WebLogic ServerのためのFusion Middleware Controlヘルプ

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サーバー: 管理: チューニング

構成オプション     詳細な構成オプション     

このページでは、このサーバーのパフォーマンスおよび機能をチューニングします。

構成オプション

名前 説明
ネイティブIOの有効化

サーバー用にネイティブI/Oを有効にするかどうかを指定します。

MBean属性:
ServerMBean.NativeIOEnabled

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

JavaSocketMuxerソケット・リーダー

ソケット・リーダーとして使用できるデフォルト・キューの実行スレッドの割合。

MBean属性:
ServerMBean.ThreadPoolPercentSocketReaders

最小値: 1

最大値: 99

ギャザー書込みの有効化

NIOソケット・チャネル経由のギャザー書込みを有効にします。この属性を有効にすると、ネットワーク・スループットの高い環境におけるI/O時の効率が向上するため、Oracle Exalogic用にWebLogicドメインを構成する場合にのみ使用してください。

MBean属性:
KernelMBean.GatheredWritesEnabled

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

スキャタ読取りの有効化

NIOソケット・チャネル経由のスキャタ読取りを有効にします。この属性を有効にすると、ネットワーク・スループットの高い環境におけるI/O時の効率が向上するため、Oracle Exalogic用にWebLogicドメインを構成する場合にのみ使用してください。

MBean属性:
KernelMBean.ScatteredReadsEnabled

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

最大オープン・ソケット数

特定の時点におけるサーバー内のオープン・ソケットの許容最大数。

このしきい値に達すると、サーバーはソケット数がしきい値を下回るまで新しいリクエストの受け入れを停止します。

0より小さい値は、サイズが無制限であることを示します。

MBean属性:
ServerMBean.MaxOpenSockCount

最小値: -1

最大値: 2147483647

スタック・スレッド最大時間

このサーバーが、スレッドをスタック・スレッドであるとみなすまでに、スレッドが継続して処理を行っている必要のある秒数。

たとえば、この値を600秒に設定した場合、WebLogic Serverはスレッドが600秒間継続して使用された後に、「スタック」スレッドであるとみなします。

WebLogic Server 9.x以降は、OverloadProtectionMBeanでServerFailureTriggerMBeanを使用することをお薦めします。ServerFailureTriggerMBeanにより、指定されたスタック・スレッド数が検出された後に、サーバーはFAILED状態に遷移します。OverloadProtectionMBeanには、障害が発生した(FAILED)サーバーをサスペンド状態にするか停止するかを選択するオプションがあります。

MBean属性:
ServerMBean.StuckThreadMaxTime

最小値: 0

最大値: 2147483647

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

スタック・スレッド・タイマー間隔

構成された最大期間の間、スレッドが継続的に動作してきたかどうかを確認するために、WebLogic Serverがスレッドを定期的にスキャンする間隔。

MBean属性:
ServerMBean.StuckThreadTimerInterval

最小値: 0

最大値: 2147483647

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

バックログの受入れ

このサーバーの通常ポートおよびSSLポートに対して許可するバックログされた新しいTCP接続リクエストの数。

バックログを0に設定すると、一部のオペレーティング・システムで、このサーバーは受信接続を受け付けなくなることがあります。

MBean属性:
ServerMBean.AcceptBacklog

最小値: 0

ログイン・タイムアウト

このサーバーのデフォルト(非SSL)リスニング・ポートのログイン・タイムアウト。これは、新しい接続が確立するまでの許容最長期間です。

0は、期間に制限がないことを示します。

MBean属性:
ServerMBean.LoginTimeoutMillis

最小値: 0

最大値: 100000

セキュアな値: 5000

SSLログイン・タイムアウト

WebLogic ServerがタイムアウトするまでにSSL接続を待機する時間(ミリ秒単位)を指定します。SSL接続では、通常接続よりもネゴシエーションに時間がかかります。

クライアントがインターネット経由で接続している場合は、追加のネットワーク・レイテンシに対応するようにデフォルトの数値を大きくします。

MBean属性:
SSLMBean.LoginTimeoutMillis

最小値: 1

最大値: 2147483647

逆引きDNSの許可

カーネルで、DNSの逆引き参照の実行が許可されるかどうかを返します。

MBean属性:
ServerMBean.ReverseDNSAllowed

詳細な構成オプション

名前 説明
自己チューニング・スレッド最小プール・サイズ

自己チューニング・スレッド・プールの最小スレッド・プール・サイズを取得します。自己チューニング・スレッド・プールはデフォルト・サイズ1から開始します。これは必要に応じて自動的に増減します。この属性を設定すると、デフォルトの最小プール・サイズが変更されます。スレッド数がこの値を下回ることはありません。スループットの向上のためスレッドが追加されることはありますが、スレッド数が最小値設定より少なくなることはありません。

自己チューニング・スレッド最大プール・サイズ

自己チューニング・スレッド・プールの最大スレッド・プール・サイズを設定します。自己チューニング・スレッド・プールはデフォルト・サイズ1から開始します。これは必要に応じて自動的に増減します。この属性を設定すると、デフォルトの最大プール・サイズが変更されます。アクティブのスレッド数がこの値を上回ることはありません。この値は、サーバーで許可される最大スレッド数を定義します。スループットの向上が見込まれる場合のみ、サーバーはスレッドを追加します。計測は2秒ごとに行われ、現在のスループット計測値と過去の値の比較に基づき、スレッド数の増減が決定されます。

管理対象サーバーの独立を有効化

管理サーバーが使用できないときに、この管理対象サーバーを起動できるかどうかを指定します。

このような場合、管理対象サーバーは構成ファイルと他のファイルを直接読み取ることによって自身の構成を取得します。

MBean属性:
ServerMBean.ManagedServerIndependenceEnabled

セキュアな値: true

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

期間の長さ

ハートビート間隔(ミリ秒単位)。値0はハートビートが無効であることを示します。

MBean属性:
ServerMBean.PeriodLength

最小値: 0

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

タイムアウトまでのアイドル期間

ピアがアクセス不可能とみなされるまでのアイドル期間。

MBean属性:
ServerMBean.IdlePeriodsUntilTimeout

最小値: 4

最大値: 65534

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

タイムアウトまでのDGCアイドル期間

オブジェクトが収集されるまでに許容されるアイドル期間。

MBean属性:
ServerMBean.DGCIdlePeriodsUntilTimeout

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

マキサー・クラス

非ブロッキングIOはサーバー側でデフォルトで有効化されます。

デフォルト値はweblogic.socket.NIOSocketMuxerです。

Certicom SSLの実装は、NIOSocketMuxerではサポートされません。セキュア・インターネット通信が必要な場合は、JSSE (Java Secure Socket Extension)の有効化をお薦めします。

MBean属性:
ServerMBean.MuxerClass

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。

リクエスト・マネージャに対する同時キューの使用

同時バッファ・キューを使用して受信リクエストをパークすることにより、ロックの競合を減らします。この属性を有効にすると、ロックを取得せずにリクエストがスケジュールされるためスループットが向上します。

MBean属性:
KernelMBean.UseConcurrentQueueForRequestManager

変更は、モジュールの再デプロイ後またはサーバーの再起動後に有効になります。


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