Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド 12c (12.2.1.3.0) E90110-03 |
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ほとんどのリポジトリ開発は、管理ツールがWindows上でのみ動作するため、Windowsで行われます。ただし、本番システムに移動すると、LinuxプラットフォームまたはUNIXプラットフォームでOracle BIサーバーを実行することを選択できます。
「システム要件と動作保証」を参照してください。
この章のトピックは、次のとおりです:
Linux上またはUNIX上でOracle BIサーバーを実行している場合、ほとんどのデータソース接続は問合せ専用アクセスです。
管理ツールは、オブジェクトのインポートに使用されます。これはWindows専用ツールです。インポート用のデータソース接続は、Windows上で設定する必要があります。
LinuxおよびUNIXの一部のデータソース接続は、ライトバック用データソース接続、使用状況トラッキング、Oracle Scorecardと戦略管理の注釈などの特別な機能に関する書込み操作をサポートします。
LinuxまたはUNIX上でOracle BIサーバーを実行していて、データベース・オブジェクト設定(データベース・タイプなど)または接続プール設定を更新する必要がある場合、リポジトリ・ファイルをWindowsコンピュータにコピーし、Windows上で管理ツールを使用して変更を行い、このリポジトリ・ファイルをLinuxまたはUNIXコンピュータにコピーして戻すことができます。
LinuxプラットフォームおよびUNIXプラットフォームには、次の3つのタイプのデータソース接続があります。
ネイティブ・データソース・ゲートウェイ接続(Oracle DatabaseのOCIやIBM DB2のDB2 CLIなど)
Oracle Business Intelligenceに付属のDataDirect Connect ODBCドライバを使用したODBC接続
外部ドライバを使用したネイティブODBC接続(Teradataデータソース用など)
DataDirect Connect ODBC接続とネイティブODBC接続の両方を含む単一のリポジトリを持つことができます。ネイティブODBCドライバとDataDirect ODBCドライバを使用している場合、同一のDataDirect ODBCドライバ・マネージャでドライバを管理する必要があります。たとえば、Teradata ODBCドライバには、必要なODBCドライバ・マネージャが含まれています。Teradata ODBCドライバをOracle BI EEで使用する場合、Oracle BI EEに同梱されるDataDirect ODBCドライバ・マネージャで、そのドライバを管理します。
ネイティブ・ゲートウェイを使用したOracle DatabaseおよびDB2に対して構成する必要がある環境変数の設定について説明します。
Oracle Databaseの場合:
Oracle BIサーバーは、Oracle Call Interface (OCI)を使用してデータベースに接続します。OCIは、デフォルトでOracle BI EEとともにインストールされます。接続するには、バンドルされているバージョンを使用する必要があります。
tnsnames.ora
ファイルで、Oracle Databaseの別名(定義されたエントリ名)は、すべての物理Oracleデータベースのリポジトリ接続プールで使用されるデータ・ソース名と一致する必要があります。
Oracle Databaseのデータ・ソースに接続するとき、接続文字列全体を含めることができます。または、tnsnames.ora
ファイルで定義されたネット・サービス名を使用できます。ネット・サービス名のみを入力するには、Oracle BIサーバーがそのエントリを特定できるように、Oracle BI EE環境の次の場所でtnsnames.ora
ファイルを設定する必要があります。
BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/core
obis.properties
ファイルを編集して、データベース・クライアント用に環境変数を設定します。
DB2の場合、次の作業を行う必要があります。
Oracle BIサーバーを実行しているコンピュータに適切なデータベース・クライアントをインストールし、obis.properties
ファイルを編集してこのデータベース・クライアント用に環境変数を設定します。
Windowsでは、DB2の環境変数をobis.properties
ファイルで設定できます。たとえば、DB2 CLIを構成する場合、obis.properties
を変更してDB2実行可能ファイルのパスを含める必要があります。
クライアントがカタログ名でデータベースに接続するために、各データベースに関連付けるカタログを作成する必要があります。各データベースに関連付けるカタログを作成するには、次のコマンドを入力して実行します。
db2 catalog tcpip node <DB2 database> remote <hostname> server <port number>; db2 catalog database <DB2 database> as <DB2 database> at node <DB2 database>; connect to <DB2 database> user db2admin using welcome1
例については、「Oracle DatabaseおよびDB2 (32ビット)用のobis.propertiesエントリのサンプル」を参照してください。
この例では、様々なプラットフォームにおけるOracle DatabaseおよびDB2のobis.propertiesのサンプル・エントリを示します。
ここで示したシェル・スクリプトの抜粋は単なる例で、特定のソフトウェア・プラットフォームに対する推奨ではありません。「システム要件と動作要件」 および「ネイティブ・ゲートウェイを使用したデータ・ソース接続の構成」を参照してください。
############################################################### # Linux: Oracle BI 32 bit mode ################################################################ #set +u # Oracle Parameters #--------------------------- # Make sure that Oracle DB 32 bit Client is installed #ORACLE_HOME=/export/home/oracle/12c #export ORACLE_HOME #TNS_ADMIN=$ORACLE_HOME/network/admin #export TNS_ADMIN #PATH=$ORACLE_HOME/bin:/opt/bin:$PATH #export PATH #LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib:$LD_LIBRARY_PATH #export LD_LIBRARY_PATH # If you have Linux 64 bit Platform, and would like to run Oracle BI 32 bit # then you must install Oracle DB 64 bit client, and this client comes with # 32 bit libraries under $ORACLE_HOME/lib32. The LD_LIBRARY_PATH in this case # shall be like this: #LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib32:$LD_LIBRARY_PATH #export LD_LIBRARY_PATH # DB2 Parameters DB2INSTANCE=db2user IBM_DB_LIB=/scratch/db2user/sqllib/lib IBM_DB_DIR=/scratch/db2user/sqllib LD_LIBRARY_PATH=/scratch/db2user/sqllib/lib64:/scratch/db2user/sqllib/lib32 PATH=$PATH:/scratch/db2user/sqllib/bin:/scratch/db2user/sqllib/adm:/scratch/ db2user/sqllib/misc DB2_HOME=/scratch/db2user/sqllib IBM_DB_INCLUDE=/scratch/db2user/sqllib/include DB2LIB=/scratch/db2user/sqllib/lib ############################################################### # Solaris: Oracle BI 64 bit mode ############################################################### #set +u # Oracle Parameters #--------------------------- # Make sure to install Oracle DB 64 bit Client #ORACLE_HOME=/export/home/oracle/12c #export ORACLE_HOME #TNS_ADMIN=$ORACLE_HOME/network/admin #export TNS_ADMIN #PATH=$ORACLE_HOME/bin:/opt/bin:$PATH #export PATH #LD_LIBRARY_PATH_64=$ORACLE_HOME/lib:$LD_LIBRARY_PATH_64:/opt/j2se/jre/lib/sparc #export LD_LIBRARY_PATH_64 #--------------------------- # DB2 Parameters DB2INSTANCE=db2user IBM_DB_LIB=/scratch/db2user/sqllib/lib IBM_DB_DIR=/scratch/db2user/sqllib LD_LIBRARY_PATH=/scratch/db2user/sqllib/lib64:/scratch/db2user/sqllib/lib32 PATH=$PATH:/scratch/db2user/sqllib/bin:/scratch/db2user/sqllib/adm:/scratch/ db2user/sqllib/misc DB2_HOME=/scratch/db2user/sqllib IBM_DB_INCLUDE=/scratch/db2user/sqllib/include DB2LIB=/scratch/db2user/sqllib/lib ############################################################### # HPUX Itanium: Oracle BI 64 bit mode ############################################################### #set +u # Oracle Parameters #--------------------------- #ORACLE_HOME=/export/home/oracle12c #export ORACLE_HOME #TNS_ADMIN=$ORACLE_HOME/network/admin #export TNS_ADMIN #PATH=$ORACLE_HOME/bin:/opt/bin:$PATH #export PATH #SHLIB_PATH=$ORACLE_HOME/lib:$SHLIB_PATH:/opt/j2se/jre/lib/hp700 #export SHLIB_PATH #--------------------------- # DB2 Parameters #--------------------------- #DB2INSTANCE=db2user IBM_DB_LIB=/scratch/db2user/sqllib/lib IBM_DB_DIR=/scratch/db2user/sqllib LD_LIBRARY_PATH=/scratch/db2user/sqllib/lib64:/scratch/db2user/sqllib/lib32 PATH=$PATH:/scratch/db2user/sqllib/bin:/scratch/db2user/sqllib/adm:/scratch/ db2user/sqllib/misc DB2_HOME=/scratch/db2user/sqllib IBM_DB_INCLUDE=/scratch/db2user/sqllib/include DB2LIB=/scratch/db2user/sqllib/lib ############################################################### # AIX: Oracle BI 64 bit mode ############################################################### #set +u # Oracle Parameters #--------------------------- #ORACLE_HOME=/export/home/oracle/12c #export ORACLE_HOME #TNS_ADMIN=$ORACLE_HOME/network/admin #export TNS_ADMIN #PATH=$ORACLE_HOME/bin:/opt/bin:$PATH #export PATH #LIBPATH=$ORACLE_HOME/lib:$LIBPATH:/opt/j2se/jre/lib/sparc #export LIBPATH #--------------------------- # DB2 Parameters DB2INSTANCE=db2user IBM_DB_LIB=/scratch/db2user/sqllib/lib IBM_DB_DIR=/scratch/db2user/sqllib LD_LIBRARY_PATH=/scratch/db2user/sqllib/lib64:/scratch/db2user/sqllib/lib32 PATH=$PATH:/scratch/db2user/sqllib/bin:/scratch/db2user/sqllib/adm:/scratch/ db2user/sqllib/misc DB2_HOME=/scratch/db2user/sqllib IBM_DB_INCLUDE=/scratch/db2user/sqllib/include DB2LIB=/scratch/db2user/sqllib/lib
「行数の更新」機能を使用可能な場合について学習します。
次が当てはまる場合に適用されます。
オフライン・モードで管理ツールの「行数の更新」を使用している。
異機種環境を実行している(たとえば、UNIXでOracle BIサーバーを実行しているが、リモート管理者はWindowsコンピュータで管理ツールを実行している場合)。
オフライン・モードでUpdate Rowcount機能を使用している場合、管理ツールは、クライアント・コンピュータでサーバー・データ・ソースではなくローカル・データ・ソース接続定義を使用します。Oracle DatabaseクライアントまたはDB2クライアントは、管理ツールを実行しているWindowsコンピュータで構成して、次の条件を満たす必要があります。
データ・ソースが、UNIXサーバー上のOracle BIのobis.properties
ファイルで特定される同じデータベースを指しています。
ローカル・データ・ソースの名前が、Oracle BIのリポジトリ(.rpd)ファイルの物理レイヤーにある「接続プール」オブジェクトで定義されたデータ・ソースの名前とも一致します。
前述の条件が該当せず、サーバー・データ・ソースとクライアント・データ・ソースが別のデータベースを指している場合、誤って更新された行件数または正しくない結果が表示されます。
OCIを使用したOracle Databaseへの接続で問題が発生する場合がある複数の理由があります。
次の条件が満たされていることを確認してください。
Oracle BIサーバーを実行しているコンピュータは、Oracle Call Interface (OCI)を使用してデータベースに接続する必要があります。
リポジトリ接続プールで接続文字列全体を使用しないことを選択した場合、有効なtnsnames.ora
ファイルがOracle Business Intelligence環境内の次の場所に設定されていて、Oracle BIサーバーがエントリを検索できるようにする必要があります。
BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/core
リポジトリ接続プールで接続文字列全体を使用しないことを選択した場合、tnsnames.ora
ファイルのネット・サービス名が接続プールで使用されるデータ・ソース名と一致することを確認します。
たとえば、tnsnames.ora
エントリの次の例では、対応するOracle BI EEリポジトリ接続プールのデータ・ソース名はITQA2です。
ITQA2 = (DESCRIPTION = (ADDRESS_LIST = (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = ITQALAB2)(PORT = 1521)) (CONNECT_DATA = (SERVICE_NAME = ITQALAB2.corp) ) )
次の手順では、Oracle tnsnames.ora設定に対してリポジトリ・データベースおよび接続プール設定を確認する方法を示します。
Oracle Business Intelligenceでは、Microsoft SQL Server、Sybase ASE、Informix、HiveおよびImpalaの各データベースへの接続性の確保のために、Linuxオペレーティング・システムおよびUNIXオペレーティング・システム用にDataDirect Connect ODBCドライバおよびドライバ・マネージャが提供されます。
DataDirectドライバは、Oracle Business Intelligenceのインストールのプロセスでインストールされます。DataDirect Connect ODBCドライバは、MW_HOME/bi/modules/oracle.bi.datadirect.odbc/7.1.6/lib
ディレクトリにあります。
DataDirect Connect ODBCドライバを設定するために、ODBCINI環境変数を設定する必要はありません。この変数は、インストール中に自動的に設定されます。
「システム要件と動作要件」を参照してください。
注意:
Amazon Redshiftデータ・ソースもサポートされています。Amazon Webサービスから使用可能なAmazon Redshift ODBCドライバを使用する必要があります。その他のデータ・ソース用にドキュメント化されているステップを使用して、Amazon Redshiftデータ・ソースを構成します。
Oracle Business Intelligenceをインストールするとき、必要なDataDirect 7.1.6ドライバがインストールされ、自動的に構成されます。
obis.properties
およびodbc.ini
ファイルのデフォルト設定を定義できます。
既存のデータベース構成を変更して、DataDirectドライバを使用する必要があります。既存のデータベース構成の変更の詳細は、次の手順を参照してください。
Microsoft SQL Serverデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバ・ファイルの名前は、ARsqls27.soです。
サポートされるMicrosoft SQL Serverのバージョンは、システム要件と動作要件を参照してください。
MySQLデータベースに接続するには、次のステップを使用します。
MySQLデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバ・ファイルの名前は、ARmysql27.so
です。「システム要件と動作保証」を参照してください。
Sybase ASEデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバのファイル名は、ARase27.soです。
サポートされるSybase ASEのバージョンの詳細は、「システム要件と動作要件」を参照してください。
Informixデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバ・ファイルを構成するには、次のステップを使用します。使用するファイルはARifcl27.soです。
サポートされるInformixのバージョンは、「システム要件と動作要件」を参照してください。
Cloudera Impalaデータベースに接続するためのDataDirect ODBCドライバ・ファイルの名前は、ARimpala27.so
です。
サポートされるCloudera Impalaのバージョンは「システム要件と動作要件」および「LIMIT句を含めるImpala 1.3.xの構成」参照してください。
Impala 1.3.xでは、ORDER BY句のある問合せにLIMIT句が含まれている必要があります。
この句を構成で指定する方法は3つあります。Impalaデーモンのデフォルトの問合せオプションを変更する方法の使用をお薦めします。2番目と3番目の方法については、「Impala DefaultOrderByLimitを変更する代替方法」を参照してください。
次のいずれかの方法で制限したデフォルトの順番を指定すると、句によってORDERのある問合せに対して最大2,000,000列が戻ります。
Impalaデーモンのデフォルトの問合せオプションを変更する方法を使用してLIMIT句を指定したときに、問合せにORDER BY句が含まれていると、Impalaは最大2,000,000列を戻します。この制限を超過すると、Impalaは例外をスローします。
問合せが2,000,000列を超える場合のために、default_order_by_limit
値を高く指定します。
Default Order By Limit
は、Impalaサーバーのかわりにクライアント使用して指定することもできます。
先の方法を使用してImpalaデーモンを変更する権限がない場合、この方法を使用してください。この方法を使用すると、Impalaにより、値が2,000,000列まで静的に切り詰められます。
Impala環境がCloudera Managerに管理されていない場合は、1番目のDefaultOrderByLimitオプションを使用します。2番目のDefaultOrderByLimitのオプションは、Impalaデーモンを変更するための権限がない場合に使用します。
Cloudera Managerを使用することなくImpalaデーモンのデフォルトの問合せオプションを変更する
Cloudera Managerで管理されている環境を使用していて、必要になる権限を持っている場合は、Impalaデーモンを更新するための推奨方法であるDefaultOrderByLimit
を使用してください。「LIMIT句を含めるImpala 1.3xの構成」を参照してください。
Cloudera Managerで管理されていないImpala環境を使用している場合は、LIMIT
句の変更に役立つImpala製品のドキュメントを使用します。『CDH 5 Installation Guide』の、コマンドラインを使用したImpalaスタートアップ・オプションの構成に関する項を参照してください。
この方法を使用してLIMIT句を指定し、問合せにORDER BY句が含まれている場合、Impalaは最大2,000,000列を戻します。この制限を超過すると、Impalaは例外をスローします。
コマンドラインを使用したImpalaスタートアップ・オプションの構成に関する項のタスクのステップを完了した後、IMPALA_SERVER_ARGS
に次のエントリを追加します。
-default_query_options 'default_order_by_limit=2000000;abort_on_default_limit_exceeded=true'
odbc.ini Impala DSNエントリのDefaultOrderByLimitパラメータを変更する
先の2つの方法を使用してImpalaデーモンを変更する権限がない場合、この方法を使用してください。この方法を使用すると、Impalaにより、値が2,000,000列まで静的に切り詰められます。
問合せが戻す数を2,000,000列よりも大きく指定する場合、DefaultOrderByLimit
パラメータの値をそれよりも高く指定します。
Default Order By Limitは、Impalaサーバーのかわりにクライアント使用して指定することもできます。
BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/core
ディレクトリでodbc.ini
ファイルを開きます。DefaultOrderByLimit
パラメータを検索します。DefaultOrderByLimit=2000000
)。odbc.ini
ファイルを保存して閉じます。Apache Hiveデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバのファイルの名前は、libARhive28.soです。
「システム要件と動作保証」および「Oracle Business IntelligenceでのApache Hiveの使用上の制限」を参照してください。
mwhome\bi\common\ODBC\Merant\8.0.2\help
ディレクトリにある『Quick Start: Progress DataDirect for ODBC for Apache Hive Wire Protocol Driver for UNIX/Linux』を参照してください。
Oracle BI EEには、一部のデータ・ソース(すべてではない)用にUNIX ODBCドライバが付属しています。
TeradataおよびOracle TimesTen In-Memory Databaseなどのデータ・ソースでは、独自のODBCドライバをインストールし、obis.properties
ファイルおよびodbc.ini
ファイルを更新して、データ・ソースを構成する必要があります。
Teradataを使用している場合、「Teradataデータ・ソースに対する問合せのスプール領域エラーの回避」も参照してください。
「接続プールの作成または変更」を参照してください。
Oracle TimesTen In-Memory Databaseデータ・ソースを設定する前に、いくつかの前提条件タスクを実行する必要があります。
Oracle TimesTen In-Memory Databaseデータ・ソースを設定するには、まずTimesTenデータ・ソースの構成の説明に従って、TimesTenデータ・ソースを設定します。LinuxおよびUNIXシステムの場合の正しいステップを確認するには、ネイティブODBCドライバを使用したデータベース接続の構成を参照してください。
次に、TimesTenデータ・ソースでのシステム・メモリー・リソースの使用の向上で説明しているベスト・プラクティスを確認し、必要に応じてそれらを実装します。
最後に、OBIS1を起動するユーザーが、オペレーティング・システムのLD_LIBRARY_PATH
変数(HP-UXではSHLIB_PATH
、AIXではLIBPATH
)にTimesTen DLL ($TIMESTEN_HOME/lib)へのパスを設定していない場合、obis.properties
ファイルの変数としてTimesTen DLLパスを追加する必要があります。
Oracle BIサーバーをAIX UNIXプラットフォームで実行している場合、Oracle RPAS ODBCデータソースにアクセスできます。
このデータベース接続を構成するには、最初にodbc.ini
ファイルを更新して、Oracle RPAS ODBCデータ・ソースを構成します。次に、rdaadminツールを使用して、実行時に正規化されないようにディメンション表を定義します。
「Oracle RPASデータ・ソースの設定」を参照してください。
別のTelnetセッションとしてログオンします。
odbc.ini
ファイルを開きます。このファイルは次の場所にあります:
BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/core
RPASデータソースのセクションで、値を編集します。例:
[RPAS Sample]
Data Source Name=RPAS Sample
Driver=[client RPASClient/lib/raix/oaodbc.so
DriverUnicodeType=1
Description=OpenRDA DSN
指定するData Source Name
は、AIX UNIX上のOracle RPAS ODBCで正規化されないディメンション表の定義でDATABASE
に入力した値と一致する必要があります。前の例で示したように、DriverUnicodeType=1
という行を追加する必要があります。
Oracle BIサーバーは、Essbaseクライアント・ライブラリを使用して、Essbaseデータソースに接続します。
Essbaseクライアント・ライブラリは、デフォルトでOracle Business Intelligenceとともにインストールされます。Oracle BI EEの完全なインストールに対してEssbaseデータ・ソースのアクセスを有効化するために追加の構成は必要ありません。
HP-UX Itaniumシステムの場合は、次に示す追加の構成ステップを実行する必要があります。
IBM DB2 Connectは、自動接続解除のオプションを使用しているアプリケーションが中断要求を受信したときに、このオプションをサポートしません。
ネイティブ・データベースがDB2 Connectワークステーションを使用している場合、パラメータINTERRUPT_ENABLED
の設定を変更する必要があります。データベースまたはデータソースがz/OSプラットフォームまたはs/390プラットフォームを実行しているメインフレーム上のIBM DB2に存在する場合、Oracle Business Intelligenceコンピュータ上でこのパラメータを変更する必要があります。
注意:
IBM DB2を使用している場合、DB2 ConnectをOracle BIサーバーのコンピュータにインストールする必要があります。DB2 Connectのバージョンは、データソースとして構成された最新のDB2インスタンスと一致している必要があります。