Oracle® Fusion Middleware Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansバージョン2.1の開発 12c (12.2.1.1.0) E82895-01 |
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WebLogic Serverのデプロイメント記述子はXMLスキーマ定義(XSD)に基づいています。9.0より前のリリースのWebLogic Serverでは、デプロイメント記述子はドキュメント型定義(Document Type Definition : DTD)に基づいていました。後方互換性を保持するために、WebLogic Serverは、XSDベースとDTDベースのデプロイメント記述子をサポートしています。このため、DTDベースのデプロイメント記述子を使用するアプリケーションも記述子を変更せずにデプロイできます。
注意:
EJB 3.x実装でメタデータ・アノテーションを使用している場合は、Oracle WebLogic Server Enterprise JavaBeansの開発のEJBメタデータ・アノテーション・リファレンスを参照してください。
この付録の内容は次のとおりです。
WebLogic Server EJBデプロイメント記述子の要素については、以下の節を参照してください。
EJB 1.1デプロイメント記述子の要素については、「EJB 1.1ユーザーへの重要な情報」を参照してください。
デプロイメント記述子ファイルの内容と要素の配置は、適切なXSDに準拠している必要があります。
XSDデプロイメント記述子ファイルでは、ルート要素にネームスペース宣言が必要です。デプロイメント記述子ファイルのルート要素のネームスペース宣言は、その記述子のすべての要素に適用されます。ただし、特定の要素の中にルート・ネームスペース宣言をオーバーライドする別のネームスペース宣言が含まれている場合を除きます。
注意:
DDConverterを使用してDTDベースのデプロイメント記述子をXSDベースに変換する場合、適切なネームスペース宣言が記述子ファイルに自動的に書き込まれます。
XMLデプロイメント記述子ファイルには、ネームスペース宣言と共にスキーマのURLを常に書き込むことをお薦めします。スキーマURLを書き込まない場合、サード・パーティ・ツールで記述子ファイルを編集できない場合があります。
WebLogic Serverのweblogic-ejb-jar.xml
ファイルのネームスペース宣言とスキーマの場所を表す正確なテキストは次のとおりです。
<weblogic-ejb-jar xmlns="http://xmlns.oracle.com/weblogic/weblogic-ejb-jar" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation="http://xmlns.oracle.com/weblogic/weblogic-ejb-jar http://xmlns.oracle.com/weblogic/weblogic-ejb-jar/1.6/weblogic-ejb-jar.xsd"> ... </weblogic-ejb-jar>
WebLogic Serverのweblogic-cmp-jar.xmlファイルのネームスペース宣言とスキーマの場所を表す正確なテキストは次のとおりです。
<weblogic-rdbms-jar xmlns="http://xmlns.oracle.com/weblogic/weblogic-rdbms-jar" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation="http://xmlns.oracle.com/weblogic/weblogic-rdbms-jar/1.2/weblogic-rdbms-jar.xsd"> ... </weblogic-rdbms-jar>
Enterprise JavaBeans 2.1のejb-jar.xmlファイルのネームスペース宣言とスキーマの場所を表す正確なテキストは次のとおりです。
<ejb-jar xmlns="http://java.sun.com/xml/ns/j2ee" xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" xsi:schemaLocation="http://java.sun.com/xml/ns/j2ee http://java.sun.com/xml/ns/j2ee/ejb-jar_2_1.xsd"> ... </ejb-jar>
旧リリースのWebLogic Serverでは、デプロイメント記述子ファイルの内容と要素の配置は、適切なDTDに準拠している必要がありました。
WebLogic Serverでは、XMLデプロイメント・ファイルのDOCTYPEヘッダーに埋めこまれたDTDの場所は無視され、代わりにサーバーと一緒にインストールされたDTDの場所が使用されます。ただし、DOCTYPEヘッダー情報には、パーサー・エラーを避けるために有効なURL構文を指定する必要があります。
XMLデプロイメント・ファイルの編集、作成時に、各デプロイメント・ファイルに対して正しいDOCTYPEヘッダーを指定することが重要です。特に、DOCTYPEヘッダー内部に不正なPUBLIC
要素を使用すると、原因究明が困難なパーサー・エラーになることがあります。
このヘッダーは、デプロイメント記述子の文書型定義(DTD)ファイルの場所およびバージョンを表します。このヘッダーは外部URLのjava.sun.comを参照していますが、WebLogic Serverには独自のDTDファイルが用意されているので、ホスト・サーバーがインターネットにアクセスする必要はありません。ただし、この要素のDTDのバージョンはデプロイメント記述子のバージョンの識別に使用されるので、<!DOCTYPE...>
要素をweblogic-ejb-jar.xml
ファイルおよびweblogic-cmp-jar.xml
ファイルに含めて、外部URLを参照させる必要があります。
XMLの解析ツール(appc
など)でヘッダー情報が不正なXMLファイルを解析すると、次のようなエラー・メッセージが表示されることがあります。
SAXException: This document may not have the identifier `identifier_name'
identifier_name
には通常、PUBLIC
要素内の不正な文字列が表示されます。
表A-1に、WebLogic Server固有のweblogic-ejb-jar.xml
ファイルのPUBLIC
要素の正確なテキストをWebLogic Serverのリリース別に示します。
表A-1 weblogic-ejb-jar.xmlのPUBLIC要素
WebLogic Serverのリリース | XMLファイル | PUBLIC要素の文字列 |
---|---|---|
8.1.x |
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|
7.0.x |
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|
6.1.x および 6.0.x |
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5.1.0 |
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表A-2に、WebLogic Server固有のweblogic-cmp-jar.xml
ファイルのPUBLIC
要素の正確なテキストをWebLogic Serverのリリース別に示します。
表A-2 weblogic-cmp-jar.xmlのPUBLIC要素
WebLogic Serverのリリース | XMLファイル | PUBLIC要素の文字列 |
---|---|---|
8.1.x |
|
|
7.0.x |
|
|
6.1.x および 6.0.x |
|
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weblogic-cmp-jar.xml
ファイルの詳細は、「デプロイメント記述子スキーマおよび文書型定義リファレンス」を参照してください。
表A-3に、Sun Microsystems固有のejb-jar.xml
ファイルのPUBLIC
要素の正確なテキストをEnterprise JavaBeansのバージョン別に示します。
表A-3 ejb-jar.xmlのPUBLIC要素
EJBバージョン | XMLファイル | PUBLIC要素の文字列 |
---|---|---|
2.0 |
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1.1 |
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