5 コマンドおよびパラメータ
この章の内容は次のとおりです。
5.1 パラメータ
Oracle GoldenGateパラメータは、Oracle GoldenGateプロセスの構成、実行および管理に使用されます。ここに含まれるパラメータは、Oracle GoldenGate MonitorサーバーまたはOracle Enterprise Managerによる監視に適用されます。
5.1.2 ENABLEMONITORING
適用対象
GLOBALS
ENABLEMONITORING
パラメータでは、Oracle GoldenGateの監視を有効にします。監視は、適用対象のOracle GoldenGateのインスタンス内のExtract、ReplicatおよびManagerプロセスに対して有効になっています。
ENABLEMONITORING
は、Oracle GoldenGateプロセスに関するステータスやその他の情報をOracle GoldenGate MonitorまたはOracle Enterprise Managerに提供する監視ポイントの収集をアクティブにします。
ノート:
ENABLEMONITORING
は、Oracle GoldenGateリリース11.2.1以降で有効なパラメータです。
構文
ENABLEMONITORING
5.2 GGSCIコマンド
Oracle GoldenGateソフトウェア・コマンド・インタフェース(GGSCI)は、ユーザーとOracle GoldenGate機能コンポーネント間のコマンド・インタフェースです。Oracle GoldenGateリリース11.2.1以降では、コマンドは、Oracle GoldenGateと、Oracle GoldenGate MonitorサーバーまたはOracle Enterprise Managerによる監視との間のインタフェースの設定および制御に使用されます。
ノート:
この項の一部のコマンドまたはオプションは、Oracle GoldenGate 11.2.1.0.7以降の場合にのみ有効としてマークされ、その他は、11.2.1以降で有効です。
5.2.1 CREATE DATASTORE
CREATE DATASTORE
では、Oracle GoldenGate Monitorデータ・ストアをOracle GoldenGateインストール・ディレクトリに作成します。データ・ストアには、Oracle GoldenGate Extract、ReplicatおよびManagerプロセスによって提供される監視情報が保持されます。これは、監視を使用する場合に必要なステップです。
構文
CREATE DATASTORE [ MMAP | SHM [ID number
] ]
MMAP
は、データ・ストアがプロセス間通信にメモリー・マップ・ファイルを使用する必要があることを示します。これは、Windowsプラットフォームのデフォルトです。MMAP
オプションは、Oracle GoldenGateリリース11.2.1.0.7以降で有効です。
ノート:
ネットワーク・ファイル・システム(NFS)、ASMクラスタ・ファイル・システム(ACFS)、Oracle Databaseファイル・システム(DBFS)などの共有ネットワーク・ファイル・システムを実行している場合は、MMAP
を使用しないでください。
SHM
は、データ・ストアがプロセス間通信にSystem V共有メモリーを使用する必要があることを示します。これは、Windows以外のプラットフォームのデフォルトです。オプションのID
は、number
をSystem V共有メモリー・キーに使用する必要があることを指定します。ID
number
が入力されていない場合は、1000から開始し、割当てごとに1ずつ増分するデフォルトのキーが割り当てられます。SHM
オプションは、Windowsプラットフォームでは利用不可で、Oracle GoldenGateリリース11.2.1.0.7以降でのみ有効です。
例
CREATE DATASTORE CREATE DATASTORE MMAP CREATE DATASTORE SHM CREATE DATASTORE SHM ID 1000
5.2.2 ALTER DATASTORE
ALTER DATASTORE
では、Oracle GoldenGate Monitorデータ・ストアによるプロセス間通信に使用されるメモリー・モデルを変更します。このコマンドを使用する前に、すべてのOracle GoldenGateプロセス(Managerを含む)を停止します。このコマンドは、Oracle GoldenGateリリース11.2.1.0.7以降で有効です。
構文
ALTER DATASTORE [ MMAP | SHM [ID number
] ]
MMAP
は、データ・ストアがプロセス間通信にメモリー・マップ・ファイルを使用する必要があることを示します。
SHM
は、データ・ストアがプロセス間通信にSystem V共有メモリーを使用する必要があることを示します。オプションのID
は、number
をSystem V共有メモリー・キーに使用する必要があることを指定します。ID
number
が入力されていない場合、キーはGGSCIによって選択されます。このオプションは、Windowsプラットフォームでは使用できません。
例
ALTER DATASTORE MMAP ALTER DATASTORE SHM ALTER DATASTORE SHM ID 1000
5.2.3 DELETE DATASTORE
DELETE
DATASTORE
コマンドでは、Oracle GoldenGate Monitorデータ・ストアをOracle GoldenGateインストール・ディレクトリから削除します。このコマンドを使用する前に、すべてのOracle GoldenGateプロセス(Managerを含む)を停止します。このコマンドは、Oracle GoldenGateリリース11.2.1.0.7以降で有効です。
構文
DELETE DATASTORE [!]
!
(感嘆符)は、データ・ストアを削除するかどうかを確認するプロンプトをバイパスします。
例
DELETE DATASTORE DELETE DATASTORE !
5.2.4 INFO DATASTORE
INFO
DATASTORE
コマンドでは、Oracle GoldenGate Monitorデータ・ストアによるプロセス間通信に使用されるメモリー・モデルの情報を表示します。このコマンドは、Oracle GoldenGateリリース11.2.1.0.7以降で有効です。
構文
INFO DATASTORE
5.2.8 INFO JAGENT
STATUS JAGENT
では、エージェントが実行中かどうかを判断します。
構文
STATUS JAGENT
例
STATUS JAGENT
JAgent is running.