Dgraph Gatewayログ・レベルの設定

bdd-adminスクリプトをset-log-levelsコマンドで使用して、Dgraph Gatewayのログ・レベルを設定します。

ログ・レベルを指定することにより、Dgraph GatewayのWebLogicログ出力は、ログ・ファイルに書き込まれる情報のタイプで構成されます。タイプを指定すると、WebLogicでは、そのタイプのすべてのメッセージと、指定したタイプ以上の重大度のメッセージが返されます。たとえば、メッセージ・タイプをWARNINGに設定した場合、WebLogicではERRORINCIDENT_ERRORのタイプのメッセージも返されます。

bdd.confENDECA_SERVER_LOG_LEVELプロパティは、起動時のDgraph Gatewayのログ・レベルを設定します。set-log-levelsコマンドで現在のログ・レベルを変更できます。この変更は、以降にDgraph Gatewayを再起動した場合も継続します。

set-log-levelsコマンドの構文は次のとおりです。
./bdd-admin.sh set-log-levels --component gateway --level <level> [--non-persistent]
説明:
  • --component (省略は、-c)は、gatewayを変更対象のコンポーネントとして指定します。
  • --level (省略は、-l)は、新しいログ・レベルを指定します。levelは3つのログ・レベルのいずれかです。
    • INCIDENT_ERROR
    • ERROR
    • WARNING
    • NOTIFICATION
    • TRACE
コマンドの--non-persistentオプションが使用されているかどうかに応じて、新規ログ・レベルが次のDgraph Gatewayの再起動でも維持される場合があります。
  • --non-persistentが使用される場合、変更は次のDgraph Gatewayの再起動で維持されず、このときはDGRAPH_LOG_LEVELプロパティのログ・レベルが使用されます。
  • --non-persistentが省略される場合、bdd.confENDECA_SERVER_LOG_LEVEL_プロパティに書き込まれることによって、新しい設定が維持されます。これは、次のDgraph Gatewayの再起動では、bdd.confファイルの変更されたログ・レベルを使用することを意味します。

使用方法の詳細は、「set-log-levels」を参照してください。

Dgraph Gatewayのログ・レベルを設定するには、次の手順を実行します。

  1. $BDD_HOME/BDD_manager/binディレクトリに移動します。
  2. set-log-levelsコマンドでbdd-adminスクリプトを実行します。次に例を示します。
    ./bdd-admin.sh set-log-levels --component gateway --level WARNING

set-log-levelsコマンドはlog4j.logger.org.apache.zookeeperパッケージの設定を変更できないことに注意してください。このパッケージの設定の詳細は、「ZooKeeperクライアント・ログ・レベルの変更」を参照してください。