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Oracle® Big Data SQLインストレーション・ガイド
リリース3 (3.1)
E83729-02
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4 Oracle Big Data SQLのアンインストール

Oracle Big Data SQLを完全にアンインストールする場合は、現在インストールされているHadoopクラスタ管理サーバーおよびOracle Databaseノードからソフトウェアを削除する必要があります。

Hadoop DataNodeサービスをノードのサブセットから削除した場合、それらのノードからのみOracle Big Data SQLを削除する必要があります。

4.1 ソフトウェアの削除に関する一般的なガイドライン

Oracle Big Data SQLは、Hadoopクラスタ管理サーバー、またはクラスタ管理サーバーに接続されたOracle Databaseサーバーからアンインストールできます。手順は、すべてのHadoopプラットフォームと同じです。

Oracle Big Data SQLのアンインストールに関するガイドラインは次のとおりです。

  • Oracle Big Data SQLの完全アンインストールを実行するには、クラスタ管理サーバーおよびBDSサービスに接続された各Oracle Databaseサーバーから、このソフトウェアを削除します。

    これは各サーバーでの単一のスクリプト実行です。他の手動の手順は必要ありません。

  • クラスタ管理サーバーから先にアンインストールすることも、データベース・サーバーから先にアンインストールすることもできます。

    ヒント:

    両側のインストールからソフトウェアを削除する場合は、まずデータベース側からアンインストールします。クラスタ管理サーバーから先にアンインストールすると、処理中の問合せは失敗します。
  • データベース側で、プライマリ・ノードからアンインストールする前に、セカンダリ・ノードからアンインストールします。

    これはアンインストール・プロセスにとって重大ではありませんが、プライマリ・ノードがサービスから切断された場合、セカンダリ・ノードからのアクティブの問合せは失敗します。

  • Hadoopクラスタ管理サーバー上のBig Data SQLサービスの動作に影響を与えずに、1つ以上のセカンダリ・データベース・ノードからアンインストールできます。

注意:

Oracle RACデータベースでは、必ずデータベースのすべてのノード上でアンインストール・スクリプトを実行してください。

4.2 Oracle Databaseサーバーからのアンインストール

Oracle Big Data SQLをアンインストールする任意のデータベース・サーバーで、データベース所有者(通常はoracleユーザー)として次の適切なコマンドを実行します。RACデータベースの場合は、必ずRACの各インスタンス上でアンインストールを実行してください。

  • # ./bds-database-install.sh --uninstall-as-primary

    
    

    または

  • # ./bds-database-install.sh --uninstall-as-secondary

--uninstall-as-secondaryスイッチを使用してソフトウェアをプライマリHadoopクラスタ構成からアンインストールする場合、データベース・オブジェクトのクリーン・アップが不完全になります。これはアンインストールを再度実行することで修正できます。クリーン・アップの目的で2回目のアンインストールを実行した場合、エラーメッセージが表示されることがありますが、クリーン・アップは正常に完了します。

例は、「bds-database-install.shを使用したOracle Big Data SQLのアンインストール」を参照してください。

bds-database-install.shスクリプトは、Oracle Big Data SQL 3.1以上のデータベース側のインストールまたはアンインストールのためのものです。Oracle Big Data Applianceでリリース3.0.1以前をアンインストールする場合は、かわりに既存のOracle Big Data SQLインストールのbds-exa-install.shスクリプトを使用します。


4.3 Hadoopクラスタ・ノードからのOracle Big Data SQLの削除

Oracle Big Data SQLは、Hadoop DataNodeサービスと連携して動作します。Oracle Big Data SQLインストーラを構成管理サーバーで実行すると、Oracle Big Data SQLコンポーネントがDataNodeサービスが稼働しているすべてのHadoopクラスタ・ノードに自動的に伝播されます。DataNodeサービスを1つ以上のノードから削除した場合、同じノードからOracle Big Data SQLコンポーネントも削除する必要があります。

注意:

このタスクは、Oracle Big Data Applianceに適用されません。
クラスタ管理サーバー(CMまたはAmbariが稼働中)で、rootとしてログオンし、ディレクトリを(ダウンロード・バンドルBigDataSQL-<Hadoop distribution><version>.zipが抽出された)Oracle Big Data SQLインストーラ・ディレクトリに変更して次のコマンドを入力します。
# ./setup-bds remove bds-config.json

removeオプションを指定したsetup-bdsスクリプトにより、クラスタが分析され、Oracle Big Data SQLがインストールされたのに、DataNodeサービスがその後削除されているノードが検出されます。setup-bds removeにより、そのようなノードからOracle Big Data SQLコンポーネントが削除されます。また、Oracle Big Data SQLを実行しているクラスタ内のノードに関する最新のインベントリを提供するために、残りのOracle Big Data SQLが有効な各ノードでbigdata.hostsファイルが更新されます。

setup-bds uninstallには、異なる目的があります。uninstallオプションは、Oracle Big Data SQLを完全にアンインストールするためのものです。

4.4 Hadoopクラスタ管理サーバーからのアンインストール

rootとしてHadoopクラスタ管理サーバーにログオンし、setup-bds uninstallを使用してソフトウェアをアンインストールします。

作業を開始する前に:

HadoopシステムがOracle Big Data Applianceであり、リリース3.1にアップグレードするためにOracle Big Data SQL 3.0.1をアンインストールする場合は、次に示すsetup-bds uninstallコマンドを使用しないでください。かわりに、『Oracle Big Data Applianceオーナーズ・ガイド』の説明に従って、bdacli disable big_data_sqlを使用します。

Oracle Big Data SQL 3.1以上をアンインストールするには、bds-database-installディレクトリから、次のコマンドをrootとして実行します。

# ./setup-bds uninstall bds-config.json

スクリプトは次の標準出力を返します。この例では、HDPクラスタ管理サーバーでのアンインストールに関する出力を示します。出力は、CDHの場合と同様です。カッコで囲まれたイタリックの注釈がサンプルとして挿入されています。

[root@mycluster22bda16-adm BDSSetup]# ./setup-bds uninstall bds-config.json 
BigDataSQL: FQDN: mycluster22bda16-adm.us.oracle.com.
BigDataSQL: Hostname: mycluster22bda16-adm.us.oracle.com.
BigDataSQL: Local directories at /root/bds/BDSSetup/deployment_manager/bigdata_platforms/hortonworks.
BigDataSQL: Verifying configuration parameters...
BigDataSQL: Starting server...
BigDataSQL: API protocol: http.
BigDataSQL: API port: 8080.
BigDataSQL: Waiting for server to respond...

Admin User: admin
Password:

BigDataSQL: Authentication succeeded.
BigDataSQL: API version: 1.
BigDataSQL: Cluster type: HDP.
BigDataSQL: Retrieving cluster...
BigDataSQL: Cluster name: HDP24.
BigDataSQL: Cluster version: HDP-2.4.
BigDataSQL: Setting target cluster...
BigDataSQL: Service: ORACLESERVICE.
BigDataSQL: Looking for configured port on the JSON config file...
BigDataSQL: Testing port...
BigDataSQL: Using port: 81.
BigDataSQL: Local directories at /root/bds/BDSSetup/deployment_manager/bigdata_platforms/hortonworks/services/bigdatasql.
BigDataSQL: Verifying service configuration...
BigDataSQL: Service TCP connection: False.
BigDataSQL: Uninstalling service...
BigDataSQL: Restoring cluster...
BigDataSQL: Removing service distribution...
BigDataSQL: Cleaning up service...
BigDataSQL: UNINSTALL workflow completed.