メトリックがその内部状態のいずれかの変数によってしきい値を超えた場合の、事前に決定された反応。この用語は Oracle Storage Plan Manager (SPM) で使用されます。
アレイとはディスクのコレクションのことであり、DIVArchive 構成時に宣言された名前によって指定されます。ディスク名にはマウントポイントが関連付けられます。アーカイブ要求の発行時には、アレイをアーカイブ先として指定できます。いくつかのディスクが同じアレイに属している場合、DIVArchive がデータを書き込むディスクの位置を選択します。
Archive Exchange Format (AXF) は、基盤となるフィルシステム、オペレーティングシステム、およびストレージ技術を抽象化するファイルおよびストレージメディアのカプセル化アプローチに基づいており、フォーマットをありのままオープンで非独占的なものとしています。AXF を使用すると、貴重なアセットへの長期的なアクセスが保証され、進化するストレージ技術に対応できます。
Cartridge Access Point は、ロボットテープライブラリの動作を遮ることなく、ライブラリ間でテープカートリッジの挿入や取り出しを行うために使用されます。
カテゴリは、あるオブジェクトを、特定の共通する特性を持つほかの類似オブジェクトとグループ化するためのアプローチの 1 つです。これを、ストレージの概念であるメディアやアレイと混同してはいけません。
送信対象のデータグループに基づいて計算され、そのデータとともに転送される数学上の値。受信側のデバイスがチェックサムを独自の計算結果と比較し、それが受信したチェックサムと食い違っていた場合、送信側のデバイスにデータの再送信を要求するか、エラーを生成します。各チェックサムは特定のアルゴリズムを備えており、各アルゴリズムは独自の検証レベルを備えています。
Oracle Storage Cloud レベルで追加のチェックサム検証が行われます。詳細は、Storage Cloud のドキュメントを参照してください。
オブジェクトは 1,000 個を超えるコンポーネント (構成可能) を含む場合に複合オブジェクトと定義されます。複合オブジェクトの処理は、このドキュメント全体で示されている非複合オブジェクトとは異なる場合があります。
Drop Folder Monitor (DFM) は、システム上の事前構成済みのドロップフォルダをモニターします。新しいファイルが検出されると、フォルダの構成に応じて 1 つ以上の操作がそれらのファイルに対して実行されます。詳細は、Oracle DIVArchive 7.4 追加機能のドキュメントライブラリにある Oracle DIVArchive Drop Folder Monitor (DFM) のユーザーズガイドを参照してください
Single File モードまたは File Set モード用に指定されたローカルディスク上のフォルダ、FTP サーバー上のフォルダ、または CIFS 共有フォルダであって、DFM によってモニターされ、含まれるファイルに対して操作が実行されるようなフォルダ。
オブジェクトのインスタンス要素を含むテープの 1 つがイジェクトされると、そのオブジェクトインスタンスはイジェクトされます。あるオブジェクトのインスタンスがすべてイジェクトされると、そのオブジェクトは外部化されます。オブジェクトのインスタンスが 1 つでも挿入されると、そのオブジェクトは挿入されたと見なされます。
DIVArchive のテープとディスクは、AXF フォーマット、Legacy フォーマット (リリース 7.0 より前に使用されていたフォーマット) のいずれかとしてフォーマットできます。構成時にテープグループとディスクアレイに対してフォーマットが設定されます。複合オブジェクトは、AXF でフォーマットされたメディアに格納する必要があります。
ストレージリソースのセット。DIVArchive には現在、テープグループとディスクアレイの 2 種類のメディアが用意されています。DIVA_archiveObject()
および DIVA_copyToGroup()
要求はメディア (媒体) への転送を行います。
特定のリソースに対するメトリック定義のインスタンスは、有効/無効を切り替えることができます。各メトリックは特定のリソースに関連付けられ、その関連リソースから一連の測定値を受け取ることができます。
メトリックに含まれる内部状態はいくつかの数値から構成されますが、この論理的に整合性の取れた状態への読み取りアクセスを維持しつつ、新しい測定値が得られた時点でそれらの数値が更新されます。各メトリックは、別のメトリックの状態の測定値として使用できます。内部状態はいつでもリセットできます。
メトリックの計算方法を定義するために、検査するイベント、抽出する測定値、値の集約方法 (収集タイプ)、および集約の基準として使用するリソースを指定します。
詳細は、Oracle DIVArchive 7.5 追加機能のドキュメントライブラリにある Oracle DIVArchive DIVAprotect のユーザーズガイドを参照してください。
オブジェクトはアーカイブエントリです。オブジェクトは 1 つのペア (名前とカテゴリ) によって識別され、コンポーネントを含みます。コンポーネントはファイルの DIVArchive 表現です。コンポーネントは、DIVArchive 内にオブジェクトインスタンスとして格納されます。
あるオブジェクトのコンポーネントを、同じストレージ領域に属するストレージリソースのセットにマッピングしたもの。インスタンスを削除しても、関連するオブジェクトを削除したことにはなりません。一意のインスタンスの削除は許可されません。
要求の処理に必要な関連要素 (Actor、ディスク、ドライブ、テープなど) を表すために使用されます。リソースは、DIVArchive システムの一意に識別される要素です。DIVAprotect はこれらをイベントやメトリックで参照します。DIVArchive のライセンス情報については、付録Aを参照してください。
DIVArchive システム内のどのテープも、たった 1 つのセットに属します。DIVArchive で利用できないテープはセット #0 に属し、それ以外のテープは、厳格に正の ID を持つセット (セット #1) に属します。各グループには 1 つのセットが関連付けられます。グループで追加のテープが必要になると、その関連付けられたセットからテープが取得されます。
Simple Network Management Protocol (SNMP) は、IP ネットワーク上のデバイスを管理するためのインターネット標準プロトコルです。SNMP を通常サポートするデバイスとしては、ルーター、スイッチ、サーバー、ワークステーション、プリンタ、モデムラックなどがあります。