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Oracle® Smart View for Office開発者ガイド

E88265-01
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HypCreateRangeGrid

データ・プロバイダ・タイプ: Oracle Essbase

説明

HypCreateRangeGrid()を使用すると、複数グリッドのワークシートで選択または指定した複数のセル範囲をリフレッシュできます。また、特定の場所にまだグリッドがない場合、これを使用して選択範囲にグリッドを追加することで、複数グリッドのシートを作成できます。この関数で指定した範囲に、実際のグリッドに存在するより多くの行または列が含まれる場合、追加の行や列がコメントとして扱われ、グリッドの一部になります。

ユーザーは、複数グリッド・ワークシートで複数のグリッドから選択した連続のセル範囲をリフレッシュできます。また、HypCreateRangeGridを使用して、複数グリッド・シートを作成することもできます(「例: 複数グリッド・シートの作成とリフレッシュ」を参照)。HypCreateRangeGridが実行されると、そのシートは複数グリッドのアド・ホック・シートになります。

単一グリッド・ワークシートから選択した連続のセル範囲をリフレッシュするには、HypRetrieveRangeを使用します。

構文

HypCreateRangeGrid(vtSheetName,vtRange,vtFriendlyName)

ByVal vtSheetName As Variant

ByVal vtRange As Variant

ByVal vtFriendlyName As Variant

パラメータ

vtSheetName: 関数を実行するワークシートの名前。vtSheetNameがNullまたはEmptyの場合、アクティブなワークシートが使用されます。

vtRange: リフレッシュする連続範囲。各範囲には、1つ以上のメンバー・セルとデータ・セルを含める必要があります。vtRangeがNullの場合は、ワークシート全体がリフレッシュされ、リフレッシュする範囲を取得するために、指定されたワークシートでGetUsedRangeが使用されます。

vtFriendlyName: 範囲のリフレッシュに使用される接続の、わかりやすい名前。Nullに設定されると、ワークシートに関連付けられたアクティブな接続を使用して、そのワークシート上の範囲がリフレッシュされます。接続が関連付けられていない場合は、エラーが戻されます。

戻り値

正常に終了した場合は0を戻し、それ以外の場合は該当するエラー・コードを戻します。

例: 複数グリッド・シートの作成とリフレッシュ

この例では、必要なデータ・ソースに接続済であることを想定しています。

Sub Example_CreateMultiGrid
   'create sample-basic range grid
      sts = HypCreateRangeGrid (Empty, range("E11:F13"), "SampleBasic1")
   'create demo-basic range grid
      sts = HypCreateRangeGrid (Empty, range("E17:G20"), "DemoBasic1")
End Sub

グリッドが作成されると、HypCreateRangeGridを呼び出して、シート内のグリッドの選択範囲を一度に1つずつリフレッシュできます。また、HypCreateRangeGridを使用して、シート内のすべてのグリッドをリフレッシュすることもできます。