ドメインごとのノード・マネージャの詳細は、「ノード・マネージャのデフォルト構成」を参照してください
本チュートリアルは、次のステップからなっています。
ドメインごとの、Javaベースのノード・マネージャのインスタンスを新しいドメインに作成するには、次の手順を実行します。
構成ウィザードを起動します。
コマンド・ウィンドウで、ORACLE_HOME/
oracle_common/common/bin
ディレクトリに移動します。ORACLE_HOME
は、WebLogic Serverのインストール時にOracleホームとして指定したディレクトリを表します。
Windowsの場合はconfig.cmd
コマンド、UNIXの場合はconfig.sh
コマンドを実行します。
構成ウィザードを使用して新しい、基本的なドメインを作成します。
「ドメインの作成」画面で、「新規ドメインの作成」を選択し、ドメイン・ディレクトリの場所を選択します。これがDOMAIN_HOME
ディレクトリとなります。「次へ」をクリックします。
「テンプレート」画面では、デフォルト値である「製品テンプレートを使用してドメインを作成」をそのままにします。「次へ」をクリックします。
「管理者アカウント」画面で、WebLogic Server管理者の資格証明を入力します。「次へ」をクリックします。
「ドメイン・モードおよびJDK」画面では、「ドメイン・モード」と「JDK」をデフォルト値のままにします。「次へ」をクリックします。
ノード・マネージャ・インスタンス、管理対象サーバーおよびマシンをドメイン内に作成します。
「拡張構成」画面で、「ノード・マネージャ」オプションと「管理対象サーバー、クラスタおよびCoherence」オプションを選択します。「次へ」をクリックします。
「ノード・マネージャ」画面では、「ノード・マネージャ・タイプ」をデフォルト値である「ドメインごとのデフォルトの場所」のままにして、ノード・マネージャ管理者の資格証明を入力します。「次へ」をクリックします。
「管理対象サーバー」画面で、「追加」をクリックします。デフォルトのサーバー名、リスニング・アドレスおよびリスニング・ポート(7003)をそのままにします。「次へ」をクリックします。
「クラスタ」画面で、「次へ」をクリックします。
「マシン」画面で、「追加」をクリックします。デフォルトのマシン名、ノード・マネージャ・リスニング・アドレスおよびノード・マネージャ・リスニング・ポートをそのままにします。「次へ」をクリックします。
管理サーバーと管理対象サーバーをマシンに割り当てます。
「サーバーのマシンへの割当」画面の左側の列で、管理サーバーと管理対象サーバーを選択します。
右矢印ボタンを使用して、管理サーバーと管理対象サーバーを右側の列にあるマシンに割り当てます。
「次へ」をクリックします。
ドメインの構成を完了します。
「構成のサマリー」画面で、構成を確認して「作成」をクリックします。
構成プロセス画面に、ドメインが正常に作成されたというメッセージが表示されたら、「次へ」をクリックします。
「構成に成功しました」画面で、「管理サーバーの起動」を選択してドメインを起動します。「終了」をクリックします。
ノード・マネージャを使用してドメイン内の管理対象サーバーを起動するには、次の手順を実行します。
WebLogic Server管理コンソールを起動します。
管理サーバーが実行中であることを確認します。
構成ウィザードで「管理サーバーの起動」オプションを選択した場合は、管理サーバーが実行中となっているはずです。
管理サーバーが実行中ではない場合は、DOMAIN_HOME
/bin
ディレクトリに移動して、Windowsの場合はstartWebLogic.cmd
コマンド、UNIXの場合はstartWebLogic.sh
コマンドを実行します。
Webブラウザを起動して次のURLを入力します。
http://hostname:port/console
ここで、hostname
は管理サーバーのDNS名またはIPアドレスで、port
は管理サーバーでリクエストがリスニングされるリスニング・ポート(デフォルトでは7001)です。
ログイン・ページが表示されたら、構成ウィザードでドメインを作成したときに入力したユーザー名とパスワードを入力します。
ノード・マネージャが実行中であることを確認します。
WebLogic Server管理コンソールの左ペインで、「環境」→「マシン」を選択します。
「マシン」の表で、マシンの名前を選択します。
「監視」→「ノード・マネージャのステータス」を選択します。
ノード・マネージャが実行中の場合は、「ステータス」が「アクセス可能」となります。
注意:
ノード・マネージャの設定をWebLogic Server管理コンソールで構成するには、「環境」→「マシン」→「machine_name」→「構成」→「ノード・マネージャ」ページに移動します。
WebLogic Server管理コンソールの左ペインで、「環境」→「サーバー」を選択します。
「制御」ページを選択します。
「サーバー」の表で、管理対象サーバーの横のチェック・ボックスを選択します。
「起動」をクリックします。
選択されたサーバー・インスタンスがノード・マネージャによって起動されることを確認するメッセージが表示されます。WebLogic Server管理コンソール・ページをリフレッシュすると、管理対象サーバーの状態がSHUTDOWN
からRUNNING
に変化します。
これで、管理対象サーバーがドメイン内で実行されている状態になりました。