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Oracle® Hardware Management Pack 2.4 セキュリティーガイド

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更新: 2017 年 4 月
 
 

SNMP セキュリティー設定の選択

Oracle Hardware Management Pack には、ホストオペレーティングシステムのネイティブ SNMP エージェントを拡張して追加の Oracle MIB 機能を提供する SNMP Plugin モジュールが含まれています。Oracle Hardware Management Pack 自体には SNMP エージェントが含まれていないことに留意することが特に重要です。Linux の場合、モジュールは net-snmp エージェント (あらかじめインストールされている必要がある) に追加されます。Solaris の場合、モジュールは Solaris Management Agent に追加されます。

同様に、Oracle Hardware Management Pack SNMP Plugin の SNMP に関連したセキュリティー設定は、プラグインによってではなく、ネイティブの SNMP エージェントまたはサービスの設定によって決まります。SNMP 設定には次を含める必要があります。

  • SNMPv1/v2c。このバージョンは暗号化機能を備えておらず、認証の一形態としてコミュニティー文字列を使用します。コミュニティー文字列は平文のままネットワーク経由で送信され、個々のユーザー専用ではなく、通常は個人のグループ全体で共有されます。

  • SNMPv3。このバージョンでは暗号化機能を使用してセキュアなチャネルを確保し、個別のユーザー名とパスワードを使用します。SNMPv3 のユーザーパスワードは、管理ステーション上にセキュアに格納できるようにまとめられます。

ネイティブ SNMP エージェントでサポートされている場合は、SNMPv3 を使用することをお勧めします。SNMP をセキュアに構成する方法については、net-snmp サービスのドキュメントを参照してください。

また、すべての SNMP トラフィックを個別のセキュアな管理ネットワークに隔離することもお勧めします。


注 -  SNMP 機能はデフォルトで無効になっているため、Oracle® Hardware Management Pack 2.4 Server Management Agents ユーザーズガイドの説明に従ってユーザーが有効にして構成する必要があります。