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Oracle® R Enterpriseインストレーションおよび管理ガイド
リリース1.5.1
E88294-01
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4.5 Oracle R Enterprise Serverのインストールの検証

Oracle R Enterprise Serverインストール・スクリプトによって、インストール・ディレクトリのserverサブディレクトリにログ・ファイルが作成されます。ログ・ファイルを調べて、インストール・プロセスが正常に終了していることを確認します。

LinuxまたはUNIXシステムでは、次のコマンドでログ・ファイルがリストされます。

cd ./oreserver_install_dir/server
ls *.log
outcdb.log  rqconfig.log  rqdrop.log  rqgrant.log  rqinst.log  rqpdrp.log  rqproc.log  rquser.log

インストールに問題があり、解決できない場合は、My Oracle Supportまたはthe Oracle R Enterpriseのディスカッション・フォーラムで助力を求めることができます。

4.5.1 Oracle R Enterpriseの基本的な機能の検証

データベースに接続した後、次のコマンドを使用して、Oracle R Enterpriseの基本的な機能の一部をテストできます。

## Is the ORE client connected to the ORE server?
## The output of this command should be TRUE.
ore.is.connected()

## List the available database tables 
ore.ls()

## Push an R dataframe to a database table
CARS <- ore.push(cars)
head(CARS)

## Run embedded R
ore.doEval(function(){library(ORE)})

4.5.2 Oracle R Enterpriseのスクリプト例の実行

Oracle R Enterpriseのデモ・スクリプトを実行することにより、インストールが正常に完了したことをさらに確認できます。エラーが発生せずスクリプトが完了した場合、スクリプト例は正常に実行されています。

スクリプト例は、$ORACLE_HOME/R/library/ORE/demoにあります。

次のコマンドで、使用可能なスクリプト例のリストが表示されます。

demo(package="ORE")

次のコマンドで、例のうちの2つを実行します。aggregateスクリプトでは、データベース・メモリーに存在するデータへのR関数の使用がテストされ、row_applyスクリプトでは、埋込みRの実行がテストされます。

demo("aggregate", package="ORE")
demo("row_apply", package="ORE")

次のコマンドはRを終了します。

q()