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Oracle® Fusion Middleware RESTful管理サービスによるOracle WebLogic Serverの管理
12c (12.2.1.2.0)
E82706-01
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1 概要とロードマップ

この章では、このガイド『RESTful管理サービスによるOracle WebLogic Serverの管理』の内容と構成について説明します。

ここでのトピック

ドキュメントの範囲および対象読者

このドキュメントでは、RESTfulクライアントを開発するために公開される管理、監視、デプロイおよび構成タスクのためにOracle WebLogic Server RESTful管理インタフェースを使用する方法を説明します。このドキュメントのユーザー・コミュニティは、管理スクリプトでcURLコマンドを使用してこれらのリソースを呼び出す可能性のある管理者と、Javaまたは他の言語で、WLSドメインを監視および管理するコードを作成するときにこの情報を使用するソフトウェア開発者です。

このドキュメントの手引き

  • この「概要とロードマップ」では、このガイドの構成について説明します。

  • 「WLS RESTful管理インタフェースについて」では、WLS RESTful管理インタフェースの概要、役に立つ背景情報とマッピング情報、およびWLS RESTリソースによって戻されるHTTPステータス・コードについて説明します。

  • 「WLS RESTful管理インタフェースの使用」では、WebLogic ServerでサポートされているRESTful管理サービスを使用する方法について説明します。

  • 「ドメイン・レベルのREST API例」では、ドメイン・レベル・ロールにあるユーザーが、WLS REST APIを使用して、一般的なドメインおよびパーティションの管理および監視タスクを実行するためのサンプル・スクリプトを示します

  • 「パーティション固有のREST API例」では、パーティション・レベル・ロールにあるユーザーが、WLS REST APIを使用して、一般的なパーティションの管理および監視タスクを実行するためのサンプル・スクリプトを示します。

情報ロードマップ

WebLogic Server RESTリソースはWLS Beanツリーに基づいており、対応するルート・リソースに応じて組織されています。詳細は、「WLS BeanのRESTへのマッピング」を参照してください。

指定されたパーティション内でWLSを管理するためのRESTリソースは、別個のマニュアル(MTリファレンス・ガイド)にあります。各々のMTマニュアルは、パーティション・ユーザー・ロールにアクセスできるリソースを参照しています。各々の非MTマニュアルは、パーティション・ユーザー・ロールにアクセスできるリソースを参照しています。WebLogic Server Multitenantでのユーザー・ロールの詳細は、『WebLogic Server Multitenantの使用』の、構成および管理のための管理ロールに関する項を参照してください。

MTリファレンス・ガイドでは、RESTリソースには次の性質があります。

  • パーティション内で実行されます。

  • そのパーティションのセキュリティ・レルムで定義されたユーザーが、パーティション化されたURL経由でアクセスする必要があります。

  • そのパーティションを管理するためにのみ使用できます。

  • すべてのWLS MBeanを管理するためには使用できません。WLS MBeanの多くは、パーティション・ユーザーには使用できません。

非MTリファレンス・ガイドでは、RESTリソースには次の性質があります。

  • ドメイン・レベルで実行されます(パーティション内でなく)。

  • ドメインのデフォルト・セキュリティ・レルムで定義されたユーザーが、パーティション化されていないURL経由でアクセスする必要があります。

  • すべてのパーティションを管理するために使用できます。

  • すべてのWLS MBeanを管理するために使用できます。

WLS RESTのリファレンス・ドキュメントの完全なリストとその使用方法の説明は、表1-1を参照してください。

表1-1 WLS RESTful管理インタフェースのリファレンス・ドキュメント

参照マニュアルのタイトル このRESTリソースを使用してできること

Oracle WebLogic Server RESTful編集リファレンス

WLS構成を編集します。

Oracle WebLogic Server RESTfulドメイン構成リファレンス

最後にアクティブ化されたWLS構成を表示します。

Oracle WebLogic Server RESTfulドメイン・ランタイム・リファレンス

WLSドメイン全体を監視します。

Oracle WebLogic Server RESTfulサーバー構成リファレンス

管理サーバーが現在実行対象としているWLS構成を表示します。

Oracle WebLogic Server RESTfulサーバー・ランタイム・リファレンス

管理サーバーまたは管理対象サーバーを監視します。

管理対象サーバーを監視するには、管理サーバーのdomainRuntime/serverRuntimes/<managedServerName>/...リソース、または管理対象サーバーのserverRuntime/...リソースを使用できます。

Oracle WebLogic Server MT RESTful編集リファレンス

指定されたドメイン・パーティションにあるWLS構成を編集します。

Oracle WebLogic Server MT RESTfulドメイン構成リファレンス

指定されたドメイン・パーティションにある、最後にアクティブ化されたWLS構成を表示します。

Oracle WebLogic Server MT RESTfulドメイン・ランタイム・リファレンス

指定されたWLSドメイン・パーティションを監視します。

Oracle WebLogic Server MT RESTfulサーバー構成リファレンス

指定されたドメイン・パーティションで管理サーバーが現在実行対象としているWLS構成を表示します。

Oracle WebLogic Server MT RESTfulサーバー・ランタイム・リファレンス

指定されたドメイン・パーティションにある管理サーバーを監視します

Oracle WebLogic Server RESTfulライフ・サイクル・リファレンス

WLSライフ・サイクル管理RESTリソースを使用します。

Oracle WebLogic Server RESTful管理インタフェース・リファレンス

レガシーWLS RESTful管理リソース。

このリリースでの新機能と変更された機能

このリリースで導入されたWebLogic Serverのすべての新機能の一覧については、『Oracle WebLogic Server 12.2.1.2.0の新機能』を参照してください。