A RACLIの概要

このトピックでは、すべてのRACLIコマンドのサマリーを示します。

名前

racli - Recovery Applianceコマンドライン・インタフェース

説明

racliは、ユーザーがコマンドラインを介してRecovery Applianceを管理するための簡略化された制御環境です。

形式

racli <COMMAND> <OBJECT>

ヘルプ

racliコマンドとそのオブジェクトに関する情報を表示します。

使用方法: racli help [<COMMAND> [<OBJECT>]]

オプション:

racli help

racli helpコマンドの一般的な使用情報。

racli help <COMMAND>

リクエストされたコマンドに固有の詳細情報。

racli help <COMMAND> <OBJECT>

コマンドおよびオブジェクトの関係に関する詳細な詳細情報。

コマンド 説明
racli add Recovery Applianceにオブジェクトを追加します。
racli add acfs 自動ストレージ管理クラスタ(ACFS)をRecovery Applianceスキーマに追加する必要があることを指定します。
racli add cloud_storage クラウド・ストレージ・オブジェクトをRecovery Applianceに追加します。
racli add credential ユーザー資格証明をRecovery Applianceのウォレットに追加します。
racli add credential_wallet ウォレット・オブジェクトをRecovery Applianceに追加します。
racli add keystore キーストアをRecovery Applianceに追加します。
racli add nfs ネットワーク・ファイル・システム(NFS)をRecovery Applianceスキーマに追加する必要があることを指定します。
racli add storage_cells ストレージの場所を拡張するため、新規のRecovery Applianceストレージ・セルを準備します。
racli add storage_disks ストレージの場所を拡張するため、新たに追加されたストレージ・セルのあるディスクをASMディスク・グループに追加します。
racli add vpc_user Recovery Applianceスキーマに新しい仮想プライベート・カタログ(VPC)ユーザー・アカウントを作成します。
racli alter Recovery Applianceスキーマでサポートされているオブジェクトのプロパティを変更します。
racli alter cloud_storage Recovery Applianceでサポートされているクラウド・ストレージのプロパティを変更します。
racli alter credential_wallet Recovery Applianceのウォレット・オブジェクトのパスワードを変更します。
racli alter keystore Recovery ApplianceのTDEマスター・キーを作成するか、新しいキーを生成するか、またはRecovery Appliance上のキーストアのパスワードを変更します。
racli alter passphrase Recovery Applianceへのアクセスに使用するパスワードを変更します。
racli alter rasys_user Recovery Applianceのrasysユーザー・アカウントのパスワードおよびパスワードの管理を変更します。
racli alter vpc_user 既存のRecovery Applianceユーザー・アカウントを変更し、そのパスワードを変更します。
racli disable Recovery Applianceによって実行される操作のオブジェクトを無効化します。
racli disable check Recovery Applianceで実行されるチェック実行操作の特定のチェック・オブジェクトを無効化します。
racli disable cloud_storage Recovery Applianceによって実行される操作のクラウド・ストレージ・オブジェクトを無効化します。
racli disable keystore キーストアを無効化します。
racli disable nfs 指定したネットワーク・ファイル・システム(NFS)を無効化します。
racli enable Recovery Applianceによって実行される操作のオブジェクトを有効化します。
racli enable acfs 指定した自動ストレージ管理クラスタ(ACFS)を有効化します。
racli enable check Recovery Applianceでチェックを有効化します。
racli enable cloud_storage Recovery Applianceによって実行される操作のクラウド・ストレージ・オブジェクトを有効化します。
racli enable keystore キーストアを開いて使用できるようにします。
racli enable nfs 指定したネットワーク・ファイル・システム(NFS)を有効化します。
racli export データのエクスポートに使用されます。
racli export appliance Recovery Applianceのエクスポート・バンドルを作成します。
racli help 前述の「ヘルプ」の項を参照してください。
racli install ソフトウェアをインストールします。
racli install appliance Recovery Applianceソフトウェアにソフトウェアをインストールします。
racli install okv_endpoint Recovery ApplianceのOracle Key Vault (OKV)エンド・ポイントに必要なソフトウェアをインストールします。
racli list Recovery Applianceスキーマの特定のオブジェクトに関する情報をリストします。
racli list check Recovery Applianceで使用可能なチェックをリストします。
racli list cloud_storage Recovery Applianceに認識されているクラウド・ストレージに関する詳細をリストします。
racli list compute_nodes Recovery Applianceで使用可能な計算ノードの名前をリストします。
racli list nfs 1つ以上のネットワーク・ファイル・システムのマウントに関する詳細をリストします。
racli list okv_endpoint Recovery Applianceに認識されているOKVエンド・ポイントに関する詳細をリストします。
racli list storage_cells Recovery Applianceで使用可能なストレージ・セルの名前をリストします。
racli patch 指定したオブジェクトにパッチを適用するためのアクション。
racli patch appliance Recovery Applianceソフトウェアにパッチを適用します。
racli remove Recovery Applianceスキーマからオブジェクトを削除します。
racli remove acfs 指定した自動ストレージ管理クラスタ(ACFS)マウントをRecovery Applianceスキーマから削除します。
racli remove cloud_storage 指定したクラウド・ストレージをRecovery Applianceから削除します。
racli remove keystore 指定したキーストアをRecovery Applianceスキーマから削除します。
racli remove nfs 指定したネットワーク・ファイル・システム(NFS)マウントをRecovery Applianceスキーマから削除します。
racli remove vpc_user 指定したユーザー・アカウントをRecovery Applianceメタデータ・スキーマから削除します。
racli run Recovery Applianceに対するオブジェクトのアクションを実行します。
racli run check Recovery Applianceに対して有効なチェックを実行します。
racli start 指定したサービス(オブジェクト)を開始するアクション。
racli start nfs Recovery ApplianceのNFSサービスを開始します。
racli status Recovery Applianceに関連付けられているオブジェクトのステータスを確認します。
racli status appliance アプライアンスのステータスのサマリーを返します。
racli status cloud_storage クラウド・ストレージのステータスを返します。
racli status disk_group ストレージ・セルまたはストレージ・ディスクがASMディスク・グループに追加された後、リバランス操作が完了したことを確認します。
racli status keystore Recovery Applianceによって使用されているキーストアのステータスを返します。
racli status nfs ネットワーク・ファイル・サービス(NFS)のステータスを返します。
racli status okv_endpoint Recovery Applianceに関連付けられているOKV_ENDPOINTのステータスを返します。
racli stop 指定したサービス(オブジェクト)を停止するアクション。
racli stop nfs Recovery ApplianceのNFSサービスを停止します。
racli uninstall インストールの一部を戻します。
racli uninstall appliance インストール中にステップを戻します。
racli uninstall okv_endpoint 指定したOKVエンド・ポイントをアンインストールします。
racli update Recovery Applianceのコンポーネントを更新します。
racli update storage_location 最新のストレージ・セル数でRAプール・データ・ファイルを更新します。
racli update support_tools ステージング済バイナリzipファイルを使用してTFAおよびExachkバージョンを更新します。
racli upgrade 指定したオブジェクトを次のバージョンにアップグレードするアクション。
racli upgrade appliance Recovery Applianceソフトウェアのバージョンをアップグレードします。
racli version Recovery Applianceで実行されているソフトウェアのバージョン情報を提供します。

racli add

Recovery Applianceにオブジェクトを追加します。

オプション

racli add acfs

自動ストレージ管理クラスタ(ACFS)をRecovery Applianceスキーマに追加する必要があることを指定します。

構文

racli add acfs --name=myAcfsName --disk_group=myDGName --volume_name=myVolumeName --mount_point=myPath --size=SIZE

オプション

--name

ACFSマウント・オブジェクトに指定する名前

--disk_group

このACFSマウントに使用するASMディスク・グループの名前。

--volume_name

ACFSをマウントするASM VOLUMEの名前。

--mount_point

ACFSオブジェクトをマウントするパス。

--size

ACFSオブジェクトのサイズ。

racli add cloud_storage

クラウド・ストレージ・オブジェクトをRecovery Applianceに追加します。

構文

racli add cloud_storage --opc_id=OPC_USER_ID --opc_url='https://OPC_STORAGE_LOCATION' --container_name='STORAGE_CONTAINER_NAME' --proxy_host=PROXY_NAME --proxy_port=PROXYPORTNUM --storage_class=[Tiering | Standard] --streams=NUM_STREAMS

オプション

--opc_id

クラウド・アーカイブ・サービスに関連付けられた資格証明に含まれるOracleプライベート・クラウド(OPC)ユーザーID。

--opc_url

クラウド・アーカイブ・サービスに関連付けられた資格証明に含まれるOPCストレージの場所。

--container_name

copy-to-cloudのバックアップを格納するOPCストレージの場所内の新規コンテナの名前。このコンテナ名は、sbt_job_template作成でsbt_library名としても機能します。

--proxy_host

プロキシ・ホスト名。

--proxy_port

プロキシのポート番号。

--storage_class

新しく作成されたコンテナに指定されるストレージのタイプまたはクラス。Standardではオブジェクト・ストレージのみが使用され、Tieringではアーカイブ・ストレージが使用されます。archive-to-cloudへのサポートでは、Tieringクラスを使用する必要があります。

--streams

使用するストリームの数。指定しない場合、2つのストリームがデフォルトで作成されます。

詳細

これは、copy-to-tapeに使用されるsbt_libraryと同様ですが、copy-to-cloudに固有です。ユーザーのクラウド資格証明が必要です。

この例では、Recovery Applianceスキーマにtangoという名前の新しいクラウド・ストレージ・オブジェクトを追加します。

racli add cloud_storage --opc_id=user@oracle.com --opc_url='https://storage.oraclecorp.com' --container_name='tango' --proxy_host='myHost' --proxy_port=8080 --storage_class=Tiering

プロンプトが表示されたら、user@oracle.comのパスワードを入力します。

racli add credential

ユーザー資格証明をRecovery Applianceのウォレットに追加します。

構文

racli add credential --user_name=OS_USER_ID --alias=ALIAS_ID --wallet_path=PATH_TO_WALLET

オプション

--user_name

追加する資格証明に関連付けられているOSユーザー名。

--alias

追加する資格証明に対応するOSユーザー名に関連付ける別名。

--wallet_path

資格証明を格納するウォレットへのパス。

この例では、指定したウォレットにsierraの別名が付いたOSユーザーcharlie用の資格証明を追加します。

racli add credential --wallet_path=/raacfs/raadmin/cloud/test --user_name=charlie --alias=sierra

プロンプトが表示されたら、資格証明を追加するOSユーザーのパスワードを入力します。

Enter Password [charlie]:  
Confirm Password [charlie]:

プロンプトが表示されたら、資格証明を追加するウォレットのパスワードを入力します。

Enter Wallet Password: 
Confirm Wallet Password: 

racli add credential_wallet

ウォレット・オブジェクトをRecovery Applianceに追加します。

構文

racli add credential_wallet --wallet_path=PATH_TO_WALLET

オプション

--wallet_path

資格証明ウォレットが存在するパス。

詳細

キーストアの新しいパスワードの入力とウォレットの入力を求められます。Recovery Appliance暗号化キーストアにアクセスするための資格証明は、このウォレットに保存されます。

ウォレット・パスが指定されていない場合、デフォルトのパスは/raacfs/raadmin/ra_wallet/を使用します。

この例では、デフォルトのパスに資格証明ウォレットを追加します。

racli add credential_wallet

プロンプトが表示されたら、新しい資格証明ウォレットのパスワードを入力します。

Enter Wallet Password: 
Confirm Wallet Password: 

racli add keystore

キーストアをRecovery Applianceに追加します。

構文

racli add keystore --type=[HSM|SW] --wrl=PATH_TO_WALLET

オプション

--type

作成するキーストアのタイプを指定します。指定しない場合、デフォルトはHSMです。

--wrl

キーストアに使用されるウォレットへのパスを指定します。

詳細

キーストアには、Recovery Applianceクライアント・データベースごとに1つ以上のTDEマスター・キー、およびRecovery ApplianceのTDEマスター・キーが含まれます。クライアントごとのTDEマスター・キーは、クラウドにコピーされるバックアップ・ピースの暗号化に使用されます。

注意: キーストアをアクティブ化するためにRecovery Applianceデータベースが再起動され、短い停止が計画されます。

この例では、HSMタイプのキーストアをRecovery Applianceに追加します。

racli add keystore --type=hsm

racli add nfs

ネットワーク・ファイル・システム(NFS)をRecovery Applianceスキーマに追加する必要があることを指定します。

構文

racli add nfs --nfs_server=myServerName --nfs_export=myExportPath --name=myNfsMountName --mount_options='NFS_OPTIONS'

オプション

--name

NFSマウント・オブジェクトに指定する名前。

--nfs_server

myExportPathが存在するサーバー名。

--nfs_export

マウントするmyServerNameのパス。

--mount_options

NFSマウント・オプション。例: 'rw,tcp,vers=3,timeo=600,actimeo=0'

racli add storage_cells

ストレージの場所を拡張するため、新規のRecovery Applianceストレージ・セルを準備します。

構文

racli add storage_cells --cells=cell1,cell2,...celln

オプション

--cells

準備するストレージ・セル名のカンマ区切りリスト。

詳細

  • 新規のストレージ・セルは、既存のストレージ・セルと同じバージョンのExadataイメージである必要があります。

  • 新規のストレージ・セルには、関連付けられたデータベースがあってはなりません。これがその場合かどうかを確認するには、次のコマンドを実行します。

    cellcli -e list database

この例では、Recovery Applianceにcellhost1およびcellhost2という名前のストレージ・セルが追加されます。

racli add storage_cells --cell=cellhost1,cellhost2

racli add storage_disks

ストレージの場所を拡張するため、新たに追加されたストレージ・セルのあるディスクをASMディスク・グループに追加します。

構文

racli add storage_disks --cell=cell1,cell2,...celln --priority=high

オプション

--cell

新しいディスク・グループに対して新たに追加されたストレージ・セル名のカンマ区切りのリストです。

--priority

リバランスの優先度レベルを示します。デフォルト値は、lowです。low = 4。high = 32。

このコマンドは、リバランスの完了後にのみ実行する必要があります。

詳細

既存のディスク・グループに対してストレージ・セルを追加する前に、事前にracli add storage_cellsを実行してセルを準備する必要があります。

このコマンドは、racli add storage_cellsコマンドを実行している間に要求された場合のみ実行します。

このコマンドはシステムの稼働中に実行できますが、操作の完了にしばらく時間がかかる可能性があり、パフォーマンスに悪影響が及ぶ場合があります。この期間は、パッチ適用や保守などのその他のI/O集中型タスクの実行は避けてください。

次の例では、ストレージ・ディスクにcellhost1およびcellhost2という名前のストレージ・セルを追加します。

racli add storage_disks --cell=cellhost1,cellhost2

racli add vpc_user

Recovery Applianceスキーマに新しい仮想プライベート・カタログ(VPC)ユーザー・アカウントを作成します。

構文

racli add vpc_user --user_name=myVpcUserName

オプション

user_name

追加するRecovery Applianceカタログ・ユーザー・アカウントの名前。

詳細

各Recovery Applianceユーザー・アカウントは、仮想プライベート・カタログの所有者です。

  • パスワードはセキュリティ上の理由でコマンドラインに表示されません。プロンプトが表示されたら、Recovery Applianceユーザー・アカウントのパスワードを入力します。パスワードは8文字以上にする必要があります。強力なパスワード認証が使用されているため、単純なパスワードは使用できません。

  • 追加されるRecovery Applianceユーザー・アカウントは、メタデータ・データベースにすでに存在していてはなりません。

強力なパスワード認証が使用されているため、単純なパスワードではORA-280003またはORA-20006のエラーが発生する可能性があります。

vpc_userの作成時には、アカウントがロックされます。DEFAULTデータベース・プロファイルには次の制限があります。

  • 試行の失敗回数は10に設定されます。

  • パスワードの有効期間は180日です。

  • パスワードのロック期間は1日です。

  • パスワードの猶予期間は7日です。

この例では、Recovery Applianceスキーマにユーザー名ravpc1が追加されます。

racli add vpc_user --user_name=ravpc1

プロンプトが表示されたら、ravpc1のパスワードを入力します。

ravpc1 New Password:

racli alter

Recovery Applianceスキーマでサポートされているオブジェクトのプロパティを変更します。

オプション

racli alter cloud_storage

Recovery Applianceでサポートされているクラウド・ストレージのプロパティを変更します。

構文

racli alter cloud_storage --opc_id=OPC_USER_ID --opc_url='https://OPC_STORAGE_LOCATION' --container_name='STORAGE_CONTAINER_NAME' --storage_class=Tiering

オプション

--opc_id

クラウド・アーカイブ・サービスに関連付けられた資格証明に含まれるOPCユーザーID。

--opc_url

クラウド・アーカイブ・サービスに関連付けられた資格証明に含まれるOPCストレージの場所。

--container_name

アーカイブからクラウドへのバックアップを格納するOPCストレージの場所内の新規コンテナの名前。このcontainer_nameは、sbt_job_template作成でsbt_library名としても機能します。

--storage_class

新しく作成されたコンテナに指定されるストレージのタイプまたはクラス。archive-to-cloudへのサポートでは、Tieringクラスを使用する必要があります。

詳細

これは、copy-to-tapeに使用されるsbt_libraryと同様です。このsbt_libraryは、copy-to-cloudに固有です。

racli alter credential_wallet

Recovery Applianceのウォレット・オブジェクトのパスワードを変更します。

構文

racli alter credential_wallet --wallet_path=PATH_TO_WALLET

オプション

--wallet_path

資格証明ウォレットが存在するパス。

詳細

wallet_pathが指定されていない場合、デフォルトのパスは/raacfs/raadmin/ra_wallet/を使用します。

この例では、デフォルトのパスの資格証明ウォレットを変更します

racli add credential_wallet

プロンプトが表示されたら、新しい資格証明ウォレットのパスワードを入力します。

Enter Wallet Password:
Re Enter Password:

racli alter keystore

Recovery ApplianceのTDEマスター・キーを作成するか、新しいキーを生成するか、またはRecovery Appliance上のキーストアのパスワードを変更します。

構文

racli alter keystore { --initalize_key | --restart_db | --password | --rekey }

オプション

--rekey

保護されたデータベースの新しいTDEマスター暗号化キー(rekey)を生成します。

--password

キーストアの新しいパスワードを指定します。

--initialize_key

キーストアの初期TDEマスター・キーを生成します。

--restart_db

キーストアへの変更後にデータベース・スタックを再起動して、変更がサービスの再開始時に適用されるようにします。

次の例では、キーストアの変更後にデータベース・スタックを再起動します。

racli alter keystore --restart_db

racli alter passphrase

Recovery Applianceへのアクセスに使用するパスワードを変更します。

構文

racli alter passphrase

オプション

詳細

  • Recovery Applianceユーザー・アカウントに対して指定するパスワードは、8文字以上にする必要があります。強力なパスワード認証が使用されているため、単純なパスワードは使用できません。

racli alter rasys_user

Recovery Applianceのrasysユーザー・アカウントのパスワードおよびパスワードの管理を変更します。

構文

racli alter rasys_user { --init | --password }

オプション

詳細

--init

rasysユーザーの管理を設定します。これは、ほとんどの場合、パッチまたはアップグレード時に実行されます。

rasysウォレットがない場合、これを使用してrasysパスワード管理を再設定できます。

--password

新しいrasysユーザー・パスワードを設定します

次の例では、ravpc1ユーザー・アカウントのパスワードを変更します。

racli alter rasys_user --password

要求されたら、新しいパスワードを入力します。

Enter rasys Password:
Confirm new rasys Password:

Recovery Applianceユーザー・アカウントに対して指定するパスワードは、8文字以上にする必要があります。強力なパスワード認証が使用されているため、単純なパスワードは使用できません。

racli alter vpc_user

既存のRecovery Applianceユーザー・アカウントを変更し、そのパスワードを変更します。

構文

racli alter vpc_user --user_name=myVpcUserName

オプション

詳細

--user_name

Recovery Applianceの仮想プライベート・カタログ・ユーザー・アカウント

このコマンドで指定されるuser_nameは、既存のRecovery Applianceユーザー・アカウントである必要があります。

Recovery Applianceユーザー・アカウントに対して指定するパスワードは、8文字以上にする必要があります。強力なパスワード認証が使用されます。

次の例では、ravpc1ユーザー・アカウントのパスワードを変更します。

racli alter vpc_user --user_name=ravpc1

要求されたら、新しいパスワードを入力します。

ravpc1 New Password:

racli disable

Recovery Applianceによって実行される操作のオブジェクトを無効化します。

オプション

詳細

オブジェクトは、後ですばやく有効化できるようにRecovery Applianceに対して既知のままです。

racli disable check

Recovery Applianceで実行されるチェック実行操作の特定のチェック・オブジェクトを無効化します。

構文

racli disable check { --check_name=CHECK_NAME }

オプション

--check_name

無効化するチェックの名前を示します。

racli disable cloud_storage

Recovery Applianceによって実行される操作のクラウド・ストレージ・オブジェクトを無効化します。

構文

racli disable cloud_storage { --container_name=CONTAINER_NAME | --all }

オプション

--container_name

無効化するクラウド・ストレージに関連付けられている特定のコンテナ名を指定します。

--all

Recovery Applianceに認識されているすべてのクラウド・ストレージを無効化します。

次の例では、既知のクラウド・ストレージ・オブジェクトをすべて無効化します。

racli disable cloud_storage --all

racli disable keystore

キーストアを無効化します。

構文

racli disable keystore

オプション

racli disable nfs

指定したネットワーク・ファイル・システム(NFS)を無効化します。

構文

racli disable nfs --name=myMountName

オプション

--name

NFSマウント・オブジェクトの名前。

racli enable

Recovery Applianceによって実行される操作のオブジェクトを有効化します。

オプション

racli enable acfs

指定した自動ストレージ管理クラスタ(ACFS)を有効化します。

構文

racli enable acfs --name=myMountName

オプション

--name

ACFSマウント・オブジェクトの名前。

racli enable check

Recovery Applianceでチェックを有効化します。

構文

racli enable check { --check_name=CHECK_NAME };

オプション

--check_name

Recovery Applianceで有効にするチェックの名前を示します。

racli enable cloud_storage

Recovery Applianceによって実行される操作のクラウド・ストレージ・オブジェクトを有効化します。

構文

racli enable cloud_storage { --container_name=STORAGE_CONTAINER_NAME | --all }

オプション

--container_name

有効化するクラウド・ストレージに関連付けられている特定のコンテナ名を指定します。

--all

Recovery Applianceに認識されているすべてのクラウド・ストレージを有効化します。

次の例では、Limaという名前のコンテナに関連付けられたクラウド・ストレージ・オブジェクトを有効化します。

racli enable cloud_storage --container_name=lima

racli enable keystore

キーストアを開いて使用できるようにします。

構文

racli enable keystore

オプション

詳細

これはOKVエンド・ポイント・キーストアで、OKV共有ウォレットとも呼ばれます。

racli enable nfs

指定したネットワーク・ファイル・システム(NFS)を有効化します。

構文

racli enable nfs --name=myMountName

オプション

--name

NFSマウント・オブジェクトの名前。

racli export

データのエクスポートに使用されます。

オプション

racli export appliance

Recovery Applianceのエクスポート・バンドルを作成します。

構文

racli export appliance

オプション

racli help

前述の「ヘルプ」の項を参照してください。

オプション

racli install

ソフトウェアをインストールします。

オプション

racli install appliance

Recovery Applianceソフトウェアにソフトウェアをインストールします。

構文

racli install appliance --step={ STEP_NUMBER | ALL } [--import=IMPORT_BUNDLE_PATH]

オプション

--import

インストールに使用するRAエクスポート・バンドルの場所を指定します。

--step

実行するアプライアンスのインストールのステップ番号を指定します。すべてのステップの値範囲は1から7またはallです。

ステップ番号:

  1. ハードウェアおよびプラットフォームを検証および構成します。

  2. ファイル・システムのプロパティおよびユーザーとグループの設定を含む、オペレーティング・システムの構成を行います。

  3. oracleオペレーティング・システム・ユーザーを構成します。

  4. データベース・ファイル・システム(DBFS)マウントを作成し、TNS別名を構成し、通信に必要なウォレットを設定します。

  5. テープ・バックアップ・システムが検出された場合、Oracle Exadata Deployment Assistantのテープ・ライブラリの接続性ページで指定した詳細を使用して、アプライアンスを検証および構成します。

  6. Recovery Applianceカタログ・データベースのバックアップを構成して、バックアップを実行するための資格証明を作成します。カタログはRecovery Applianceディスクに自動スケジュールでバックアップされます。

  7. 前のステップでインストールしたすべてのRecovery Applianceサービスを起動します。

詳細

racli install applianceを実行する前に、次を実行します。

  • 現在のすべてのインストール・パッチが/u01/ra_install/linux-x64/WorkDirディレクトリにステージングされていることを確認します。

  • ra_preinstall.plおよびinstall.shスクリプトが実行され、正常に完了していることを確認します。

ステップが失敗した場合は、Oracleサポート・サービスにお問い合せください。

次の例では、ソフトウェアのインストールのステップ2のみが実行されます。

racli install appliance --step=2

次の例では、ソフトウェアのインストールに必要なステップのすべてがシステムおよび構成の設定に基づいて実行されます。

racli install appliance

racli install okv_endpoint

Recovery ApplianceのOracle Key Vault (OKV)エンド・ポイントに必要なソフトウェアをインストールします。

構文

racli install okv_endpoint

オプション

詳細

これは、キーストアがアクティブ化された後で1回のみ実行されます。Recovery Applianceに関連付けられたすべてのOKVエンド・ポイントを追加し、すべてのノードに適用します。

この例では、Recovery Applianceの各計算ノードに関連付けられたokv_endpointsをインストールします。

racli install okv_endpoint

Enter New Keystore Password:
Confirm New Keystore Password:
Enter RA Wallet Password:
Wed December 23 20:14:40 2018:   Start: Install OKV End Point [compute_node1]
Wed December 23 20:14:43 2018:   End: Install OKV End Point [compute_node1]
Wed December 23 20:14:43 2018:   Start: Install OKV End Point [compute_node2]
Wed December 23 20:14:45 2018:   End: Install OKV End Point [compute_node2]

racli list

Recovery Applianceスキーマの特定のオブジェクトに関する情報をリストします。

オプション

racli list check

Recovery Applianceで使用可能なチェックをリストします。

構文

racli list check { --status=STATUS | --all } {--verbose}

オプション

--status

STATUS別のチェックをリストします。有効なSTATUSはenabled | disabledです。

--all

すべてのチェックの名前をリストします。

--verbose

指定したチェックの詳細をリストします。

racli list cloud_storage

Recovery Applianceに認識されているクラウド・ストレージに関する詳細をリストします。

構文

racli list cloud_storage { --container_name=STORAGE_CONTAINER_NAME | --all } [--long]

オプション

--container_name

詳細をリストするクラウド・ストレージに関連付けられている特定のコンテナ名を指定します。

--all

Recovery Applianceに認識されているすべてのクラウド・ストレージに関する詳細をリストします。

--long

1つまたはすべてのコンテナに関する詳細をリストします。

次の例では、すべての既知のcloud_storageオブジェクトをリストします。

racli list cloud_storage --all

racli list compute_nodes

Recovery Applianceで使用可能な計算ノードの名前をリストします。

構文

racli list compute_nodes

オプション

racli list nfs

1つ以上のネットワーク・ファイル・システムのマウントに関する詳細をリストします。

構文

racli list nfs { --mount_name=myName | --all }

オプション

--mount_name

リストされるNFSマウントの名前。

--all

すべてのNFSマウントをリストすることを指定します。

racli list okv_endpoint

Recovery Applianceに認識されているOKVエンド・ポイントに関する詳細をリストします。

構文

racli list okv_endpoint [--all] [--long]

オプション

--all

Recovery Applianceに認識されているすべてのokv_endpointをリストします。

--long

Recovery Applianceに認識されているOKVエンド・ポイントに関する拡張詳細をリストします。

次の例では、拡張詳細を持つすべてのOKVエンド・ポイントをリストします。

racli list okv_endpoint --all --long

racli list storage_cells

Recovery Applianceで使用可能なストレージ・セルの名前をリストします。

構文

racli list storage_cells

オプション

racli patch

指定したオブジェクトにパッチを適用するためのアクション。

オプション

racli patch appliance

Recovery Applianceソフトウェアにパッチを適用します。

構文

racli patch appliance --step=STEP_NUMBER [--ignore_incidents]

オプション

--step

実行するアプライアンスのアップグレードのステップ番号を指定します。値の範囲は1から2です。

ステップ番号:

  1. アップグレードの前に事前チェックを実行します。停止時間は必要ありません。ソフトウェアを変更しないでください。

  2. パッチを実行します。完全停止が必要であり、その後に事後チェックが続きます。

--ignore_incidents

アクティブなインシデントを無視します(お薦めしません)。

racli remove

Recovery Applianceスキーマからオブジェクトを削除します。

オプション

詳細

削除されたオブジェクトはRecovery Applianceには認識されなくなり、後ですぐに有効化することはできません。

racli remove acfs

指定した自動ストレージ管理クラスタ(ACFS)マウントをRecovery Applianceスキーマから削除します。

構文

racli remove acfs --mount_name=myName

オプション

--mount_name

削除するACFSマウントの名前。

racli remove cloud_storage

指定したクラウド・ストレージをRecovery Applianceから削除します。

構文

racli remove cloud_storage --container_name=STORAGE_CONTAINER_NAME [--force]

オプション

--container_name

削除するcloud_storageに関連付ける<STORAGE_CONTAINER_NAME>を指定します。

--force

基礎となるコンテナの状態/内容に関係なく、cloud_storageを削除します。

この例では、コンテナの内容に関係なく、ストレージ・コンテナ名gorillaに関連付けられたcloud_storageオブジェクトを削除します。

racli remove cloud_storage --container_name=gorilla --force

racli remove keystore

指定したキーストアをRecovery Applianceスキーマから削除します。

構文

racli remove keystore

オプション

racli remove nfs

指定したネットワーク・ファイル・システム(NFS)マウントをRecovery Applianceスキーマから削除します。

構文

racli remove nfs --mount_name=myName

オプション

--mount_name

削除するNFSマウントの名前。

racli remove vpc_user

指定したユーザー・アカウントをRecovery Applianceメタデータ・スキーマから削除します。

構文

racli remove vpc_user --user_name=myVPCUserName

オプション

--user_name

Recovery Applianceの仮想プライベート・カタログ・ユーザー。

詳細

  • 指定したユーザー・アカウントが、Recovery Applianceスキーマに存在している必要があります。

  • 指定したユーザー・アカウントは、保護されたデータベースに関連付けられていてはなりません。

次の例では、ユーザー・アカウントravpc1をメタデータ・リポジトリから削除します。

racli remove vpc_user --user_name=ravpc1

racli run

Recovery Applianceに対するオブジェクトのアクションを実行します。

オプション

racli run check

Recovery Applianceに対して有効なチェックを実行します。

構文

racli run check { --check_name=CHECK_NAME | --group_name=GROUP_NAME | --all };

オプション

--all

すべてのチェックが実行されていることを示します。

--check_name

実行するチェックの名前を示します。

--group_name

実行するチェック・グループの名前を示します。

racli start

指定したサービス(オブジェクト)を開始するアクション。

オプション

racli start nfs

Recovery ApplianceのNFSサービスを開始します。

構文

racli start nfs --name=myMountName

オプション

--name

起動するNFSマウントの名前。

racli status

Recovery Applianceに関連付けられているオブジェクトのステータスを確認します。

オプション

racli status appliance

アプライアンスのステータスのサマリーを返します。

構文

racli status appliance

オプション

racli status cloud_storage

クラウド・ストレージのステータスを返します。

構文

racli status cloud_storage [--long]

オプション

--long

Recovery Applianceに認識されているクラウド・ストレージに関する拡張詳細をリストします。

racli status disk_group

ストレージ・セルまたはストレージ・ディスクがASMディスク・グループに追加された後、リバランス操作が完了したことを確認します。

構文

racli status disk_group

オプション

詳細

このコマンドは、racli update storage_locationコマンドを実行してASMリバランスが完了したことを確認する前に実行します。

グリッド・ディスクおよびストレージ領域をRecovery Applianceに追加する前に、すべてのリバランスが完了している必要があります。

racli status keystore

Recovery Applianceによって使用されているキーストアのステータスを返します。

構文

racli status keystore

オプション

racli status nfs

ネットワーク・ファイル・サービス(NFS)のステータスを返します。

構文

racli status nfs --name=myMountName

オプション

racli status okv_endpoint

Recovery Applianceに関連付けられているOKV_ENDPOINTのステータスを返します。

構文

racli status okv_endpoint

オプション

racli stop

指定したサービス(オブジェクト)を停止するアクション。

オプション

racli stop nfs

Recovery ApplianceのNFSサービスを停止します。

構文

racli stop nfs --name=myMountName

オプション

詳細

--name

起動するACFSマウントの名前。

racli uninstall

インストールの一部を戻します。

オプション

racli uninstall appliance

インストール中にステップを戻します。

構文

racli uninstall appliance --step={ STEP_NUMBER | ALL }

オプション

詳細

--step

実行するアプライアンスのアンインストールのステップ番号を指定します。すべてのステップの値範囲は1から7またはallです。

ステップ番号:

  1. ハードウェアおよびプラットフォームの構成を解除します。

  2. ファイル・システムのプロパティおよびユーザーとグループの設定を含む、オペレーティング・システムの構成を解除します。

  3. Oracleオペレーティング・システム・ユーザーの構成を解除します。

  4. ファイル・システムのマウントを削除し、TNS別名の構成を解除し、通信用のウォレットを無効にします。

  5. テープ・バックアップ・システムが検出された場合、テープ・バックアップに使用されるリソースの構成を解除します。

  6. Recovery Applianceカタログ・データベースのバックアップの構成を解除して、バックアップを実行するための資格証明を削除します。

  7. インストールされているすべてのRecovery Applianceサービスを停止します。

通常、エラーを検出し、修正後にステップを再実行する必要がある場合に使用されます。アンインストールは逆の番号順に実行する必要があります。

注意:

失敗したインストール・ステップのためにuninstallコマンドを実行する場合は、Oracleサポート・サービスに連絡することをお薦めします。

次の例では、インストール手順のステップ3のみを元に戻します。

racli uninstall appliance --step=3

次に、インストール手順のすべてのステップを逆の順序で元に戻します。

racli uninstall appliance

racli uninstall okv_endpoint

指定したOKVエンド・ポイントをアンインストールします。

構文

racli uninstall okv_endpoint [--force]

オプション

--force

指定した場合、OKVエンド・ポイントのアンインストールを強制します。


Otherwise, a check is done for active storage locations utilizing the OKV end point. If any are in use, a warning is issued and uninstall fails.

この例では、Recovery Applianceに関連付けられたOKVエンド・ポイントを強制的にアンインストールします。

racli uninstall okv_endpoint --force

Thu August 17 06:03:55 2018: Start: Remove OKV End Point
Thu August 17 06:03:55 2018: 
  WARNING:
    Found active cloud locations.
    Removing the OKV endpoint will mean this Recovery Appliance can't recover 
      backups at cloud locations without an endpoint configured.Thu August 17 06:03:55 2018:   Start: Remove OKV End Point [node1]
Thu August 17 06:03:55 2018:   End: Remove OKV End Point [node1]
Thu August 17 06:03:55 2018:   Start: Remove OKV End Point [node2]
Thu August 17 06:03:55 2018:   End: Remove OKV End Point [node2]
Thu August 17 06:03:55 2018:   End: Remove OKV End Point

racli update

Recovery Applianceのコンポーネントを更新します。

オプション

racli update storage_location

最新のストレージ・セル数でRAプール・データ・ファイルを更新します。

構文

racli update storage_location --cells=cell1,cell2,...celln

オプション

racli update support_tools

ステージング済バイナリzipファイルを使用してTFAおよびExachkバージョンを更新します。

構文

racli update support_tools

オプション

racli upgrade

指定したオブジェクトを次のバージョンにアップグレードするアクション。

オプション

racli upgrade appliance

Recovery Applianceソフトウェアのバージョンをアップグレードします。

構文

racli upgrade appliance --step=STEP_NUMBER [--ignore_incidents]

オプション

--step

実行するアプライアンスのアップグレードのステップ番号を指定します。値の範囲は1から4です。

ステップ番号:

  1. アップグレードの前に事前チェックを実行します。停止時間は必要ありません。ソフトウェアを変更しないでください。

  2. 新しいソフトウェア・スタックをステージングします。停止時間は必要ありません。ソフトウェアを変更しないでください。

  3. ステージングした項目を使用してアップグレードを実行します。完全な停止が必要です。その後に、古いファイルの事後チェックおよびクリーンアップが続きます。

  4. DBFSをACFSに移行します。DBFSに存在するすべてのファイルは、新しいACFSに移行されます。

--ignore_incidents

アクティブなインシデントを無視します(お薦めしません)。

racli version

Recovery Applianceで実行されているソフトウェアのバージョン情報を提供します。

構文

racli version

オプション

詳細

提供されるバージョン情報は次のとおりです。

rarpm version

Recovery Applianceに現在インストールされているra_automation rpm。

rdbms version

Recovery Applianceに現在インストールされているデータベースのバージョン。

transaction

Recovery Applianceで実行中のバージョンに関連付けられた特定のトランザクション。

zdlra version

Recovery Applianceにインストールされ、実行中のベース・ソフトウェア・バージョン。