ore.sort
関数は、by
引数で指定した1つ以上の列によるデータ・フレームの柔軟なソートを可能にします。
ore.sort
関数は、他のデータ事前処理関数とともに使用できます。ソートの結果を、Rの視覚化への入力に使用できます。
ore.sort
関数によるソートは、Oracleデータベースで実行されます。ore.sort
関数は、データベースのnls.sort
オプションをサポートします。
ore.sort
関数は、ore.frame
を返します。
この関数の引数の詳細は、help(ore.sort)
を呼び出してください。
次のほとんどの例では、NARROW
データセットを使用します。一部の例では、ONTIME_S
データセットを使用します。
例3-46 降順での列のソート
この例では、列AGEおよびGENDERを降順でソートします。
x <- ore.sort(data=NARROW, by='AGE,GENDER', reverse=TRUE)
例3-47 列ごとに異なる順序でのソート
この例では、AGEを降順で、GENDERを昇順でソートします。
x <- ore.sort(data=NARROW, by='-AGE,GENDER')
例3-48 ソートおよび一意の値ごとに1行を返す
この例では、AGEを基準にソートし、AGEの一意の値ごとに1行を保持します。
x <- ore.sort(data=NARROW, by='AGE', unique.key=TRUE)
例3-49 重複列の削除
この例では、AGEを基準にソートし、重複する行を削除します。
x <- ore.sort(data=NARROW, by='AGE', unique.data=TRUE)
例3-50 重複列の削除および一意の値ごとに1列を返す
この例では、AGEを基準にソートし、重複する行を削除して、AGEの一意の値ごとに1行を返します。
x <- ore.sort(data=NARROW, by='AGE', unique.data=TRUE, unique.key = TRUE)
例3-51 出力での相対順序の維持
この例では、ソートされた出力で相対順序を維持します。
x <- ore.sort(data=NARROW, by='AGE', stable=TRUE)
例3-52 2つの列の異なる順序でのソート
この例では、ONTIME_Sをエアライン名を基準に降順で、出発の遅延を昇順でソートします。
sortedOnTime1 <- ore.sort(data=ONTIME_S, by='-UNIQUECARRIER,DEPDELAY')
例3-53 2つの列の異なる順序でのソートおよび一意の組合せの生成
この例では、ONTIME_Sをエアライン名と出発の遅延を基準にソートし、各組合せの1つを選択します(つまり、一意のキーを返します)。
sortedOnTime1 <- ore.sort(data=ONTIME_S, by='-UNIQUECARRIER,DEPDELAY', unique.key=TRUE)