トピック:
親トピック: JMSメッセージの取得
JMS取得は、Oracle GoldenGate Extractプロセスでのみ機能します。Javaメッセージ取得アプリケーションを実行するには、次のものが必要です。
Java用Oracle GoldenGateアダプタ
Extractプロセス
メッセージ取得用に構成されたExtractパラメータ・ファイル
ソース定義ファイルなどの受信データ形式の説明。
Java 8がホスト・マシンにインストールされていること
メッセージ取得VAMをOracle GoldenGateインストールに追加するには、GGSCIコマンドを使用してExtractとExtractが作成する証跡を追加します。
ADD EXTRACT jmsvam, VAM ADD EXTTRAIL dirdat/id, EXTRACT jmsvam, MEGABYTES 100
プロセス名(jmsvam
)は、8文字以下のプロセス名に置き換えます。証跡識別子(id
)は、任意の2文字です。
注意:
BEGIN
、EXTRBA
などのExtractの位置を設定するコマンドは、メッセージ取得に対してサポートされません。Extractの再開では、常にメッセージ・キューの末尾からメッセージを読み取ります。
JMSメッセージを処理するには、JMSインタフェースへの接続の構成、トランザクションのメッセージの取得と解析、各メッセージの証跡への書込み、トランザクションのコミットおよびメッセージのキューからの削除を行う必要があります。
JMSへの接続は、汎用JMSインタフェースを介して行われます。プロパティを設定して次の接続の特性を構成できます。
JMSクライアントのJavaクラスパス
JMSキューまたはトピック・ソース宛先の名前
Java Naming and Directory Interface (JNDI)接続プロパティ
初期コンテキストの接続プロパティ
接続ファクトリ名
宛先名
セキュリティ情報
JNDI認証資格証明
JMSユーザー名とパスワード
VAMと連携するよう構成されたExtractプロセス(例のjmsvam
など)は、起動時にメッセージ・システムに接続します。
注意:
処理時に接続の問題があった場合に自動的に再起動されるよう、ExtractをManagerのAUTORESTART
リストに含めることができます。
現在、Oracle GoldenGate Javaメッセージ取得アダプタではJMSテキスト・メッセージのみサポートされます。
次のメッセージを要求されると、接続処理によって次の手順が実行されます。
ローカルJMSトランザクションがまだ開始されていない場合は開始します。
メッセージ・キューからメッセージを読み取ります。
メッセージがないために読取りが失敗した場合、ファイル終端メッセージを返します。
そうではない場合、メッセージのコンテンツを返します。