例8-2 Oracle R Enterpriseユーザーの作成
./server.sh . . Choosing ORE user ORE user to use [list]:
[Enter]を押すと、使用可能なユーザーのリストが表示されます。
BI
HR
IX
OE
SCOTT
SH
ORE user to use [list]: ruser2
.
.
存在するユーザーを選択すると、Oracle R Enterpriseをサポートするようにそのユーザーが構成されます。存在しないユーザーを指定すると、ユーザーが作成されます。
例8-3 SQL*PlusでのOracle R Enterpriseユーザーの作成
SQL*PlusでOracle R Enterpriseユーザーを作成するには、次の手順を実行します。
システム権限でログインします。
SQLPLUS / AS SYSDBA
次のような文を実行して、ユーザーを作成します。
CREATE USER ore_username IDENTIFIED BY password DEFAULT TABLESPACE default_tablepace_name TEMPORARY TABLESPACE temp_tablespace_name QUOTA UNLIMITED ON default_tablespace_name;
関連項目:
ユーザーの作成の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
必要な権限を付与します。
GRANT CREATE SESSION,
CREATE TABLE,
CREATE VIEW,
CREATE PROCEDURE,
CREATE MINING MODEL
TO ore_username;
関連項目:
ユーザーへの権限付与の詳細は、『Oracle Database SQL言語リファレンス』を参照してください。
server
スクリプトのインストール・プロセスでは、rqadmin
という名前のデータベース・ロールが作成されます。Oracle R Enterpriseユーザーにrqadmin
ロールが付与されると、そのユーザーは埋込みRの実行用のRスクリプトを作成および削除できます。デフォルトでは、server
スクリプトによりOracle R Enterpriseユーザーにrqadmin
ロールは付与されません。
注意:
すべてのOracle R Enterpriseユーザーは埋込みRを実行できますが、Rスクリプトを作成および削除できるのはrqadmin
ロールを持つOracle R Enterpriseユーザーのみです。
バッチ・モードでのユーザー構成に示したように、--admin
オプションを指定してserver
スクリプトを実行すると、rqadmin
ロールがOracle R Enterpriseユーザーに付与されます。--admin
オプションは、スクリプトをバッチ・モードで実行する場合にのみ使用できます。
SQL*Plusでrqadmin
ロールを付与する場合は、システム権限でログインし、次のような文を実行します。
SQLPLUS / AS SYSDBA
GRANT RQADMIN TO ore_username;
警告:
rqadmin
ロールを付与する場合は注意が必要です。Oracle R Enterpriseの管理権限を必要とするユーザーのみ、このロールを持つべきです。