プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Data Provider for .NET開発者ガイド
ODAC 12.2c リリース1 (12.2.0.1) for Microsoft Windows
E88311-03
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

Committed

このプロパティは、トランザクションがコミットされたかどうかを指定します。

宣言

// C#
public bool? Committed {get;}

プロパティ値

bool

備考

GetOutcome()を呼び出さない場合、このプロパティはnull値を保持します。

GetOutcome()を呼び出すと、このプロパティはtrueまたはfalse値を保持します。

表6-94に、CommittedおよびUserCallCompletedの各プロパティで想定される結果を示します。

表6-94 コミットしたOracleLogicalTransactionの結果とUserCallCompletedプロパティ

Committedの値 UserCallCompletedの値 結果

false

false

このコールはコミットを実行していません。

true

true

このコールはコミットを実行しており、その他に戻される情報はなく、必要な操作もありません(このコールがPL/SQLプロシージャの場合)。

true

false

このトランザクションはコミットされましたが、戻される情報が不完全であるか、一部の操作が完了してない、またはその両方の可能性があります。たとえば、不完全な情報や未完了の操作には、成功時の自動コミットまたはコミットによって変更される行数、PL/SQLプロシージャをコールしたときのパラメータおよびファンクションの結果、コミット後に実行するPL/SQLプロシージャの操作などがあります。コミット後に戻されるデータを使用する場合、その.NETアプリケーションを正しく機能させるためには、UserCallCompleted値を確認する必要があります。