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Oracle® R Enterpriseユーザーズ・ガイド
リリース1.5.1
E88296-01
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3.2.12 特異値分解

オーバーロードされたsvd関数は、特異値分解をデータベースで並行して実行します。

svd関数は、ore.frameまたはore.tblmatrixオブジェクトをx引数として受け取ります。ore.frame-svdメソッドは、データベースで実行されるパラレル・プロセスにブロックSVD計算を分散します。このメソッドは、グローバル・オプションore.parallelを使用して、採用する並列度を決定します。

この関数は、引数xの特異値分解のdベクターおよびv行列成分を含むlistオブジェクトを返します。左特異ベクター行列uは返さないため、引数nuは使用されません。

この関数の引数の詳細は、help('ore.frame-svd')を呼び出してください。

例3-64 svd関数の使用方法

USARRESTS <- ore.push(USArrests)
svd(USARRESTS)

例3-64のリスト

R> USARRESTS <- ore.push(USArrests)
R> svd(USARRESTS)
$d
[1] 1419.06140  194.82585   45.66134   18.06956

$v
           [,1]        [,2]        [,3]        [,4]
[1,] 0.04239181 -0.01616262  0.06588426  0.99679535
[2,] 0.94395706 -0.32068580 -0.06655170 -0.04094568
[3,] 0.30842767  0.93845891 -0.15496743  0.01234261
[4,] 0.10963744  0.12725666  0.98347101 -0.06760284