次の各トピックでは、ADF Facesの新機能と変更された機能について、およびこのガイドに記載されているその他の重要な変更について紹介します。
Oracle JDeveloperおよびOracle Application Development Framework (Oracle ADF)のOracle Fusion Middlewareリリース12c (12.2.1.3.0)には、次の新しい開発機能と変更された開発機能が含まれています。これらの機能について、このガイドで説明します。
ADF Facesは、アイコンをレンダリングするScalar Vector Graphics (SVG)イメージ・ファイルの使用をサポートしています。この機能更新は、12.2.1.2にドキュメント・ライブラリの刷新で導入されましたが、12.2.1.2リリースでこの情報を見ていなかったユーザーのために、ここにも掲載しています。詳細は、Scalar Vector Graphicsの使用を参照してください。
DVTチャートは、カテゴリ階層とドリル処理、および複数レベルのカスタム・ラベルをサポートするようになりました。この機能更新は、12.2.1.2にドキュメント・ライブラリの刷新で導入されましたが、12.2.1.2リリースでこの情報を見ていなかったユーザーのために、ここにも掲載しています。詳細は、「グラフのカテゴリ軸」と「チャート・グループのカスタマイズ」を参照してください。
TimeSeries
およびTimeItem
で単純化されました。これらの子タグは、コンポーネントのスタンプ機能をサポートしておらず、かわりにノードをもっと単純かつ効率的に作成できるtag属性が用意されています。「時系列コンポーネントの使用方法」を参照してください。リリース12c (12.2.1.3.0)について、このドキュメントの一部が更新されています。次の表に、追加または変更された項を示します。
第II部 ADF Facesアーキテクチャの理解
「数値コンバータに関する必知事項」の項を改訂し、roundingMode
がhalf-up
に設定されていないかぎり、クライアント側で入力値を丸めることはできないという点を明確にしました。
第IV部 一般的なADF Facesコンポーネントの使用
「表、ツリーおよびツリー表のデータの編集」の項を改訂し、読取り専用モードで表の表示がサポートされたという説明を追加しました。この機能更新は、12.2.1.2にドキュメント・ライブラリの刷新で導入されましたが、12.2.1.2リリースでこの情報を見ていなかったユーザーのために、ここにも掲載しています。
「ポップアップ・コンポーネントを使用した機能の追加」の項を改訂し、ユーザーがcalendarコンポーネントのアクティビティを選択して[Enter]キーを押したときのダイアログ・ポップアップの表示がサポートされたという説明を追加しました。
第V部 ADFデータ視覚化コンポーネントの使用
チャート・グループを使用して階層ラベルを構成する方法の項を改訂し、階層ラベルのイメージを指定するコードのリファレンスを追加しました。この機能更新は、12.2.1.2にドキュメント・ライブラリの刷新で導入されましたが、12.2.1.2リリースでこの情報を見ていなかったユーザーのために、ここにも掲載しています。
第VI部 ビューの完成
アクセス可能なADF Facesページの開発の章を改訂して、スクリーン・リーダー・モードに対する参照を削除しました。リリース12.2.1.2.0以降では、スクリーン・リーダーの特殊モードの必要性、大きいフォントおよび高コントラストがADFからなくなりました。
第VII部 付録
「コンポーネント出力形式としてのFlashの構成」の項を改訂して、アプリケーション全体に渡ってFlashの使用を無効にするadf-config.xml
内のflash-player-usage
コンテキスト・パラメータの値としてdisabled
を示します。
キーボード・ショートカットの付録を改訂して、スクリーン・リーダー・モードに対する参照を削除しました。リリース12.2.1.2.0以降では、スクリーン・リーダーの特殊モードの必要性、大きいフォントおよび高コントラストがADFからなくなりました。
ADF Facesフレームワークでサポートされるモバイル・プラットフォームのブラウザ機能について説明するために、「IE11およびEdge Browserでのタッチ・イベントのサポート」の項を追加しました。