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Oracle® Smart View for Officeインストレーションおよび構成ガイド

E88264-01
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手動による拡張機能の更新の構成

Oracle Smart View for Officeのエンド・ユーザーが使用可能な拡張機能(ユーザーごとの拡張機能を含む)を表示し、それらを「オプション」ダイアログ・ボックスの「拡張機能」タブからインストールできるように、UpdateList.xmlマニフェスト・ファイル内のAuto-Update拡張機能を構成できます。

2つの属性(visibleおよびallowUninstall)をUpdateList.xmlマニフェスト・ファイルに追加して、拡張機能の動作を自動更新から手動更新に変更することで、「オプション」ダイアログ・ボックスに拡張機能が表示されるようになります。

  • visible"1"の値は、拡張機能がSmart View「オプション」ダイアログ・ボックスの「拡張機能」タブに表示され、Auto-Updateプロセスには含まれないことを示します。

    visible属性がない場合、または値が"1"ではない場合、拡張機能はAuto-Updateプロセスに含まれます。

  • allowUninstall"1"の値は、ユーザーが「オプション」ダイアログ・ボックスの「拡張機能」タブで「削除」リンクを使用して、アンインストールを開始できることを示します。

    allowUninstall属性がない場合、または値が"1"ではない場合、ユーザーは「拡張機能」インタフェースでアンインストールを開始できません(「削除」リンクが表示されないため)。

この手順はオプションです。UpdateList.xmlに属性を追加しない場合、拡張機能は引き続き、11.1.2.5.400より前のリリースの場合と同様に更新されます。11.1.2.5.400より前のリリースでは、「更新のチェック」リンクをクリックするか、「Microsoft Officeの開始時に更新をチェック」チェック・ボックスを選択して、拡張機能の更新を開始します。

参考のため、手動更新XMLの定義および手動更新XMLの例を参照してください。

拡張機能のUpdateList.xmlマニフェスト・ファイルに属性を追加するには、次のようにします。

  1. UpdateList.xmlファイルを開いて編集します。

    マニフェスト・ファイルは次の2つの場所にあります。

    • epmstatic:

      http://server:port/epmstatic/smartview/Client/UpdateList.xml
    • C:\Oracle\SmartView\cfg\properties.xml<extensionupdatelist>タグが指す場所。

      <extensionupdatelist>タグに移入するには、コマンドライン・インストールまたはサイレント・インストールの実行の説明に従ってコマンドライン・インストールを実行するか、properties.xmlファイルのタグを手動で更新します。

      注意:

      properties.xmlで、拡張機能インストーラに対して複数のURLが存在する場合、Smart Viewはすべての場所を確認し、最新のバージョンが含まれる場所からインストールします。

      同じバージョンの拡張機能インストーラに対して複数のURLが存在する場合、Smart Viewはリスト内の最初のURLからインストールします。

  2. オプション: 「オプション」ダイアログ・ボックスの「拡張機能」タブに拡張機能を表示して、Auto-Updateプロセスから拡張機能を除外するには、visible="1"属性を拡張機能のXMLに追加します。次に例を示します。
    <update>
       version="11.1.2.3.500.021"
       extension id="Some.Unique.Id.That.Matches.Extension.Descriptor.Id"
       location="/epmstatic/disclosure_mgmt/svext/DiscManSetup.msi"
       visible="1"
       allowUninstall="1">Oracle Disclosure Management
    </extension>
    

    図3-1は、「拡張機能」タブに表示された拡張機能の例を示しています。

    図3-1 「拡張機能」タブに表示された拡張機能


    「拡張機能」タブに表示された拡張機能
  3. オプション: 拡張機能の「削除」ボタン「削除」ボタンを表示するには、allowUninstall="1"属性を拡張機能のXMLに追加します。次に例を示します。
    <update>
       version="11.1.2.3.500.021"
       extension id="A.Unique.Id.That.Matches.Extension.Descriptor.Id"
       location="/epmstatic/disclosure_mgmt/svext/DiscManSetup.msi"
       visible="1"
       allowUninstall="1">Oracle Disclosure Management
    </extension>
    

    図3-2は、「拡張機能」タブに表示された拡張機能の例を示しています。

    図3-2 「拡張機能」タブに表示された拡張機能


    「拡張機能」タブに表示された拡張機能
  4. プロバイダおよびユーザーごとの拡張機能ごとに、要件に応じて、手順2と手順3を繰り返します。
  5. オプション: Auto-Updateで使用可能な拡張機能のリストから1つの拡張機能を削除するには、別の方法として、UpdateList.xmlファイルで<!--および-->文字を使用して拡張機能をコメント・アウトします。次に例を示します。
    <!--
    <extension>
    location="/epmstatic/disclosure_mgmt/svext/DiscManSetup.msi" version="11.1.2.4.078" id="nnnnnnnn-nnnn-nnnn-nnnn-nnnnnnnnnnnn"> Oracle Disclosure Management
    </extension>
    -->

    拡張機能のリスト全体をコメント・アウトして、すべての拡張機能を手動更新プロセスから除外することもできます。