F BI Publisherのコンテキスト・ルートの更新

この章では、BI PublisherのデフォルトのURLコンテキスト・ルートを変更する方法について説明します。

• BI PublisherのURLコンテキスト・ルートの更新

• 例

BI PublisherのURLコンテキスト・ルートの更新

BI Publisher URLを更新するためにデフォルトのコンテキストを変更します。

BI PublisherをOracle Business Intelligenceにインストールする場合、BI PublisherのURLのデフォルトのコンテキストは次のとおりです

http://<hostname>:<port>/xmlpserver

デフォルトのコンテキストを次のように変更します。

http://<hostname>:<port>/<new context>/xmlpserver

手順の概要は次のとおりです(詳細は次の項で説明します)。

1. xmlpserver.earファイルを解凍します。

2. 次のxmlpserver構成ファイルを更新します。

   • META-INF/application.xml

   • WAR/WEB-INF/web.xml

   • WAR/WEB-INF/weblogic.xml

   • $DOMAIN_HOME/bidata/components/bipublisher/repository/Admin/Configuration/xmlp-server-config.xml

3. xmlpserver.earを再パッケージ化します。

4. analytics.earファイルを解凍します。

5. 次のanalyticsファイルを更新します。

   • META-INF/application.xml

6. analytics.earを再パッケージ化します。

7. instanceconfig.xmlを更新します。

8. WebLogic Serverで、bipublisherおよびanalyticsアプリケーションを更新します。

次の例では、それぞれのファイルに必要な更新について説明します。

例

この例では、BI Publisherのコンテキストをxmlpserverから/sales/xmlpserverに変更するために必要な更新について詳細に説明します。

次のタスクを実行します。

• xmlpserver META-INF/application.xmlファイルの更新

• xmlpserver WAR/WEB-INF/web.xmlファイルの更新

• xmlpserver WAR/WEB-INF/weblogic.xmlファイルの更新

• xmlp-server-config.xmlファイルの更新

• analytics META-INF/application.xmlファイルの更新

• instanceconfig.xmlファイルの更新

• WebLogic Serverでのbipublisherおよびanalyticsアプリケーションの更新

xmlpserver META-INF/application.xmlファイルの更新

META-INF/application.xmlファイルのコンテキスト・ルートを更新します。

1. xmlpserver.earファイルを解凍します。

2. xmlpserver WARの下にあるMETA-INF/application.xmlにナビゲートします。

3. コンテキスト・ルートを更新して、新しいコンテキストに合せます。この例では、コンテキスト・ルートは/sales/xmlpserverに更新されます。

       <web>
          <web-uri>xmlpserver.war</web-uri>
          <context-root>/sales/xmlpserver</context-root>
         </web>
    

xmlpserver WAR/WEB-INF/web.xmlファイルの更新

xmplserver WAR/WEB-INFフォルダの下にあるweb.xmlファイルを更新します。

1. WAR/WEB-INF/web.xmlファイルにナビゲートします。

2. 次のパラメータをファイル内で更新します。

   <init-param> 
   <!-- This is the root webdir for the xmlpserver application. Modify this if
    xmlpserver.ear is not deployed to its standard location. -->
       <param-name>xmlp-online-web-dir</param-name>
       <param-value>/sales/xmlpserver</param-value>
   </init-param> 
   <init-param> 
   <!-- Path to the ServiceGateway SOAP end point. Most likely this will be the
    path for services deployed with Axis. -->
    <param-name>service-endpoint</param-name>
    <param-value>/sales/xmlpserver/services/ServiceGateway</param-value> 
   </init-param> 
   <init-param> <!-- Path to report service web directory. -->
       <param-name>web-dir</param-name> 
       <param-value>/sales/xmlpserver/report_service</param-value> 
   </init-param>

xmlpserver WAR/WEB-INF/weblogic.xmlファイルの更新

xmplserver WAR/WEB-INFフォルダの下にあるweblogic.xmlファイルを更新します。

1. WAR/WEB-INF/weblogic.xmlファイルにナビゲートします。

2. Cookieパスおよびコンテキスト・ルートをファイル内で更新します。

    <wls:session-descriptor> 
        <wls:cookie-path>/sales/xmlpserver</wls:cookie-path>
     </wls:session-descriptor>
     <wls:context-root>sales/xmlpserver</wls:context-root>    

xmlp-server-config.xmlファイルの更新

xmlp-server-config.xmlファイル内の要素を更新します。

1. 次の場所にナビゲートします。

   Oracle_Home/user_projects/domains/bi/bidata/components/bipublisher/repository/Admin/Configuration/xmlp-server-config.xml

2. ファイル内の次の要素を更新します。

   <property name="SAW_URL_SUFFIX" value="sales/analytics/saw.dll"/>

analytics META-INF/application.xmlファイルの更新

コンテキスト・ルートに一致するようにファイル内の要素を更新します。

1. analytics.earファイルを解凍します。

2. META-INF/application.xmlファイルにナビゲートします。

3. 次の要素を更新し、コンテキスト・ルートに合せます。

   <display-name>analytics</display-name> 
   <module> 
      <web> 
         <web-uri>analytics.war</web-uri> 
         <context-root>sales/analytics</context-root> 
      </web> 
   </module> 
   <module> 
      <web> 
         <web-uri>analytics-ws.war</web-uri>
         <context-root>sales/analytics-ws</context-root> 
      </web> 
   </module> 
   <module> 
      <web> 
         <web-uri>analytics.war</web-uri>
         <context-root>sales/analytics-bi-adf</context-root> 
      </web> 
   </module>

instanceconfig.xmlファイルの更新

instanceconfig.xmlファイルの更新

1. 次の場所のinstanceconfig.xmlにナビゲートします

   [ORACLE_INSTANCE]\config\OracleBIPresentationServicesComponent\coreapplication_obips1\instanceconfig.xml

2. 次のファイルの<AdvancedReporting>の下にある<ServerBasedURL>および<WebURL>要素を更新します。

       <AdvancedReporting>
       <ServerBaseURL>/sales/xmlpserver</ServerBaseURL>
       <WebURL>/sales/xmlpserver</WebURL>
       </AdvancedReporting>     

WebLogic Serverでのbipublisherおよびanalyticsアプリケーションの更新

Oracle WebLogic Server管理コンソールで、bipublisherおよびanalyticsアプリケーションを更新します。

1. xmplserver.earファイルを再パッケージ化します。

2. analytics.earファイルを再パッケージ化します。

3. Oracle WebLogic Serverの管理コンソールを開きます。

4. 管理コンソールの「チェンジ・センター」で、「ロックして編集」をクリックします。

5. コンソールの左のペインで 「デプロイメント」を選択します。すべてのデプロイ済のエンタープライズ・アプリケーションとアプリケーション・モジュールを示す表が右ペインに表示されます。

6. 表からbipublisherアプリケーションを選択します。

7. 「更新」をクリックします。

8. 「終了」をクリックします(ソース・パスを変更しないでください)。

9. analyticsアプリケーションで、手順6から手順8を繰り返します。

10. 管理コンソールの「チェンジ・センター」で、「変更のアクティブ化」、「構成の解放」の順にクリックします。