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Oracle® Fusion Middleware Oracle Business Intelligence Enterprise Editionメタデータ・リポジトリ作成者ガイド
12c (12.2.1.3.0)
E90110-03
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16 LinuxおよびUNIXでのデータソースの設定

Linux上またはUNIX上でOracle BIサーバーを実行しているときに、Oracle Business Intelligenceとともに使用するデータ・ソースを設定する方法について説明します。

ほとんどのリポジトリ開発は、管理ツールがWindows上でのみ動作するため、Windowsで行われます。ただし、本番システムに移動すると、LinuxプラットフォームまたはUNIXプラットフォームでOracle BIサーバーを実行することを選択できます。

「システム要件と動作保証」を参照してください。

この章のトピックは、次のとおりです:

LinuxおよびUNIXでのデータソースの設定について

Linux上またはUNIX上でOracle BIサーバーを実行している場合、ほとんどのデータソース接続は問合せ専用アクセスです。

管理ツールは、オブジェクトのインポートに使用されます。これはWindows専用ツールです。インポート用のデータソース接続は、Windows上で設定する必要があります。

LinuxおよびUNIXの一部のデータソース接続は、ライトバック用データソース接続、使用状況トラッキング、Oracle Scorecardと戦略管理の注釈などの特別な機能に関する書込み操作をサポートします。

LinuxまたはUNIX上でOracle BIサーバーを実行していて、データベース・オブジェクト設定(データベース・タイプなど)または接続プール設定を更新する必要がある場合、リポジトリ・ファイルをWindowsコンピュータにコピーし、Windows上で管理ツールを使用して変更を行い、このリポジトリ・ファイルをLinuxまたはUNIXコンピュータにコピーして戻すことができます。

LinuxプラットフォームおよびUNIXプラットフォームには、次の3つのタイプのデータソース接続があります。

  • ネイティブ・データソース・ゲートウェイ接続(Oracle DatabaseのOCIやIBM DB2のDB2 CLIなど)

  • Oracle Business Intelligenceに付属のDataDirect Connect ODBCドライバを使用したODBC接続

  • 外部ドライバを使用したネイティブODBC接続(Teradataデータソース用など)

DataDirect Connect ODBC接続とネイティブODBC接続の両方を含む単一のリポジトリを持つことができます。ネイティブODBCドライバとDataDirect ODBCドライバを使用している場合、同一のDataDirect ODBCドライバ・マネージャでドライバを管理する必要があります。たとえば、Teradata ODBCドライバには、必要なODBCドライバ・マネージャが含まれています。Teradata ODBCドライバをOracle BI EEで使用する場合、Oracle BI EEに同梱されるDataDirect ODBCドライバ・マネージャで、そのドライバを管理します。

ネイティブ・ゲートウェイを使用したデータソース接続の設定

ネイティブ・ゲートウェイを使用したOracle DatabaseおよびDB2に対して構成する必要がある環境変数の設定について説明します。

Oracle Databaseの場合:

  • Oracle BIサーバーは、Oracle Call Interface (OCI)を使用してデータベースに接続します。OCIは、デフォルトでOracle BI EEとともにインストールされます。接続するには、バンドルされているバージョンを使用する必要があります。

  • tnsnames.oraファイルで、Oracle Databaseの別名(定義されたエントリ名)は、すべての物理Oracleデータベースのリポジトリ接続プールで使用されるデータ・ソース名と一致する必要があります。

    Oracle Databaseのデータ・ソースに接続するとき、接続文字列全体を含めることができます。または、tnsnames.oraファイルで定義されたネット・サービス名を使用できます。ネット・サービス名のみを入力するには、Oracle BIサーバーがそのエントリを特定できるように、Oracle BI EE環境の次の場所でtnsnames.oraファイルを設定する必要があります。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/core

  • obis.propertiesファイルを編集して、データベース・クライアント用に環境変数を設定します。

DB2の場合、次の作業を行う必要があります。

  • Oracle BIサーバーを実行しているコンピュータに適切なデータベース・クライアントをインストールし、obis.propertiesファイルを編集してこのデータベース・クライアント用に環境変数を設定します。

  • Windowsでは、DB2の環境変数をobis.propertiesファイルで設定できます。たとえば、DB2 CLIを構成する場合、obis.propertiesを変更してDB2実行可能ファイルのパスを含める必要があります。

  • クライアントがカタログ名でデータベースに接続するために、各データベースに関連付けるカタログを作成する必要があります。各データベースに関連付けるカタログを作成するには、次のコマンドを入力して実行します。

    db2 catalog tcpip node <DB2 database> remote <hostname> server <port number>;
    db2 catalog database <DB2 database> as <DB2 database> at node <DB2 database>;
    connect to <DB2 database> user db2admin using welcome1

例については、「Oracle DatabaseおよびDB2 (32ビット)用のobis.propertiesエントリのサンプル」を参照してください。

Oracle DatabaseおよびDB2 (32ビット)用のobis.propertiesエントリのサンプル

この例では、様々なプラットフォームにおけるOracle DatabaseおよびDB2のobis.propertiesのサンプル・エントリを示します。

ここで示したシェル・スクリプトの抜粋は単なる例で、特定のソフトウェア・プラットフォームに対する推奨ではありません。「システム要件と動作要件」 および「ネイティブ・ゲートウェイを使用したデータ・ソース接続の構成」を参照してください。

###############################################################
# Linux: Oracle BI 32 bit mode
################################################################
#set +u

# Oracle Parameters
#---------------------------
# Make sure that Oracle DB 32 bit Client is installed
#ORACLE_HOME=/export/home/oracle/12c
#export ORACLE_HOME
#TNS_ADMIN=$ORACLE_HOME/network/admin
#export TNS_ADMIN
#PATH=$ORACLE_HOME/bin:/opt/bin:$PATH
#export PATH
#LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib:$LD_LIBRARY_PATH
#export LD_LIBRARY_PATH

# If you have Linux 64 bit Platform, and would like to run Oracle BI 32 bit
# then you must install Oracle DB 64 bit client, and this client comes with 
# 32 bit libraries under $ORACLE_HOME/lib32. The LD_LIBRARY_PATH in this case
# shall be like this:
#LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib32:$LD_LIBRARY_PATH
#export LD_LIBRARY_PATH

# DB2 Parameters
DB2INSTANCE=db2user
IBM_DB_LIB=/scratch/db2user/sqllib/lib
IBM_DB_DIR=/scratch/db2user/sqllib
LD_LIBRARY_PATH=/scratch/db2user/sqllib/lib64:/scratch/db2user/sqllib/lib32
PATH=$PATH:/scratch/db2user/sqllib/bin:/scratch/db2user/sqllib/adm:/scratch/
db2user/sqllib/misc
DB2_HOME=/scratch/db2user/sqllib
IBM_DB_INCLUDE=/scratch/db2user/sqllib/include
DB2LIB=/scratch/db2user/sqllib/lib
###############################################################
# Solaris: Oracle BI 64 bit mode
###############################################################
#set +u
 
# Oracle Parameters
#---------------------------
# Make sure to install Oracle DB 64 bit Client
#ORACLE_HOME=/export/home/oracle/12c
#export ORACLE_HOME
#TNS_ADMIN=$ORACLE_HOME/network/admin
#export TNS_ADMIN
#PATH=$ORACLE_HOME/bin:/opt/bin:$PATH
#export PATH
#LD_LIBRARY_PATH_64=$ORACLE_HOME/lib:$LD_LIBRARY_PATH_64:/opt/j2se/jre/lib/sparc
#export LD_LIBRARY_PATH_64
#---------------------------
 
# DB2 Parameters
DB2INSTANCE=db2user
IBM_DB_LIB=/scratch/db2user/sqllib/lib
IBM_DB_DIR=/scratch/db2user/sqllib
LD_LIBRARY_PATH=/scratch/db2user/sqllib/lib64:/scratch/db2user/sqllib/lib32
PATH=$PATH:/scratch/db2user/sqllib/bin:/scratch/db2user/sqllib/adm:/scratch/
db2user/sqllib/misc
DB2_HOME=/scratch/db2user/sqllib
IBM_DB_INCLUDE=/scratch/db2user/sqllib/include
DB2LIB=/scratch/db2user/sqllib/lib
###############################################################
# HPUX Itanium: Oracle BI 64 bit mode
###############################################################
#set +u
 
# Oracle Parameters
#---------------------------
#ORACLE_HOME=/export/home/oracle12c
#export ORACLE_HOME
#TNS_ADMIN=$ORACLE_HOME/network/admin
#export TNS_ADMIN
#PATH=$ORACLE_HOME/bin:/opt/bin:$PATH
#export PATH
#SHLIB_PATH=$ORACLE_HOME/lib:$SHLIB_PATH:/opt/j2se/jre/lib/hp700
#export SHLIB_PATH
#---------------------------
 
# DB2 Parameters
#---------------------------
#DB2INSTANCE=db2user
IBM_DB_LIB=/scratch/db2user/sqllib/lib
IBM_DB_DIR=/scratch/db2user/sqllib
LD_LIBRARY_PATH=/scratch/db2user/sqllib/lib64:/scratch/db2user/sqllib/lib32
PATH=$PATH:/scratch/db2user/sqllib/bin:/scratch/db2user/sqllib/adm:/scratch/
db2user/sqllib/misc
DB2_HOME=/scratch/db2user/sqllib
IBM_DB_INCLUDE=/scratch/db2user/sqllib/include
DB2LIB=/scratch/db2user/sqllib/lib

###############################################################
# AIX: Oracle BI 64 bit mode
###############################################################
#set +u
 
# Oracle Parameters
#---------------------------
#ORACLE_HOME=/export/home/oracle/12c
#export ORACLE_HOME
#TNS_ADMIN=$ORACLE_HOME/network/admin
#export TNS_ADMIN
#PATH=$ORACLE_HOME/bin:/opt/bin:$PATH
#export PATH
#LIBPATH=$ORACLE_HOME/lib:$LIBPATH:/opt/j2se/jre/lib/sparc
#export LIBPATH
#---------------------------
 
# DB2 Parameters
DB2INSTANCE=db2user
IBM_DB_LIB=/scratch/db2user/sqllib/lib
IBM_DB_DIR=/scratch/db2user/sqllib
LD_LIBRARY_PATH=/scratch/db2user/sqllib/lib64:/scratch/db2user/sqllib/lib32
PATH=$PATH:/scratch/db2user/sqllib/bin:/scratch/db2user/sqllib/adm:/scratch/
db2user/sqllib/misc
DB2_HOME=/scratch/db2user/sqllib
IBM_DB_INCLUDE=/scratch/db2user/sqllib/include
DB2LIB=/scratch/db2user/sqllib/lib

ネイティブ・ゲートウェイを使用したデータソース接続の構成

ネイティブ・ゲートウェイを使用して、Oracle DatabaseとDB2の両方に接続できます(それぞれOCIおよびDB2 CLIを使用)。

  1. 次の場所にあるobis.propertiesファイルを開きます。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/obis

  2. 選択したデータベース・クライアントに適した環境変数設定を含めます。32ビット・データベースを使用しているか、64ビット・データベースを使用しているかに応じて、適切なライブラリを指します。
    DB2INSTANCE=db2user
    IBM_DB_LIB=/scratch/db2user/sqllib/lib
    IBM_DB_DIR=/scratch/db2user/sqllib
    LD_LIBRARY_PATH=/scratch/db2user/sqllib/lib64:/scratch/db2user/sqllib/lib32
    PATH=$PATH:/scratch/db2user/sqllib/bin:/scratch/db2user/sqllib/adm:/scratch/db2user/sqllib/misc
    DB2_HOME=/scratch/db2user/sqllib
    IBM_DB_INCLUDE=/scratch/db2user/sqllib/include
    DB2LIB=/scratch/db2user/sqllib/lib
    
  3. ファイルを保存して閉じます。
  4. OBIS1を再起動します。

ネイティブ・データベースの行件数の更新について

「行数の更新」機能を使用可能な場合について学習します。

次が当てはまる場合に適用されます。

  • オフライン・モードで管理ツール「行数の更新」を使用している。

  • 異機種環境を実行している(たとえば、UNIXでOracle BIサーバーを実行しているが、リモート管理者はWindowsコンピュータで管理ツールを実行している場合)。

オフライン・モードでUpdate Rowcount機能を使用している場合、管理ツールは、クライアント・コンピュータでサーバー・データ・ソースではなくローカル・データ・ソース接続定義を使用します。Oracle DatabaseクライアントまたはDB2クライアントは、管理ツールを実行しているWindowsコンピュータで構成して、次の条件を満たす必要があります。

  • データ・ソースが、UNIXサーバー上のOracle BIのobis.propertiesファイルで特定される同じデータベースを指しています。

  • ローカル・データ・ソースの名前が、Oracle BIのリポジトリ(.rpd)ファイルの物理レイヤーにある「接続プール」オブジェクトで定義されたデータ・ソースの名前とも一致します。

前述の条件が該当せず、サーバー・データ・ソースとクライアント・データ・ソースが別のデータベースを指している場合、誤って更新された行件数または正しくない結果が表示されます。

OCI接続のトラブルシューティング

OCIを使用したOracle Databaseへの接続で問題が発生する場合がある複数の理由があります。

次の条件が満たされていることを確認してください。

  • Oracle BIサーバーを実行しているコンピュータは、Oracle Call Interface (OCI)を使用してデータベースに接続する必要があります。

  • リポジトリ接続プールで接続文字列全体を使用しないことを選択した場合、有効なtnsnames.oraファイルがOracle Business Intelligence環境内の次の場所に設定されていて、Oracle BIサーバーがエントリを検索できるようにする必要があります。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/core

  • リポジトリ接続プールで接続文字列全体を使用しないことを選択した場合、tnsnames.oraファイルのネット・サービス名が接続プールで使用されるデータ・ソース名と一致することを確認します。

    たとえば、tnsnames.oraエントリの次の例では、対応するOracle BI EEリポジトリ接続プールのデータ・ソース名はITQA2です。

    ITQA2 =
       (DESCRIPTION =
          (ADDRESS_LIST =
             (ADDRESS = (PROTOCOL = TCP)(HOST = ITQALAB2)(PORT = 1521))
       (CONNECT_DATA =
          (SERVICE_NAME = ITQALAB2.corp)
          )
       )
    

次の手順では、Oracle tnsnames.ora設定に対してリポジトリ・データベースおよび接続プール設定を確認する方法を示します。

  1. 管理ツールでリポジトリを開きます。
  2. 「物理」レイヤーで、確認するデータベースをダブルクリックして、「データベース」ダイアログを表示します。
  3. 「一般」タブの「データ・ソース定義: データベース」フィールドで、適切なOracle Databaseバージョンが選択されていることを確認します。次に、「OK」をクリックします。
  4. このデータソースの「接続プール」ダイアログを開きます。物理レイヤーでデータベース・オブジェクトを開いて、「接続プール」オブジェクトを表示する必要がある場合があります。
  5. 「接続プール」ダイアログで、次の項目が該当していることを確認します。
    • 呼出しインタフェース」フィールドに、使用しているOracle Databaseのリリースに関して適切な値が表示されています。

    • データ・ソース名」フィールドに、tnsnames.oraエントリで定義したOracle Databaseのネット・サービス名が表示されています。

    • ユーザー名フィールドおよび「パスワード」フィールドに正しい値が入っています。

    必要に応じて値を変更し、「OK」をクリックします。

  6. Oracle Business Intelligence環境で、次のディレクトリにあるtnsnames.oraファイルを開きます。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/core

  7. 次の特性を持つ有効なネット・サービス名が存在することを確認します。
    • データソース名の接続プール設定と一致している

    • 対象のOracle物理データベースを指定しています。

LinuxおよびUNIXでのDataDirect Connect ODBCドライバの使用

Oracle Business Intelligenceでは、Microsoft SQL Server、Sybase ASE、Informix、HiveおよびImpalaの各データベースへの接続性の確保のために、Linuxオペレーティング・システムおよびUNIXオペレーティング・システム用にDataDirect Connect ODBCドライバおよびドライバ・マネージャが提供されます。

DataDirectドライバは、Oracle Business Intelligenceのインストールのプロセスでインストールされます。DataDirect Connect ODBCドライバは、MW_HOME/bi/modules/oracle.bi.datadirect.odbc/7.1.6/libディレクトリにあります。

DataDirect Connect ODBCドライバを設定するために、ODBCINI環境変数を設定する必要はありません。この変数は、インストール中に自動的に設定されます。

「システム要件と動作要件」を参照してください。

注意:

Amazon Redshiftデータ・ソースもサポートされています。Amazon Webサービスから使用可能なAmazon Redshift ODBCドライバを使用する必要があります。その他のデータ・ソース用にドキュメント化されているステップを使用して、Amazon Redshiftデータ・ソースを構成します。

DataDirectを使用するためのOracle Business Intelligenceの構成

Oracle Business Intelligenceをインストールするとき、必要なDataDirect 7.1.6ドライバがインストールされ、自動的に構成されます。

obis.propertiesおよびodbc.iniファイルのデフォルト設定を定義できます。

既存のデータベース構成を変更して、DataDirectドライバを使用する必要があります。既存のデータベース構成の変更の詳細は、次の手順を参照してください。

Oracle Essbaseのための追加のDataDirect構成

Essbaseデータ・ソースに接続するDataDirectの構成を変更します。

Essbaseとともに使用するDataDirect 7.1.6ドライバ・ファイルの名前は、essbase.cfgです。

  1. 次の場所からessbase.cfgを開いて編集します。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/biconfig/essbase

  2. 構成ファイルで、BPM_ORACLE_DriverDescriptor要素を見つけて、値を"DataDirect 7.1.6 Oracle Wire Protocol"に変更します。
  3. Fusion Middleware Controlを使用してEssbaseを再起動します。

Microsoft SQL ServerデータベースのためのDataDirect Connect ODBCドライバの構成

Microsoft SQL Serverデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバ・ファイルの名前は、ARsqls27.soです。

サポートされるMicrosoft SQL Serverのバージョンは、システム要件と動作要件を参照してください。

  1. 次の場所にあるobis.propertiesファイルを開きます。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/OBIS

  2. LD_LIBRARY_PATH変数を見つけて、次の情報を使用します。
    • Solaris、LinuxおよびHP-UXの場合は、ライブラリ・パス変数はLD_LIBRARY_PATHです。

    • AIXの場合は、ライブラリ・パス変数はLIBPATHです。

    たとえば、Linux上のドライバにライブラリ・パス変数を設定するには、次のようにします。

    LD_LIBRARY_PATH=$MW_HOME/bi/bifoundation/server/bin,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/web/bin,
    $MW_HOME/clients/epm/Essbase/EssbaseRTC/bin,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/odbc/lib,
    $ORACLE_INSTANCE,
    $MW_HOME/lib
    
  3. 必要に応じ、DataDirectドライバのパスが含まれるようにLD_LIBRARY_PATH変数を更新します。

    Linuxのドライバの変数を更新するには、次の例を確認します。

    LD_LIBRARY_PATH=$MW_HOME/bi/modules/oracle.bi.datadirect.odbc/7.1.6/lib,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/server/bin,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/web/bin,
    $MW_HOME/bi/clients/epm/Essbase/EssbaseRTC/bin,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/odbc/lib,
    $ORACLE_INSTANCE,
    $MW_HOME/lib
    
  4. obis.propertiesPATH変数を検索して、必要に応じてDataDirectドライバ・パスを含めます。
  5. ファイルを保存して閉じます。
  6. 次のディレクトリにあるodbcinst.iniおよびodbc.iniファイルを開きます。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/core

  7. データベースのエントリを作成します。

    リポジトリで定義した接続プールに指定されているデータ・ソース名と同じODBC接続名を使用します。DriverパラメータをMicrosoft SQL Server用のDataDirect Connectドライバのファイル名と場所に設定します。次の例では、DriverパラメータはDataDirect Connectドライバに設定されており、データ・ソース名はSQLSERVER_DBです。

    [SQLSERVER_DB]
    Driver=/MW_HOME/bi/modules/oracle.bi.datadirect.odbc/7.1.6/lib/ARsqls27.so
    Description=DataDirect 7.1 SQL Server Wire Protocol
    Address=slc10noq.us.oracle.com\MSSQLSERVER16
    Port=61045
    AlternateServers=
    AnsiNPW=Yes
    ConnectionRetryCount=0
    ConnectionRetryDelay=3
    Database=Northwindcr
    LoadBalancing=0
    LogonID=sa
    Password=admin1-2
    QuotedId=Yes
    SnapshotSerializable=0
    ReportCodePageConversionErrors=
    
  8. odbcinst.iniおよびodbc.iniファイルを保存して閉じます。

MySQLデータベースのためのDataDirect Connect ODBCドライバの構成

MySQLデータベースに接続するには、次のステップを使用します。

MySQLデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバ・ファイルの名前は、ARmysql27.soです。「システム要件と動作保証」を参照してください。

  1. 次の場所にあるobis.propertiesファイルを開きます。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/OBIS

  2. LD_LIBRARY_PATH変数を検索します。次を使用します。
    • Solaris、LinuxおよびHP-UXの場合は、ライブラリ・パス変数はLD_LIBRARY_PATHです。

    • AIXの場合は、ライブラリ・パス変数はLIBPATHです。

    たとえば、Linux上のドライバにライブラリ・パス変数を設定するには、次のようにします。

    LD_LIBRARY_PATH=$MW_HOME/bi/bifoundation/server/bin,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/web/bin,
    $MW_HOME/clients/epm/Essbase/EssbaseRTC/bin,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/odbc/lib,
    $ORACLE_INSTANCE,
    $MW_HOME/lib
    
  3. 必要に応じ、DataDirectドライバのパスが含まれるようにLD_LIBRARY_PATH変数を更新します。たとえば、Linux上のドライバの変数を更新するには、次のようにします。
    LD_LIBRARY_PATH=$MW_HOME/bi/modules/oracle.bi.datadirect.odbc/7.1.6/lib,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/server/bin,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/web/bin,
    $MW_HOME/clients/epm/Essbase/EssbaseRTC/bin,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/odbc/lib,
    $ORACLE_INSTANCE
    $ORACLE_HOME/lib:$MW_HOME/lib
    
  4. obis.propertiesPATH変数を検索し、必要に応じ、DataDirectドライバ・パスを含めます。
  5. ファイルを保存して閉じます。
  6. odbc.iniファイルを開きます。このファイルは次の場所にあります:

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/core

  7. データベースのエントリを作成します。

    リポジトリで定義した接続プールに指定されているデータ・ソース名と同じODBC接続名を使用します。

    DriverパラメータをMySQLデータベース用のDataDirect Connectドライバのファイル名および場所に設定します。NetworkAddressには、IPアドレスまたは完全修飾ホスト名およびポート番号を使用します。

    次の例では、DriverパラメータはDataDirect Connectドライバに設定されており、データソース名はMySQL_DBです。

    [MYSQL_DB]
    Driver=/scratch/aime1/work/mw3108/bi/modules/oracle.bi.datadirect.odbc/7.1.6
    Description=DataDirect 7.1.6 MySQL Wire Protocol
    ApplicationUsingThreads=1
    ConnectionRetryCount=0
    ConnectionRetryDelay=3
    Database=default
    DefaultLongDataBuffLen=1024
    EnableDescribeParam=0
    HostName=localhost
    InteractiveClient=0
    LoadBalancing=0
    LogonID=my_id
    Password=my_password
    PortNumber=1526
    ReportCodepageConversionErrors=0
    TreatBinaryAsChar=0
    
  8. odbc.iniファイルを保存して閉じます。

Sybase ASEデータベースのためのDataDirect Connect ODBCドライバの構成

Sybase ASEデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバのファイル名は、ARase27.soです。

サポートされるSybase ASEのバージョンの詳細は、「システム要件と動作要件」を参照してください。

  1. 次の場所にあるobis.propertiesファイルを開きます。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/OBIS

  2. LD_LIBRARY_PATH変数を見つけて、次の情報を使用します。
    • Solaris、LinuxおよびHP-UXの場合は、ライブラリ・パス変数はLD_LIBRARY_PATHです。

    • AIXの場合は、ライブラリ・パス変数はLIBPATHです。

    たとえば、Linux上のドライバにライブラリ・パス変数を設定するには、次のようにします。

    LD_LIBRARY_PATH=$MW_HOME/bi/bifoundation/server/bin,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/web/bin, 
    $MW_HOME/clients/epm/Essbase/EssbaseRTC/bin,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/odbc/lib,
    $ORACLE_INSTANCE$:$MW_HOME/lib
    
  3. 必要に応じ、DataDirectドライバのパスが含まれるようにLD_LIBRARY_PATH変数を更新します。

    Linuxのドライバの変数を更新するには、次の例を確認します。

    LD_LIBRARY_PATH=$MW_HOME/bi/modules/oracle.bi.datadirect.odbc/7.1.6/lib,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/server/bin,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/web/bin,
    $MW_HOME/clients/epm/Essbase/EssbaseRTC/bin,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/odbc/lib,$ORACLE_INSTANCE$:$MW/lib
    
  4. PATH変数を見つけて、必要に応じてDataDirectドライバ・パスを含めます。
  5. ファイルを保存して閉じます。
  6. 次の場所にあるodbc.iniファイルを開きます。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/core

  7. データベースのエントリを作成します。

    リポジトリで定義した接続プールに指定されているデータ・ソース名と同じODBC接続名を使用します。

    DriverパラメータをSybase ASEデータベース用のDataDirect Connectドライバのファイル名および場所に設定します。NetworkAddressには、IPアドレスまたは完全修飾ホスト名およびポート番号を指定します。

    次の例は、DataDirect Connectドライバに設定されたDriverパラメータと、データ・ソース名としてSybaseASE_DBを示しています。

    [SybaseASE_DB]
    Driver=/scratch/aime1/work/mw3108/bi/modules/oracle.bi.datadirect.odbc/7.1.6
    Description=DataDirect 7.1 Sybase Wire Protocol
    AlternateServers=
    ApplicationName=
    ApplicationUsingThreads=1
    ArraySize=50
    AuthenticationMethod=0
    Charset=
    ConnectionRetryCount=0
    ConnectionRetryDelay=3
    CursorCacheSize=1
    Database=Paint
    DefaultLongDataBuffLen=1024
    EnableDescribeParam=0
    EnableQuotedIdentifiers=0
    EncryptionMethod=0
    GSSClient=native
    HostNameInCertificate=
    InitializationString=
    Language=
    LoadBalancing=0
    LogonID=my_id
    NetworkAddress=111.111.111.111,5005
    OptimizePrepare=1
    PacketSize=0
    Password=
    RaiseErrorPositionBehavior=0
    ReportCodePageConversionErrors=0
    SelectMethod=0
    ServicePrincipalName=
    TruncateTimeTypeFractions=0
    TrustStore=
    TrustStorePassword=
    ValidateServerCertificate=1
    WorkStationID=
    
  8. odbc.iniファイルを保存して閉じます。

InformixデータベースのためのDataDirect Connect ODBCドライバの構成

Informixデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバ・ファイルを構成するには、次のステップを使用します。使用するファイルはARifcl27.soです。

サポートされるInformixのバージョンは、「システム要件と動作要件」を参照してください。

  1. 次の場所にあるobis.propertiesファイルを開きます。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/OBIS

  2. LD_LIBRARY_PATH変数を見つけて、次の情報を使用します。
    • Solaris、LinuxおよびHP-UXの場合は、ライブラリ・パス変数はLD_LIBRARY_PATHです。

    • AIXの場合は、ライブラリ・パス変数はLIBPATHです。

    たとえば、Linux上のドライバにライブラリ・パス変数を設定するには、次のようにします。

    LD_LIBRARY_PATH=$MW_HOME/bi/bifoundation/server/bin,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/web/bin,
    $MW_HOME/clients/epm/Essbase/EssbaseRTC/bin,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/odbc/lib,
    $ORACLE_INSTANCE$:$MW_HOME/lib
    
  3. 必要に応じ、DataDirectドライバのパスが含まれるようにLD_LIBRARY_PATH変数を更新します。

    Linuxのドライバの変数を更新するには、次の例を確認します。

    LD_LIBRARY_PATH=$MW_HOME/bi/modules/oracle.bi.datadirect.odbc/7.1.6/lib
    $MW_HOME/bi/bifoundation/server/bin,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/web/bin,
    $MW_HOME/clients/epm/Essbase/EssbaseRTC/bin,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/odbc/lib,
    $MW_INSTANCE$:$MW_HOME/lib
    
  4. obis.propertiesでPATH変数を検索し、必要に応じ、DataDirectドライバ・パスを含めます。
  5. ファイルを保存して閉じます。
  6. 次の場所にあるodbc.iniファイルを開きます。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/core

  7. データベースのエントリを作成します。

    リポジトリで定義した接続プールに指定されているデータ・ソース名と同じODBC接続名を使用する必要があります。

    DriverパラメータをInformix用のDataDirect Connectドライバのファイル名および場所に設定します。HostNameパラメータ(完全修飾ホスト名またはIPアドレスを使用可能)とPortNumberパラメータを指定する必要があります。

    次の例では、DriverパラメータはDataDirect Connectドライバに設定されており、データソース名はInformix_DBです。

    [Informix_DB]
    Driver=/scratch/aime1/work/mw3108/bi/modules/oracle.bi.datadirect.odbc/7.1.6
    Description=DataDirect Informix Wire Protocol
    AlternateServers=
    ApplicationUsingThreads=1
    CancelDetectInterval=0
    ConnectionRetryCount=0
    ConnectionRetryDelay=3
    Database=
    HostName=111.111.111.111
    LoadBalancing=0
    LogonID=informix
    Password=mypassword
    PortNumber=1526
    ReportCodePageConversionErrors=0
    ServerName=
    TrimBlankFromIndexName=1
    
  8. odbc.iniファイルを保存して閉じます。

Cloudera ImpalaデータベースのためのDataDirect Connect ODBCドライバの構成

Cloudera Impalaデータベースに接続するためのDataDirect ODBCドライバ・ファイルの名前は、ARimpala27.soです。

サポートされるCloudera Impalaのバージョンは「システム要件と動作要件」および「LIMIT句を含めるImpala 1.3.xの構成」参照してください。

  1. 次の場所にあるobis.propertiesファイルを開きます。
    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/OBIS
  2. LD_LIBRARY_PATH変数を検索します。
    ライブラリ・パス変数は、次のようになります。
    • Solaris、Linux、およびHP-UXの場合: LD_LIBRARY_PATH

    • AIXの場合: LIBPATH

    たとえば、Linux上のドライバ用にライブラリ・パス変数を設定する場合は次のようにします。

    LD_LIBRARY_PATH=$MW_HOME/bi/bifoundation/server/bin,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/web/bin,
    $MW_HOME/clients/epm/Essbase/EssbaseRTC/bin,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/odbc/lib,
    $ORACLE_INSTANCE,
    $MW_HOME/lib
  3. 必要に応じ、DataDirectドライバのパスが含まれるようにLD_LIBRARY_PATH変数を更新します。
    たとえば、Linux上のドライバの変数を更新するには、次のようにします。

    LD_LIBRARY_PATH=$MW_HOME/bi/modules/oracle.bi.datadirect.odbc/7.1.6/lib,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/server/bin,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/web/bin,
    $MW_HOME/clients/epm/Essbase/EssbaseRTC/bin,
    $MW_HOME/bi/bifoundation/odbc/lib,
    $ORACLE_INSTANCE,
    $MW_HOME/lib
    
  4. obis.propertiesPATH変数を検索して、必要に応じてDataDirectドライバ・パスを含めます。
  5. ファイルを保存して閉じます。
  6. odbc.iniファイルを開きます。このファイルは、次の場所にあります。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/core

  7. データベースのエントリを作成し、HostNameパラメータを指定します。

    HostNameパラメータとしての完全修飾ホスト名またはIPアドレスと、PortNumberパラメータを使用できます。

    • ODBC接続名は、リポジトリで定義した接続プールに指定されているデータ・ソース名と同じにします。

    • Driverパラメータは、Cloudera Impala用のDataDirect Connectドライバのファイル・パスに設定します。

    • HostNameパラメータは完全修飾ホスト名を使用するか、HostNameパラメータとしてのIPアドレスとPortNumberを使用します。

    次の例は、DataDirect Connectドライバに設定されたDriverパラメータと、Impala_DBデータ・ソース名を示しています。

    [Impala_DB]
    Driver=/scratch/aime1/work/mw3108/bi/modules/oracle.bi.datadirect.odbc/7.1.6/ARimpala27.so
    Description=Oracle 7.1 Cloudera Impala Wire Protocol
    ArraySize=16384
    Database=default
    DefaultLongDataBuffLen=1024
    DefaultOrderByLimit=-1
    EnableDescribeParam=0
    HostName=localhost
    LoginTimeout=30
    MaxVarcharSize=2000
    PortNumber=21050
    RemoveColumnQualifiers=0
    StringDescribeType=12
    TransactionMode=0
    UseCurrentSchema=0
    WireProtocolVersion=2
    
  8. odbc.iniファイルを保存して閉じます。
    Impala 1.3.xを使用している場合は、LIMIT句セクションを含めた構成が必要になります。Impala 1.4 (CDH 5.1)以上を使用している場合、追加のステップをスキップできます。

LIMIT句を含めるImpala 1.3.xの構成

Impala 1.3.xでは、ORDER BY句のある問合せにLIMIT句が含まれている必要があります。

この句を構成で指定する方法は3つあります。Impalaデーモンのデフォルトの問合せオプションを変更する方法の使用をお薦めします。2番目と3番目の方法については、「Impala DefaultOrderByLimitを変更する代替方法」を参照してください。

次のいずれかの方法で制限したデフォルトの順番を指定すると、句によってORDERのある問合せに対して最大2,000,000列が戻ります。

Impalaデーモンのデフォルトの問合せオプションを変更する方法を使用してLIMIT句を指定したときに、問合せにORDER BY句が含まれていると、Impalaは最大2,000,000列を戻します。この制限を超過すると、Impalaは例外をスローします。

問合せが2,000,000列を超える場合のために、default_order_by_limit値を高く指定します。

Default Order By Limitは、Impalaサーバーのかわりにクライアント使用して指定することもできます。

先の方法を使用してImpalaデーモンを変更する権限がない場合、この方法を使用してください。この方法を使用すると、Impalaにより、値が2,000,000列まで静的に切り詰められます。

  1. Cloudera Managerのホーム・ページに移動し、Impalaサービスをクリックします。
  2. 「Impalaサービス」ページで、「構成」をクリックして、「表示と編集」を選択します。
  3. 「構成」ページで、「Impalaデーモンのデフォルトのグループ」を選択します。
  4. Impala Daemon Query Options Advanced (default_query_optionsとも呼ばれます)を検索し、次のエントリを追加します。
    default_order_by_limit=2000000
    abort_on_default_limit_exceeded=true
  5. 「変更の保存」をクリックします。
  6. Cloudera Managerのホーム・ページで、Impalaサービスを再起動します。

Impala DefaultOrderByLimitを変更する代替方法

Impala環境がCloudera Managerに管理されていない場合は、1番目のDefaultOrderByLimitオプションを使用します。2番目のDefaultOrderByLimitのオプションは、Impalaデーモンを変更するための権限がない場合に使用します。

Cloudera Managerを使用することなくImpalaデーモンのデフォルトの問合せオプションを変更する

Cloudera Managerで管理されている環境を使用していて、必要になる権限を持っている場合は、Impalaデーモンを更新するための推奨方法であるDefaultOrderByLimitを使用してください。「LIMIT句を含めるImpala 1.3xの構成」を参照してください。

Cloudera Managerで管理されていないImpala環境を使用している場合は、LIMIT句の変更に役立つImpala製品のドキュメントを使用します。『CDH 5 Installation Guide』の、コマンドラインを使用したImpalaスタートアップ・オプションの構成に関する項を参照してください。

この方法を使用してLIMIT句を指定し、問合せにORDER BY句が含まれている場合、Impalaは最大2,000,000列を戻します。この制限を超過すると、Impalaは例外をスローします。

  • コマンドラインを使用したImpalaスタートアップ・オプションの構成に関する項のタスクのステップを完了した後、IMPALA_SERVER_ARGSに次のエントリを追加します。

    -default_query_options 'default_order_by_limit=2000000;abort_on_default_limit_exceeded=true'
    

odbc.ini Impala DSNエントリのDefaultOrderByLimitパラメータを変更する

先の2つの方法を使用してImpalaデーモンを変更する権限がない場合、この方法を使用してください。この方法を使用すると、Impalaにより、値が2,000,000列まで静的に切り詰められます。

問合せが戻す数を2,000,000列よりも大きく指定する場合、DefaultOrderByLimitパラメータの値をそれよりも高く指定します。

Default Order By Limitは、Impalaサーバーのかわりにクライアント使用して指定することもできます。

  1. BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/coreディレクトリでodbc.iniファイルを開きます。
  2. Impala_DBデータベース・エントリを検索し、DefaultOrderByLimitパラメータを検索します。
  3. 値を2000000に更新します(例: DefaultOrderByLimit=2000000)。
  4. odbc.iniファイルを保存して閉じます。

Apache HiveデータベースのためのDataDirect Connect ODBCドライバの構成

Apache Hiveデータベースに接続するDataDirect ODBCドライバのファイルの名前は、libARhive28.soです。

「システム要件と動作保証」および「Oracle Business IntelligenceでのApache Hiveの使用上の制限」を参照してください。

mwhome\bi\common\ODBC\Merant\8.0.2\helpディレクトリにある『Quick Start: Progress DataDirect for ODBC for Apache Hive Wire Protocol Driver for UNIX/Linux』を参照してください。

  1. 次の場所にあるobis.propertiesファイルを開きます。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/obis

  2. LD_LIBRARY_PATH変数を見つけて、次の情報を使用します。
    • Solaris、LinuxおよびHP-UXの場合は、ライブラリ・パス変数はLD_LIBRARY_PATHです。

    • AIXの場合は、ライブラリ・パス変数はLIBPATHです。

    たとえば、Linux上のドライバにライブラリ・パス変数を設定するには、次のようにします。

    LD_LIBRARY_PATH=$MW_HOME/bi/bifoundation/server/bin,
    $ORACLE_HOME/bi/bifoundation/web/bin,
    $ORACLE_HOME/clients/epm/Essbase/EssbaseRTC/bin,
    $ORACLE_HOME/bi/bifoundation/odbc/lib,
    $ORACLE_INSTANCE,
    $ORACLE_HOME/lib
    
  3. 必要に応じ、DataDirectドライバのパスが含まれるようにLD_LIBRARY_PATH変数を更新します。

    Linuxのドライバの変数を更新するには、次の例を確認します。

    LD_LIBRARY_PATH=$bi/modules/oracle.bi.datadirect.odbc/8.0.2/lib,
    $ORACLE_HOME/bi/bifoundation/server/bin,
    $ORACLE_HOME/bi/bifoundation/web/bin,
    $ORACLE_HOME/clients/epm/Essbase/EssbaseRTC/bin,
    $ORACLE_HOME/bi/bifoundation/odbc/lib,
    $ORACLE_INSTANCE,
    $ORACLE_HOME/lib
    
  4. obis.propertiesPATH変数を検索し、必要に応じ、DataDirectドライバ・パスを含めます。
  5. DataDirectドライバを指すには、LD_LIBRARY_PATH変数の上または下のどちらかに、HADOOP_DLL変数を作成します。

    例:

    HADOOP_DLL=MW_HOME/bi/modules/oracle.bi.datadirect.odbc/8.0.2/lib/ARhive28.so

  6. ファイルを保存して閉じます。
  7. 次の場所にあるodbc.iniファイルを開きます。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/core

  8. ODBC接続名がリポジトリで定義した接続プールに指定されているデータソース名と同じになるように、データベースにエントリを作成します。

    DriverパラメータをHive用のDataDirect Connectドライバのファイル名および場所に設定します。HostNameパラメータを指定する必要があります。完全修飾ホスト名またはIPアドレスおよびPortNumberパラメータを使用できます。

    次の例では、DriverパラメータはDataDirect Connectドライバに設定されており、データ・ソース名はHiveです。

    [Hive] 
    Driver=MW_HOME/bi/modules/oracle.bi.datadirect.odbc/8.0.2/lib
    Description=Oracle 8.0 Apache Hive Wire Protocol
    ArraySize=16384
    Database=default
    DefaultLongDataBuffLen=1024
    EnableDescribeParam=0
    HostName=localhost
    LoginTimeout=30
    MaxVarcharSize=2000
    PortNumber=10000
    RemoveColumnQualifiers=0
    StringDescribeType=12
    TransactionMode=0
    UseCurrentSchema=0
    
  9. odbc.iniファイルを保存して閉じます。
  10. OBIS1を再起動します。

ネイティブODBCドライバを使用したデータベース接続の構成

Oracle BI EEには、一部のデータ・ソース(すべてではない)用にUNIX ODBCドライバが付属しています。

TeradataおよびOracle TimesTen In-Memory Databaseなどのデータ・ソースでは、独自のODBCドライバをインストールし、obis.propertiesファイルおよびodbc.iniファイルを更新して、データ・ソースを構成する必要があります。

Teradataを使用している場合、「Teradataデータ・ソースに対する問合せのスプール領域エラーの回避」も参照してください。

「接続プールの作成または変更」を参照してください。

  1. 次の場所にあるobis.propertiesファイルを開きます。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/obis

  2. LD_LIBRARY_PATH変数を見つけて、次の情報を使用します。
    • Solaris、LinuxおよびHP-UXの場合は、ライブラリ・パス変数はLD_LIBRARY_PATHです。

    • AIXの場合は、ライブラリ・パス変数はLIBPATHです。

    たとえば、Linux上のドライバにライブラリ・パス変数を設定するには、次のようにします。

    LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/opt/teradata/client/15.10/odbc_64/lib,
    $ORACLE_HOME/bi/bifoundation/web/bin,
    $ORACLE_HOME/clients/epm/Essbase/EssbaseRTC/bin,
    $ORACLE_HOME/bi/bifoundation/odbc/lib,
    $ORACLE_INSTANCE,
    $ORACLE_HOME/lib 
    
  3. 必要に応じ、ドライバのパスが含まれるようにLD_LIBRARY_PATH変数を更新します。

    Linuxのドライバの変数を更新するには、次の例を確認します。

    LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/opt/teradata/client/15.10/odbc_64/lib,
    $ORACLE_HOME/bi/bifoundation/server/bin,
    $ORACLE_HOME/bi/bifoundation/web/bin,
    $ORACLE_HOME/clients/epm/Essbase/EssbaseRTC/bin,
    $ORACLE_HOME/bi/bifoundation/odbc/lib,
    $ORACLE_INSTANCE,
    $ORACLE_HOME/lib
    
  4. obis.propertiesPATH変数を検索し、必要に応じ、DataDirectドライバ・パスを含めます。
  5. ファイルを保存して閉じます。
  6. odbc.iniファイルを開きます。このファイルは次の場所にあります:

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/core

  7. ODBC接続名がリポジトリで定義した接続プールに指定されているデータソース名と同じになるように、データベースにエントリを作成します。

    DriverパラメータをデータベースのネイティブODBCドライバのファイル名および場所に設定します。ファイル名には、オペレーティング・システムに適したライブラリ接尾辞を付けます(たとえば、SolarisおよびAIXには.so、HP-UXには.slを付けます)。

    次の例では、LinuxでのTeradataデータソースの詳細を示します。データソース名はTera_Northwindです。

    [Tera_Northwind]
    Driver=/opt/teradata/client/15.10/odbc_64/lib/tdata.so
    Description=NCR 3600 running Teradata V2R6.2
    DBCName=10.345.67.899
    astUser=
    Username=northwind
    Password=northwind
    Database=northwind
    DefaultDatabase=northwind
    NoScan=no
    

    管理ツールでこのデータ・ソースに対して「接続プール」ダイアログの「一般」タブでオプション「完全修飾表名が必要」を選択した場合は、DefaultDatabaseパラメータに値は必要ありません。

  8. odbc.iniファイルのODBC Data Sourcesセクションに、データ・ソースに適した詳細のエントリを追加します。

    次の例では、Teradataデータソースの詳細を示します。データソース名はTera_Northwindです。

    Tera_Northwind=tdata.so
    
  9. OBIS1を再起動します。
  10. 管理ツールを使用して、リポジトリを開き、適切な物理データベース用に接続プールのデータ・ソース名として作成した新しいDSNを追加します。

AIX UNIX上のOracle RPAS ODBCデータソースで正規化されないディメンション表の定義

Oracle RPAS ODBCデータソースのデータベース接続の構成後、rdaadminツールを使用して、実行時に正規化されないようにディメンション表を定義します。

  1. 次の場所でrdaadminクライアント・ツールを検索します。

    /bin/rdaadmin

  2. 次のコマンドを入力して、rdaadminクライアント・ツールを実行します。

    rdaadmin

  3. プロンプトが表示されたら、次のように適切なテキストを入力します。
    • DATABASE: [Oracle_RPAS_database_name]

      データベース名は、前のタスクで「Data Source Name」に指定した名前と一致している必要があります(たとえば、RPAS Sample)。

    • ADDRESS: [ip_address]

    • PORT: [port_number]

      ポート番号の値の例は1707です。

    • CONNECT_STRING: [NORMALIZE_DIM_TABLES=NO]

      この値は、ディレクトリ表を実行時に正規化されないように処理します。

    • TYPE: []

    • SCHEMA_PATH: []

    • REMARKS: []

  4. UNIX上のOracle BIサーバー・セッションでRPAS環境変数OPENRDAを宣言します。

    たとえば、64ビットのrdaadminクライアント・ツールを使用して、この変数を次のように宣言します。

    OPENRDA_INI=/rpasclient64/config/raix/openrda.ini export OPENRDA_INI

LinuxおよびUNIXでのOracle TimesTen In-Memory Databaseの設定

Oracle TimesTen In-Memory Databaseデータ・ソースを設定する前に、いくつかの前提条件タスクを実行する必要があります。

Oracle TimesTen In-Memory Databaseデータ・ソースを設定するには、まずTimesTenデータ・ソースの構成の説明に従って、TimesTenデータ・ソースを設定します。LinuxおよびUNIXシステムの場合の正しいステップを確認するには、ネイティブODBCドライバを使用したデータベース接続の構成を参照してください。

次に、TimesTenデータ・ソースでのシステム・メモリー・リソースの使用の向上で説明しているベスト・プラクティスを確認し、必要に応じてそれらを実装します。

最後に、OBIS1を起動するユーザーが、オペレーティング・システムのLD_LIBRARY_PATH変数(HP-UXではSHLIB_PATH、AIXではLIBPATH)にTimesTen DLL ($TIMESTEN_HOME/lib)へのパスを設定していない場合、obis.propertiesファイルの変数としてTimesTen DLLパスを追加する必要があります。

  1. 編集のためにobis.propertiesを開きます。obis.propertiesは、次の場所にあります。

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/obis

  2. 次に示すように、必要なTimesTen変数TIMESTEN_DLLを追加して、LD_LIBRARY_PATH変数(または同等のもの)も更新します。
    TIMESTEN_DLL=$TIMESTEN_HOME/lib/libttclient.so
    LD_LIBRARY_PATH=$LD_LIBRARY_PATH:$TIMESTEN_HOME/lib
  3. ファイルを保存して閉じます。
  4. Oracle BIサーバー・プロセスを実行している各コンピュータで前述のステップを繰り返します。同じコンピュータで複数のOracle BIサーバーのインスタンスを実行している場合は、インスタンスごとにobis.propertiesでias-componentタグを適切に更新してください(たとえば、ias-component id="coreapplication_obis1"ias-component id="coreapplication_obis2"のようにします)。
  5. OBIS1を再起動します。

AIX UNIXでのOracle RPAS ODBCデータソースの構成

Oracle BIサーバーをAIX UNIXプラットフォームで実行している場合、Oracle RPAS ODBCデータソースにアクセスできます。

このデータベース接続を構成するには、最初にodbc.iniファイルを更新して、Oracle RPAS ODBCデータ・ソースを構成します。次に、rdaadminツールを使用して、実行時に正規化されないようにディメンション表を定義します。

「Oracle RPASデータ・ソースの設定」を参照してください。

  1. 別のTelnetセッションとしてログオンします。

  2. odbc.iniファイルを開きます。このファイルは次の場所にあります:

    BI_DOMAIN/config/fmwconfig/bienv/core

  3. RPASデータソースのセクションで、値を編集します。例:

    [RPAS Sample]
    Data Source Name=RPAS Sample
    Driver=[client RPASClient/lib/raix/oaodbc.so
    DriverUnicodeType=1
    Description=OpenRDA DSN
    

    指定するData Source Nameは、AIX UNIX上のOracle RPAS ODBCで正規化されないディメンション表の定義DATABASEに入力した値と一致する必要があります。前の例で示したように、DriverUnicodeType=1という行を追加する必要があります。

LinuxおよびUNIXでのEssbaseデータソースの構成

Oracle BIサーバーは、Essbaseクライアント・ライブラリを使用して、Essbaseデータソースに接続します。

Essbaseクライアント・ライブラリは、デフォルトでOracle Business Intelligenceとともにインストールされます。Oracle BI EEの完全なインストールに対してEssbaseデータ・ソースのアクセスを有効化するために追加の構成は必要ありません。

HP-UX Itaniumシステムの場合は、次に示す追加の構成ステップを実行する必要があります。

  1. NQSConfig.iniファイルで、ESSLANGおよびLANGを定義します。

    例:

    ESSLANG=English_UnitedStates.UTF-8@Binary
    export ESSLANG
    LANG=en_US.utf8
    export LANG
    
  2. NQSConfig.iniファイル内のLOCALESORT_ORDER_LOCALEおよびSORT_TYPEをコメント・アウトします。例:
    [ GENERAL ]
    // Localization/Internationalization parameters.
    // LOCALE="English-usa";
    // SORT_ORDER_LOCALE="English-usa";
    // SORT_TYPE="binary";

IBM z/OSプラットフォームおよびs/390プラットフォームでのDB2 Connectの構成

IBM DB2 Connectは、自動接続解除のオプションを使用しているアプリケーションが中断要求を受信したときに、このオプションをサポートしません。

ネイティブ・データベースがDB2 Connectワークステーションを使用している場合、パラメータINTERRUPT_ENABLEDの設定を変更する必要があります。データベースまたはデータソースがz/OSプラットフォームまたはs/390プラットフォームを実行しているメインフレーム上のIBM DB2に存在する場合、Oracle Business Intelligenceコンピュータ上でこのパラメータを変更する必要があります。

注意:

IBM DB2を使用している場合、DB2 ConnectをOracle BIサーバーのコンピュータにインストールする必要があります。DB2 Connectのバージョンは、データソースとして構成された最新のDB2インスタンスと一致している必要があります。

  1. データベースの別名をネイティブCLIデータソース名として使用するように構成します。たとえば、DB2 Configuration Assistantを使用して新しいデータベース・エントリを作成します。
  2. 作成したデータベースの別名および実際のターゲットDB2データベースの名前を使用して、次の構文を使用してINTERRUPT_ENABLEDパラメータを設定します。
    uncatalog dcs db local_dcsname catalog dcs db local_dcsname as target_dbname parms \",,INTERRUPT_ENABLED\"

    説明:

    • local_dcsnameは、ホストまたはデータベースのローカル名を表します(データベースの別名の名前)。

    • target_dbnameは、ホスト・システム上またはデータベース・システム上のデータベースの名前を表します。

      注意:

      引用符を文字列の一部として渡すには、円記号(バックスラッシュ)を使用します。

      次の例は、OS390 DB2インスタンスを使用しています。

      uncatalog dcs db DB2_390
      catalog dcs db DB2_390 as Q10B parms \",,INTERRUPT_ENABLED,,,,,\"
      catalog database DB2_390 as DB2_390 at node NDE1EF20 authentication dcs