含まれません。

  • アセットの特定のリビジョンを削除するXMLタグASSET.DELETEREVISIONの実行に失敗します。JSPバリアントasset:deleterevisionを使用する必要があります。

  • 大/小文字を区別するデータベースの場合、大/小文字の区別をfalseに設定しても、検索問合せの大/小文字の区別は無効化されません。

2.5 承認

  • Contributorインタフェースで右クリックを使用してサイト・プランを承認しても、承認にスロット・アセットが含まれません。スロットを含むページは、個別に承認する必要があります。

  • 推奨またはプロモーションが承認されたとき、依存関係としてセグメントが表示されません。

2.6 AssetCache

  • リビジョン・トラッキングされているアセットを削除すると、アセットの初期調査において、AssetCacheに表示されるこのアセットの更新時間および有効な依存関係は不正確です。

  • 5MBよりも大きいBLOBをアップロードすると例外が発生しますが、無視しても問題ありません。

    AssetCacheでコピーのための<Assettype ID>のシリアライズ/デシリアライズ中にエラーが発生しました

  • <render:LogDep>によって、リンクされていないキャッシュが行われる可能性があります。認識されないrendermodeが渡された場合、システムはページをキャッシュしますが、依存関係をログに記録しません。これにより、依存関係が存在しないために、どのようにしてもページがフラッシュされなくなります。

  • 次のような警告メッセージがログに表示される場合があります: diskStorePathを使用してCacheManagerの新しいインスタンスを作成しています。このメッセージは無視しても問題ありません。

2.7 認証

WebCenter SitesをWebLogic Server埋込みLDAPと統合すると、WEM管理インタフェースのサイト・ユーザーの管理ページで以前に割り当てられていたユーザーのリストに影響することがあります。この表示の問題は、機能には影響しません。以前に割り当てられていたユーザーはサイトに正常にログインできます。

2.8 バルク・アプルーバ・ユーティリティ

バルク・アプルーバ・ユーティリティの実行で、ログイン資格証明をbulkapprove.iniファイルにプレーン・テキストで含める必要がなくなりました。ユーティリティでコマンドラインの引数として資格証明を受け入れるようになりました。次に例を示します。

BulkApprover <config=...> <action=initialize,notify,approve,mark_publish> <output_file=xxx> <target_list=...> <username=...> <password=...>

target_list=<...>[optional, overrides approvalTargetList

2.9 キャッシング: inCache

キャッシュの使用が増えると、キャッシュ内の実際のアイテム数が同じ場合でも、ディスク格納サイズは大きくなり続けます。

2.10 キャッシング: Satellite Server

  • Satellite Serverでキャッシュされる予定がないBLOBは、sscachedir/uncachedblobの下に追加されます。このディレクトリは、BLOBがSatellite Serverにキャッシュされない場合に大きくなります。このディレクトリのコンテンツはいつでも安全に削除できます。手動で削除するか、またはFlushServerのresetコールを使用して削除できます。

    注意:

    FlushServerのresetコールは、Satellite Serverからすべてのキャッシュを消去します。
  • テンプレート・バリアントに基づくページは、最初のリクエスト時はリモートのSatellite Serverでキャッシュされません。

2.11 CKEditor

CKEditorで外部リンクを作成する際、ターゲットが"not set""frame"または"Same Window (_self)"に設定されている場合、フレームに"Loading"メッセージが表示されます。

2.12 クラスタ

ユーザーがWebCenter Sitesクラスタ環境に正常にログインした後、チケットが無効であるか、すでに期限切れであるというエラー・メッセージがsites.logファイルに表示されます。このメッセージは機能に影響せず、無視してかまいません。

2.13 Contributorインタフェース

  • Contributorインタフェースの新規ウィンドウでページをプレビューする場合、まずリクエストのラッパー要素が確認されます。この要素が使用可能でない場合、管理インタフェースでサイトに対して構成されているデフォルトのラッパー要素がページで使用されます。

  • スロットのスワッピング中にテンプレートの互換性の問題でエラーが発生すると、元のスロットのコンテンツが消去されます。リフレッシュするか、保存を取り消して、前に保存した状態に復帰してください。

  • 開発者ツールを使用してインポートしたサイトのツリーには、ブックマークが表示されません。これを解決するには、管理インタフェースでブックマーク・ツリー・タブを編集してから保存します。

  • ドッキングされた検索からドラッグ・アンド・ドロップするとき、アバター・ウィンドウ(アセット名が青で表示されます)が検索の後ろに隠れる傾向があります。

  • サイト・プラン・ツリーへのページのドラッグ・アンド・ドロップはサポートされていません。そのようにすると、ツリー・ノードのインジケータが回転しますが、結果が返されません。このとき、もう応答していないサイト・プラン・ツリーのノードから開始されたアクションを除いて、他の操作は続行できます。

  • ベーシック・アセットの場合、大きい(64MB超)ファイルのアップロードでは進捗バーが正確に表示されません。

  • bs.security=trueを設定すると、WebモードまたはプレビューでBLOBのレンダリングが失敗します。

  • bs.security=trueを設定すると、BLOBが作成画面に正確にレンダリングされませんが、調査は適切に表示されます。

  • レイアウト選択テンプレートは、Contributorインタフェースでプロキシ・アセットの一部として追加したビデオの後ろに表示されます。

  • 値が空の日付ピッカーは、Webモードでは機能しません。

  • Webモードでは、「レイアウトの変更」オプションで選択したレイアウトは、アセットを保存しない場合でもブラウザで保持されます。

  • スロットの表示に対する変更は、Webモードでのアセットのコピー操作ではコピーされません。

  • Contributorインタフェースで右から左(RTL)の方向を使用する場合、ナビゲーション・ペイン・ツリーでコンテキスト・メニューとサブメニューが重なり合うことがあります。さらに、「コンテンツ」メニューのサブメニュー・オプションが完全に表示されないことがあります

  • Contributorインタフェースの「サイト・ツリー」にある「配置済ページ」ノードの「新規」メニュー・オプションが削除されます。

  • Webモードで、イメージ・アップロードの最初の試行が失敗し、2回目の試行が成功します。イメージ・アップロードは、Contributorインタフェースのフォーム・モードでは正常に機能します。

  • アセットを削除しようとすると、「削除」ページに依存アセットが表示されますが、アセットのメタデータ・タブの「参照元」列には表示されません。

2.14 開発者ツール

  • 既存の要素オプションを使用してテンプレートを作成すると、指定した要素が存在しない場合は空のテンプレートがWebCenter Sitesに作成されますが、これをエクスポートすることはできません。

  • エクスポートするファイルのファイル名の長さがオペレーティング・システムのファイル名制限を超える場合、そのファイルはエクスポートできません。これは、アップロードしたBLOBのファイル名が長すぎる場合に発生することがあります。

  • リソースをインポートする順序に注意する必要があります。すべての開発者がそれぞれのシステムに"Bを指し示すA"がある場合を考えてみます。このとき、ある開発者が、Cを指し示すようにAを変更してBを削除したとします。他の開発者がAの前にBを同期化する場合、参照されているアセットを削除できないため、インポートに失敗します。

  • インポート中に、索引付けデータの例外が発生する場合があります。これは、検索索引にのみ影響し、実際のデータ・インポートには影響しません。必要に応じて、影響があったアセット・タイプの索引付けを、インポート後に再実行してください。

  • スラッシュまたはカンマを含むfw_uidsがあるリソースは、エクスポートできません。

  • ロケール階層情報は、エクスポートした階層DimensionSetでは保持されません。回避策として、インポート後に階層情報を手動で構成します。

  • SiteCatalogリソースには、ElementCatalogリソースに対する依存関係が含まれません。現時点では、これらを手動でエクスポート/インポートする必要があります。

  • セグメント基準に文字列値の履歴定義が含まれている場合は、セグメント・アセットのインポートに失敗します。

  • リモート・インスタンスに接続する際、存在しない場所がプロジェクトWEB-INFフォルダによって指し示されます。その結果、コード補完が機能しません。この問題の回避策として、リモート接続で作業する際にローカルjar / tldにマップします。

  • ElementCatalogエントリが既存のElementCatalogエントリの名前で作成されている場合、JSPが新しい空のJSPでオーバーライドされます。

2.15 Edgeブラウザ

  • Edgeブラウザで「サイト」にログインできない場合は、Edgeブラウザをリフレッシュするか、または他のブラウザを使用して「サイト」にアクセスしてから、Edgeブラウザで「サイト」にログインします。

  • Edgeブラウザでサイトを切り替える際に、ブラウザのリフレッシュ・アイコンをクリックすると、Edgeブラウザでのサイトの切替えが有効になります。

2.16 エンゲージ

  • 推奨アセットにセグメントを追加するには、管理インタフェースで提供されるアセット・フォーム機能を有効にするかわりに、Contributorインタフェースでフォームを使用することをお薦めします。Contributorインタフェースでアセットの作成フォームは「コンテンツ」「新規」メニューを選択して作成できます。このフォームには「検索」/「ツリー」タブを使用してアクセスできます。

  • 管理インタフェースの推奨アセットの作成からアクセスできる「選択したセグメントの追加」オプションの問題で、アセット・フォームを有効にすると、セグメントを追加できない場合があります。(「選択したセグメントの追加」オプションは、管理インタフェースの「プロパティ管理」でadvancedUI.enableAssetFormsプロパティをtrueに設定し、サイトに対して「推奨」アセット・タイプを有効にすると使用できます。)

  • 推奨の一部であるアセットを評価100に設定すると、そのアセットのみが返されます。

2.17 フレックス・アセット

複数の親を使用する場合は、それらすべてで同一の親選択スタイルを使用する必要があります。

2.18 イメージ最適化

デフォルトのイメージ最適化フィルタではGIFイメージは最適化されません。これはJDKの制限です。GIFイメージを最適化する必要がある場合、カスタムのイメージ最適化APIを実装する必要があります。

2.19 インストール

  • インストール時およびインストール後、WebCenter Sitesサーバーの停止でjersey-container-servlet-core-2.9.jarライブラリに関連する例外が表示されることがあります。この例外は停止プロセスを妨げず、無視してかまいません。

  • WebCenter Sitesの管理対象サーバーおよび管理サーバーの停止時、管理対象サーバーまたは管理サーバーのログ・ファイルに例外が表示されることがあります。これらの例外は機能に影響せず、無視してかまいません。

  • Apacheを使用したHTTPSプロトコルでのWebCenter Sitesの構成時には、Apache 2.4.0以上のバージョンを使用します。トランスポート層セキュリティ・バージョン1 (TLSv1)プロトコルに対して2.4.0未満のバージョンのApacheを使用するWebCenter Sitesの構成には、既知の問題があります。製品インストールが失敗する場合があります。

2.20 ロギング

Sites.logおよびcas.logファイルは、Fusion Middleware Controlコンソールに表示されません。

2.21 モビリティ

  • 150%を超えて拡大すると、モビリティ・プレビュー・ページが正しくレンダリングされません。

  • デバイス名によって識別するためのユーザー・エージェント識別を使用して最も効果的に動作するサンプルが、devices.xmlファイルによって提供されます。粒度を大きくするにはこのファイルを変更します。

2.22 プロキシ・アセット

プロキシ・アセットを含むコンテンツ問合せを作成すると、検索結果にドット(…)のみが表示されます。

2.23 パブリッシュ

  • クラスタのパブリッシュ中、パブリッシュ・ステータス画面の進捗バーが、実際の手順とは異なる順序で進捗を表示します。

  • ディスクへのエクスポート: 表示テンプレートを変更すると、複数のアセットが公開リストに入ります。これを解決するためのユーティリティについては、テクニカル・サポートにお問い合せください。

  • パブリッシュ済の子ページをサイト・プランから削除し、後で親のみをパブリッシュすると、子ページはパブリッシュ先に残されますが、サイト・プランには表示されません。

  • パブリッシュ中に作成された一時ファイルは、公開後ファイル・システムに残ります。

  • プロモーションに対する依存アセット関係は、パブリッシュ後に失われます。これは、RESTおよび開発者ツールのインポート/エクスポートでも発生します。

  • BLOBのパブリッシュ時に、エラー-3100が発生する場合があります。これは無視して問題ありません。

  • 管理インタフェースの「パブリッシュ」コンソールで、失敗したパブリッシュ・セッションを削除してもセッションは削除されません。削除したセッションは、引き続き「履歴」タブに表示されます。

  • パブリッシャ・ロールのユーザーがページをパブリッシュした場合、「パブリッシュ」画面にページの依存(子)アセットは表示されません。この動作は、承認画面と異なります。承認画面では、ページの承認の依存(子)アセットが表示されます。

2.24 REST API

  • RESTコールを行うには、ユーザーはまずCASからマルチチケットを取得します。マルチチケットを受信したら、ユーザーはPOSTリクエストをURL http://<host:port>/sites/wem/service/encrypttokenに送信します。このPOSTリクエストには、ContentTypeヘッダー値applications/x-www-form-urlencodedを含めます。ユーザーは、このコールのレスポンスとしてencryptedtoken値を取得します。REST URLへのすべてのコールで、このencryptedtoken値をリクエストのX-CSRF-Tokenヘッダーの値として含める必要があります。この変更は、AGGREGATED REST APIを除くすべてのRESTコールに適用されます。

  • 無効なX-CSRF-Tokenヘッダー値をSatellite ServerへのRESTコールで使用すると、ログイン画面にリダイレクトされます。ただし、チケットを生成して要求された情報を表示するのではなく、リダイレクトに失敗してエラーが表示されます。

  • WebCenter Sitesへのログイン中に、ブラウザを介して無効なチケットまたはマルチチケットを使用してサイトへのRESTコールを開始すると、セッション・チケットが使用されるため成功します。

  • アセットに対する複数値の関連付けは、保存時と同じ順序で返されます。

  • 削除したグループは、セキュリティ構成からは削除されません。グループは、FW_CSSecurityConfig表からエントリを削除することによって手動で削除できます。

  • 負荷がかかっている状態でバッファ書込みを使用すると、次の例外が発生する場合があります。データが適切に返されるので、これは無視しても問題ありません。

    com.sun.jersey.server.impl.application.WebApplicationImpl onException SEVERE: 内部サーバー・エラーjavax.ws.rs.WebApplicationException: javax.xml.bind.MarshalException

  • RESTでのアセット・タイプの作成時、Plural Formは管理インタフェースに反映されず無視されます。

  • Applicationオブジェクト・タイプに対するUpdateは、Delete権限も付与されていない場合には機能しません。

  • WebCenter Sitesの再起動後の最初の要求がPUTの場合、作成が失敗してエラー500が返されることがあります。

  • ナビゲーション・サービスは、ページ・アセット・タイプがサイトに対して有効でない場合、エラー400を返します。

  • サイト内のユーザーに割り当てられたロールがREST APIを介して削除されると、エラー403が返されます。

  • ナビゲーション・サービスにアクセスするために、ユーザーはRESTAdminグループに属している必要があります。

  • アセット・データに対するREST APIでは、属性データがnullの場合に空の文字列が返されることがあります。

  • Central Authentication Service (CAS)を介したリモートのSatellite ServerへのREST APIコールは、マルチチケットを取得した後、各RESTコールでそのマルチチケットを使用して行う必要があります。

2.25 リビジョン・トラッキング

  • リビジョン・トラッキングされているアセットのバージョンを表示すると、その親が削除されている場合は画面が空白になります。

  • チェックアウトへのアクセスが拒否される場合、Contributorインタフェースで「チェックアウト」ボタンをクリックしてもレスポンスはありません。

  • リビジョン・トラッキングされているアセットに関連付けられているアセットを削除すると、ロールバック時にすべての関連付けが削除されます。

2.26 Satellite Server

  • Apache Webサーバーで実行されるRemote Satellite Serverインスタンスで、キャッシュされないテンプレートに関連する1つ以上の操作が、進行中の別の操作が原因でブロックされることがあります。この操作またはスレッドのブロックはApacheの不具合によるもので、スループットが低下します。この問題は、キャッシュされないテンプレートの数が増えるにつれて悪化します。

  • 共存するSatellite Serverを使用してラッパー・ページが呼び出されると、Content-typeヘッダーが失われます。WebCenter Sitesのログにヘッダーはすでにコミットされているため、ヘッダー(ヘッダー名)を設定できませんと記録されます。

    回避策として、アプリケーション・サーバーのレスポンス・バッファ・サイズを増やします。

2.27 検索

  • Contributorインタフェースでアセットに複数のタグが割り当てられている場合、詳細検索で正しい結果が返されません。たとえば、アセットに3つのタグが割り当てられ、詳細検索でそのタグの1つに基づいてアセットを検索すると、検索結果が表示されません。

  • Contributorで属性に固有の詳細検索を大文字で始めると、詳細検索で結果が表示されません。

2.28 共有ファイル・システム(NIO)

  • 共有ファイル・システムが個別のデータベースに格納されるNIO(非ブロッキングI/O)共有ファイル・システムが使用される場合、WebCenter Sitesへの最初のログインで2-5分の遅延が見込まれます。

  • 共有ファイル・システムがデータベースで管理される場合、システム情報ツールで使用可能なダウンロード・オプションが機能しません。

2.29 サイト・キャプチャ

  • アーカイブ・サイズが大きい場合、アーカイブのダウンロード・アクションがタイムアウトになる場合があります。

  • 同一のクローラに重複したスケジュールを組むと、複数のジョブおよびアーカイブが作成されます。クローラごとにスケジュールを1つのみ作成し、重複したジョブおよびアーカイブの作成を回避することをお薦めします。

  • 場合によっては、Solaris上のインストールで、開始URIが正しく構成されていないと、ネットワーク・エラーのかわりにHTTPとしてのエラーがレポートされることがあります。開始URIが正しく構成されていることを確認してください。

  • サイト・キャプチャは、linked-cache.xmlおよびcas-cache.xmlの2つのキャッシュをWebCenter Sitesと共有します。デフォルト値は、サイト・キャプチャとWebCenter Sitesで同じです。

    キャッシュの構成では、サイト・キャプチャはWebCenter Sitesのクラスタ・メンバーとして処理されます。WebCenter Sitesのポートを変更する場合、サイト・キャプチャのポートを更新して一致させる必要があります。WebCenter Sitesをunicastに変更する場合、サイト・キャプチャもunicastに変更する必要があります。

    サイト・キャプチャとWebCenter Sitesが異なるマシン上にある場合、timeToLive (ttl)値を調整し、同じクラスタのメンバーのようにする必要があります。

2.30 サイト・ナビゲーション

  • 更新したページの再公開時、avisportsのサイト・ナビゲーションには配置されていないページのみ表示されます。サイト・ナビゲーションは、新たに作成されたサイトでは想定どおりに機能します。

  • Contributorインタフェースで別のユーザーによってページが編集または表示されているときにページを別のサイト・ナビゲーションに移動すると、正しいデバイス・グループがマルチデバイス・プレビューに正確に反映されない場合があります。

  • showparentnodes=falseと設定すると、ツリー内の最後のノードの関連アセットが、ルート・ノードの子として表示されます。

2.31 Sites Explorer

HTTPSを使用するように構成されている場合、Windows 7でOracle WebCenter Sites Explorerを使用することをお薦めします。

2.32 スタート・メニュー

スタート・メニューに21文字よりも多くの文字数が含まれていると、Contributorインタフェースの検索ボックスに適切に表示されません。

2.33 システム・ツール

ResultSetの「サマリー」画面をリフレッシュしても、適切にリフレッシュされない場合があります。正確なレポートを表示するには、キャッシュごとに個別の画面を使用してください。

2.34 タグ

  • POSTタグは、USERNAMEPASSWORDまたはLOGOUT属性が渡されると正常に機能しません。ログイン要求およびログアウト要求は、CatalogManagerのかわりに、ポストされているURLに送信されます。回避策の1つとして、このタグが実行される前にログインを実行します。別の方法として、FormPoster APIを直接使用して、ポスト操作を実行できます。

  • ResultSetによって返される行が1000行よりも多い場合、SEARCHSTATE.ADDRICHTEXTCONSTRAINTは失敗します。

  • 有効なpubidがセッションにない場合、asset:voidタグを使用してページおよびベーシック・アセットを削除することはできません。回避策として、セッションのpubidを"0"に設定し、無効にした後で再度削除します。

2.35 ユーザー・インタフェースのカスタマイズ

LayoutConfig内の左および右のナビゲーション・パネルを切り替えると、Contributorインタフェースでエラーがスローされ、ロードは行われません。

2.36 バニティURL

リリース12.2.1より前は、管理者はweb.xmlファイルを変更してバニティURLを解決するようURLリライタ・フィルタを構成していました。リリース12.2.1では、管理者は、Oracle Fusion Oracle WebCenter Sitesプロパティ・ファイル・リファレンスのJSONファイル・プロパティの管理で説明されているように、プロパティ管理ツールを使用してwcs_properties.jsonファイルのsite.prefixプロパティを変更して、リライタ・フィルタを構成します。site.prefixプロパティでは、リライタ・フィルタを使用したバニティURLの解決に必要な一意のサイト接頭辞のカンマ区切りのリストを指定します。

2.37 Visitor Services

Visitor Servicesの構成には、プロファイル、アイデンティティおよびアクセス・プロバイダ(オプション)JARファイルが必要です。これらのファイルは、次の方法で作成できます。
  • 新しい実装を作成します。詳細は、Oracle Fusion Middleware Oracle WebCenter Sitesでの開発のWebCenter Sites: Visitor Servicesの開発を参照してください。

  • ディストリビューションに含まれるサンプル・ソースとJavaファイルを変更します。構成ウィザードでサンプル付きオプションを選択してVisitor Servicesをインストールした場合、これらのサンプルJARおよびソース・ファイルはsamplesフォルダにあります。Visitor Servicesをサンプルなしでインストールした場合、これらのJARおよびソース・ファイルについてはOracleサポートに問い合せてください。

2.38 WEM管理インタフェース

  • WEM管理インタフェースで新規サイトを追加すると、エラーが発生したことを示すメッセージが表示されることがあります。このエラー・メッセージは無視してかまいません。

  • ソートの大/小文字の区別に不整合があります。

  • サイトを削除しても、そのサイトに割り当てられたアプリケーションをクリーンアップすることにはなりません。これを解決するには、Oracle WebCenter Sites Explorerを使用して、FW_Applications表のurlaccessroles列から、手動でサイトのエントリを削除します。

  • 失効したグループ・メンバーシップ・データを持つユーザーには、ロールの割当てができません。この回避策として、WEM管理インタフェースでユーザーを編集して保存します。

2.39 WEMフレームワーク

  • WEM管理インタフェースのユーザーに、別のサイトでSiteAdminロールが割り当てられている場合、デフォルトではこのユーザーにSiteAdminロールは追加されません。このユーザーには、必要に応じて、手動でWEM管理インタフェース・アプリケーションへのアクセスを割り当てます。

  • 最後にアクセスしたアプリケーションまたはアセットが存在しなくなった後にWebCenter Sitesにログインすると、画面が空白になります。

2.40 ワークフロー

最初の保存後にワークフロー・レポートが編集された場合、共有ロールを再選択する必要があります。

2.41 XMLPost

  • Oracle WebCenter Sitesでの開発の任意のタイプのアセットのインポート に関する項に説明されているようにXMLPostユーティリティを起動する場合、開発者はESAPI.propertiesファイルをクラスパスに含めてセキュリティの警告が表示されないようにします。

  • XMLネームスペースは、評価中にXML要素から取り除かれます。

  • 親アセットを変更すると、アセット上の再帰依存関係としてXMLPostが作成されます。