オーバーロードされたsvd関数は、特異値分解をデータベースで並行して実行します。
svd関数は、ore.frameまたはore.tblmatrixオブジェクトをx引数として受け取ります。ore.frame-svdメソッドは、データベースで実行されるパラレル・プロセスにブロックSVD計算を分散します。このメソッドは、グローバル・オプションore.parallelを使用して、採用する並列度を決定します。
この関数は、引数xの特異値分解のdベクターおよびv行列成分を含むlistオブジェクトを返します。左特異ベクター行列uは返さないため、引数nuは使用されません。
この関数の引数の詳細は、help('ore.frame-svd')を呼び出してください。
例3-64 svd関数の使用方法
USARRESTS <- ore.push(USArrests) svd(USARRESTS)
例3-64のリスト
R> USARRESTS <- ore.push(USArrests)
R> svd(USARRESTS)
$d
[1] 1419.06140 194.82585 45.66134 18.06956
$v
[,1] [,2] [,3] [,4]
[1,] 0.04239181 -0.01616262 0.06588426 0.99679535
[2,] 0.94395706 -0.32068580 -0.06655170 -0.04094568
[3,] 0.30842767 0.93845891 -0.15496743 0.01234261
[4,] 0.10963744 0.12725666 0.98347101 -0.06760284