使用しているデータベースの章を参照して前提条件を満たし、インストールの考慮事項について理解してから、次の手順を使用してインストールしてください。
トピック:
Oracle GoldenGateインストール・ファイルを、Oracle GoldenGateをインストールするシステムおよびディレクトリに抽出します。
コマンド・シェルを実行します。
ディレクトリを新しいOracle GoldenGateディレクトリに変更します。
Oracle GoldenGateディレクトリからGGSCIプログラムを実行します。GGSCI
GGSCIで次のコマンドを発行して、Oracle GoldenGate作業ディレクトリを作成します。
CREATE SUBDIRS
次のコマンドを発行してGGSCIを終了します。
EXIT
ManagerプロセスをWindowsサービスとしてインストールする計画で、次のいずれもtrueでない場合、Managerプロセスのカスタム名を指定する必要があります。
デフォルトのGGSMGR
以外の名前をManagerに使用します。
複数のManagerプロセスをWindowsサービスとしてこのシステムで実行します。システム上の各Managerの名前を一意にする必要があります。すべてのローカルManagerサービスの名前を記録します。
カスタムManager名を指定します。
Managerプログラムが含まれるディレクトリからggsci
を実行します。
次のコマンドを発行します。
EDIT PARAMS ./GLOBALS
注意:
GLOBALS
ファイルはOracle GoldenGateインストール・ファイルのルートにあるため、このコマンドの./
の部分を使用する必要があります。
ファイルに次の行を追加します。この場合、name
はManagerサービスの1語名です。
MGRSERVNAME name
ファイルを保存します。ファイルはGLOBALS
という名前で自動的に保存されますが、ファイル拡張子は付きません。Windowsサービスのインストール時とデータ処理時に使用されるため、このファイルは移動しないでください。
デフォルトでは、Managerはサービスとしてインストールされず、ローカルまたはドメイン・アカウントで実行できます。ただし、このように実行する場合は、ユーザーがログアウトするとManagerは停止します。Managerをサービスとしてインストールすると、ユーザー接続とは無関係に操作でき、手動またはシステム起動時に起動するように構成できます。
Windowsクラスタの場合にManagerをサービスとしてインストールする必要がありますが、それ以外の場合はオプションです。
WindowsサービスとしてManagerをインストールする手順:
(推奨)システム管理者としてログオンします。
「スタート」、「ファイル名を指定して実行」の順にクリックし、「ファイル名を指定して実行」ダイアログ・ボックスでcmd
と入力します。
サービスとしてインストールしているManagerプログラムが格納されているディレクトリに移動し、次の構文を使用してINSTALL
ユーティリティを実行します。
install option
[...]
ここで、option
は次のいずれかです。
表12-1 INSTALLユーティリティのオプション
オプション | 説明 |
---|---|
|
Windowsイベント・マネージャにOracle GoldenGateイベントを追加します。 |
|
サービスがインストールされ、システム起動時に開始されます( |
|
|
|
|
|
Managerを実行するドメイン・ユーザー・アカウントを指定します。 デフォルトでは、Managerサービスはローカル・システム・アカウントを使用するようにインストールされます。 |
|
|
脚注1
ユーザー・アカウントは、Windowsコントロール パネルの「サービス」アプレットから「プロパティ」アクションを選択することで変更できます。
Windowsのユーザー・アカウント制御(UAC)が有効になっている場合、コンピュータへのプログラムのアクセスを許可または拒否するよう要求されます。「許可」を選択して、INSTALL
ユーティリティを実行できるようにします。
INSTALL
ユーティリティにより、管理者権限で実行されているローカル・システム・アカウントでManagerサービスがインストールされます。サービスとしてインストールされたManagerを実行している場合、これ以降UACプロンプトが表示されることはありません。
注意:
Managerがサービスとしてインストールされていない場合、ManagerをGGSCIコマンド・プロンプトから起動する際、Managerの権限の強化を確認するUACプロンプトがOracle GoldenGateユーザーに表示されます。他のOracle GoldenGateプログラムを実行してもプロンプトが返されます。