23 Teradataのサポート対象の理解
この章では、Teradataデータベース上のOracle GoldenGateのサポート情報について説明します。
内容は次のとおりです。
親トピック: TeradataでのOracle GoldenGateの使用
サポートされているTeradataデータ型
表23-1は、Oracle GoldenGateがサポートするTeradataデータ型を示します。適用される制限事項および条件は、この表の後に記載されています。
表23-1 Oracle GoldenGateでサポートされているデータ型(Teradataバージョン別)
データ型 | v12 | v13 | v13.1 |
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- 数値データ型に関するサポートの制限事項
- シングルバイト文字データ型に関するサポートの制限事項
- マルチバイト文字データに関するサポートの条件および制限事項
- バイナリ・データ型に関するサポートの制限事項
- ラージ・オブジェクト・データ型に関するサポートの制限事項
- 日付データ型に関するサポートの制限事項
- IDENTITYデータ型に関するサポートの制限事項
親トピック: Teradataのサポート対象の理解
数値データ型に関するサポートの制限事項
ソース・データベースでTeradataよりも多い桁数がサポートされている場合に、それらのデータ型を別のタイプのデータベースからTeradataにレプリケートすると、切捨てが発生する可能性があります。
浮動小数点数の範囲および精度のサポートは、ホスト・マシンによって異なります。通常は有効桁数が16桁の精度ですが、データベースのドキュメントで想定されている近似について確認してください。Oracle GoldenGateでは、サポートされる精度を超える値は丸められるか切り捨てられます。
親トピック: サポートされているTeradataデータ型
シングルバイト文字データ型に関するサポートの制限事項
シングルバイト文字型は、他のデータベースとTeradata間に設定されているシングルバイトのラテン文字内で完全にサポートされています。VARCHAR
列またはCHAR
列の長さは、32k-1バイトを超えることはできません。UTF-16を使用する場合、この長さは16k-2文字です。
親トピック: サポートされているTeradataデータ型
マルチバイト文字データに関するサポートの条件および制限事項
マルチバイト文字データに関するサポートの条件および制限事項を次に示します。
-
Windowsレプリケーション・サーバーまたはLinuxレプリケーション・サーバーにOracle GoldenGateをインストールしてください。
-
Teradata ODBCドライバ12.0.0.xまたはそれ以降のバージョンを使用してください。
-
マルチバイト・データ型にフィルタリング、マッピングおよび変換を使用しないでください。
-
CHAR
列またはVARCHAR
列の長さは、32k-1バイトを超えることはできません。UTF-16を使用する場合、それらの列の長さは16k-2文字を超えることはできません。 -
初期化ファイルでODBCドライバをUTF-16キャラクタ・セットに設定します。
-
Replicatグループを作成するときに、
ADD REPLICAT
コマンドでNODBCHECKPOINT
オプションを使用してください。Replicatデータベースのチェックポイント機能では、UTF-16文字セットに設定されているODBCドライバはサポートされません。チェックポイントはディスク上のチェックポイント・ファイルに保持されます。
親トピック: サポートされているTeradataデータ型
バイナリ・データ型に関するサポートの制限事項
制限事項はありません。これらのデータ型は、他のソース・データベースとTeradataのターゲット間でサポートされています。
親トピック: サポートされているTeradataデータ型
ラージ・オブジェクト・データ型に関するサポートの制限事項
ラージ・オブジェクト・データ型に関するサポートの制限事項を次に示します。
-
ラージ・オブジェクトを他のデータベースからTeradataにレプリケートするには、ターゲット・システムでTeradata ODBCドライバ12.0以降のバージョンを使用してください。ターゲットでは、ODBCによって配布されるラージ・オブジェクトをサポートする必要があります。
-
ODBC構成ファイルで
UseNativeLOBSupport
フラグを有効にしてください。Teradata ODBCドキュメントを参照してください。
親トピック: サポートされているTeradataデータ型
日付データ型に関するサポートの制限事項
日付データ型に関するサポートの制限事項を次に示します。
-
DATE
、TIME
およびTIMESTAMP
は、別のタイプのソース・データベースからTeradataにレプリケートするときに完全にサポートされます。 -
TIME with TIMESZONE
、TIMESTAMP with TIMEZONE
およびINTERVAL
は、別のタイプのソース・データベースからTeradataへはサポートされません。 -
Oracle GoldenGateでは、0001/01/03:00:00:00から9999/12/31:23:59:59のタイムスタンプ・データをサポートしています。タイムスタンプがGMTからローカル時間に変換されると、これらの制限も変換後のタイムスタンプに適用されます。タイムゾーンに応じて、変換により時間が追加または引かれる場合があり、これにより、タイムスタンプがサポートされている上限を超えたり、下回ったりすることがあります。
-
Oracle GoldenGateでは、マイナスの日付はサポートされていません。
親トピック: サポートされているTeradataデータ型
IDENTITYデータ型に関するサポートの制限事項
Replicatによって正しい値が挿入されるように、ターゲットでIDENTITY
をGENERATED BY DEFAULT AS IDENTITY
として構成する必要があります。
親トピック: サポートされているTeradataデータ型
Teradataでサポートされているオブジェクトおよび操作
この項では、Oracle GoldenGateでサポートされているデータ操作およびデータベース・オブジェクトをリストします。
-
Oracle GoldenGateでは、データベースによってサポートされている表ごとに最大列数がサポートされています。
-
切捨て操作は、Oracle GoldenGate 12.2.x以上で
GETTRUNCATES
パラメータを使用することでサポートされます。 -
自動ハートビート表のサポートに関する制限事項は次のとおりです。
-
Teradataには内部イベント/ジョブ・スケジューラがないため、ハートビート表へのレコードの自動更新および挿入は実行できません。
-
ALTER HEARTBEATTABLE
コマンドはサポートされておらず、使用されている場合は無視されます。 -
FREQUENCY
、PURGE_FREQUENCY
またはRETENTION_TIME
オプションを指定したADD HEARTBEATTABLE
コマンドはサポートされません。これらのオプションのいずれかをADD HEARTBEATTABLE
コマンドで指定すると、そのオプションが無視されるという警告が表示されます。 -
Teradataには内部イベント/ジョブスケジューラがないため、ハートビート履歴表の自動パージは実行できません。したがって、環境に合わせて、対応するハートビート・オブジェクトを明示的に削除または切り捨てる必要があります。
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親トピック: Teradataのサポート対象の理解
Teradataでサポートされていない操作
この項では、Oracle GoldenGateでサポートされないデータ操作を示します。
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Extract (取得)
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DDL
親トピック: Teradataのサポート対象の理解