RESTfulサービスによって、他のアプリケーションがアクセスできるWebサービスにアプリケーションが公開され、データを交換します。
RESTfulサービスのデータ交換は、Representational State Transfer (REST)アーキテクチャ・スタイルに従います。たとえば、RESTfulサービスを構成して、特定の部門のすべての従業員名を返すことができます。
アプリケーションで提供する各Webサービスに対して、RESTfulサービス・モジュールを構成する必要があります。このモジュールは、よく使うテンプレートを共通のUniversal Resource Identifier (URI)接頭辞でグループ化したものです。このWebサービスで公開する同一のリソース・テンプレートの接頭辞に関連付けられている各メソッドに対して、リソース・ハンドラを定義する必要があります。たとえば、データを返すメソッドとデータを格納するメソッドを指定するには、それぞれの操作に対してリソース・ハンドラを定義する必要があります。
RESTfulサービスを作成する場合、実行するリクエスト、レスポンスおよび操作の構造について、次の情報を指定する必要があります。
サービスで提供する一連のリソースを特定するURIテンプレート
実行するSQL問合せまたはPL/SQLブロックとともにサービスでサポートされる1つ以上のHTTPメソッド。GET、DELETE、POSTおよびPUTの4つのHTTPメソッドがあります。1つのHTTPメソッドに指定できるハンドラは1つのみです。たとえば、empinfo
リソース・ハンドラには、GETを使用した1つのリソース・ハンドラのみ、およびPUTを使用した1つのリソース・ハンドラのみを指定できます。
問合せブロックのパラメータにバインドする必要があるHTTPヘッダーの値
Webサービスに必要なパラメータ
Webサービスに必要な入力のタイプ
レスポンスの書式
この項では、RESTfulサービスの構成方法について説明します。アプリケーションでWebサービスを使用するには、RESTful Web参照を構成する必要があります。
関連項目:
『Oracle Application Expressアプリケーション・ビルダー・ユーザーズ・ガイド』のWebサービスの実装に関する項