ore.sync
を使用してR環境およびore.frame
プロキシ・オブジェクトを作成した後、ore.get
関数を使用し、名前を指定してプロキシ・オブジェクトを取得できます。SH_CUST <- ore.get(name = "CUSTOMERS", schema = "SH")
のようにore.get
を使用して、表のプロキシore.frame
を取得し、それをRで変数に割り当てることができます。ore.frame
はRグローバル環境に存在し、この環境は.GlobalEnv
を使用して参照できるため、ls
関数によって返されるリストに表示されます。また、このオブジェクトはRグローバル環境に存在するため、データベース・スキーマを表すR環境とは対照的に、ore.ls
関数によってリストされません。
例2-11 データベース表を取得するためのore.getの使用方法
この例では、ore.sync
関数を呼び出して、SHスキーマのCUSTOMERS表のプロキシであるore.frame
オブジェクトを作成します。次に、そのプロキシ・オブジェクトのディメンションを取得します。
ore.sync(schema = "SH", table = "CUSTOMERS", use.keys = FALSE) dim(ore.get(name = "CUSTOMERS", schema = "SH"))例2-11のリスト
R> ore.sync(schema = "SH", table = "CUSTOMERS", use.keys = FALSE) R> dim(ore.get(name = "CUSTOMERS", schema = "SH")) [1] 630 15